今年度から受験生。面倒な限りです。
今までも大分遅筆でしたが、今年はより遅くなると思われます。
それでもいいぜ!という方がいてくれたら幸いです。
それではどうぞ
「ーーーーへぇ。そんな事があったのか」
リュカは此処に来てからの事のあらましを黒ウサギから聞いていた。
正直に言って途方もない事ばかりだったが、彼はこの世界ではそれが当然だと認識し話を全て理解していた。
「そうなのですよ。この“火龍誕生祭”に魔王が現れるとの情報がありまして…………。それはそうとどのようにして此処まで来られたのです?それにこんな深夜にやってくるなんて」
黒ウサギはショボンとウサ耳を垂らした後にピンと伸ばしてリュカに此処まで来た方法を訊ねる。
「ああ、それは一旦ルーラで“天空城”に行ったんだ。で、其処にある旅の扉って呼ばれる物から“集いし英雄”に行こうとしたんだけど、天空城でたまたま“妖精達の庭”に所属している知り合いのベラに会ってね。彼女も行く途中みたいだったからキメラの翼を使って此処まで来たんだ。こんな時間になった理由はまあ単純に祭りを楽しんでいたんだよ」
リュカの口からポンポンと黒ウサギも知っている、それも“ノーネーム”よりも高層に位置するコミュニティの名前がポンポンと出されて改めてリュカの人脈に戦慄する。
(いやいやいやいや⁉︎“天空城”に“集いし英雄”⁉︎加えて“妖精達の庭”って‼︎前者二つは言うまでもなく、後者に至っては“サウザンドアイズ”には一歩劣るもののそれでもかなりの規模を誇る商業系コミュニティじゃないですか⁉︎これもうリュカさん一人だけで私達のコミュニティの復興とか成し遂げられるんじゃないんですかね?)
黒ウサギの頭の中にいけない考えが幾つもポンポンと浮かんでくるが、それらを全て振り払う。
「それで明日…………と言うかもう今日になるのか。予定はどうなっているんだい?」
「ああ、それは“造物主達の決闘”というギフトゲームの決勝戦が行われる予定です。なんと耀さんも予選を勝ち抜いて決勝に残っているのですよ!ですので、決勝のルールで補佐が認められているのですが…………」
「それなら大丈夫だろう。ヨウにはガルドの時に仲間を頼れと言っておいたからね。イザヨイかアスカ。そのどちらかを頼るんじゃないかな。それじゃあ僕は軽く汗を流してから寝るとするよ。おやすみ、黒ウサギ」
「あ、はい。良い夢を」
リュカは黒ウサギに告げてから浴場へと向かう。
脱衣所では最早ボロ布と呼べるくらい草臥れた服を脱ぎ、温泉へと入る。
温泉は何時ぞや入った山奥の村の温泉と同じくらい気持ちいいものだったが、そこにお呼びでない人物があられる。
「いぃぃぃぃぃぃぃやっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉうぅぅぅぅぅぅぅぅ‼︎」
奇声を大きく上げながら温泉へと勢いよくダイブしてきたのは白髪の幼女。こんな形でも一応東側最強のフロアマスターと称される白夜叉であった。
「ここ男湯なんだけどなんでこっちにいるのかな?」
「ふふふ、幼女と二人きりで入る風呂は格別であろうと思うてな?どうだ、嬉しいだろう?」
「娘がいる身からすれば娘と一緒に入っているようにしか感じないよ」
「なんだ、つまらない奴」
そう言って普通に温泉に浸かる白夜叉。
本当にこんなのがフロアマスターで大丈夫かと思わなくもないリュカであった。
「それで、わざわざ男湯に来てまで何の用件かな?」
「気付いておったのか。まあ大した事ではない。耀が今日の決勝の補佐にお前を指名してな。共同開催の主催者側としては特に断る理由もないのでそうしておいたぞ」
「ああ、僕だったのか…………。来れるかどうかも定かじゃないのを補佐に指名したのか…………。ある意味信頼されていたわけだ」
