混界魔龍大戦駒王町―銀の風が呼ぶ運命   作:グレン×グレン

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 たまにはこっちも投稿しないとねっと♪


第四話 対策をとるのはいいけど、別の逆鱗を踏み抜いたら意味がない。

 

 イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 え、これ……どうしろと?

 

 ギャスパーもいろんな意味で遠い目になってるし、俺はどう反応しろってんだ!

 

「お、おっぱいドラゴンは芸能関係だし、此処は俺が批評した方がいいの?」

 

「落ち着けよイッセー。問題はそこじゃないから」

 

 俺がちょっと混乱してると、律儀にノーヴェが止めてくれた。

 

 そ、そうだよな。そういう問題じゃないよな。

 

 え、でも……どういう問題?

 

「あのさあ、これ真面目に考えろって無茶苦茶言ってるって分かるよねぇ? どうやって真面目に考えろっていうんですかぁ!?」

 

 間桐も相当ダメージ入ってるし、これ本当にどうしろってんだよ。

 

 俺達が戸惑ってると、宮白がゴホンと咳払いした。

 

 ただ、宮白も目元がピクピクと引くついている当たり、完全に冷静にはなれてないっぽいな、うん。

 

「と、とりあえず敵が目標を見せているなら、そのタイミングに合わせてこっちも強襲を仕掛ければいいだろう。問題は吸血鬼達をどうするかってことだな」

 

「ふーん。でもそれだけでいいの?」

 

 無理やり話を真剣な方向にもっていこうとすると、世間知らずなのか逆に興味津々なイリヤがすぐに乗っかってきた。

 

 こういう時、下手に毒されてないって利点だよなぁ。

 

「聞けば吸血鬼達ってこういうことする連中じゃないんでしょう? つまり完全に洗脳とか暗示を喰らってるってことじゃない。私はともかく彼らはそういう人を殺すの、抵抗あるでしょ?」

 

「まあ確かにな。事情があるとはいえ敵に容赦できる状況ばかりじゃねえが、これはいろんな意味で精神的な抵抗が強いからな。……どうする?」

 

「時空監理局の武装局員なら魔力ダメージでどうにかできるけど。……次元断層の影響で人員は最初の派遣された数百人しかいないのが危険かな?」

 

 と、先生やなのはさんはすぐに乗っかってくれた。

 

 流石組織の長とか部隊長やってる人だ、年季もあるし年の功って奴だな。

 

 あ、でも実際面倒だよなぁ。

 

 英雄派に洗脳された奴らとか、禁手に至って暴走した眷属悪魔とか、事情が事情だけど容赦できない時もあった。だけどこれは……違うベクトルであれだよなぁ。

 

 さて、真面目に考えるとどうしたものか………。

 

「………何を寝言ほざいてやがる、てめえら」

 

 そんな、ドスの利いた声が響いたのはその時だった。

 

 それに反応した俺達は振り向いて………絶句した。

 

「……あっちゃぁ………」

 

 隣の銀さんが手で顔を覆ってる中、志村が凄い鋭い目で、俺達を睨んでいた。

 

「死なない程度のボコった上で、まんまと支配下に置かれてやがるエリザベートをぶちのめせばいいだけだろうが。何ボケてんだ、あぁン!?」

 

 いやちょっと待って、いくつかツッコミを入れさせて。

 

 なんかキャラが違くない?

 

 なんで鉢巻きと法被とサラシつけてるの?

 

 それわざとぼけてるんじゃなくて真面目な話なの?

 

 ツッコミどころだらけなんだけどぉ!?

 

「あのねえあんた。真面目な顔して言ってもそんな恰好じゃ説得力がないと思うんですけどねぇ?」

 

 苛立った間桐がそう言った瞬間だった。

 

 気づけば、間桐の目の前に志村がいた。

 

 そしてその瞬間、間桐の鼻の穴に志村の指が入って、そのまま間桐を持ち上げ……るぅううううう!?

 

「あばばばばばばばば!?」

 

「これが真面目じゃなくて何だってんだアァン!? 命がけで立ち向かわなきゃならねえときにガチの格好しないで何するってんだゴラァ!! 鼻フックデストロイヤーロイヤルエディションの刑だボケぇえええええ!?」

 

 しかもその勢いで間桐が壁に投げつけられる!?

 

「あ、危ない!?」

 

 咄嗟に高町さんがなんか緩衝材みたいなものを出して受け止めるけど、もう志村は間桐に視線を向けてない。

 

 というか怖い。普通に怖い。

 

 え、なに? 何があったの!?

 

「……あんな杜撰すぎる情けねえ親衛隊なんぞ赦さねえ! アイドルに対する姿勢がなっちゃいねえ連中は、この俺がまとめてぶちのめしたらぁああああ!?」

 

『『『『『『『『『そっち!?』』』』』』』』』

 

 俺達のほぼ全員が絶叫したよ。

 

 え、なに!? 志村ってアイドルオタクか何か!? 命かけちゃってるとかそういった感じなのか!?

 

 いやいやいや。ちょっと待って。

 

「落ち着けよ志村! いくらアイドルが好きだからって、抑えないといけないところはぶあぁ!?」

 

「限定版エロゲーで命かける男が何ほざいてんだぁあん!? 推しの為なら命を懸ける、それが(おとこ)の生き様だろうが一緒にすんなぁあああああ

!」

 

 ぎゃああああ!? 俺が鼻フック喰らったぁあああああ!?

