ダンガンロンパ4〜絶望学園とコロシアイ監獄〜   作:ダンガンロンパ4作者

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(非)日常編5
それぞれの不安編


ザアアア…

 

木の葉の音がする。 少し寒い風が吹く。

 

…真宮寺クンと入間チャンのことは忘れられない。

 

もう、失いたくなかったのに。

 

チャラ…

 

紫苑「…はー…どうしたら…」

カサ…

小泉「…紫苑ちゃん。」

紫苑「!小泉さん…」

小泉「…紫苑ちゃんって一体どういう人生送ってきたのかな…って思って聞きに来たの。」

紫苑「…小泉さんは?」

小泉「私は…友達に裏切られた。サトウって子なんだけど…仲が良くてさ、いつも一緒だったんだ。けれど…」

 

ある日、濡衣を被せられたの。自分のものを盗んだ、盗んだって。

 

紫苑「…ひどいっ…!」

小泉「…だから、私は笑顔が消えたの。クラス全体から虐められたからね。」

紫苑「…そいつ、殺したいっ…!」

小泉「…だから、少しだけ聞きたいんだ。同じ仲間として。」

紫苑「…私は…」

 

 

私は、あの有名女子校の天蘭女学院高等学校の風紀委員長だったの。

毎日友達もいて、オシャレだったからモテたしね…

 

けれど…けれど、一気に地獄に転落したの。

それは、「私が殺し屋」だってことがバレた。誰も見てなかったはずなのになぜか知ってて…

そして友達からは「裏切り者だ、死んだらいいのに」とか言われて…

先生からは指導と風紀委員長剥奪されて…もう散々。毎日が嫌になった。

そんなある日に、電車に乗っていたら事故が起きて今のみんなに出会えた。

 

 

紫苑「だから…私はシロからクロに落ちちゃったってこと。」

小泉「…怖いね、なんか…私よりも酷いよね…」

紫苑「…殺し屋しなきゃよかったかなって…思ってたけど、左右田とか、小泉さんとか、今のメンバーとか…出会えてうれしかった。なのに…」

小泉「…コロシアイがあった、よね?」

紫苑「うんっ…嫌だよ…もう、失いたくなかったのにっ…」

 

 

全て、失った私だからこそわかるんだ。怖くて、暗くて…もう嫌になった。

これ以上、コロシアイをしてほしくないんだよ。

 

紫苑「そうでしょ?小泉さん。」

小泉「うん。私だって思うよ。」

紫苑「…ここが私が心を開ける場所だよ。凄く…落ち着くしっ…」

ポロ…ポロ…

紫苑「…うっ…なんで…なんで…」

小泉「紫苑ちゃん…」

ギュッ

小泉「怖くないよ。私達がいるから。」

紫苑「…うんっ…ありがとう…小泉さんっ…」

 

 

ー紅葉ー

 

紅葉「…先生…」

十神(兄)「いつまでメソメソしているつもりだ。」

紅葉「!十神っ…」

十神(兄)「…死んだ人間は返ってこないぞ。どれだけ悲しんでもな…辛いのは辛い。わかるだろう?烏岳。」

紅葉「…先生の何がわかるの?!あの、明るくて優しい先生が人を殺すわけないんだよっ!信じられないんだ…よ…」

十神(兄)「…それはお前の偏見だ。あいつは恋人、弟子を裏切ってまで殺人をしたんだ。風紀委員失格だな。」

ガンッ!

紅葉「…さいってい…風紀委員失格…って…罵倒してるの?!ねぇ!」

十神(兄)「…勝手にしろ。だけどな、お前のことを本当に弟子と思ってたのか考えて行動しろ。いいな。」

バタン

紅葉「…やっぱり、十神って最低…先生、どうしたらいいの…?」

私は、石丸先生の血塗られた制服を持って、泣き崩れた。

 

 

ー鳴花ー

 

鳴花「…」

王馬「やっぱり、ここにいた、着物ちゃん。」

百田「おう、鳴花。」

鳴花「…ねぇ、なんで人って切ないの?」

王馬「んー…どうなんだろうね。オレはホストくんの時が一番興奮したなぁ。」

百田「お前は感覚がずれてんだよ…鳴花、もしかして…」

鳴花「…アンジーちゃん、魔姫ちゃん…ゴン太くん…入間ちゃん…是清くん…が死んじゃったから…怖くて…さ。」

王馬「もー、心配しないでよ!オレは人なんて殺さないから!」

百田「…はー…鳴花、心配すんな、俺が…」

王馬「守るから♡でしょ?」

百田「お前っ!いい加減にしろよ!」

王馬「キャー!こわ~い!」

鳴花「…ふっ…あははは…ありがとう。」

王馬「気にさないでよ!」

百田「そうだな。」

東条「藍染さん、王馬くん、百田くん。そろそろ戻りなさい。」

鳴花「あ、はい。」

王馬「あーあ、なんか楽しいことないかなぁ…」

百田「あっちよりは楽しくねぇからな。けれど我慢しろよ。」

この二人が私を勇気づけてくれる。

私はこの二人に助けられた。運命も、人生の道も。

だから、今度は…

そう誓った私は夕方を歩いた。

 

 

 

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