ひむてん要素で慎二をぶっこむ余地はあるんですが、彼の本格介入にはちょっとしたイベントを入れる予定でして、そこまではフラストレーションをためてもらう必要があるのです。
なので当面は銀魂濃度が濃くなることをご容赦ください。
イッセーSide
三十分ぐらいかかって、俺達の世界の事情をリアスと先生が話しきり、そのあと他の人達も色々と自分達の世界の説明をしてくれた。
なんていうか、皆結構衝撃受けてるよなぁ。
「とても興味深い! 以前少しだけそういった感じの世界と関わったことはあるけど、世界が違うとここまで大きな違いが生まれるのか! ゾクゾクするねぇ」
なんかフィリップさんはすっごいテンションが上がってる。
これはアザゼル先生の研究とか知ったら凄い勢いで食いつきそうだなぁ。
あとガイアメモリってすっごいんだな。やろうと思えば自由にちょっとした
「おいおいマジかよ。
で、銀時さんもなんか感心してるけど、そっちはそっちで凄いと思う。
だって
あと
「……まさか、地球にこれだけの魔導文明級の力があったなんて。というか神様いっぱいいたんだ……」
あと高町さんは呆気に取られてるけど、これは仕方ない。
冷静に考えると、実態を知らないところからこんなことを教えられたら混乱だよなぁ。俺はハーレム作れるって分かってあっさり納得できたけど、女の人だもんなぁ。
「……異聞帯のようなことが無くて何よりだ。だがどう考えてもサーヴァントユニバース案件じみたトンチキになりそうなのだが。だ、大丈夫なのかね?」
「まあ大丈夫だろう。異聞帯よりは特異点に近く、何より現地の大規模組織と連携が取れるのだ。実態としては我々が立ち向かってきたあらゆる事態よりバックアップが万全ではあるしな」
ゴルドルフさんとアーチャーさんは、そんな風に話し合っている。
この人達はあまり内情を語らなかったけど、結構へんてこりんなところはあるんだろうなぁ。
「……さて、ではそろそろ本題に入るべきだろう」
と、二世がそう言ってきた。
そういえば、これはまだ本題じゃなかったな、お互いの世界の情報を最低限交換した感じだ。
何より本題に近い所を知っている奴は、俺達の側の事情はよく知っているみたいだけど、本題をよく語っていない。
そんな視線が集まる中―
「……これあのバカが関与してるなら何やってんだよとしか言えないよなぁ。想像の斜め上行く可能性は分かってたけど、時空管理局だけでも規模がでかくなりすぎるのにスペースオペラまで入れるとか何考えてるんだよ本っ当に」
「ほほほ本当です。フィフスって、確か異世界に突っかかる意識はなかったはずででですよね? なんでこんなことに?」
―なんか、一番戸惑ってない?
めっちゃくちゃ不安になってきたけど、気を取り直した宮白は俺達を見渡した。
「……とりあえず気を取り直そう。まずは俺達の知っている事情について詳しく説明するべきだろう。間違いなく本筋に近い所にいると言ってもいい」
あ、とりあえず話してくれるんだ。
「さて、まず俺とスパロだが、この世界との関連性においては、冬木市組とカルデアのそれに近い」
「概要そのものは合致して、そこから派生した並行世界の出身です。そしておそらく、今回の事象に一枚噛んでいる男も含めて、時系列でいうなら一年と少し先から来ました」
俺達全員に緊張が走った。
つまり、そいつが今回の事態を引き起こした側にいるってことか。
「つまりなんだ? おたくらもこんな訳の分からん異世界闇鍋やらかした馬鹿に引っ張り込まれた口ってことか? 被害者の一人ってか?」
「……雑にまとめるとな。俺達が今回の件の裏事情で断言できることは、とある男が関与している事と、俺とスパロがこの世界に来たのは奴の仕込みだという事だけだ」
銀さんにそう返答するけど、その割にはこの世界の危機について詳しい感じなんだけど。
並行世界で時系列的に未来だからって、そこまで断言できるのか?
「そしてその下手人は、十中八九この世界で確実に起こる、ある悪魔の引き起こすテロ活動を利用すると踏んだ」
断言したな。
俺達グレモリー眷属が怪訝な表情を浮かべるけど、逆にアザゼル先生は納得している感じだった。というか、苦虫を嚙み潰したって感じの表情だから、そうなることを納得しているのか?
