「黒の剣士」と「緑の戦士」と「幼馴染」の協奏曲 作:ルコルン
最新話があまり見られてないことに気がついた今日この頃。
あまり面白くないんですかねぇ......?
俺達は、樹海を超えシルフ領の《スイルベーン》をめざし飛んでいた。
「見えてきたよ。あそこが《スイルベーン》だよ。真ん中の塔に着地するからね」
「「了解」」
「そういや、ルッコ君とキリトさんランディングの仕方って分かりますか?」
ランディング......つまり着陸か
「ある程度なら分かりますけど......」
「分かりません......」
「えっと......」
塔が既に迫っている。これは......
「まぁ、うん。幸運を祈っとくわ」
「私も」
「薄情者おおおおおおぉぉぉぉぉぉ────」
情けない叫びが空にこだまし、キリトは塔に顔面から突撃した。
「うっ、酷いぜルッコ」
「なんで俺だけ!?」
「はいはい、回復するからね」
そう言うと、リーファは右手を上げ、呪文を唱える。すると、キリトに青色の雫が降り注ぎ、減ったHPを回復させる。
「おお。これが魔法か」
「できるのは知ってたけど、実際に見たのは初めてだな」
初めての魔法に興味津々なキリトだった。
「高位な回復魔法はウンディーネしか扱えないけど、必須スペルだから、2人も覚えた方がいいよ」
「なるほど...φ(・ω・ )」
「種族によって向き不向きがあるのか。ところで、スプリガンは何が得意なんだ?」
「得意なのはトレジャーハント関連と幻惑魔法かな。どっちも戦闘には不向きだから、あんまり人気ないかな」
「下調べは大事なんだな」
「なに当たり前なこと言ってんの。それにしても、綺麗な街だな」
「でしょ!!」
「リーファちゃーん!!」
その時、後ろから誰かがリーファに声を掛けていた。
「ああ、レコン」
知り合いみたいだ。
「無事だったんだね。流石はリーファちゃん......って、スプリガン!?」
キリトの方を見て、警戒したのか腰にある短剣の柄を持つ。
「ああ、大丈夫よ。この人達が助けてくれたの」
「へっ?」
唖然としているレコンを他所にリーファはレコンを指差す。
「こいつはレコン、私のフレンドなんだ。」
「よろしく、俺はキリトだ」
「俺はルッコだ。よろしくな、レコン」
「あっ、どうも」
俺たちと握手をし、頭をペコペコ下げてくる。
「って、そんなことより、大丈夫なの!?特にスプリガンの子。スパイじゃない?」
「大丈夫よ。この人、スパイにしてはちょっと間抜けな部分があるから」
「ひでぇや......」
さりげなく落ち込んでるな。
レコンがまだ疑ってるので......
「大丈夫だよ。俺と長年一緒にゲームしてきたから変なことはしないし、仮にやろうとしてもさせないよ。」
「ならいいんですけど......それより、リーファちゃん。ジグルド達はいつもの酒場で席取ってるよ」
「ん〜、あたし今日はいいわ。」
「えっ、来ないの?」
「あたし、これからこの2人にお礼とお詫びを込めて一杯奢ることにしたから。じゃ、お疲れ〜」
そう言うと、キリトの袖を引っ張り先に行った。
俺は一礼してから後を追った。
リーファの後を追い、《すずらん亭》という店に行き、リーファの奢りでそれぞれ注文をした。
「さっきのレコンってやつ、リーファの彼氏なのか?」
「コイビトさんなのですか?」
「はぁ!?違うわよ!!パーティメンバーよ!!」
キリトとユイちゃんの質問にリーファは慌てて否定をする。
「でも、仲良さそうだったからね。もしかして、リアルでも知り合いだったりして」
「そうよ。知り合いっていうか、学校の同級生なのよ。............それじゃあ改めて、助けてくれてありがとう。それと、迷惑かけてごめんね」
3人でグラスをぶつけ合い1口飲む。
「それにしても、えらく好戦的な人達だったな。サラマンダーはみんなあんな感じなのか?」
「そうだね。元々、シルフとサラマンダーは仲が良くないからね。でも、あんな感じの集団PKは最近かららしいよ」
「ふーん」
「きっと、近いうちに世界樹を攻略しようと企んでるんじゃないかな?」
「それだ。その世界樹ってやつを教えてくれないか?」
「藪から棒にどうかしたの?」
「世界樹の上に行きたいんだ」
「......それは全プレイヤーが思ってる事だと思うよ。というか、その世界樹攻略がこのALOのグランドクエストでもあるもの」
世界樹攻略がグランドクエストだと......これじゃすぐにはクリアできそうにないな。