「まあそうなるの。で、おんしはどうするのだ?これはあくまで指名であり任命ではない。今ならば断る事も可能だ」
「いや、やるよ。ヨウが僕を信じて指名してくれたと言うのなら僕はそれに応える責任がある。だったら長風呂はしていられないか。僕はそろそろあがらせてもらうよ。少しでも長く睡眠時間は確保しておくべきだからね」
「うむ。今日のゲーム、楽しみにしておるぞ」
リュカは白夜叉に断りをいれてから温泉から出る。そして自分に充てがわれた部屋へと向かい、早速ベッドに入る。今日行われるゲーム。その展開を色々と夢想しながら彼は床についた。
「さて、ヨウ。“ウィル・オ・ウィスプ”と戦うわけだが…………大丈夫かい?」
「大丈夫。私とリュカなら勝てる」
「お褒めの言葉をありがとう。さあ、僕達名無しの底意地を見せつけてやろうか」
『それでは入場していただきましょう!第一ゲームのプレイヤー・“ノーネーム”の春日部耀、その補佐であるリュカ・グランバニアと、“ウィル・オ・ウィスプ”のアーシャ・イグニファトゥスです!』
二人は黒ウサギの声に従い、通路から舞台に続く道に出る。
その瞬間ーーーー二人の眼前を高速で駆ける火の玉が横切った。
「YAッFUFUFUUUUUuuuuuu!!」
「わっ…………!」
「おっ…………と。大丈夫かい、ヨウ」
「うん、大丈夫」
転けそうになった耀を支えるリュカ。
頭上には先程眼前を駆けた火の玉の上に腰掛けている人物がいる。
あれが対戦相手であるアーシャ・イグニファトゥスなのだろう。
ツインテールの髪と白黒のゴシックロリータの派手なフリルのスカートを揺らしながら少しばかり悔しそうな表情を浮かべていた。
「ちぇー。“ノーネーム”の女が無様に尻もちつくのを見たかったのになあ。お前もそう思うだろ、ジャック?」
「YAHOHOoooooUuuuu!」
高笑いをしたのは火の玉の中心にいたシルエット。それはリュカにはあまり馴染みがなかったが、耀には馴染みがあるものだったらしい。
「その火の玉…………もしかして、」
「はぁ?何言ってんのオマエ。アーシャ様の作品を火の玉なんかと一緒にすんなし。コイツは我らが“ウィル・オー・ウィスプ”の名物幽鬼!ジャック・オー・ランタンさ!」
アーシャが腰掛けている火の玉へ合図を送る。すると火の玉は取り巻く炎陣を振りほどいて姿を顕現させる。その姿に耀のみならず、観客席の全てがしばし唖然となった。
「成る程…………。それがジャック・オー・ランタンか…………。ふん、笑わせてくれる」
ククッと低く笑う声がアーシャの耳に入る。
その声を発したのはリュカだった。
「あぁ?なんだテメー。アーシャ様の作品をバカにすんのかよ?」
「貴様の作品をバカにしたのではない。と言うよりもそもそもそれは貴様の作品ではあるまい。この私にはわかるぞ。貴様はそれを借り受けているだけだ。それを如何にも自分の作品だとほざく貴様のその道化っぷりに笑ってしまったのだよ」
アーシャはカチンときたが言葉を出すことはなかった。何故なら事実だからである。
彼女が今自分の作品としたジャック・オー・ランタンは本当は“ウィル・オー・ウィスプ”のリーダーである大悪魔の作品である。
アーシャはそれを借り受けてこのケームに参加しているのだ。
「ん?どうした。名無し風情にここまで言われて悔しくないのか?やはり、貴様は道化だな。いやはや、実に楽しませてもらっているよ」
「…………さっきから黙って聞いてりゃいい気になりやがって!だったらお前は一体何者なんだよ!」
「何?まさか知らないと?この私の存在を?仕方あるまい。無知の貴様のためにわざわざ教えてやろう、この私が何者かを!」
リュカが手を大きく上に向けると彼を中心に大きな竜巻が巻き起こる。
それは観客にまで思わず手で顔を隠すくらいの暴威を見せつけた。
その竜巻がおさまると、リュカの姿には変化が表れていた。