俺が首を傾げていると、今度はスパロが目を伏せながら口を開いた。
「その男の名はリゼヴィム・リヴァン・ルシファー。先ほど説明に上がった四大魔王の真なるルシファーと、悪魔の母リリスとの間に生まれたこここ子供です」
「現四大魔王であるサーゼクス・ルシファー及び、アジュカ・ベルゼブブと同じく超越者と称される男だが、同時に人生において無気力極まりなく、邪悪ではあるが世界を滅ぼしたり乱したりするような奴ではなかった」
続けた宮白がそう言ってから、だけどそのあと眉間にしわを寄せてため息をついた。
「しかし今から二か月にも満たないほど前のことだ。ある二重の意味でとんでもない情報がもたらされたことで、こいつのやる気に火が付いた」
や、やる気?
ちょっと待って。世界を乱すとか世界を滅ぼすとか言ってからそんなこと言われても、嫌な予感しか覚えないんだけど?
リアス達も戸惑っていると、アザゼル先生が髪の毛をガシガシとかきむしった。
あ、アザゼル先生は事情を知っているのか?
「補足するとだ。こいつらは地盤固めをしながら現状の情報を収集した結果、リゼヴィムが十中八九活動すると判断し、俺と時空管理局を呼び出したのさ。最初は二人揃って出てくるつもりだったんだが、宮白の奴は懸念事項があると言って九州まで向かったんだが……」
「予想の斜め上を言ったが的中だったよ。俺はフィフスがイッセーを亡き者にしようと、日本であの町にのみあるとある一品を餌にすると判断して、念には念を入れて様子見に言っただけだったんだがな」
「……俺らが異世界から引っ張り込まれたみたいだからなぁ」
「……何考えてんのフィフスって奴。頭どうかしてんのかよ」
左さんと銀さんが、そうため息をついた。
それに一つ頷いてから、なのはさんが
「私達は休暇で家にいて、同じく休暇でスバルとノーヴェが遊びに来たタイミングで引っ張り込まれたの。……ここまで予想外なの?」
「いずれ時空管理局に手を伸ばす可能性……というより、ヴィヴィに目をつける可能性は懸念してましたが、そちらはまず時空管理局と繋ぎを作ってから対応するつもりでした。ここまで大規模かつ手早く行うと考えなかったのはこちらの落ち度です。申し訳ありません」
宮白はそう言って頭を下げて、その上で真っ直ぐに俺を見た。
「そしてその辺りの本格的な確認の為に、イッセーに聞きたいことがある」
「お、おう。何を聞きたいんだ?」
俺に応えられることなら構わないけど―
「The・ハーレム王ⅩⅢのシークレットバージョンの情報をどこで手に入れた?」
「あほかぁアアアアアアアアアッ!!!」
宮白の後頭部に志村の蹴りが叩き込まれた!
あ、結構効いたのか宮白悶絶してる。
「おいおい落ち着けよ
「そういう問題じゃねえよ! 小さい子供いるでしょうが!」
「大丈夫だって。
「晴太くんは吉原出身でしょうが! 比較対象最悪だろこの馬鹿。誰もがあんたみたいな爛れた人生経験してるわけじゃないんですよ!!」
吉原だと!?
そっちの世界じゃ吉原が存在しているのか。
マジか、何て奇跡だ。俺も行きた―
「春町通いを夢見ないでください。変態ドラゴンの先輩」
―小猫さまのボディブローがいい所に入った。死にそう。
「おいおい高校生が風俗に夢見るとかいけねえなぁ。いい歳こいてんだから、甘酸っぱい恋愛に夢見ときゃいいんだよ童貞」
「うるさいよ銀さん! 男が吉原に夢を見なくてどうするんだ! 後童貞で悪かったな!?」
心の底から俺は言い返す。
野郎、吉原なんて歴史に名を残した風俗の伝説、男がロマンを感じないでどうするというのか。
「ちょっとあんたら! ヴィヴィオの教育に悪いだろうが!」
ああもう、ノーヴェから文句が出てきたし!
くそ、でも童貞であることと男の夢についてはマジな話なのに!!
「……えっと、どういう意味なの、ママ」
「え、えええ……えっとね?」
あ、なのはさんが凄く言いづらそうにしてる。
くそ! 確かに子供にエロゲとか童貞はキッツい内容か。
どうする?
そう思った時、何時の間にか宮白が、優しい表情で肩に手を置いていた。
「男が、自分達の種族に未来を繋ぐ為の機能を、正しい意味で使えてない状態を童貞と示すんだ。あとは保健体育を真面目に勉強してれば、いずれ分かるようになる。……あと四年ちょっと待っていれば、ちゃんと分かるようになるから、そこまでは我慢してくれ。大人が子供に説明しにくい単語の筆頭格なんだ」
的確かつ迂遠な表現で時間を稼いだ!
