ただの一発ネタみたいなもんですが、お楽しみください。
なお、作者はストックなるものはつくってません!
ドンドンドン!
「おーい、お
また退屈でめんどくさい一週間の始まりを告げる騒音が、俺の睡眠を妨げに来た。
「お兄!早くしないと朝ごはんなくなるぞー!太ったら責任取らせるからなー!」
いや、妹よ。お前が食べるんかい。てか太った責任て……ダイエットに付き合わされんのかな?
まぁ、それはそれとして。我がうるさい妹が起こしに来たということは、そろそろ学校に行く準備をしなきゃならん時間ということだ。はあ、めんどくさい。
「はいはい、起きました起きました〜。あと太りたきゃ勝手に太っとけ〜」
寝ぼけ眼を擦りながら間延びした返事を返す。ちなみに、体はまだベッドに横たえたままだ。さて、二度寝二度寝〜っと。
「さっさと起きて……………………は?んん??」
いつもなら、『さっさと起きてこいよー!』と言って一階に朝食を食べに戻る妹の様子が、今日はなんか違う。どうしたんだろうか。二度寝の邪魔にならなければ何でもいいけど。
「え?お兄?え?うん!?え!?」
扉越しに、珍しく困惑した様子の妹の声が届いた。急に何なん?俺が何なんだよ。二度寝させろよ。
逆に困惑させられ始めた俺のいる部屋の前で、また妹が話しかけてきた。しかもさっきより大きな声で。
「おにぃ!?ちょっと入るよ!?いいね!?」
「は!?ちょっ、待てって!」
「よーいはいいかぁ!では、とつにゅー!」
「うぉい!話聞きやが…………」
バンッ!
なんか口調が幼児退行した妹は、文字通りに扉を蹴破る勢いで部屋に入ってきた。
「へぁ?」
妹が俺を見て、間抜けな声を出して凍りついた。え、さっきからホントに何なの?怖いんだけど。はやく再起動して状況説明してくれよ。
「お兄が……お兄が……」
「お、俺が……?」
「お兄が、ロリっ娘誘拐してきたああああぁあぁぁ〜!!?」
バタンッ!
ドタドタドタ!
「へぁ?」
悲鳴を上げながら一階にダッシュで降りて行った妹を見送った俺は、数秒呆然とした後に―――――
「はあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」
俺は誘拐犯じゃねー!
だがしかし、悲しいかな。俺の腹の底から放った絶叫は、ソプラノトーンのかわいいボイスとなって家中に響いただけだった。
◇ ◇ ◇
それからおよそ15分ほどして(遅刻確定)、ようやく状況確認が終わった。というか、自分の体の確認が終わった。
視線を下に落とせば、ブカブカの男物のパジャマの隙間から僅かな曲線を描く胸元があり。更に下に手を伸ばせば、いつもなら少しこんもりしているところがなだらかになってしまっている。ベッドから降りて立ってみたら、元からあまり身長の高くない俺だったのに、さらに一〜ニ回りは視線が低い。身長的に見ると、幼児退行は俺の方だったみたいだな…………しかも女だし。てか、なぜ女?
髪は垂れてこないので長くはないのだろう。確認しようとしたが鏡がなかったので、窓に張り付いて反射させてみた。
「うわぁ……」
そこには美少女……ではなく、美幼女がいた。顔立ちは子供らしくぷっくりしていながらも、10人中10人が『かわいい』や『綺麗だ』と答えそうなほどに整っている。髪は肩に触れないぎりぎりの長さで、明るめらしい髪色が朝日を浴びてキラキラしていた。髪型?知らん。なぜって、女子の髪型なんて知る機会なかったんだもん。仕方ないじゃん。
まぁ、容姿についてはこんなもんか。声は普通にかわいい方だと思う。自分で聞いた判断だからどれほどかはわからんけど。なかなかルックスはいいんじゃないですかな?
…………って!なんで!
というわけで、自分を落ち着かすため、パチンと両手で頬を叩いてみた。
「……いたい」
うるうるうる。窓の幼女が涙目になった。ついでにほっぺたがちょっと赤くなった。どうやら夢ではないらしい。うっ。ち、ちょっとかわいいとか思っちゃったりしてないんだからね!……いや誰にツンデレしてんだよ。俺か。俺でした。一人漫才やってたわ、めっちゃハズい。
コンコンコン
さっきより控えめなノックが3回。そういやどっかで、ノック2回はトイレって聞いた気がするけど、ホントだったんだろうか。
「えーと、お兄?お兄であってる?」
振り返ると、妹が母を伴ってやってきていた。
「あらあらあら!かわいいじゃない!本当にこの子があのチビのくせに生意気でめんどくさがりで将来ニート確定な我が愚息なの!?」
「お母さん、事実だけどちょっと言いすぎだよ。そんなこと言ってたらまたすねかじりのゴミムシ兄に戻っちゃうかもよ?」
「それは嫌ね。このへんで勘弁しといてあげましょうか」
大概容赦ないよな、
「俺のライフはとっくにゼロ通り越してマイナスなんだが?」
「「事実を言って何が悪いの(かしら)?」」
「グハっ……」
「あぁ!ロリ兄がベッドにぶっ倒れた!」
「介抱してあげないと……って、コイツあのすねかじりだったわ。でもかわいいから捨て置くのも……」
「水でも置いときゃいいんじゃない?」
「ま、それもそうね」
2つの足音が部屋を出ていき、少しして一つは戻ってきて、またすぐに去っていった。勉強机の上には、ペットボトルの水が一本。
はぁ、とため息をつく。
母と妹によるダブル口撃と、ロリになった衝撃によって虚ろになった思考の俺は、ベッドの上で思う。
もうちょっとさ、マシな反応、あっただろ。いろいろと……
そして絶妙に重い謎の疲労感を背負ったまま、俺の意識は睡魔に襲われて、無事(?)に二度寝へ突入していった。
気まぐれ投稿になると思うので、二話は気長にお待ちください。
よければ評価してくださると嬉しいです。
ハーメルン様は使い慣れてないので、使い方教えてください!
あと、何気に小説家になろう様の方にない特殊な字体が面白かったです。
縦読みのおはように気付いた方〜
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普通に気付いた!
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読み返して発見しました
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見つけてないし興味もない