「黒の剣士」と「緑の戦士」と「幼馴染」の協奏曲   作:ルコルン

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ちわっす(*´‐ `*)/ルコルンです。
最新話があまり見られてないことに気がついた今日この頃。
あまり面白くないんですかねぇ......?


25話:世界樹までの道

俺達は、樹海を超えシルフ領の《スイルベーン》をめざし飛んでいた。

 

「見えてきたよ。あそこが《スイルベーン》だよ。真ん中の塔に着地するからね」

 

「「了解」」

 

「そういや、ルッコ君とキリトさんランディングの仕方って分かりますか?」

 

ランディング......つまり着陸か

 

「ある程度なら分かりますけど......」

 

「分かりません......」

 

「えっと......」

 

塔が既に迫っている。これは......

 

「まぁ、うん。幸運を祈っとくわ」

 

「私も」

 

「薄情者おおおおおおぉぉぉぉぉぉ────」

 

情けない叫びが空にこだまし、キリトは塔に顔面から突撃した。

 

「うっ、酷いぜルッコ」

 

「なんで俺だけ!?」

 

「はいはい、回復するからね」

 

そう言うと、リーファは右手を上げ、呪文を唱える。すると、キリトに青色の雫が降り注ぎ、減ったHPを回復させる。

 

「おお。これが魔法か」

 

「できるのは知ってたけど、実際に見たのは初めてだな」

 

初めての魔法に興味津々なキリトだった。

 

「高位な回復魔法はウンディーネしか扱えないけど、必須スペルだから、2人も覚えた方がいいよ」

 

「なるほど...φ(・ω・ )」

 

「種族によって向き不向きがあるのか。ところで、スプリガンは何が得意なんだ?」

 

「得意なのはトレジャーハント関連と幻惑魔法かな。どっちも戦闘には不向きだから、あんまり人気ないかな」

 

「下調べは大事なんだな」

 

「なに当たり前なこと言ってんの。それにしても、綺麗な街だな」

 

「でしょ!!」

 

「リーファちゃーん!!」

 

その時、後ろから誰かがリーファに声を掛けていた。

 

「ああ、レコン」

 

知り合いみたいだ。

 

「無事だったんだね。流石はリーファちゃん......って、スプリガン!?」

 

キリトの方を見て、警戒したのか腰にある短剣の柄を持つ。

 

「ああ、大丈夫よ。この人達が助けてくれたの」

 

「へっ?」

 

唖然としているレコンを他所にリーファはレコンを指差す。

 

「こいつはレコン、私のフレンドなんだ。」

 

「よろしく、俺はキリトだ」

 

「俺はルッコだ。よろしくな、レコン」

 

「あっ、どうも」

 

俺たちと握手をし、頭をペコペコ下げてくる。

 

「って、そんなことより、大丈夫なの!?特にスプリガンの子。スパイじゃない?」

 

「大丈夫よ。この人、スパイにしてはちょっと間抜けな部分があるから」

 

「ひでぇや......」

 

さりげなく落ち込んでるな。

 

レコンがまだ疑ってるので......

 

「大丈夫だよ。俺と長年一緒にゲームしてきたから変なことはしないし、仮にやろうとしてもさせないよ。」

 

「ならいいんですけど......それより、リーファちゃん。ジグルド達はいつもの酒場で席取ってるよ」

 

「ん〜、あたし今日はいいわ。」

 

「えっ、来ないの?」

 

「あたし、これからこの2人にお礼とお詫びを込めて一杯奢ることにしたから。じゃ、お疲れ〜」

 

そう言うと、キリトの袖を引っ張り先に行った。

 

俺は一礼してから後を追った。

 

リーファの後を追い、《すずらん亭》という店に行き、リーファの奢りでそれぞれ注文をした。

 

「さっきのレコンってやつ、リーファの彼氏なのか?」

 

「コイビトさんなのですか?」

 

「はぁ!?違うわよ!!パーティメンバーよ!!」

 

キリトとユイちゃんの質問にリーファは慌てて否定をする。

 

「でも、仲良さそうだったからね。もしかして、リアルでも知り合いだったりして」

 

「そうよ。知り合いっていうか、学校の同級生なのよ。............それじゃあ改めて、助けてくれてありがとう。それと、迷惑かけてごめんね」

 

3人でグラスをぶつけ合い1口飲む。

 

「それにしても、えらく好戦的な人達だったな。サラマンダーはみんなあんな感じなのか?」

 

「そうだね。元々、シルフとサラマンダーは仲が良くないからね。でも、あんな感じの集団PKは最近かららしいよ」

 

「ふーん」

 

「きっと、近いうちに世界樹を攻略しようと企んでるんじゃないかな?」

 

「それだ。その世界樹ってやつを教えてくれないか?」

 

「藪から棒にどうかしたの?」

 