頭には冠をかぶり、背にはマント。左腕には盾を装着し、右手には龍の装飾が施された杖を持っていた。
その風貌、威厳はまさしく王者そのもの。思わずアーシャも後退りしてしまった。
「私こそは王の中の王!私は世界にある全ての国を全て征服し、支配下に置いたリュケイロムとは私の事だ!…………まあ魔王としては新参で、箱庭における知名度では低い方であろう。が、実力ならばかつて暴れ回った魔王どもに劣らぬという自覚があった。あったのだが真に残念だがこの“ノーネーム”に負けてしまった。かつていた世界では負けなしのこの私がまさか名無しに負けるとは夢にも思わなかったぞ。さて、元ではあるが魔王であったこの私が敗れたこの“ノーネーム”。その栄えある一戦目に選ばれたことを光栄に思うがいい」
『正位置に戻りなさいリュカ・グランバニア!あとコール前の挑発は控えるように!』
「ふむ。“審判権限”を有する“箱庭の貴種”に言われては仕方あるまい。道化よ、その仮面いつまで付けておけるかな…………?」
リュケイロムと名乗ったリュカはマントを翻し耀の近くに戻る。戻った際に耀から
「リュカの方がよっぽど道化だったね」
「実は結構楽しかった」
「そう言えばリュケイロムって?」
「僕の略していない名前。正確にはリュケイロム・エル・ケル・グランバニア。けど一々言うの面倒でしょ?だから皆には愛称のリュカって呼ばせてる」
と言われこんな会話が交わされたりした。
運営側の特別席にいた他の“ノーネーム”メンバーは、特に十六夜は爆笑していた。
「ヤッハハハハハハハハ!アイツくっそ面白えな!しかもちゃっかり俺らの宣伝までしていたしよ!」
「ええ、ホントに。プ…………ッククククク。アレで王様だったのだから彼の王国はとても面白い国だったんでしょうね」
「行けるようだったら行ってみてえな。アイツに聞いてはみたがやっぱ自分で見ると違うように感じるかもだしな」
「彼の奥様に子供達もいるのよね。どんな人なのかしらねー」
こっちもこっちでほのぼのとした会話が繰り広げられていた。
そんな事があっているうちに第一ゲームの準備が整っていた。
『ギフトゲーム名 “アンダーウッドの迷路”
・勝利条件 一、プレイヤーが大樹の根の迷路より野外に出る
二、対戦プレイヤーのギフトを破壊
三、対戦プレイヤーが勝利条件を満たせなくなった場合(降参含む)
・敗北条件 一、対戦プレイヤーが勝利条件を一つ満たした場合
二、上記の勝利条件を満たせなくなった場合 』
「“審判権限”の名において。以上が不可侵で有ることを、御旗の下に契ります。皆様には、どうか誇りのある戦いを。此処に、ゲームの開始を宣言します」
黒ウサギの宣誓が終わる。それが開始のコールだった。
「さあ、本性を現せ。カボチャの幽鬼よ。そなたはそこな小娘に御せるような力をしていないはずだ。もし見せぬと言うのであれば此方は勝利条件三でいかせてもらうぞ」
勝利条件三。それは相手プレイヤーが勝利条件を満たせなくなった場合勝利するというもの。
それをするとはどういう意味だろうか。
「そうか、見せぬか。では一旦見せしめを行うぞ」
そう言うとリュカは文字通り眼を光らせ、怪光線が放たれる。
それはアーシャに当たり、彼女の手を石としていく。
「何だこれ⁉︎私の手が⁉︎」
「早速仮面が剥がれたな。元はと言え魔王だという言葉を聞き流していたのか?力の程度くらい感じ取ることは出来るだろうに。このギフトはそうさな…………確かアルゴールと言ったか、それから簒奪したギフトだ。私は簒奪という言葉を好いていてな。そこな小娘の命をどのように簒奪してやろうかと考えているところだ」
実に邪悪な笑みを浮かべるリュカ。実に見事な道化っぷりである。十六夜達がいた世界だったら主演にしろ助演にしろ俳優賞間違いなしであろう。