 

 え、これ俺が悪いの!?

 

「ちょ、ちょっと助けて誰か! 万事屋の人達、ちょっと依頼をブロォ!?」

 

 助けを求めたらアイアンクローがぁ!?

 

「……ふっ。お前なら言うと思ったあるよ()っつぁん」

 

 なんで神楽ちゃんが乗り気になってるの!?

 

「あのアイドルの資格ねえ(アマ)は元アイドルたる私に任せるアル。情けねえ親衛隊擬きはお前がヤれ」

 

「ハッ! さっさと片付けて共闘してやるよ。それまでに片付けれるのかぁ?」

 

「ナマいってんじゃないヨ。推しの相方やった女に対する礼義がなってないネ」

 

 駄目だぁあああ! 神楽ちゃんまでなんか変なスイッチ入ってるぅううううう!?

 

「あ、悪いねあんたら。新八は寺角通ってアイドルの親衛隊長やってて、万事屋銀ちゃんは脱獄した親父さんに巻き込まれたり依頼を何度か受けたりしてるんだよ。で、神楽はちょっとひと悶着あった時に一時的にアイドルやって共闘してる仲だから……こうなる」

 

 銀さん説明してないで助けてぇええええええええ!

 

「これは侵攻部隊の指揮官はセラフォルー様に頼むべきだな」

 

 宮白もマジ顔で何言ってんの!?

 

「魔法少女レヴィアたんと乳龍帝おっぱいドラゴンの共演でライブに対してインパクトを入れて陽動しつつ、新八と神楽を主体とした強襲部隊でエリザベートと親衛隊擬きを制圧。同時に時空監理局をオフェンスとする形の侵攻部隊で不殺鎮圧を可能な限り行い、俺達はその隙にヴァレリーを確保……が、妥当な作戦か」

 

 いや、本当に作戦立案しないで、助けてぇえええええええええっ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、どうするんだいフィフスくぅん。結構ノリノリでやらかしたねぇ」

 

「ああ、これでテストはできるから有効だ。……どうせヴァレリー確保の為に戦力を注ぎ込むんだ。なら精々こちらの兵器の運用テストをするとするさ、これが」

 

「まあ、おじさんとしてもこういうノリは面白いからいいけどさ? それでも真っ向からやり合えるの?」

 

「当り前だ。これは宮白兵夜に対抗する為の俺の新たな力。そして相性が良すぎる連中を確保できたからこそ、この作戦は本当に成果をあげれるだろう」

 

「ま、おっぱいドラゴンを相手に女を利用して勝てる作戦があるなら……こうなるってのは分かるけどね。っていうか、これを初見で見抜ける奴いないだろうし、見抜けても意味がないからなさ、ホント」

 

「ああ、この方法なら女を戦力として兵藤一誠に投入できる。そしてあいつにとっても最悪の事態と言ってもいいだろう。………ふふふふふふっははははははははははっ!!!」

 

「本当にトラウマになってんだなぁ。でもまあ、これって結構面白い作戦だよな、ホント」

 

 

 

 

 

 

 

 

「洗脳も受けずに本心から敵に回っている、駒王学園の女子生徒による対赤龍帝部隊。これはグレモリー眷属のメンタルにキッツいぜぇ? リゼヴィムおじさん、こういうのすっごい大好き!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ついに……ついに完成したのですね、桂さん」

 

「ああ、貴殿のおかげだ。技術協力と資金提供を感謝するぞ、シーグヴァイラ殿」

 

「いえ、技術方面においては神の子を見張る者(グリゴリ)のおかげでもあります。……本当にありがとうございます、サハリエル様」

 

「構わないのである。我々にとっても貴重な経験であった」

 

「まあ確かに。宮白兵夜といったか、彼の発想には驚かせる」

 

「全くである。頑侍が巨大な人型であることにするとは。パイロットとの相互リンクや身体機能強化による生命維持や対G能力、更に実弾武装の無限弾倉化。……夢が広がるのである」

 

「聞けば、学園都市技術では駆動鎧(パワードスーツ)に搭乗者に技術を上乗せするといったものがあるとか。おそらくそこから着想を得たのでしょう」

 

「人工神器に必要な要素を外側に上乗せし、悪影響を肩代わりするのにも利用する。合理的な発想である」

 

「素晴らしい。これならヘルプエリザベス達も喜ぶだろう。万大族の技術力にも対抗できるはずだ」

 

「あまり油断してはいけないぞ桂殿。フィフス・エリクスは神の子を見張る者に在籍し、人工神器をいくつか持ち出していたと聞いているのである」

 

「確かに危険ですね。人工神器関連の技術では上回っていたとしても、通常の科学技術では星間文明が存在するあちらが上でしょう。……できれば五分にまで戻したいところです」

 

「そうだな。だが、それでも奴らの好きにさせない手段が一つはできたということだろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なにより頑侍強化計画はまだ続く。そうだろう、二人とも?」

 

「その通りである。まずはドリルをつけたいところである」

 

「いいですねドリル! ではパイルバンカーも仕込みましょう!」

 




 まあ当然ですが、アイドルをネタにするのなら奴さんを暴走させないわけにはいきませんでした。

 鼻フックデストロイヤーの猛威がエリザベートを襲う!

まさか題名がこんな意味だと思ってたか?

  • 吸血鬼やらカーミラやらでなんとなくは
  • わかるわけがないだろうが、ぼけぇ!
  • ……呼んでみれば納得できましたわぁ
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