「黒の剣士」と「緑の戦士」と「幼馴染」の協奏曲 作:ルコルン
キリトがクラディールに襲われた事件の翌日に、アスナは一時脱退。キリト本人はギルドを辞めた。その日に色々とお祝いしてあげた。呼ばれた場所がまさかの22層にあるログハウスだったよ。そんでもって、お似合いだったから嬉しかったよね。
数日後、俺ことルッコはヒースクリフにお呼び出しされました。
「やぁ、ルッコ君。今日は来てくれてありがとう。」
「あっはい。サクッと本題に入ってください。」
「本題は......この75層のボス部屋を見つけたから、偵察戦を行うから、君に指揮を執ってもらいたいと思うのだが、頼めるかな?」
「日程や偵察の人数とかは決まっている感じですか?」
「偵察を行う日は明後日を予定していて、人数は20人くらいで予定している。」
「明後日......ねぇ。やるにはやりますが、74層みたいに《結晶無効化エリア》の可能性が考えられるから、数名こちらから選ばせてもらってもいいですよね?」
「了解した。数名空きがあるから、そこに入ってもらおう。」
「では、明々後日にここに来ますね。」
と言ったはいいものの......呼べる人がいない。相談しようと思い立ったので、エギルさんにメールを送った。
“急にごめん。相談したいことがあるんだがいいかな?”
と送った。急な話だから、ダメなら1人で悩むかって思っていると......
”了解した。事情は後で聞いてやるから、とりあえずうちの店に来い。”
とだけ送られて来た。という訳で、エギルさんのお店に......Let's go!!
|˙꒳˙)ノ|Ю カランカラン 「よく来たな。待ってたぜ。」
「エギルさん。急にあんなこと言って申し訳ないです。」
「いいってことよ。でも、急にどうしたんだ?」
「それはですね。」
〜少年説明中〜
「って感じなんですけど、自分にそんなことが出来るのかって思ってしまって。」
「そうか。でも、ルッコは1度だけ指示したことあるんじゃないか?」
「あぁ。あの時は誰も指示する人がいないから仕方なしにしただけですよ。しかも、あれは指示と言えるものでは無いですし、あの時以来やってないので、成長してないですよ( ´∀`)ハハハ。」
「まぁ、そうだとしても、ヒースクリフの野郎に頼まれたんだろ。やれるだけやってみたらいいんじゃいいんじゃないか?大体の人は聞くと思うんだが......」
「まぁ、やれるだけやってみましょうかねw。荒いのは無しで緻密に練らなきゃな。」
「当日は行けねぇから、いい結果になるように応援しとくわ。」
「おう。頑張ってくるわ。」
エギルの店から出て、ギルドのホームじゃなくて、自分のホームに帰った。
俺が指揮するんだから、荒い指示は出来ないな。そう思ったので、しっかりと策を立てておこう。
〜2日後〜
さて、この日がやってきちゃったか。集まったのは、タンク5人、片手剣10人、細剣4人ね。俺含め計20人か。予想通りの人数なんだが、少し不安もあるが、やるしかない。
「今日は忙しい中、集まってくれてありがとう。これから、75層のボス戦の偵察だが、偵察がなければ、本戦もないくらい非常に重要な事だ。今回重点的に見るのは、ボスの攻撃パターンを重点的に見ていくから、1ゲージ削りしだい撤退だ。だが、イレギュラーなことが起こらないと言いきれないから、撤退できる準備をしておいてくれ。それでは行くぞ。《コリドー・オープン》」
俺はいつも通りに戦うことにした。勿論、指示はだす。というか、出さないといかんでしょ。嫌でも、あいつに頼まれたんだから。
そんなこんなしている内に、ボス部屋の前についた。とりあえず、本線の人が使うように回廊結晶の出口ポイントに設定しておいてっと。
「さて、これから作戦を言う。まず、2チームに分ける。そして、前半の10人が先に入る。タンクの人が攻撃を受けて、残りの人が技後硬直が短めのソードスキルを入れて交代。それを1ゲージ削るまで繰り返して、削り取れたら撤退する。そんで、タンクの人も、それ以外の人も半分以下になったらその人は回復に専念し、他の人でその人の分をカバーする。取り敢えず、何事も無い限りこれで行く。」
俺は前半の隊に入ることになった。即席レイドの偵察戦だが、全滅はしないだろうと思っているのだろう。俺もその1人だ。なんせ、ここにいるメンバーは最前戦で長い間戦っている人達しか居ない。その証拠に、見たことがある人が殆どだ。
「それじゃあ、前半組行くぞ。」
両手で扉を開け、中に入る。最初に入った人が部屋の中央に着くと、扉が閉まった。
「いきなりイレギュラー発生かよ。誰か、転移結晶を使ってその部屋の外に出れるか試してくれ。」
「り、了解。」
「それ以外のやつは、周りに警戒しろ。どこからボスが来るか分からんぞ。」
全員に周囲をを警戒させる。すると
「ルッコさん。転移結晶が使えません。」
「やっぱりか。今回も辛そうだ。ということで、あの扉が開くまで、自発的な撤退はできないそうだ。ついでに回復結晶も使えないそうだ。」
周囲がざわつく。そんな中、上から変な視線を感じた。だから、咄嗟に叫んだ。
「上だ、上にボスがいる!!直ちにこの場から走って壁の方に向かえ!!」
全員上を向く。そこにいたのは、周りが骨みたいなものでできている巨大なサソリだった。
《The Skullreaper》 それがあいつの名。
