先日感想をいただいてしまったので、これは書かねばなるまいか!?ってなりました。
おまたせして申し訳ない…割と飽き性なんですよ。気分が乗らないと全然できないんです。今回は使命感を奮起させて書き上げてやりました。それでもなかなか進まないんだから、自分の使命感って紙切れ並みの薄さなんですかね…
m(_ _;)m
昼飯後は特に何もなく、だらだらしてたら晩飯の時間になった。
いやぁ、休日って過ぎるのはやいよね。ホントは学校だけど。でもそのなんというか、悪いことしちゃってるかもっていう状況もまた悪くないというか…
「あ、兄。さっき母さんからメールで急用ができたせいで今日帰れそうにないってさ」
「へー」
至極どうでもいい。むしろ帰ってこんでいい。父は単身赴任なので問題ナシ、母が帰って来たところで多分いや確実におもちゃにされるので、しばらくは帰ってきてほしくないまである。急用君、ありがとう。
「というわけで夕ご飯もテキトーにつくったげる」
「へいへいよろしく」
そんなこんなでやっぱり時間はあっという間に過ぎていき。
晩飯もちゃんと食べられるかを確認してからしっかり完食し、とうとう来てしまった。この時が。
「TSモノで定番かつお約束イベント…!ずばり、初のお風呂っ!」
「うっさい兄!」
「ごめんなさい」
ただ、やはりTSってお風呂イベントは定番じゃない?自分の体を見てただあたふたするのか、はたまた欲情しちゃってそういう行為に及んじゃうのか。浴場は良くも悪くも分岐点と言えるかもしれない。
「兄、タオルと着替はもう置いてあるからさっさと入ってきて」
「うーい」
内心ドキドキしながら脱衣場へむかい、恐る恐る着替えをした後に浴室へ入る。
果たして、俺は…
「…………」
なんにも感じなかった。せいぜい、年齢通りのツルペタ幼女だなぁってなっただけ。でも正直、自分の体で興奮するのを想像したらちょっとキモかったのでこれでよかったのかな…
後は淡々と体を洗い、そこで手が止まってしまった。
体は一応洗い終わっている。敏感なところはめちゃくちゃ注意しながらちゃんと洗った。では、なぜ止まったのか?
「…髪の毛って、どう洗えばいいんだ?」
なんかで『髪は女の命』みたいな事聞いた気がするし、短いとはいっても女子になった以上は髪にも気を配る必要がある気がする、が。今まではテキトーにシャンプー取ってゴシゴシ、ジャーでおしまいだったんだから急に言われてもわかりっこない。
スマホとかで調べなかったのかって?
「お兄、お風呂は大丈夫そう?」
「っ!マイシスター!いいところに!」
「えっ、なに突然」
「ふはは!お前に
ゴキゴキゴキ
「あ、はい。すみませんでした。どうか私めの髪を洗っていただけないでしょうか」
「…よろしい」
指を鳴らす妹に屈しました。いやだってさ、あいつの目がさ、明らかに俺の頭のてっぺんの一点だけを見つめてんだもん。嫌でもわるわ。ぜってぇありゃたんこぶを追加する気だった。たんこぶはもう嫌なんだ…身長縮みそうなくらい痛いんだぞアレ…
「説明してあげるから聞きながら覚えて」
「りょーかーい」
「じゃあまずは――――――」
数十分後、風呂から出てきた俺の頭は、外見は綺麗サッパリ、中はぐちゃぐちゃというちょっと
シャンプーとリンスをコンディショナーがトリートメントで馴染ませて……?
どうやら、暫くは妹のお世話になりそうな予感がした。
あ、兄としての面目と威厳が…え?はじめからなかった?うっさいわい!
ちなみに、浴室の中に入ってきた妹はどうせすぐ着替えるでしょという考えから服は変えずに髪を洗いました。
裸の付き合いじゃなくて残念だった?
この作品を面白いと思っていただけたでしょうか?by作者
-
面白い!
-
普通かな
-
今後に期待
-
つまらん