「黒の剣士」と「緑の戦士」と「幼馴染」の協奏曲   作:ルコルン

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こんにちは、ルコルンです。
珍しく12時投稿にしてみました。
今回も書くのが難しかった。けど、最後の方はノリノリで書いてたので誤字脱字あればお伝えくださいm(*_ _)m
ちなみに、前回(つぐみ誕生日回)の最後に言ってたつぐみbirthdayガチャは、無課金の意地で天井まで引き切れましたね。初めて天井まで引いたよ。
それでは本編をどぞ(っ´∀`)っ


33話:ファイナルバトル

白い光に視界を奪われたのは一瞬だった。

 

視界が戻って見えたのは、白い壁しかない通路が見えた。

 

「パパ、ルッコさん、大丈夫ですか?」

 

ピクシーモードじゃないユイちゃんが心配そうに覗き込んだ。

 

「ああ。何とか」

 

「それより。ユイちゃん、ここの座標は?」

 

「分かりません。マップの情報が無いみたいなので......」

 

「そうか。アスナの場所は分かるか?」

 

「はい......かなり近いです!!上の方......こっちです!!」

 

ユイちゃんが走り出した。その後を俺たちが追いかける。

 

しばらくすると立ち止まって、壁の方を見た。

 

「ここから上部に移動できるようです」

 

その壁には、三角のボタンが2つあり、エレベーターらしきものがあった。

 

キリトは一瞬迷いながらも、上向きのボタンを押した。

 

中に入ると、ボタンがずらりと並んでいた。

 

現在地が光ってる場所なら最上階に居るはず......キリトもそう思ったのか、即座に1番上のボタンを押す。

 

少し待つとエレベーター独特の浮遊感がし始めた。

 

すぐに停止した。扉が開くと、再びユイちゃんが走り出しいくつもの道を通り抜ける。

 

しかし、途中で道が途切れてしまった。

 

「ユイちゃん、行き止まりっぽいから他のルートを探そっか」

 

「......います

 

「......ユイちゃん?」

 

「この先にママがいます!!」

 

俺は目を見開いた。この先にいる......だって?ゲームの世界だから有り得るのかもしれないが......もしかしたら!!

 

「ユイちゃん、そこの壁に手をかざしてみて」

 

「わ、分かりました」

 

かざした瞬間、壁が四角く取り除かれ同じような通路が広がっていた。

 

その通路を進み、通路の終わりと思われる場所に四角い扉があった。

 

左手でそのドアを開けると......世界樹の頂上だった。

 

「無いじゃないか......空中都市なんて」

 

「やっばりか......」

 

考えてみれば、多くの人がグランドクエストを突破できない理由にこれだけで成りうる。

 

ユイちゃんはそんなこと構わずに先へ進む。俺もキリトも後を追って進むと、見た事のある鳥籠が見えた。

 

「......キリト、アレ

 

迷わずキリトに伝える。すると、ユイちゃんの手を持って走り出した。

 

徐々に近づいていき、中の様子がわかるようになった。

 

あの写真と一緒で、中には2人の女性がいた。

 

SAOとは違う姿ではあるがアスナとツグということがすぐにわかった。

 

俺がたどり着いた時には、ユイちゃんとキリトがアスナに抱きついていた。

 

それを見て、微笑ましいと心の中で思い、俺はツグの方へ向かう。

 

「......遅くなった」

 

「ううん、助けに来てくれるって信じてたよ」

 

「そっか。ユイちゃん、アスナとツグのログアウトできそう?」

 

抱きついていたユイちゃんが我に戻った。

 

「ちょっと待ってください......ダメです。ママのステータスは複雑なコードでロックされています。多分ツグミさんも同じかと......システムコンソールがあればログアウト出来そうですが......」

 

「わたし、ラボラトリーでそれらしきものを」

 

その時、後ろから殺気を感じたあの時と同じような気迫を。

 

