混界魔龍大戦駒王町―銀の風が呼ぶ運命   作:グレン×グレン

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 仮面ライダードライブ風の題名ですが、徹頭徹尾ギャグです


第28話 封じられた希望とはなんなのか

 イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

「機動兵器! 人型ロボット! ドールアーマーじみた人型兵器がついに社会に認知される時が来たのですか!?」

 

 眼鏡をかけた長髪の、リアスと同じぐらいの女の子が、目を血走らせて鼻息荒く、すっごい表情で突入してきた!?

 

 え、なに、どういうこと!?

 

 っていうか誰だっけ? 見覚えがあるんだけどね!?

 

「シーグヴァイラ!? シーグヴァイラ・アガレスじゃない!?」

 

「そんなに慌ててどうしたんだ、シーグヴァイラ」

 

 リアスとサイラオーグさんが面食らっているけど、それで思い出した。

 

 若手四王(ルーキーズ・フォー)の一人である、アガレス本家の次期当主、シーグヴァイラ・アガレスさんだ。

 

 印象が全く違うから気づかなかった。っていうかキャラが全然違う。別人だよ、これ。

 

 俺が思い出したその時、生徒会長でありシトリー本家次期当主の、ソーナ・シトリー会長が申し訳なさそうな表情をしながら入ってきた。

 

「……申し訳ありません。出迎えていたのですが無視してそちらに突撃してきました」

 

 え、そんなことしたんですか!?

 

「あと匙が跳ね飛ばされて失神したので、すいませんがアーシアさんをお借りしたいのですが」

 

 しかも匙跳ね飛ばされて失神!?

 

 大丈夫か、匙。お前大変だな。

 

 もう何が何やら分からないでいると、シーグヴァイラさんはきょろきょろと辺りを見渡した!

 

「そしてそんな方々からの使いはどちらに!? どちらですか!?」

 

「こちらのロン毛がそうです。このあとちょっと長話になるんで、まず商談を進めていただきたい」

 

「え、ちょっと待って?」

 

 いきなり桂さんを売ったよ宮白の奴!?

 

 って、気づいた時には既にシーグヴァイラさんは桂さんの手をしっかり握っていた。

 

 俺が全く反応できなかった!? これ、サイラオーグさんより早くないか!?

 

 いやこれ、握り潰そうとしてない?

 

「痛だだだだだだだっ! ちょっと痛い、ちょっと痛いってば」

 

「ああ、貴方がたこそこの星に来訪した福音救世主勇者の軍勢と言えるでしょう」

 

 なんかすごいべた褒めなんだけど、芸人集団の間違いじゃないの?

 

 後すっごいうっとりしてるんですけど、なにか変なもの食べました?

 

 俺達がちょっと引いている中、

 

「では例の資金提供は大丈夫ですね。中規模国家の年間軍事予算に匹敵すると思いますが」

 

「むしろ大国のそれを捻り出して見せますとも! では行きましょう桂さん! (とき)の涙について共に語り合いましょう!!」

 

「ではいったん別室でお願いします。あ、夕食は蕎麦料理のフルコースですが、後で届けさせますので」

 

 なんか勝手に話が進んでいるけど、ぶっちゃけ関わりたくない。

 

「え、ちょっと待って? 話が全く見えないんだけど、どういう状況!?」

 

「あんたがインフィニットジャスティス頑侍に乗れるようになる話だと思ってくれればいい。じゃ、あとはよろしく」

 

「え、なんで? これから真面目な話をしようと思ってるんだけど、あれぇ?」

 

 なんてことを言いながら、桂さんはシーグヴァイラさんに連れていかれてしまった。

 

 俺達がちょっと呆然としていると、宮白は一仕事したみたいないい顔をして汗をぬぐった。

 

 そして真っ直ぐに俺達を見渡して。

 

「よし、ジャブに慣れたな。ここからJOLTブローだ。覚悟しろ」

 

「既にデンプシーロール喰らったわぁあああああっ!!!

 

 志村のツッコミが盛大に飛んだけど、宮白は静かに首を横に振った。

 

 ……え、何この真剣な態度。

 

「いいかよく聞け。確かにシーグヴァイラ・アガレスは日本の自衛隊はバル〇リーを採用していると思い込んでいるちょっと頭の可哀想なロボットアニメマニアだが、この程度はまだジャブだ。既にロボット兵器そのものは趣味の産物で神の子を見張る者が開発しているし、姫様も武家社会が撤廃され銃刀法が成立しているこの日本に、日本刀を帯刀したちょんまげ頭が闊歩してないことを不思議がっている」

 

「ちょっとまって! 日本は侍の国でしょう!? そんな、本当に!?」

 

「横からアッパー入れてくんなぁああああ!

 

「………怖いもの知らずというか、切れ味が鋭いというかかかか」

 

 リアスやスパロが巻き込まれたりしてるけど、宮白は咳払いをして話を戻した。

 

「いいか。これは世界規模に()()()()()()()()程度の話だ。今からするのは世界規模に()()()話だ。……イッセー、ドライグ(籠手)を薬液につけろ。話はそれからだ」

 

『つ、ついに来るのか!? また胸なのか!?』

 

 ドライグが絶叫するのを聞いてから、宮白はちょっと遠い目をした。

 

「……あれは、ちょっとした酒の席での与太話だった。話の種として抑止力についてちょっと語ったんだ」

 

 よ、抑止力?

