「ねぇ、トール」
「…… なに?」
年相応の何処か楽しそうな声音で相手の名を呼ぶのと対照的に、トールは外見不相応の何処か勘弁してほしそうな調子で返事をした。
あの日から何故かあれほどまでにイライラしつつ攻撃してきたカルトは一変して楽しげに話しかけて来るようになった。
それだけなら万々歳であるが攻撃するところは回数が減ったとはいえ「これぐらい何ともないでしょ?」という理由に差し替わって不意に何か投げたり刺したりしてくるのは相変わらずである。
そして気がつけば其処にいる。黙っているとその距離感と容姿も相まって座敷童子っぽく最初の数回は遂にこっちの世界でも霊的な存在を見るようになったかと驚いた。
しかし、本人的には悪意ゼロの様である。そうトールが結論付けたのは得意なんだと態々写真立に入れてプレゼントされたトールの切絵だ。
なのでトールはこうしてカルトを前にしても臨戦態勢をとらずに座っているのである。
「戦ったことってある?」
「そりゃあ、多少は」
トールの脳内でこの世界二人目の友人にして珍獣との組手を思い出す。
「どれくらい命を懸けて戦ったの?」
「えっ、命? いや、確かにある種命がけっちゃあそうだろうけどもそんなに…… あっ、でも『狩り』はしょっちゅう命がけだね、頻繁にやらなきゃ死んじゃうし」
彼にとって戦闘と狩りは別種である。
そも彼にとっての戦いと言うのは『食べる事以外での命のやり取り』か若しくは好きだった特撮モノのシチュエーションと同じか似ているかなときである。
「ふーん、じゃあさ『戦いに負けない為にはどうしたらいい?』」
「んー? なるだけ戦わなきゃいい」
基本的にあの大自然で暮らしながら産み呼ばれる前の常識をもとに行動している彼にとって争い事は避けるべきと根本にある。
そもそも
カルトはその考えは無かったという表情を一瞬する。
「そっか、じゃあボク行かなきゃ」
「今日はキルアと一緒に勉強か? 行ってらっしゃい」
手を振って部屋を出ていくカルトはこれから行う『勉強』が拷問の類である事等微塵も感じさせない。
いや、下駄を履いているのに全くの無音で移動している所はその片鱗と呼べなくもないが。
―― もう『勉強』の時間帯で何やってんのか大体分かるようになっちゃったなぁ
本来なら追加の注文から二・三日で納品可能であるが、何となく感じる無言のプレッシャーを前に期日二カ月を切った。
執事からの扱いが食客になって久しい。
―― とりあえず今の内に服、仕立てとくか……
―――――――――*
「じゃあ昨日言った問題の答えを聞かせてもらうよ? 『戦いに負けない為にはどうしたらいい?』」
敷地内の森で、イルミは自分達で切った切株の上に座るキルアとカルトにまるで宿題チェックする小学校の先生の様に聞く。
「簡単だって! 向こうよりすっげー強くなればいいだろ?」
「ハイ、キルア不正解。敷地内50周決定」
「ええ~!?」
答えが不正解な事と罰が自分の中で最もつまらない部類に入る『ランニング』であるためぐでっとした調子で後ろに倒れ込む。
「じゃカルトの答えは?」
「……『なるべく戦わなければいい』」
「正解、今日は休日」
「はぁ? ちょっとまてよ兄貴! 戦わないのが正解ってどういうことだよ!?」
納得できるものでない為キルアは寝そべった体勢から起き上がり、そのままイルミに喰ってかかる。
