真伝・湊友希那は勇者である   作:悠@ゆー

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バーテックスの進化は果て無い。"進化型"を超える"完成型"。その力は、勇者達の想像を遥かに超えていた。


そしてーー




散華-さんげ-

 

あこ「あれは……まずいかもしれない…。」

 

楽観主義者であるあこでさえ、そのバーテックスを見て青褪めていた。

 

燐子「あれは……今までの"進化型"とは違う……!"完成型"とでも………。」

 

友希那達もその姿を警戒し、攻撃を仕掛けるべきか否か決断しかねていた。

 

香澄「おっきな……海老……?」

 

紗夜「寧ろ蠍に近いような……。」

 

不気味な液体を貯蔵した腹部と、蠍の尾を思わせる器官と巨大な針を持つ"完成型"バーテックス。

 

燐子「私が行きます……攻撃力は私が一番高いはずですから…!」

 

"雪女郎"を纏った燐子が、地面を蹴って"完成型"へ跳躍し、金弓箭を向けた。

 

燐子「凍って……!」

 

金弓箭から凄まじい冷気と吹雪が"完成型"目掛けて放たれる。今度は広範囲では無く、一旦集中故、威力は前よりも強力だ。"完成型"の側にいたバーテックスは、冷気の余波だけで凍りつき、砕け散っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

燐子「そんな………!」

 

"完成型"には、全く効いていなかった。体表に霜が付く程度で、凍りつかせることが出来ない。次の瞬間、鋭い針が燐子を串刺しにせんと襲いかかってくる。

 

燐子「……っ!?」

 

燐子は間一髪で避け、後ろに跳躍し距離を取る。

 

燐子("切り札"が効かない……どうすれば………!?」 )

 

その間に他のバーテックスが"進化型"へと融合を開始し、友希那達に襲いかかってくる。

 

友希那「くっ……!」

 

香澄「まずいよ、友希那ちゃん!これだけいっぺんに"進化型"が出てきたら……!」

 

友希那達は必死で戦っているが、状況は目に見えて不利である。

 

紗夜「……………"切り札"を使います!」

 

一番早くその決断をしたのは紗夜だった。

 

燐子「待ってください、氷川さん……!」

 

止めようとする燐子の声も虚しく、紗夜は"切り札"を発動させる。紗夜の勇者装束が変化し、七カ所に同時に紗夜の姿が現れる。それを皮切りに、友希那達もそれぞれ"切り札"を発動させた。

 

友希那「状況が状況よ!迷ってる暇は無いわ!」

 

香澄「…………うん!」

 

友希那は"義経"、香澄は"一目連"をその身に宿す。

 

燐子(………結局皆さん、"切り札"を使ってしまった…。)

 

勇者達が次々に"切り札"を使っていく光景を目にし、燐子は自らの力の足りなさを悔やんだ。

 

あこ「りんりん、危ない!!」

 

燐子「っ!?」

 

あこの声で燐子は我に返る。顔を上げると、視線の先に"完成型"の尾が迫っている。

 

燐子(避けきれない……!)

 

間一髪で、"和入道"によって巨大化した旋刃盤に乗ったあこが、助けに入る。あこは燐子の手を取り、旋刃盤の上に引っ張り上げる。

 

だが、直撃は避けたものの、尾針の先端が燐子の左腕を掠ってしまう。

 

燐子「うっ……!?」

 

あこ「りんりん!?」

 

心配するあこに、燐子は首を横に振る。

 

燐子「大した事ないよ……ちょっと当たっただけ…………え…?」

 

ほんの少し掠っただけなのに、腕の傷の周辺が赤く爛れたように腫れている。しかも、左腕全体が痺れて感覚がなくなっていた。

 

旋刃盤を操って"完成型"から距離を取りながら、あこが燐子の腕を見る。

 

あこ「りんりん……腕が…!」

 

燐子「……あのバーテックスの針……毒を持ってる…………!」

 

あこ「くっ………!」

 

だが燐子は弱気を見せなかった。金弓箭を右手で握り言う。

 

燐子「右腕が無事なら、まだ戦える……!」

 

あこ「…………分かった。だったら早く治せるように、すぐに戦いを終わらせる!」

 

"完成型"は完全にあこと燐子に狙いを定めたのか、攻撃のタイミングを測るように尾の針を旋刃盤に向けていた。

 