背中の剣を持ち臨戦体勢に入る。

 

キリトもなにか感じたようで、剣を持った。

 

直後、鳥籠の中に嫌な音が響き、次の瞬間には体に何かがのしかかった様な嫌な感覚に襲われる。

 

「パパ、ママ、ルッコさん、ツグミさん!!なにか良くないものが......」

 

言葉を言い終わる前にユイちゃんの体に紫色の光が這い回り、消えてしまった。

 

『ユイ(ちゃん)』

 

アスナさんとキリトが同時に叫ぶ。暗闇の中には俺たち4人だけが残る。

 

「いや〜驚いたよ。小鳥たちの鳥籠の中にゴキブリが2匹紛れ込んでいるのだから」

 

絶対に関わりたくないような声が聞こえ、顔を上げるとそこには緑色のトーカーに身を包んだ、端正な顔立ちで不気味に笑っている妖精がいた。

 

「お前は、須郷!!」

 

キリトは知っているらしい。

 

次の瞬間、キリトはその須郷とかいう奴に蹴り飛ばされていた。

 

「がはっ!!」

 

「口を慎め。我はこの世界の王のオベイロンだ。オベイロン様と、そう呼べ!!」

 

決めた。こいつの渾名はゲス郷としよう。

 

「キリトくん!!」

 

アスナさんの悲痛な叫びが聞こえた。

 

ツグに至っては今にも泣きそうな顔をしている。

 

ゲス郷は、その後にこう言い放った。

 

「それよりもどうだい、桐ヶ谷くん。いや、この場ではキリトくんと呼んだ方がいいかな?この魔法は次回のアップデートで導入予定の重力魔法なのだが、少々強すぎたかな?」

 

ゲス郷はキリトの頭を踏み、そう聞いた。

 

「そうだな、少し強すぎるだろうな!!」

 

「お前には聞いてない」

 

「グハッ!!」

 

「ルッコくん!!」

 

代わりに答えたら、今度は俺が蹴られた。

 

「ほう、君がルッコ君か。ってそんな話はどうでもいい」

 

今度はキリトの方に向いた。

 

「キリト君、君たちはどうやってここまで登ってきたんだい?」

 

「この翅で登ってきたのさ」

 

「ふん、まあいい。君の頭の中に直接訊けば解る事だ」

 

「てめぇ、そんなことが出来るはずが......」

 

「出来るんだよ。まさか酔狂でこんな仕掛けを作ってると思っては大間違いだよ。300人にも及ぶ献身的な協力によって記憶と感情の操作技術は8割程終了している。誰もなし得なかった人の魂の直接制御という神の偉業を、あと少して僕のものにできるんだ!!全く、仮想世界様々だよ」

 

ゲス郷、さすが汚い。

 

「須郷!!貴方のしたことは絶対に許されない!!」

 

「誰にと言うんだい?ここに神はいないんだよ。この僕を除いてなっ!!」

 

そう言ってキリトの背中に剣を刺す。ついでに俺の背中にも《グランイーター》が突き刺さる。

 

「システムコマンド、ペインアブソーバを10から8に!!」

 

そう言うと、キリトが苦しみ始めた。俺はなんとも思わないし、まわりの重力がいつもどうりに戻った気がするんだが。

 

「苦しいだろう、痛いだろう。段階的に強くしてやるから楽しみにしたまえ。もっとも、レベル3以下にすると現実の肉体にも影響が出るようだ......が......」

 

須郷が驚いた顔をしてこちらを向く。アスナさんもツグも驚いている。

 

「何を驚いているんだ、ただ()()()()()()()()()()()()()()じゃないか」

 

ちなみに、背中に刺さっていた剣は抜けております。ついでにキリトの剣も抜いておきました。

 

「な、なななな何を言ってるんだ。まだ効果時間は残っているはずだ。なにかバグが残っていたのか」

 

「お前は知らないんだな。システムを超える人間の意志の力を!!」

 