 

 また聞きなれない単語が出てきたと思ったら、アーチャーが肩をすくめた。

 

「抑止力というのは、我々の世界における滅びを回避する力とでもいうべきものだ。基本的に星が己の死を回避する為に用意するガイヤの抑止力と、人類の集合的無意識による人の滅びを回避する為のアラヤの抑止力が存在する。……まあ、ここまで人類が繁栄していると結果的に同義になる為相互に作用することになるがね」

 

 お、おお。

 

 なんか凄いなそれ。

 

「ちなみに私は特殊なケースのサーヴァントだといったが、私はそのアラヤと契約したサーヴァントでね。アラヤは基本的に現地の人間に後押しするといった形で対応するが、それでも不可能な時に召喚される守護者と呼ばれるケースに該当する」

 

「……時空監理局の武装職員とか、こっちの世界でいう対テロ組織とかそういったのに近いのか?」

 

 ノーヴェがそんな風に聞いたけど、アーチャーは肩をすくめて首を横に振った。

 

「そんな生易しい者ではないさ。アラヤは人の集合的無意識だが、それゆえにとにかく遠慮がない。……がん細胞の切除手術を考えると分かり易いが、ああいうのは安全な部分もある程度まとめて切り落とす。……言いたいことは分かるな」

 

 えっと……一般市民とかも巻き込むとか、そういう感じ?

 

「まあそれなりに応用が利く時もあるがね。最も人類の生存本能に繋がっている為、どうしてもそういう雑だが確実な手法を要請されるものだ。……アラヤと契約する時は対価を得られるものだが、それを踏まえてもブラック企業ということすら生ぬるい」

 

 二世が補足したけど、なんていうか……大変だな。

 

 しんみりとした空気になりそうになったけど、宮白がそこで軽く手を叩いて意識を向けさせてきた。

 

「ああ、まあそんなわけなんだが……。ここでとある駄天使アザゼル(阿呆)がとんでもない逆転の発想に到達し、主神や魔王(馬鹿と冗談)を総動員しやがった。

 

「おい、今アホとかバカとか冗談というルビを何に振った? 答えろ」

 

「彼らの発想はいわば低規模状況下を逆手に取った、意図的なカウンターユニットの形成。アラヤの機能を応用する形で、()()()()()()()が脅威と認識する対象に対し、迎撃者の強化という形で()()()()()()()()を行うというものだ」

 

「おい無視か! いや俺が入ってることは分かるんだが、絶対にオーディンの爺さん達も入ってるよなぁ!」

 

「その中核として指定されたのは、元々人間であり、更に夢幻を司る龍神グレートレッドの細胞を利用した体を持つイッセーだ」

 

 アザゼル先生のツッコミを振り切った宮白の言葉に、俺は嫌な予感を覚えた。

 

 いや待って。ちょっと待って?

 

『ま、まさか……また乳なのか!? 乳なのか!?』

 

「……ああ。俺達の世界の兵藤一誠は姫様以外のおっぱいを利用して奇跡を起こせるが、それの応用を試みる形で補助をする予定だった。……が、此処でぶっつけ本番でする必要性に迫られる」

 

 ドライグにあえてはっきりと言ってから、宮白は遠い目をした。

 

「五の動乱においてフィフスは文字通り世界全土を引っ掻き回したが、これにより人類全体にとって脅威として認定された。……その結果、急ピッチで無理やり完成させたそれをぶっつけ本番で使用した結果……」

 

 宮白はそういうと、俺に近づいて肩に手を置いた。

 

「どう少なく見積もっても30億人以上のおっぱいの力を借りて超強化されたお前は、トライヘキサ・超獣鬼(ジャバウォック)・サマエルのグレートレッド確殺コンボと真っ向から渡り合い勝利に大貢献。のちのお前は赤龍(レッドドラゴン)()乳乳帝(バストカイザー)と称され、この能力は公式に乳乳帝として登録される」

 

 ……………。

 

 え、マジで?

 

 っていうか赤龍の乳乳帝って、おま。

 

 俺はちらりと籠手を見る。そしてそこから漏れる嗚咽も聞こえてきた。

 

『………うぇえ~ん! ドラゴンが、ドラゴンがついでになってるぅ~!』

 

「ドライグぅううううううう!?」

 

 ドライグが、ドライグがまたも幼児退行したぁあああああああ!?

 




 ようやく説明できた乳乳帝。

 これはケイオスワールドにおけるイッセー独自の最終形態。作成時期はルシファー編前に書いていたことなどもあり、フィフスの計略にはまって龍神の肉体を奪われたイッセーが、しかしそれ以上のパワーアップを遂げる切り札です。

 とにかくおっぱい増量で進めたこともあり、感想でおっぱい大銀河とか呼ばれちゃったりするぐらいですが、効果は非常に絶大。フィフスは世界全土からヘイトを向けられたいたこともあり、グレートレッド確殺コンボすら凌いで勝利の鍵となりました。






 とシーグヴァイラにはこれからもギャグをやってもらいたいです。

 具体的には頑侍を主体として大暴れしてもらいたいところです。頑侍アガレスはオルフェンズの今後の展開で出てくる可能性は十分あるので、コア頑侍とか出したいところですね。

 具体的な方向性はまだ決めてないので、ちょっとアンケートで募集しますのでできれば意見を入れてくださるとありがたいです。

シーグヴァイラ用頑侍、コア頑侍計画。方向性はどうする?

  • コアガンダムと同様な領域対応型
  • アルス版の別シリーズ仕様
  • リゼ仕様の動物モードあり
  • 別のシリーズから持ち込んでほしい
  • いっそのこと完全オリジナルで!
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