「んー正確には正解はないんだけど。オレ達はあくまで暗殺者なんだから気付かれる前に殺るのが原則、戦う事態になっちゃだめさ」
「えー、でもジイちゃんとか親父は『割に合わない仕事』のときの話でめっちゃ戦ってたじゃんかー」
「中にはどんなに隠れたって絶対見つけて来る奴とかいるけど、そういうのは例外。何百という内の戦闘が避けられない一人、だからなるべくってこと」
―― 流石に探知系の能力とか持ってる奴は戦わざるを得ないしなー…… それに、父さんみたいなキルはちょっとなー
「うぎぎ……」
まだ半分以上納得していないという調子のキルアだが、これ以上言っても返せないと判断して悔しそうに走って行った。
カルトもキルアが見えなくなると家に戻る為切株を立つ。
「あ、カルト聞きたいことがあるんだけどさ」
「なに? イルミ兄さん」
くるりとイルミの方を向く。
「さっきの答え、何か誰かが言ったのをそのまま言ったみたいな調子だったんだけど……」
ジロッとカルトを見る、この感じは半分位当たりを付けているのだろうと素直に答えることにカルトはした。
「トールだよ、戦った事とかあるだろうし聞いてみたんだ」
「ふぅん、アイツやっぱり経験豊富?」
此処にトールがいて発言者がアルゴなら即座にトールの投げやりなツッコミが入るが、そういう意図ではない。
「どうだろ? 何かあんまり無いように言ってたけどもしかしたらはぐらかされたのかもね。でも『狩り』の経験は多いみたいだよ、自分で言ってた」
「『狩り』ねぇ……」
顎に手をおくイルミをカルトは少し見て、口を開く。
「ねぇ、イルミ兄さん。トールの言ってる『狩り』ってさ……」
「暗殺と同義かもね」
この瞬間、トールは大きなくしゃみと言い知れぬ不穏な何かを感じた。
「戦うことを『狩り』って言うくらいなんだ、オレがさっき言った事を体現している人間かもねトールは……」
事実は文字通り狩りで生活しているだけである。
「でも、服屋さんでしょ?」
「兼業かもしれない、少し気になるしミルキに調べさせよっかな」
こうして世にも珍しい服を仕立てる傍ら人を仕留める男、トール=フレンズが誕生した。
本人が服を仕立て終えたそのとき、知る由もない場所でだ。
「それでトールの夕食に毒を仕込んだのかい?」
「うん、ミルキ兄さんの調べた結果待つより簡単かなって」
思わぬ休日を貰ったカルトは、その時間を利用してそんなことをしていた。
つまり仕込んだ毒を食べても何ともなかったら同業者であるという危険極まる判別法だ。
「一言いいかなカルト、暗殺者でも毒の効く人はいるよ?」
「えっ!? どうしよう、一応麻痺系の毒だから手遅れにはならないと思うけど今の内に執事に言っておかなきゃ」
かなり珍しくイルミが常識的な事を言って突っ込んだ。
「なら面白そうだし続行」
結局続行させるあたりやはりズレている。
「夕飯前に帰ってこれてよかったー」
「あ、今日はランニングか」
二人の視線の先では夕飯が運ばれるまでの間談笑しているトールとキルアがいた。
何だかんだ言ってトールも徐々に馴染んできた、毒されてきたと言ってもいいかもしれないが。
―― 俺、何で家族に紛れて一緒にメシ喰ってんだろ?
まだそんな感じの疑問が残ってるため完全には馴染んでいないのがせめてもの救いだろうか?