「こうなったら、これで勝負だ!!システムコマンド!!オブジェクトID《エクスキャリバー》をジェネレート」

 

そう叫ぶと空中から金色の刀身に、綺麗な装飾が施された剣が現れた。

 

「伝説の武器をコマンド1つで召喚......ねぇ」

 

「怖気付いたか」

 

「いや、ただ、お前を蹂躙できるのが楽しみで仕方ないんだよ」

 

久しぶりにこんなこと言った気がする。

 

「さぁ始めよう。妖精王に対しての下克上を」

 

「ふん、出来るもんならやってみな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ゲス郷は威勢のいいことを言っていたのだが、クソ雑魚だった。あの世界(SAO)の人々の方が上手かったし一撃が重かった。

 

「オベイロン様よぉ。妖精王様がこんなにも弱くていいんですかねぇ?」

 

そう言いながら腕を1本切り落とした。

 

「痛い!!僕の腕がっ」

 

「痛い......ねぇ。アスナさんやツグが味わった痛みはこんなもんじゃない!!」

 

システムログインID《ヒースクリフ》

 

そんなことを言ってたら、キリトも動けるようになってたいた。しかも小声で言ったあのIDは......

 

「システムコマンド、管理者権限変更。ID《オベイロン》のレベルを1に」

 

「何っ!!僕より高位のIDだと......貴様、いったい何をした!!」

 

「簡単な事だよ。元々いてたこの世界の神のIDを利用しているだけだ」

 

「クソっ。システムコマンド、ペインアブソーバを8から10に」

 

そう言われたが痛みは変わらなかった。

 

「............システムコマンド、ペインアブソーバのレベルを0に」

 

今度は痛みを伴った。

 

「ギャァァァ。さっきよりも痛みが強くなってる!!」

 

「そうかそうか。なら、もっと切り刻んでやるよ!!」

 

「やめっ......やめろ〜!!」

 

俺は妖精王の四肢を切り落とした。

 

「さて、こっからが本番だ......キリト、あの技とお前の剣......借りるぜ」

 

「ああ、ぶっ放してこい!!ついでに俺の分も頼んだ」

 

頼まれました˙꒳˙)˙꒳˙)ゞ

 

「な、何をする気だ!!」

 

あいつの声を無視しながら、俺は両手に剣を1本ずつ持った。左手にキリトの大剣、右手にはここまで大活躍してくれた《グランイーター》を持った。

 

そして、いつも隣で見てきた、キリトのあの技の構えをとる。

 

頭の中で動きをシュミレーションして動けると確信したときに目を見開いた。

 

「......スターバースト・ストリーム!!」

 

あの世界で、キリトしか扱えなかった二刀流スキルの1つ。この技をキリトが扱うために色々と協力してたから動きは覚えてた。

 

初撃、二連撃目、三連撃目......とできるだけ素早く丁寧に打ち込んでいた。キリトよりは速度は遅いがそれは仕方がない。あっちはシステムアシスト付きの速度だが、こっちはアシストなしの速度でだから、奴が逃げられないような速度で斬り裂いた。

 

そのまま続けた十六連撃目を奴の顔面に叩き込んだ。すると、オベイロンは爆発した。

 

「......汚ぇ花火だ」

 

そう呟くと、どっと疲れが襲ってきた。




今回はここまでです。
オリ主はアシストなしでスターバースト・ストリームを放ちましたね。
アニメで《スターバースト・ストリーム》を見た時に実際にやってみようとした人がここにいますが、速度遅すぎて断念しました。(当時はシステムでアシストされてるとか知らなかったなぁ)
次回+エピローグでこの章も終わりですね。
感想とか書いてくれると嬉しいな〜
それではこれで、また次回お会い致しましょう。

オリ主たちの日常みたいなサイドストーリーみたいですか?

  • みたいです!!
  • 別小説に分けるならみる〜
  • 要らないかな......
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