ボスが垂直落下してくる。その時下に片手剣の人が1人いた。
「こっちだ。早く!!」
この一声で正気に戻ったのか、動き出した。もう少しで手が届くというところで、ボスの攻撃をくらってしまった。
一撃だった。クリティカル音とか発生しなかったので、これが素の攻撃だ。その人がどんなステ振りをしていたかなんて分からないが、攻略組の人が一撃で死んだ。この事実がこの場にいる人を支配したのか、急にざわつき始めた。それを逃すボスではなかった。タンクの1人に狙いを定める。着実にこちらを1人ずつ減らしていこうというのだ。
「させるか!!」
俺は振り下ろされた鎌みたいな腕?を刀で受け止める。しかし、ボスの一撃はかなり重く、少しづつこちらの腕が下がる。その間に、ほかの2本の腕で俺を狙うのが見えた。
「うっそだろお前。」
咄嗟に受け止めている鎌を右に受け流し速攻でバックステップをとったが、少し当たってしまった。それだけで3割削れる。
「さすが2回目のクォーターポイント。攻撃力や手数が段違いやな。」
「そんなこと言ってる暇はねぇぞ。次が来る。守りを固めろ。じゃないと生き残れないぞ。」
「へいへい。」
俺もポーションを飲み、HPが全快するまで攻撃を見切ろうとしたが、3割というものはあっという間に回復し、そんなに見切る時間がなかった。回復している間にも少しづつ崩れていくこちら側。
「ヤバいなこれは。削ってはいるが、目に見えては削れていない。このままじゃジリ貧だな。」
「そうですね。なにか手だてはありますか?」
「あったら使ってるよ。しっかし、この人数にしてはタンクの割合は高いはずなのに受け切れてないんだよな。っとこんなこと話してる場合じゃないな。」
俺は攻撃を受け流し、片手剣の人や細剣の人が削る。だが、そんなことを繰り返して1ゲージ目の半分を削ると、範囲攻撃も追加で使うようになった。それに気づけなかった人が多く、全員半分以下になっていた。そうやって削った後に1人ずつ仕留めていた。しかも一撃ということは、命を刈り取っているようにしか見えなかった。残り1人になってしまった俺は、逃げたい気持ちを抑えボスと戦っていた。
(くっそ。なんでドアが開かねぇんだよ。回復したいのに回復できねぇじゃんかよ。ここで俺死ぬのかな。偵察隊の隊長なんて向いてなかったんだろうな。)
なんて思いながら、防戦一方な対戦をしていた。ごく稀に攻撃できることがあったが、全て防御されあまり減っていなかった。そんなことを2時間していると、後ろのドアが突然開き、目の前からボスが消えた。
「勝ったわけじゃなさそうだな。とりあえず外へ出よう。」
ボス部屋の外へ出て、他の人の元に合流して、中で何があったかを話した。
〜少年説明中〜
「そ、そんなことがあったのか。」
「そんなことがあった中、こっち側から扉をぶち開けようとしたんだが、全く開かなかった。」
「しかし、事故とはいえ、ほとんどの人が死んでしまったのは痛いな。」
「本当にすまない。」
「いや、ルッコさんだけでも生き残ってくれてよかったですよ。」
「とりあえず、偵察戦は終了し、このパーティーは解散。俺は、ヒースクリフさんの元へ報告しに行く。」
全員が頷き、解散した。俺は、ヒースクリフの所へ報告しに向かった。
「ヒースクリフさん、戻りました。」
「戻ったか。早速で悪いが報告を頼む。」
〜2度目の説明中〜
「(´-ω-`)フム、偵察隊とはいえ攻略組の一撃で殺るのか。しかも時限付きか。なかなか厄介だな。」
「俺の意見としては、もう少しでいいので攻略組のレベルを上げた方がいいと思います。」
「それはこちらで判断しよう。」
「ですが「なら、彼らを呼び戻そう。」っ。」
「今の情報だけだと、彼ら抜きだと全滅だってありえるだろう。下手に突っ込めば誰も生き残らない可能性だってある。それでも、彼らを呼び戻して戦った方が賢明だと思うが。」
ごもっともな意見だ。だからこそ、口を詰むんでしまった。
「沈黙は肯定ということだね。」
そう言って、ヒースクリフはメールを送った。
「それより、君のギルドのメンバーはどうなんだい。」
「どうって言われましても......そろそろボス戦に出れるレベルになると思いますが......経験自体が足りないので、今回のボス戦は俺単体でやろうと思っているのですが......」
「(´-ω-`)フム。経験が少ないなら、尚更このボス戦には参加すべきだと思うのだがね。」
「んなΣ(・ω・ノ)ノ無茶ですよ。だって......」
「だってもクソもないのだろう。ということでこれは確定事項だ。」
「(*`ω´)ぐぬぬ...分かりましたよヒースクリフさん。」
「分かればいいのだよ。討伐は明後日にした。話は以上だ。帰っていいぞ。」
「失礼します。」
何故上から目線なのかは分からないのだが、まぁいいだろう。それよりどうみんなに説明しようか。あの人の事だから攻略組のメンバーにはメールを送ってるだろうし、俺が伝えれば終わると思うのだが......何言われるかなぁ。とりあえず帰ってから考えよう。
〜35層 ミーシェにあるギルドハウス〜
「帰ったぞ。とりあえず、緊急招集しますか。」
緊急招集のメールを送り、机に向かい、座る前に、全員分の紅茶とクッキーを用意して座った。
そこからどう話そうかと考えてると......