視覚的にも黒か白かの髪色の中、赤錆色は浮いていた。
「いただきます」
しかし、食事が運ばれてから全くそんなことを遠くの所へ追いやってしまうトールの切り替えっぷりはこの家族に引けを取らないレベルである。
「なぁ、このゲームやろうぜトール」
「ああいいよ」
食後にキルアはトールを部屋に招いてゲームの対戦をやる、家族でゲームをやるのはミルキか自分だけでそのミルキも大戦をするタイプで無い為、ここぞとばかりにやる。
「がんばれーキルア」
「……」
何故か今日は二人ほどギャラリーがいるが。
何故かじとーという音が聞こえそうなほど見られたが実害も無く、それでも何となくトールの第六感がイエローと判断する為、ゲームを終わらせると自室に直ぐ戻りシャワーを浴びて髪を乾かし、歯を磨いて直ぐに就寝した。
「寝たね」
「うん」
その様子をネコ科の動物の様な目で見届けたカルトとイルミはテラスの陰からそっと離れ、現在ミルキの部屋に向かっていた。
「気付いて食べない感じかと思ったらがっつり食べて焦ったよ」
全く焦った様子もなく言ってのける。
「でも全然痺れた様子も無かったし……」
「あとはミルキの情報で裏付けってとこかなー」
―――――――――*
「御前ら酷くないか!?」
地下にある次男坊の部屋で、その部屋の主は床に大の字になり頬を赤くして叫んだ。
「開口一番『分からない』なんて言うミルキのが悪い」
「あとふんぞり返った姿勢がイライラしたから、つい」
手のスナップを利かせてヒュンヒュン音を出すカルトのビンタをミルキはまともに喰らった。
それもこれもイルミが言ったように、「成果はどう?」と聞いた途端にそう言ったからである。
「御前らホントに短気だなチクショウ! 調べた情報話すから暴力はやめろ!! あと、ふんぞりかえってる訳じゃなくて体型的にこれがデフォだよ!」
ビンタの衝撃で自分ごと倒れた椅子を立て直すと、再びドスンと音を立てて椅子に座る。
机の上に束ねておいてある今回の情報収集結果とおぼしき紙を掴む時には既に頬の椛も消えていた。
「仕事のときも使ってるヤツで調べてみたけど『トール=フレンズ』なる人間は何をどう探しても該当しなかったぜ? 調べても『機密』とか俺ら一家みたいな『都市伝説』とかそういうんじゃなくって一切データが出てこないんだよ」
「裏の顔はでしょ? 少なくともアイツ服屋じゃないか」
誰も知らないで顧客はとれない、当然の考えである。
「だからそれも出ないんだって!」
それもそうだ何せまだ正式にデビューしていないのだから。
「だからアイツの関係者らしい二人のハンター調べたけどさ…… ますます訳わかんなくなった」
疲れた様に眉間を指で揉みほぐすミルキの腹に乗っかった二組の写真付き資料にその疲れの元凶たる珍獣二名が笑顔でいた。
『キューティー=ビューティー/かわ美ハンター』
彼女のハント対象である『かわ美い』というのは依然不明である(可愛い、美しいを両方兼ね備えている何かという説あり)
主に若い女性ハンターの所謂ファッションリーダー的ポジションにあり、そのカリスマ性と斬新な発想が他に類を見ないモノとして(そういった女性達の心をハントしたとして)
又、非公式ではあるがハンター協会副会長に最近就任したパリストン=ヒルの親衛隊長を彼が副会長になる前から名乗る。(これは護衛部隊という意味で無く、熱心なファンという意味での俗称と思われる)
『アルゴ=ナウタイ/イイ男ハンター兼依頼ハンター』
本人はあくまで専門はイイ男の方であると言っているが、彼(若しくは彼女? 以下、便宜上彼とする)が
彼独自の情報網は依頼を受ける為だけでなく、あらゆる方面に顔が利き尚且つ一定の信頼を得ている。
その繋がりは表向き敵対ないし不可侵とされる者同士をも繋げさせ、別種の世界を展開しているとさえ言われることから情報通の間ではその情報網や繋がりを一緒くたに『オカ魔界』と呼んでいる。(この繋がりが不要な争いを悉く水面下で回避した業績も彼の
この両名、非常に親しい間柄であることが判明している。
資料は数ページほど存在したが、一ページ目にしてカルトは軽い眩暈を感じた。
眩暈と言うより脂っこい物を食べすぎた胸やけに近い感覚である。
「…… 何これ?」
カルトに次いで資料を読んだイルミも、そう言ってミルキを見る。
「それはオレも調べ終わって言ったよ、全てとまでは言わないけどその冗談みたいな内容は真実だよ」
もう役割は終わりだと疲れた様に言って資料をそのままイルミに押し付けると、ミルキは机の引き出しから別の紙の束を取り出し、PCの画面を付ける。
火薬、配線、薬品等々察するに爆弾の資料と思われる。
ただ、その中に置いて動物図鑑があるのは何故だろうか?