その行為に思うところがあったのかアーシャ作となっていたジャック・オー・ランタンがマトモに言葉を発する。
「これでよろしいでしょうか。貴方もいい加減そのお芝居を止めてはいかがでしょうか?」
「やっぱりバレてた?楽しかったからもう少し続けていたかったんだけどもな」
いきなり今までの演じていた元・魔王の仮面を剥がす。剥がした後に残ったのはいつものリュカであった。
「中々のモノでありましたが、貴方より永き時を生きているのです。その程度見抜けなくては生と死の境界に顕現せし大悪魔ウィラ・ザ・イグニファトゥス製作のこの私の立場がありませんからねえ」
「デンタザウルスの甲より年の功。流石にこれは覆せないか。では命を軽々しく簒奪するなどという言葉を使ったことを謝罪しよう。僕なりに調べたところ、貴方が所属するコミュニティは彷徨う御霊を導く功績で霊格にコミュニティを大きくしてきたというのがわかりました。そんな貴方達からすれば命を奪うという言葉は冗談だとしても言ってはならない事だと思いまして。ですので、ここに謝罪を」
リュカは深々と頭を下げる。
それを見てジャックは
「ヤホホホホ…………。わかっているのならいいでしょう。報われぬ魂とは存在するもの。そのような魂を増やしそうな行為、言葉は私どもが最も嫌う事です。まあうちのアーシャが貴方達をバカにした手前、強くは出られないのですけどね」
「んだよ、ジャックさんってば…………。つーか、この手どうにかしてくんね?なんでこんな中途半端に石化させんだよ」
「いや本当に魔王っぽく演じるの楽しかったから…………。割と本気で魔王になったらあんな行動が出来るのかーって心が揺れているところ」
「そんな事になったら私達がリュカを倒さなければならなくなる」
耀からのツッコミ。それにリュカは苦笑しながらアーシャの手にかけた石化を解く。
「きっと観客は焦れているでしょうねえ。私達がまだゲームを始めていないから」
「まあ黒ウサギは中の様子をわかっているだろうから今から始めればいいんだよ。僕も補佐としてヨウをサポートするし」
「そう言えば貴方は一応補佐なのですねえ。貴方のその杖。それもこのゲームに参加するには十分な代物でしょうに」
「その時はこの場にいなくてね。ヨウを含めた三人の問題児達が先行してこっちに来ちゃったからね。僕は後からなんだ。…………ああ、そうそう。実は割と僕、魔王に近いんだよね」
「ヤホ?それは一体、」
ジャックが疑問の言葉を投げかける前にリュカが魔方陣を二つ出す。
そこからキラーパンサーのゲレゲレとホークマンのホーくんが出て来た。
「なっ…………⁉︎」
アーシャは驚きのあまり声が出ないようだ。ジャックも表情は読めないが、驚いているように見える。
「箱庭では魔物を意のままに出来るのは一部の魔王のみなんだってね。僕もそれに該当するみたいなんだ。行け、ヨウ!君ならばゲレゲレにホーくんも一応言う事を聞いてくれるだろう」
「わかった!」
耀はリュカの言葉を聞いてすぐにゲレゲレに跨る。
ゲレゲレは一声吠えてから一気に走り出す。
「おっと、少しばかり驚いてしまいましたがゲームの勝利は譲りませんよ!」
ジャックがランタンの篝火を耀の向かう先に放つと瞬く間に轟々と燃え盛る炎の壁となる。
耀は圧倒的な熱量と密度に面食らったが、ゲレゲレにホーくんは迷わず突貫する。
「傷付く事を恐れないのですか、あの魔物は⁉︎」
「ヘッ!バカ言っちゃいけねえよ!勿論俺らだってこんな自殺紛いの行為本来ならゴメンだね!だがよ。俺ぁボスを信じてんだ!仮に俺らが犠牲になったとしても!ボスがどうにかしてくれるってな!うっしゃ、嬢ちゃん風だしな風!俺も出すからよぉ〜!バギクロス!」
ホークスが業火の壁に向かって巨大な竜巻を放つ。それに合わせて耀が風を起こす。