「いや、フォローしてるところ悪いけど、あんたがぶっこんだネタだからね!? なんでそんなもん聞くんだよ馬鹿かあんた!!」
「真面目な話だいいからよく聞け。……そして考えて答えろイッセー」
志村にそう切り返してから、宮白はまっすぐに俺を見つめた。
「俺の懸念材料は、〇の穴北九州支店でのみ発売されているあれを餌に*1、
「なんだって!? まさか、偽情報だっていうのか!?」
「そんなんで呼び出されるナァアアアアア! エロゲを餌にした暗殺計画って、なんだその世界一あほな暗殺計画!?」
志村のツッコミが響き渡るけど、今のどこがボケだっていうんだ。
俺は胸ぐらをつかむ勢いで志村に食って掛かる。
ああ、許せないぜこれは。
「世界であそこでしか発売されない限定エロゲだぞ!? 男なら命がかかっていても呼び寄せられるだろうが!」
「流石になんねぇよ! エロゲの為に命を懸ける馬鹿がどこにいるんだ!?*2」
「少なくともここに一人いるから。だから念の為に確認に行ってたんだ」
ツッコミを入れる志村にそう言ってから、宮白は真っ直ぐに前を向いた。
「だから真面目な話だ。どこで知った?」
「……ファンレターに書かれてたんだよ。九州の町を縄張りにしてる、アバドン家の人らしい」
俺がファンレターを取り出しながらそう言うと、何故かレイヴェルが立ち上がった。
レイヴェル・フェニックスは、俺の芸能活動とかでマネージャーをやってくれている子だ。
小猫ちゃんとは喧嘩するほどなんとやらの関係だけど、いったいどうしたんだ?
「待ってくださいましイッセー様。アバドン家で契約活動をしている悪魔に、九州を担当している者はおりませんわ!」
……なんだと?
「というより、アバドン家からのファンレターなんて、マネージャーの私の目に留まってませんわよ? どこから来ましたの?」
「え? 普通に手紙が家に来てたよ? エロゲの内容だから気を使ってくれたのか、ダイレクトメールに偽装してた」
そう言いながら、俺は皆に見えるようにファンレターを見せ―
「……ああ、なるほど。確かに罠だなこれは」(byゴルドルフ)
「これは罠だな。間違いない」(byアーチャー)
「それも失敗することを踏まえたものだ。どうやら成功すれば御の字程度の暗殺計画だったらしい」(byエルメロイ二世)
なんかカルデア組が一斉に納得してた。
え、え、どういうこと?
「……なるほど、簡単な錬金術が仕掛けられているわね。魔力の波長に感応して、インクが移動して文面が変わるよう仕込まれてるわ」
「暗殺が成功するしないに関わらず、
イリヤスフィールとスパロもすぐにそう言った。
え、これ本当に罠?
俺が困惑していると、宮白がその手紙を手に取って眉をしかめてた。
「
その瞬間、手紙の文字が溶けて新しい文字に変わり―
「「なんじゃこりゃぁあああああああ!?」」
志村と左さんが絶叫したぁぁああああ!?
でも気持ちは分かる! そうだよね!
あまりにふざけたことに、俺も絶叫する。
「おっぱいが生まれない世界だと!? ふざけるのも対外にしやがれぇええええええんだばぁ!?」
「そうじゃないです」
小猫さまのシャイニングウィザードで、俺は意識が一瞬吹っ飛んだ。
と、此処で兵夜の懸念が発覚……どんだけあほみたいな懸念だというツッコミはご容赦ください。ちなみにケイオスワールドではこいつがイッセー達のエロ本やエロゲの調達を行い、無修正品といった非合法なものも調達しているのですが、そんな彼がいなければイッセーが悟れないこのエロゲの存在を思い出して「これを餌にフィフスに呼び出されて暗殺とかマジであり得るな」と慌てて九州に向かったのが懸念事項の真相です。
そして魔術的な仕込みでイッセーを暗殺しようと目論んでいた絶乳帝。ケイオスワールドを知らない方に説明すると、彼は原作側のリゼヴィムと対を成すオリジナルの強敵です。ケイオスワールドではグレートレッド確殺コンボを組んだコイツがラスボスでした。
あと前話の内容とかで悟っているケイオスワールド未読者もいるでしょうが、フィフスが絶乳帝なんて名乗っているのはある意味イッセーのせいです。ケイオスワールドのイッセーは原作よりはるかにおっぱい成分が強いです。最終的に億倍に到達します。
あんまり長くしすぎないようにしているので、次の話でもケイオスワールド側の詳細説明はできません。全ては銀魂とおっぱいの相乗効果を読み違えた自分にありますOTZ