ここにいても用は無いのは明白で、カルトとイルミは謎と精神的疲労という結果を受け取り彼の部屋を後にした。
―――――――――*
「えー…… では追加分については?」
「俺も親父も文句なしだ」
「オレ達兄弟の分も問題なしだね」
納品期日、それぞれに渡した服はどれもこれも問題ないようでそれどころかキルアに至ってはこの場で着た。
「では私は……」
「ああそうでしたわね、そこの者が案内しますわ」
スッと執事の一人がトールに向かって一礼すると案内をする。
帰る訳ではない、洗濯する執事の人に洗い方をレクチャーしに行くのである。
それが終わり、色々言って「是非今後とも御贔屓に」で占めもう懐かしくなった珍獣二人のもとへ帰って初めて終わりなのだ。
思い返せば産み呼ばれた森とどっこいどっこいの危険性だと、執事に案内され廊下を歩くトールはしみじみ思った。
「…… で、簡単にまとめますと全部色落ちの心配皆無なんで普通にジャブジャブ洗っちゃって結構です、和服も糸が良いんで洗濯機にブチ込んで平気ですね。ただ、へたりが早くなるんでそういった点から手揉みが好ましいです、二年に一回は洗い張りすると尚良し」
執事が目を丸くする。
主に「えっ そんな適当でようござんすか?」という風に。
舐めて貰っちゃ困る、繊細とは無縁の大自然の中で育った友達の糸なのだ、織りは繊細極まるがその他は野生の丈夫さである。
「注意点があるとすれば、この通り糸が特殊なんで修繕する際に代わりの糸を見繕っても違和感があるのでそこが難点ですね」
言ったら其処の点に関しては都度貴方を呼びますと言われた。
―― お付き合い決定すか
「じゃあ、割と頻繁に来るんだね?」
「そうだね、うん」
レクチャーが終わり、廊下を歩きつつカルトと会話する。
何時の間に其処にいたのかと聞いたら「もう帰っちゃうのかと思って」と言われた。
―― キミも割と頻繁にいるよね?
「また帰ってこいよな?」
廊下の突き当たりで待ち構えていたキルアはニカッと笑う。
―― それ逆じゃね? つーかキミもいたの?
「来るのを楽しみにしてるよ? それより先に仕事でばったり会うかもね?」
視線を上げれば鬼面より恐い能面がいた。
―― 暗殺者と被る仕事って何だよ一体……
出来れば行きたくない、そう思う彼の考えとは裏腹に最低半年に一回はくる羽目になる未来は
―――――――――*
―――パドキア共和国・『何処かの料理屋の個室』
「んもう心配したのよぉー、トールちゃん!!」
「…… そ、そっか」
麓から送られ、待ち合わせ場所の料理屋に着くなりアルゴの熱烈なハグを受けるトールは少し引きつつも甘んじて抱擁を受ける。
何だかんだで無事に再会出来て嬉しいのだ。
「結局専属みたいなポジションになっちゃったけど大丈夫ですかね?」
元々代理ということで受けた依頼である為、そこらの事を心配しキューティーに問う。
「全然大丈夫! そういったチャンスがあるお仕事を前に逃げだした子の方が悪いんですカラ、寧ろそこまで気に入られた自分自身を誇ってもいいノヨ?」
無問題で大絶賛だった。
「とにかくトールちゃんは初仕事を終えたっていうことで好きなだけ食べて飲んでいいの! それだけのことをしたんですもの!!」
「その通リ! ワタクシも信用を失わずに済んだのだし、言うこと無しの万々歳ですモノ!」