「というと?」
「滞空制限があるのは知ってるでしょ?どの種族も連続で飛べるのは最大10分が限界なの。でも、最初に空中都市に到達して妖精王《オベイロン》を謁見した種族は、全員《アルフ》っていう高位種族に生まれ変われるの。そうなれば、滞空制限が無くなって自由に空を飛べるようになるのよ」
「なるほどなぁ」
キリトがタルトを食べながらそう言った。
「世界樹の上に行く方法はわかってるの?」
「世界樹の根元がドームになってて、そこが入口になってるのよ。ただね、その入口を守ってるガーディアンがすごい強さなの」
「そんなにか?」
「オープンして1年経つのに、まだクリア出来ないクエストっていうのがおかしいのよ」
ちょっと怒りを含んだ言い方で説明してくれた。最後の方絶対に私怨が入ってるだろうな。
このゲームのグランドクエストが他ゲーのエンドコンテンツ以上って所なのかな?これは調整ミスだよな( ̄▽ ̄;)
「何かキークエストを見落としてるとか。もしくは、単一種族じゃクリア不可とかの可能性ってないですか?それじゃないなら運営の調整ミスとしか言えない気が......」
「良い勘してるわね。クエスト見落としは今必死になって検証してるわ。だけど、単一の種族じゃないと攻略できないのは絶対にないわ。だって......」
「
「そそ。だから運営に連絡を入れた人もいたんだけど、《このクエストは調整ミスではございません》の一点張りでどうしようもないのよ」
( ˙꒳˙ )oh......こりゃ調整ミスの可能性も消えたな。しかし、グランドクエストをこの難易度にしてるのは、プレイヤーに見られたくないものを隠してるのか?とりあえずその場所に行ってから考えようか。
「じゃあ、世界樹攻略は無理なのか?」
「そうだね。でも諦めきれないよね。一旦飛ぶことの楽しさを知るとね。例え、何年かかっても、きっと。」
「「それじゃ遅すぎるんだ(です)!!」」
俺とキリトがさけんだ。キリトはアスナさん、俺はツグ。共に助けたい人がいるがゆえの反応だった。
「パバ、ルッコさん」
「......」
ユイちゃんが俺達をなだめるように声をかける。
「......ごめんなさい。リーファは何も悪くないのに、こんなこと言っちゃダメなんだけどな。俺達、探してる人がいるんだ」
「ど、どういうこと?」
「ちょっと複雑な事情があるんだ」
キリトが悲しそうな顔でそう言った。
「ありがとう、リーファ。色々教えて貰って助かったよ。ご馳走様、この世界で最初に会えたのが君でよかったよ」
「ちょ、ちょっと待ってよ。世界樹に行く気なの?」
立ち上がろうとしたキリトの袖をリーファが掴む。
「あぁ、この目で確かめる」
「無茶だよそんなこと......。ものすごく遠いし、途中で強いモンスターと出くわすし,、確かに君たちは強いけど......じゃあ、アタシが連れてってあげる」
「えっ」 「ふぁっ」
リーファの成り行きの言葉に驚く両名。
「だが、出会ってすぐの人にそこまでお世話になるのは......」
「いいの、もう決めたの!!」
顔赤くなってんぞ〜、リーファ。
「2人とも、明日も入れる?」
「あ、う、うん」
「俺は途中で抜けるかもしれんけど、一応入れるぞ」
「じゃあ、明日午後3時にここでね。あたし、もう落ちなきゃ行けないから。ログアウトには上の宿屋を使ってね。じゃあ、また明日ね!!」
リーファはそう言って、左手でウィンドウをいじり、ログアウトしようとする。
「リーファ!!」
キリトが急に声を上げてリーファを呼び止める。
「ありがとう」
キリトがそう言うと、リーファは笑みを浮かべながらログアウトした。
「さて、俺らはどうしましょうかね?」
「俺は、明日アスナの見舞い行くから落ちるわ」
「了解。じゃあ、俺も落ちるか〜。また明日な」
キリトにサムズアップしてから落ちた。
今回はここまで。
次回をお楽しみに!!
オリ主たちの日常みたいなサイドストーリーみたいですか?
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みたいです!!
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別小説に分けるならみる〜
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要らないかな......