「黒の剣士」と「緑の戦士」と「幼馴染」の協奏曲 作:ルコルン
デス・ガンは遮蔽物に隠れながら戦う......いわゆるスナイパータイプだが、持っている銃まではわからなかった。けど、戦い方から廃墟エリアに来た。そこで、スキャンからデス・ガンを割り出そうとしたのだが......
「奴のキャラネームか......」
「確かに。名前が分からないなら待ち伏せも奇襲も何も手が打てないな」
「今回初出場の人は......『銃士X』、『スティーブン』、『パラリティックポイズン』か。なぁルッコ、最後の人って......」
「......麻痺毒。あの世界にもあったデバフをそのまま名前にしたのか」
「まぁ、この人たちが3人とも街にいたら待ち伏せなんて意味ないけどね」
「それに関しては、先に誰を狙うかを決めとけばいいだろ」
うん、まぁそれはそうなんだがな......少し悩んでいると。
「今、思ったんだけど......銃士をひっくり返してシジュウ......Xはさっきの十字のジェスチャー......って考えは安直かな?」
「どうですかね?......キャラネームなんて人それぞれですもん。自分だって本名からもじって追加しただけですし」
「......私も......」
「あっ......」 「ふっ......」
まさかシノンさんも本名もじりだったとは。意外性と相まって少し笑ってしまった。まぁシノンさんも笑ってるからおあいこということでお許しください。
「おほん。それじゃどうする?」
「っ!!すまんキリト。とりあえず、3人いた時はその時の動きで考えよう。2人の場合は銃士Xの方へ向かうことにしましょう」
「......そ、そうね」
街に入ってすぐ、スキャンの時間が来た。手分けしてスキャンの確認をしたところ、街にいるのは俺たち3人以外に......
「いた、死銃X」
「こいつをデス・ガンと仮定すると、狙いは『ムー』というプレイヤーか」
俺とシノンさんの言葉に、キリトがもう1人のプレイヤーである『ムー』を指した。
「デス・ガンの射程圏内に入る前に何とかしないと」
「俺がこのムーっていうプレイヤーの方に向かって何とか足止めをする。ルッコとシノンは死銃Xの方を任せてもいいか?」
「了解。シノンさん、アシストお願いします」
「ええ、わかったわ」
「それじゃ、また後でな」
作戦を確認し、キリトがムーの方へ向かったことを確認し、俺たちも銃士Xの方へ向けて歩みを進めることにした。
歩みを進めること数分、銃士Xを視界に捉えた。それと同時に銃士Xは倒れ、デス・ガンが急に現れた。そのことに驚いたが、これで銃士Xはデス・ガンでないことも同時にわかった俺は......
「シノンさん、俺が銃士Xの盾になるように奴を撃ちます。その時に、どうにかして銃士Xをシノンさんが倒してください」
「わ、分かったわ」
「倒したら、こっちの逃げるアシストお願いします」
そう言い残して、俺はデス・ガンの方に向かう。奴も俺に気づいたようで、銃士Xに向けていた黒いハンドガンを直しスナイパーライフルを持ち直した。
(何故だ?そのまま黒いハンドガンで撃てばいいのに。撃てない理由でもあるのか?)
そう考えてたら、奴は撃ってきた。まぁ考えごとしてる方が悪いのだが、それでも同じ手を喰らう俺じゃない。首を左に倒し弾を避ける。相手の武器チェンジ中に俺は近づき、マシンガンを乱射した。相手は距離を取ろうとしてバックステップしながら何か投げた。俺はそのまま前へ進みもう1回攻撃しようとしたが、それは叶わなかった。
「うおっ!!」
相手が投げたのは閃光弾だった。視界が良好になった時には奴はもういなくなっていた。
(くそっ、逃げられた!!)
「....くん......ルッコ君!!」
「っ!?は、はい!!」
逃げられたものは仕方ないので、次の手を考えようとした時、シノンさんが後ろにいた。
「あいつ......デス・ガンは?」
俺は首を横に振り、逃がしてしまったことを伝えた。
「そう......なら、ここから離れましょ?ここにいると、逃げたデス・ガン撃たれるかもしれないでしょ?」
「......そうですね。なら乗り物とか探すべきじゃないでしょうか?」
「乗り物って......バギーぐらいしかないけどあなた使えるの?」
「一応、現実で免許は持ってないですけど、この世界のやつは使ったことがあるので、使えると思いますよ。最後に乗った時から仕様が変わってなかったらですが」
「......それならあそこにあるから早く行きm」 “ドゴン”
俺たちの斜め後ろにあったドラム缶が撃たれた。さそれが爆発した。距離が遠かったから被弾はして無いが距離が近かったらどうなっていたか分かったもんじゃないな。
「......ヤバい気するんで走りますね。お手を拝借してもいいですか?」
「ええ。構わないけど何するk 」 ガシッ
「離さないでくださいね!!離したら死ぬと思ってもらって構わないですから」
そう言ってすぐにシノンさんの手を持ちながら言われたところに全速力で走った。
ものの1分ほどでたどり着いた俺はシノンさんをバギーの荷台に乗せて直ぐにエンジンをかけて走り出した。
奴は白馬に乗っていた。しかも、ペイルライダーを殺したあの黒いハンドガンを持っていた。これが殺人鬼じゃなかったらどれほど良かっただろうかと思うのだが、現実は非情だ。
「シノンさん、奴をバギーに乗りながらスナイプできますかね?」
「さすがに無理!!」
俺は前を見た。すると、ちょうどバギーが乗れば車体が飛べる道があることが分かった。
「シノンさん、それじゃあ10秒後にこの車体飛びます。その時なら車体の揺れは無いです」
「......あなたがここまで無茶言う時はできるって信頼があるからだもんね」
バレたか。引き金が引けないなら俺もアシストできる位置にいるので、なんとかなると踏んだからだ。
そんなことを考えていると、ジャンプ台に差しかかる手前にいた。
「それじゃいきます。............3,2,1,飛びます!!」
俺は飛んだことを確認し、シノンさんの方を見る。引き金を引く手が震えていたので、左手をそっと添えた。
すると、震えが収まったようで、すぐに引き金を引かれた。
それは、道路の隣にあったガス缶に当たり、ちょうど奴が通ろうとしたタイミングで爆発した。
(あの距離での爆発だから、致命傷とまではならなくてもある程度ダメージがあるはずだ)
「シノンさん、このまま砂漠を抜けます。捕まってて下さいね」
「ええ、分かったわ!!」
そのまま砂漠の途中に洞窟があったので、そこで考えることにした。
今回はここまでです。
そろそろこの章も終わりが近いですね。
それより、アリブレで勇者ユウキと魔王キリトの話がエイプリルフールネタで来ましたね。
今から読んできます!!
次回投稿は4/8です。
次の話までゆっくりとお待ちください!!
この小説でのユウキさんはどうしましょう?
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原作通りでGo