含むものも無い純粋な言葉と、それでも表しきれない想いを大盛りの料理として振る舞う二人にトールは涙を流す代わりに生唾を飲み、ありがとうで伝わらない気持ちを満腹まで食すことで伝えた。
「最初から階段上らず飛ぶ勢いだったけど、どうだった初めてのお仕事は?」
「いや色々無我夢中で、まだ信じられないくらいさアーちゃん」
正しくは(生き延びるため)無我夢中で(今生きているのが)信じられない位である。
肝心要の部分を省略していてもなお伝わる過酷さだ。
「そうよねぇ…… 私も初めての仕事かなり大変だったわ~」
「アーちゃんの初めてってどんなでしタノ?」
微妙に嫌なフレーズでキューティーが聞く、彼女も知らないようだ。
「マグマの近くにしか産まないトカゲの卵のか・い・しゅ・う♥ ちょっとでも【念】が乱れればお肌ドロドロよ~ん」
別種のというかダイレクトに危険な依頼である。
もしやそのトカゲとはサラマンダーではないか?
「しかも偶々産卵に立ち会っちゃったのよ! 思わず最後まで見ちゃったわ」
まぁ、卵の回収依頼だから心を鬼にしたけど…… 色々台無しである。
「だから私もトールちゃんの気持ち分かるわ、ちょっとはしたないけどコレで仕事が終わったって事分からせてあげちゃう♥」
言い方に思わず臨戦態勢一歩手前までいくが、アルゴが取り出したのは長方形の紙だった。
眼の前のそれは預金通帳、しかも自分名義である。
「こんなの何時の間に?」
「私が依頼で飛びまわってるときよん、森から出るときに何かと入用でしょ?」
アルゴはトールの思っていた以上に自分の事を考えてくれていた。
「驚くのはまだよ~? ほら、じゃ~ん!」
片手で器用に開いた中に記載されていた数字は……
「いち、じゅう…… え? ちょっとまって!? 宝くじ一等連続当選か何かしたのかこの数字!?」
予想より大分ゼロの数が多かった。
「大幅な追加注文分と今後とも宜しくって言う意で色付けて云々ってとこかしらね? この金額は」
「でしょうネ、それとあの一家の金銭感覚のせいも入っているんでショウ」
予想以上の金額に喉の急激な渇きを覚え、水をがぶ飲みするトールを眺めながらアルゴとキューティーは分析する。
「げふッ…… ふぅ、落ち着くのにピッチャー全部空にしちゃったよ」
「そう、落ち着いたの? じゃあ、次のお仕事の話しちゃいましょうか」
「すいませーん、ピッチャーの水追加お願いしまーす」
ゾルディックで鍛えられたトールは更なる仕事というイレギュラーな事態を前に機能停止を寸出で拒んだ。
「水飲んで落ち着きたいから話し待っててくれない?」
「いいわよー」
「かまいまセン」
仲良く返事をしてデザートのプリンを口にする二名は素直だった。
暫くしてピッチャーの水が運ばれると、トールは「失礼」と一言謝り丼鉢に水をなみなみ注ぐと一気に飲み干した。
この調子だとあと二杯も飲めば空になる。
「よし! 話して」
言って二杯目を注ぐ。
「実は又、キューちゃんとこの人の代理なんだけどー、心源流の道着を仕立てるお仕事なんだけどねぇ……」
「オゲッフ!? ゲホゴホ!!」
水こそ吐き出さなかったがトールは盛大にそれはもう盛大に噎せた。
―― 思っくそ他流派じゃねぇか!?
そのツッコミはそのせいでついぞ出てこなかった。
ちなみにゾルディック家の参考資料は漫画と旧アニメと大部分ドラマCDです。
※誤字修正(2014/05/12)