「世界樹の上に行きたいんだ」

 

「......それは全プレイヤーが思ってる事だと思うよ。というか、その世界樹攻略がこのALOのグランドクエストでもあるもの」

 

世界樹攻略がグランドクエストだと......これじゃすぐにはクリアできそうにないな。

 

「というと?」

 

「滞空制限があるのは知ってるでしょ?どの種族も連続で飛べるのは最大10分が限界なの。でも、最初に空中都市に到達して妖精王《オベイロン》を謁見した種族は、全員《アルフ》っていう高位種族に生まれ変われるの。そうなれば、滞空制限が無くなって自由に空を飛べるようになるのよ」

 

「なるほどなぁ」

 

キリトがタルトを食べながらそう言った。

 

「世界樹の上に行く方法はわかってるの?」

 

「世界樹の根元がドームになってて、そこが入口になってるのよ。ただね、その入口を守ってるガーディアンがすごい強さなの」

 

「そんなにか?」

 

「オープンして1年経つのに、まだクリア出来ないクエストっていうのがおかしいのよ」

 

ちょっと怒りを含んだ言い方で説明してくれた。最後の方絶対に私怨が入ってるだろうな。

このゲームのグランドクエストが他ゲーのエンドコンテンツ以上って所なのかな?これは調整ミスだよな( ̄▽ ̄;)

 

「何かキークエストを見落としてるとか。もしくは、単一種族じゃクリア不可とかの可能性ってないですか?それじゃないなら運営の調整ミスとしか言えない気が......」

 

「良い勘してるわね。クエスト見落としは今必死になって検証してるわ。だけど、単一の種族じゃないと攻略できないのは絶対にないわ。だって......」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。ここと矛盾するからだろ」

 

「そそ。だから運営に連絡を入れた人もいたんだけど、《このクエストは調整ミスではございません》の一点張りでどうしようもないのよ」

 

( ˙꒳˙ )oh......こりゃ調整ミスの可能性も消えたな。しかし、グランドクエストをこの難易度にしてるのは、プレイヤーに見られたくないものを隠してるのか?とりあえずその場所に行ってから考えようか。

 

「じゃあ、世界樹攻略は無理なのか?」

 

「そうだね。でも諦めきれないよね。一旦飛ぶことの楽しさを知るとね。例え、何年かかっても、きっと。」

 

「「それじゃ遅すぎるんだ(です)!!」」

 

俺とキリトがさけんだ。キリトはアスナさん、俺はツグ。共に助けたい人がいるがゆえの反応だった。

 

「パバ、ルッコさん」

 

「......」

 

ユイちゃんが俺達をなだめるように声をかける。

 

「......ごめんなさい。リーファは何も悪くないのに、こんなこと言っちゃダメなんだけどな。俺達、探してる人がいるんだ」

 

「ど、どういうこと?」

 

「ちょっと複雑な事情があるんだ」

 

キリトが悲しそうな顔でそう言った。

 

「ありがとう、リーファ。色々教えて貰って助かったよ。ご馳走様、この世界で最初に会えたのが君でよかったよ」

 

「ちょ、ちょっと待ってよ。世界樹に行く気なの?」

 

立ち上がろうとしたキリトの袖をリーファが掴む。

 

「あぁ、この目で確かめる」

 

「無茶だよそんなこと......。ものすごく遠いし、途中で強いモンスターと出くわすし,、確かに君たちは強いけど......じゃあ、アタシが連れてってあげる」

 

「えっ」 「ふぁっ」

 

リーファの成り行きの言葉に驚く両名。

 

「だが、出会ってすぐの人にそこまでお世話になるのは......」

 

「いいの、もう決めたの!!」

 

顔赤くなってんぞ〜、リーファ。

 

「2人とも、明日も入れる?」

 

「あ、う、うん」

 

「俺は途中で抜けるかもしれんけど、一応入れるぞ」

 

「じゃあ、明日午後3時にここでね。あたし、もう落ちなきゃ行けないから。ログアウトには上の宿屋を使ってね。じゃあ、また明日ね!!」

 

リーファはそう言って、左手でウィンドウをいじり、ログアウトしようとする。

 

「リーファ!!」

 

キリトが急に声を上げてリーファを呼び止める。

 

「ありがとう」

 

キリトがそう言うと、リーファは笑みを浮かべながらログアウトした。

 

「さて、俺らはどうしましょうかね?」

 

「俺は、明日アスナの見舞い行くから落ちるわ」

 

「了解。じゃあ、俺も落ちるか〜。また明日な」

 

キリトにサムズアップしてから落ちた。




今回はここまで。
次回をお楽しみに!!

オリ主たちの日常みたいなサイドストーリーみたいですか?

  • みたいです!!
  • 別小説に分けるならみる〜
  • 要らないかな......
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