あこ「攻撃は最大の防御だよ!りんりんとあこで同時に仕掛けよう!」

 

燐子「分かった…!」

 

"雪女郎"の冷気と"和入道"の炎。冷気だけでは通じなかったが、この"完成型"は熱に弱いかもしれないし、急激な温度差でダメージを与えられるかもしれない。

 

旋刃盤は迫り来る尾を掻い潜って接近し、燐子が"完成型"に猛吹雪を食らわせる。そして吹雪を当てた部分に、更に炎を纏った巨大旋刃盤が体当たりを浴びせる。

 

あこ「行っけえええええええっ!!!」

 

燐子「お願い、効いて!!!」

 

 

 

 

確かに当たったはずの二人の攻撃。だが二人の叫びも虚しく、同時攻撃も"完成型"の体に僅かながらの傷を付けただけだった。旋刃盤は尾で振り払われ、再び"完成型"から距離を取る。

 

あこ「全然効いてないよ!」

 

あこの"和入道"は、旋刃盤の巨大さ故に、勇者達が使う"切り札"の中でも高い威力を誇る。それでも通用しないのなら、他の勇者の"切り札"を組み合わせても、無意味だろう。即ち、この"完成型"バーテックスの耐久力は、現在勇者達が持っている力を完全に上回っているのだ。

 

こんな事態は全く予想してなかった。大社ですら想像していなかっただろう。絶望が燐子の心を覆い尽くす。

 

次の瞬間、"完成型"の巨大な尾が燐子とあこを打ち付けた。生身でトラックに激突したような衝撃が二人を襲う。"切り札"は解除され、二人は空中から堕ちてしまう。

 

友希那「あこ!燐子!」

 

友希那は二人を助けようとするが、目の前には複数の"進化型"が立ち塞がっている。一体だけなら簡単に倒せるだろうが、複数相手では簡単にはいかない。

 

友希那「くっ………!」

 

香澄と紗夜もそれぞれ複数の"進化型"が取り囲んでおり、身動きが取れない状況だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地面に叩きつけられた燐子は意識を失っていた。

 

あこ「りんりん、起きて!!」

 

あこは燐子に呼びかけるが、目を覚さない。

 

あこ「くそ………!」

 

そして"完成型"は二人を見失ってはいなかった。あこ達の方へ近付きながら狙いを定め、再び尾を振るう。

 

あこ「うぐうぅぅぅぅっ!!」

 

"和入道"の力を失い、元の大きさに戻った旋刃盤を楯形状にして、あこは針の攻撃を防ぐ。

 

あこ「ぐっ、うぅ………!」

 

"完成型"の攻撃は重く、何度も吹き飛ばされそうになる。更に何度も針を突き出し攻撃する"完成型"。その勢いは人を殺すことへの執念すら感じる程。

 

 

 

 

 

 

あこ「うううっっっ……!」

 

重い一撃を、あこは歯を食いしばり、地面を踏ん張って耐える。

 

 

 

 

 

 

 

 

あこ「ううあああっ……!!」

 

一撃を防ぐ度に、衝撃で全身の骨が砕けそうになる。足は地面にめり込み、両腕が内側からミシミシと音を立てる。

 

だが、それでもあこは逃げない。旋刃盤を構えるあこの後ろには、燐子が倒れているから。あこが攻撃を防ぐのを止めれば、燐子も針に刺し貫かれてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

燐子「………う……あ、あこちゃん……?」

 

ようやく燐子が意識を取り戻し、目の前の光景を見る。凄まじい威力で何度も振り下ろされる"完成型"の攻撃。それを防ぎ、燐子を守っているあこ。

 

あこ「目…覚めたんだね……!」

 

燐子「あこちゃん!!」

 

あこ「早く逃げて……りんりん…………!」

 

燐子「何言って…!あこちゃんこそ逃げないと!!」

 

だがあこは、旋刃盤の楯で攻撃を防ぎながら首を横に振る。

 

あこ「あこは………無理かな…。」

 

燐子「どうして!?」

 

あこ「この攻撃で……足が……….骨が砕けてるかも……動けない……んだよ………!」

 

燐子は言葉に詰まる。その間にも"完成型"の攻撃は止むこと無く、あこの旋刃盤を穿ち続けていた。

 

あこ「りんりんだけでも……逃げて……!!」

 

燐子「ダメだよ!出来るわけない…!!」

 

あこ「このままだと………!二人とも死んじゃう……!!」

 