「お待たせ。ってあたしが最初なのか。」
「そうみたいだな。他の人はどうしたの......」
トモエの後ろから殺気を感じたのだ。死線を越えたのにまだあったのか。だいたい予想は着くのだが。
「と、とりあえず、座りなよ。立ってるとしんどいぞ( ̄▽ ̄;)」
全員座ったところで、なぜ怒ってるかを考える。と言っても、今日のことしかないのだが......
「それで、話って何?」
「えっとですね。手短に説明しますと、明後日にこの層のボス討伐戦が行われます。そこに、ヒースクリフさんから直々の推薦を頂いたので、このギルド全員で参加することになりました。ちなみに拒否権はないようです。」
「「「「「............」」」」」
(何この沈黙。勝手に決めやがってとか思ってるかな。最悪土下座を決めないといけないのかな。誰か話を進めてくれ〜。)
「......ルッコ。」 「なんでしょうランさん。」
「その事はわかった。だけど、なんで私たちが行かなきゃいけないのかを説明して。」
「えっと。まず、本日ボス戦の偵察戦があったのよ。その報告をしに行った時に、ギルドの話になって、レベルが足りても経験が足りないってっていう感じのことを言ったら、強制参加になってしまいました。
すみませんでした。ε≡ ヽ__〇ノ… _| ̄|○」
「「「「「............」」」」」
またこの沈黙かよ( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
「とりあえず頭上げなよ。」
そう言われたので頭をあげると......ツグとヒマリが泣きそうな顔をしていた。
「私たちが行かないといけない理由はわかった。けど、偵察戦に行ったなんて聞いてないんだけど。おかげで、ツグとヒマリが昼ぐらいからこんな感じなんだよ。」
「これに関してもじっくり説明してもらうからね。」
〜3度目の説明中〜
「これですべてだ。なんか質問はあるか?」
「その残りの9人は......」 「察しろ」 「あっハイ。」
「一撃で死んだって言ったけどホントなのか?」
「ホントだ。」
「他に質問は?」
「「「「「............」」」」」
「正直なことを言ったら、俺はお前達に来てほしくない。だって、お前達よりレベルが高い人達が一撃で殺されるんだぞ。だが、そうしないとこの世界にいる人たちがどうなるか分からないんだ。永遠とこの世界で過ごすかもしれない。俺は嫌だから、早くこの世界から脱出することしか考えていない。だから......だか......ら。(´;д;`)」
こんなこと話すつもりなかったのにな。なんでか知らんけど全部話してしまった。もしかしたら泣いてるかもしれんな。(泣いてます)
「色々溜め込んでたんだね。ルッコくんがあまりにも大人びてるから、私たちと一緒ってことを忘れてたよ。泣きたい時は泣いてもいいんだよ。」
「流石に泣くなら1人居る時に泣くよ。」
「そう、それならいいんだけどね。色々溜め込みすぎちゃダメだよ。」
「ありがとう、みんな。さて、色々話したところで “クゥー” 飯にしようか。誰かさんのお腹も鳴ったことだしね。」
俺はチラッとヒマリの方を見る。顔が赤くなってますねぇ。
「そんな事言わないて。みんなも何か言ってよ〜。」
みんな笑っているところを確認して、料理の準備に入った。
さぁ明後日はボス戦だ。気合い入れていかないとな。
今回はここまで。
早いうちにこの話の構想は練りきれてたのですが、いざ書くとなるとなかなか文字が合わないなって思ったので、ボス戦の部分をバッサリ原作を改変しちゃいました。違和感ないようにできてるならいいんですがね。
次回は《The Skullreaper》戦でございます。
また次回お楽しみに。
オリ主たちの日常みたいなサイドストーリーみたいですか?
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みたいです!!
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別小説に分けるならみる〜
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要らないかな......