合わさった風は業火の壁に直撃し、その勢いをいくらか弱める事に成功した。だがそれでも通り抜けるには厳しいものがある。
「そこまでの期待はしなくてもいいんだけどね!フバーハ!」
リュカが新たな呪文を耀達に向けて放つ。それは光の衣となり彼女達を優しく包み込んだ。
光の衣が包んだ瞬間に耀達は業火の壁に突っ込み、その姿は炎に阻まれ見えなくなった。
「ジャックさん!急いであいつらを追わねーと!」
「…………いえ、どうやらここでゲームオーバーのようですよ。アーシャ」
ヤホホと笑うジャックの視線の先にいるのは絶対に誰も通さないとばかりに仁王立ちするリュカの姿。
彼がいる限り、いかにジャックであっても簡単にすり抜けることは不可能に近いだろう。
そしてそれはつまり、
「僕達の、勝ちだ」
「いやいや、完敗でしたよ。まさか魔物を服従させているとは。貴方は本当に魔王に近かったようですね」
「服従って言い方はよしてくれないかな。彼らもまた僕の大切な仲間なんだ」
「おや、それは失礼。しかし一つお聞きしてもよろしいですかな?」
「うん、何だい?」
「どうしてアーシャの全身を石にしなかったのです?私は貴方が考えている通りあくまでアーシャのギフトとして参加しているので貴方がその気になればそれこそ貴方達に勝利条件三が適用されるでしょう。しかし貴方はそれを良しとしなかった。それは一体何故ですか?」
ジャックからの疑問。
確かにリュカがアーシャを一気に石にしてしまえば、彼女達の勝利条件は一が潰れて二しかなくなってしまう。だがリュカという強者がいる以上、その二も簡単にはいかなかっただろう。
リュカはその疑問に対し
「それだと僕一人だけが悪目立ちするからね。いや、もうあの演技からして遅いのかもしれないけども。あくまで今回の主役はヨウ。僕はその引き立て役にすぎないからね。補佐役は主役のギフトが十全に発揮できるようにいるべき存在だ。ヨウのギフトはあらゆる異種族と会話が出来、友達となったならばそのギフトを使うことが出来るというもの。そんな彼女だからこそ、魔物達も心を開く。…………多分」
「ヤホホホホ!最後は締まりませんでしたねえ。いやはや、これは注意すべき人材が現れました。コミュニティに帰ったら早速対策を練らねば…………おや、何か降ってきましたね?」
ジャックの言葉を聞いたリュカは空を見上げる。
すると遥か上空から黒い封書が雨のようにばら撒かれていた。
リュカもそのうちの一枚を取り、笛を吹く道化師の印が入った封蝋を開封すると中には“契約書類”が入っており、そこにはこう書かれていた。
『ギフトゲーム名 “The PIED PIPER of HAMELIN”
・プレイヤー一覧
・現時点で三九九九九九九外門・四〇〇〇〇〇〇外門・境界壁の舞台区画に存在する参加者・主催者の全コミュニティ
・プレイヤー側 ・ホスト指定ゲームマスター
・太陽の運行者・星霊 白夜叉
・ホストマスター側 勝利条件
・全プレイヤーの屈服・及び殺害
・プレイヤー側 勝利条件
一、ゲームマスターを打倒
二、偽りの伝承を砕き、真実の伝承を掲げよ
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します
“グリムグリモワール・ハーメルン”印』
それは魔王のゲームの開催を告げる内容。
一瞬の静寂の後、一人の観客が叫び、周りに感染する。
そんな中、リュカは思わず笑ってしまう。
「道化道化って言ってたらまさか本物が現れるとはね…………それも魔王として」
リュカは笑う。クツクツ、クツクツと。
リュカさんって結構お茶目なのかな(困惑)
書いててキャラが暴走する時がありますね。
当初の予定だとアーシャ一気に石化させて終わりだったりしたんだけどな…………。
次回ついに魔王が現れます。まあ幼女なのか少女なのか童女なのか区分がわかりませんが