燐子「嫌!絶対に嫌だ!!また、そんな……こんな事って……!」

 

 

 

ーーー

ーー

 

 

燐子「あこちゃん…!?」

 

あこ「痛たたたた……っ!」

 

燐子「あこちゃん、肩が…!どうして……。」

 

あこ「良いんだよ……あこが自分で守りたいから、そうしたんだ。」

 

 

ーー

ーーー

 

 

以前にも同じような事があった。バーテックスの攻撃から燐子を庇って、あこが怪我をして。あこはどんなことがあっても、自分の身を犠牲にしても、燐子を守ろうとする。

 

そんなあこを置いて自分だけ逃げるなんて、燐子には出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あこ「燐子の分からず屋!!!」

 

尾針の攻撃を受け続けたあこの旋刃盤に、亀裂が入り始めた。

 

燐子「分からず屋で良い!!絶対に逃げない!!」

 

燐子は立ち上がり金弓箭を構える。

 

 

 

 

 

 

 

 

あこ(逃げてよ………りんりん……!)

 

燐子は意地になったようにその場に踏み留まり、"完成型"へ矢を射出する。だが、その矢も体表に突き刺さるだけで、全くダメージが入ってるようには見えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あこ(逃げないなら…………守るしかない……!!)

 

尾針の攻撃は、更に熾烈になっていく。一撃一撃の威力が増し、速度も上がっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あこ(守る………!)

 

あこの小さな体に、常人であれば一撃で粉砕される程の衝撃が掛かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あこ(守るんだ…………!!)

 

衝撃で脳が揺さぶられ、意識が混濁する。全身の骨が砕け、肉が潰れ、内臓が破裂し、体内がぐちゃぐちゃになっていくような感覚。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あこ(あこが絶対に守る………!!!)

 

もう自分が立っているのかどうかさえ分からない。自分が人の形を保っているのかさえ分からない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あこ(絶対に…りんりんを傷付けさせない……!!!)

 

それでも、あこは尾針の攻撃から、燐子を守り続ける。

 

旋刃盤に走る亀裂が大きくなっていく。

 

燐子を守る事、それがあこにとって何よりも重要な事だ。

 

あこ(あこの旋刃盤は…"神屋楯比売(かむやたてひめ)"……!!)

 

あこの旋刃盤に宿る霊力は、巫女達からそう呼ばれている。神屋楯比売とは、土地神の王の配偶神にして、"楯"そのものたる存在。

 

あこはその性格故、今まで自分の武器を攻撃用として使ってきた。

 

 

 

だがその本質はーー"楯"。

 

 

 

 

攻撃のための武器では無く、守るための防具。"燐子を守りたい"という願いを具現化したような神器。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あこ(あこは楯!りんりんの楯!!だから……守らせて………!!)

 

あこに守られながら、燐子は金弓箭から矢を放ち続ける。金色の矢が"完成型"に突き刺さっていく。

 

燐子(一撃一撃は効かなくても……攻撃を続けていけば…!!)

 

燐子の金弓箭は、伝承によればその黄金の矢一射で洞窟の岩盤を貫き破壊したという。それだけの破壊力を秘めた武器である。

 

 

 

実に奇妙なものだったーー

 

 

 

活発で攻撃的なあこの武器が守るための楯で、大人しく内向的な燐子の武器が強力な弓矢。

 

だが、それはある意味で二人の内なる想いに合っている。

 

 

 

 

あこは、燐子を守りたいと願ったーー

 

 

 

 

燐子は、強いあこに憧れたーー

 

 

 

 

 

 

なら、あこには守るための武器が、燐子には強くなるための武器が、それぞれの願いに相応しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

燐子(あこちゃんが守ってくれるなら……敵は私が倒す!)

