「街まで遠いか」
リンクは、遠い街を見ながら歩いて行った。
「ん…?」
倒れた木の上を覗いた。そこには、一人の少女と緑の龍がいた。
「襲われてるのか?」
リンクは、様子を見た。
「…怖がらないで」
「安心して、僕は帰ってきたよ」
すると、リンクの腕が緑色に輝いた。
「何だ…!?」
「グオオオ!!」
龍はリンクを見て、吠えた。
「誰!?」
少女は言ったが、龍は攻撃が止まらず…消えて行った。
そして龍は飛んで行った。
「何なんだ…あの子達」
人が魔物に変わったのは何度も見てきたリンクは、初めての出来事だった。
「まぁいいか…。ここを出なくちゃな」
リンクは走って行った。
「待ちなさーい!!」
その声は上から聞こえた。
「おっと!」
赤いリボンをした少女がリンクの前に来た。
「風神の御加護があらんことを」
少女はそう言い、自己紹介した。
「私は西風騎士団の偵察騎士、アンバーよ」
「あんた、モンドの人じゃないよね?身分の証明は出来る?」
「み、身分の証明…」
リンクは持ち物を探った。シーカーストーンを出し…少女に見せた。
「何この文字…」
アンバーは困惑していた。
「あ、ああ。名前を言うよ。俺はリンクだ」
そう言い、リンクは汗が出た。
「珍しい名前ね。あの子と同じ」
「あの子…?」
リンクはアンバーの言った言葉に疑問を持った。
「いや、大丈夫よ。まぁ…リンクと呼ぶわ」
「あ、ああ」
リンクはアンバーの言葉が脳に引っかかっていた。
「近頃、モンド城の周辺で大きな龍が出没しているの。だから、早く城に入った方がいいわ」
「そ、そうか!」
リンクはシーカーストーンを仕舞い、走ろうとした時。
「知らないでしょ?」
「うぐっ…」
リンクは少し後退りした。
「まぁ、私がモンド城まで連れていくわ。怪しい者は放って置けないし」
「ははっ」
リンクはハテノ村の見張りの人を思い出した。
「あの人…生きてるかな」
リンクはそう呟き、アンバーと共にモンド城へ歩いた。
「なっ!?」
リンクとアンバーは歩いていると、魔物が突然現れた。
「まさか、ここにも魔物がいるのか?」
リンクはマスターソードを外し、ヒルチャールを睨んだ。
「あんた、戦えるの!」
「来るぞ!」
リンクはアンバーの質問には答えず、ヒルチャールと戦った。
「でやぁ!」
「きぐっ!?」
「す、凄い!」
「アンバー!後衛を!」
「わ、分かったわよ!」
アンバーは弓を持ち、ヒルチャールを狙い、放った。
「よし!」
「でやあ!!」
リンクとアンバーはヒルチャールを倒した。
「それで…あの魔物って?」
「あれはヒルチャール。元々は都市から離れた所にいるの」
「え?じゃあ、何で?」
「でも最近、風魔龍が頻繁に出現する様になって、キャラバンのルートに影響があったの」
「キャラバン…」
リンクはテリーを思い出していた。
「暴風が発生する度に怪我人も多数出るし‥騎士団はその被害から守らなくちゃいけなくてね」
「その問題を解決する手立てとかは‥?」
「まだね。一度去ってっくれたんだけれど…また戻ってきたの」
「そういう事か」
「けれど、これで進展が出来たからいいわ」
「ん?」
「巣を片付ければヒルチャールは少なくなって戻っていくから、進展があったのよ」
「そうか…」
ブラッティナイトの事を思い出しながら、リンクとアンバーは喋っていた。
「さぁ、ついてきて!真面目で優秀な騎士が、あんたを城まで守ってあげるわ!」
「逆に守られてたんだがな」
「それは言わないでくれない!」
っとリンクは笑い…アンバーは怒っていた。