 

岩をも砕く金色の矢が、"完成型"へ放たれるーー

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、二人の願いも望みも、圧倒的な力の前には無意味だった。

 

 

 

あこの楯の亀裂は広がっていきーー

 

 

 

燐子の矢は全く効かずーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして遂にーー楯が砕けたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あこ「あ…………。」

 

"完成型"の尾針があこの腹部を貫く。そして針は、背後にいた燐子をも串刺しにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あこ「あ、あああああああああっ!?」

 

あこの口から絶叫が漏れる。それは苦痛だけではなく、燐子を守れなかった絶望の叫びだった。

 

あこの腹部を太い針が貫いている。あこは後ろを振り返る。そこには胸を貫かれた燐子の姿がある。既に燐子の目は光を失っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あこ(針を抜かないと痛い痛い痛いりんりんは死んでるあそこは心臓じゃないから生きてるかもまだダメだ痛い何も考えられない"完成型"の毒があこのお腹から針を抜いて内臓がダメだ致命傷先ずはりんりんを助けなきゃ肺だから針を抜いてーー)

 

次の瞬間、あこは口から大量の血を吐き出した。更に目や耳や鼻からも、血が溢れ出す。毒の影響か、ただ体を貫かれただけでは起こり得ない異様な症状。弛緩した燐子の体も、穴という穴から流血していた。

 

 

 

 

 

 

 

あこの視界が暗くなっていくーー

 

 

 

 

 

 

 

最後に誰かの叫びが聞こえたような気がした。その声が誰のものだっのか、もうあこには分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友希那「うわああああああああっ!!!」

 

叫びながら友希那が"完成型"に向かっていく。ようやく包囲していた"進化型"を排除したのだ。あこと燐子を助けられなかった悔しさと、バーテックスに対する怒りが、友希那の中で荒れ狂う。

 

"完成型"は汚れを払うかのように尾を振るい、串刺しにしたあこと燐子の体を放り投げた。そして今度は友希那へと針を突き出す。

 

友希那「はああああああっ!!!」

 

"義経"の力で身体能力を増強している友希那は、その一撃を避け、怒りのままに生太刀を振るう。数十回、数百回と、常人では目で追うことさえ不可能な速度で、"完成型"に斬撃を浴びせ続ける。

 

だが、体表に傷が付くだけで、効いてるようには思えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紗夜「ああああああああっ!!」

 

絶望を含んだ叫びを上げながら、紗夜も"完成型"に斬りかかる。七人の紗夜が同時に、大葉刈で何度も攻撃を喰らわせるが、やはり一切通用しない。

 

斬りつける間にも、次々に紗夜達は尾針に貫かれ消滅し、また新たな紗夜が出現する。"七人御先"の能力を行使している間は、七人の紗夜が同時に致命傷を受けなければ決して死なない。その加護がなければ、一瞬で殺されていただろう。

 

紗夜達は自分達が次々に尾針に貫かれていくのも気にせず、大葉刈を振るい続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香澄「燐子ちゃん!!あこちゃん!!!」

 

樹海化した地面に放られたあこと燐子に、香澄は駆け寄った。

 

香澄「…………っ!」

 

二人の姿を見て、香澄は言葉を失ってしまう。二人は全身が血塗れになっており、あこの腹部と燐子の胸部にはそれぞれ大穴が空いている。一目で致命傷だと分かる重傷。どんな治療を施そうと、どんな奇跡を起こそうと、救うことは絶対に不可能なーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも、二人はまだ生きていた。存在を確かめ合うように、お互いの手を握り締めていた。視覚も聴覚も思考も、何もかもが失われていく。間近に訪れる死を前にして、あこと燐子は手を握り合っていた。

 

繋いだ手から感じるお互いの存在だけが、最後まで二人に残っていたものだった。

 

 

 

 

 

 

 

あこ(…………次に生まれてくる時も……りんりんと一緒にいたい……。本当の姉妹だったら良いなぁ………。)

 

消えていく思考の中で、あこは最期に思った。

 

 

 

 

 

 

燐子(………もし…生まれ変わっても……あこちゃんと一緒でありますように………。今度はきっと……姉妹だったら良いな………。)

 

言葉を交わしていないのに、燐子も同じ事を願っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、二人の手から力が抜ける。

 

 

 

 

 

花見の約束も、果たされなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香澄「うあああああああああああああっ!!!」

 

香澄の叫び声が樹海化した世界に響く。彼女は"一目連"の力を解除し、間髪入れずに二度目の"切り札"を使う。

 

それはあまりの強大さ故に、大社によって殊更に畏怖され、絶対に使用しないよう厳命されていた精霊。その力を、香澄は今ここで解放する。

 

 

 

 

 

 

香澄「来いーー」

 

 

 

それは"鬼の王"ーー

 

 

 

天の神に牙向く"地の蛇の子"ーー

 

 

 

 

この国の"三大悪妖怪"の一つーー

 

 

 

 

 

比類無き、"力の権化"ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香澄「ーー"酒呑童子"!!」

 

 

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