「黒の剣士」と「緑の戦士」と「幼馴染」の協奏曲 作:ルコルン
多くは語りません。本編をどぞ(っ´∀`)っ
4月頭、学年がひとつ上がり、それから数日くらい経ったある日、蘭を抜いたメンバーが羽沢珈琲店に集合していた。
「さて、今日ここに集まっていただいたのにはワケがあるんだわ。まぁ察しついてると思うけどさ、今月の10日は蘭の誕生日だろ?いつも通り誕生日会するぞ......って言いたいんだけどさ」
「何かあったのか?」
「その日、俺用事で夕方まで居ないんだよ。準備4人でできるか?」
「さすがに準備できるって!!」
「いや、俺が問題視してるのは料理の方なんだが......つぐ1人だと作るのきついじゃんって思ったのよ」
「私、頑張るよ!!お父さんとかもいるし何とかなる......はず」
「そう?次ぐがそう言うなら任せるよ。俺も極力まきで用事終わらせるから、少し耐えててくれよ?」
『了解(だよ〜)!!』
俺は蘭のプレゼントのために色々調べることにした。
「あいつって華道してるんだっけ?なら花で気持ち伝えたいよな。まぁそのためには、蘭パパの協力も必要な訳で......とりあえず花屋行くか」
商店街にある花屋に向かった。結論だけ伝えると、いい感じの花が揃った......と思う。勿論、花言葉もこみで選んだよ。すっごく難易度が高かったけど、そこは蘭パパの力でこの色の方がいいとかアドバイスを貰った。
「今日はありがとうございます。当日の朝に今日買った花を持っていきますね」
「お役に立てたようで何よりだよ。ところで、なんでうちの娘の誕生日に生け花をプレゼントにしようと思ったのかな?」
「まぁ、まずは蘭が華道の家元の子だからというのがひとつで、ほかの友達にはアクセサリーとかでプレゼント渡してたんですけど、蘭にはどんなアクセサリーよりも花が似合うって感じたから......ですかね」
「そうか。なら、蘭に似合うように花を生けないとダメだね」
「だからこそおじさんに頼んだんですよ。俺の知り合いで蘭以外に生け花できる人が居ないもんですから」
「HAHA。ならビシビシ指導していこうかね」
「お、お手柔らかにお願いしますね」
さて、当日に自力で生けることをやらなくていいと考えるだけで御の字なんだけど、友達に渡すんだから妥協なんて許されないな。頑張るぞ〜!!
<コケコッコ-
翌朝になり、ひまりが蘭のことを連れ出したことをもかから5人のグループで確認したので、俺は蘭の家へ花を受け取っていくことにした。
まぁ花屋で、「この花って誰に渡すんですか?」って店員さんに聞かれたから、「大事な友達です」と伝えたら何故か微笑ましい顔で見られた。何故だ......?
「お邪魔します、本日はよろしくお願いします」
「いらっしゃい。そこまで固くならなくていいんだよ」
「は、はい」
「早速だけどやろうか。準備は出来てるね」
「勿論です」
俺は蘭パパに教えてもらいながら花を生ける。途中で、生けてる花の長さが長いかなとか思ったりしたけど、何とか形にできた。生けた花は『ブルーベリー』、『ライラック(白色)』、『カキツバタ』だ。蘭は1つ1つの花の意味わかるかな?わからなかったらその時だな。
「ありがとうございました」
「うん、初めてとは思えないくらい上手に出来てるよ。たまにでもいいから花を生けに来ないかい?」
「そうですね......機会があればやらせてもらいますね。それとなんですが、このままこの花を家に置いといてくれませんか?」
「何故だい?プレゼントなんだから持っていけばいいのに」
「持ち運びが大変だからですよ。俺以外にもプレゼントあげる人がいるし、そのプレゼントがどんなのかなんてわかってないんですよ。それなのに持ち運びにくいプレゼントを渡すのはなんか違う気がするんですよね。それに......」
「それに......?」
「家にあった方がサプライズ感出るかな〜なんて思ったり」
「そうか。流己君がしたいようにすればいいさ」
「それじゃあ、プレゼント置いとくんでしっかり渡してくださいよ。今日はありがとうございました」
「またいつでも来ていいからね」
さて、羽沢珈琲店に向かいますか。
走ったから美竹家を出てから10分で羽沢珈琲店に着いた。
「ぜぇぜぇ......ただいま戻りました」
「おかえり〜飾り付けは終わったから、私達も料理の手伝いしてるんだ〜」
「マジ!?つまみ食いしてないよな」
「しししし、してないよ〜」
絶対やったな。まぁいいけど、俺も手を洗ってからキッチンに向かう。
「おおー帰ってきたか。プレゼントは届けてきたか?」
「はい。蘭の家に置いてきました。蘭のお父さんに伝えてるので渡してくれる......はず......と、信じたいです。とりあえず、早い目に帰ってこれたので手伝いますよ」
「おおー助かるよ。それじゃあ――と――をお願いするよ」
「了解です(*`・ω・)ゞ」
あれから2時間準備に追われた俺たちは出来るだけのことをしたら意外と出来た。
あとは蘭が来るだけなんだが、やっぱりソワソワしてしまう。
「なんだ、流己。緊張してるのか〜」
「悪いか、緊張してよ」
「何かあったの?」
「それは......カクカクシカジカって感じなんだよ」
「へ〜。るーくんが生け花を蘭にプレゼントしたんだ〜」
「なんだか意外だね。てっきりアクセサリーとかあげるのかと思ってたよ」
「初めはそうしようと思ったんだよ?だけど、蘭があまりアクセサリーを付けてる所をなかなか見ないから、蘭のやってることに関連して生け花やってみた」
「それで、その生け花は?」
「ん?蘭の家に置いてきた」
「えっ。なんで!?」
「だってみんなもプレゼント渡すんだから持ち帰るの難しくなるのにその上生け花渡すんだぜ。流石に此処には持ってこないよ」
「まぁそうだよな......っと、そろそろ着くらしいぞ。準備はいいか?」
『任せろ!!』
ガチャ「つぐ、呼ばれたからk ∠※。.:*:・'°☆パ-ン『お誕生日おめでとう、蘭(ちゃん)!!』えっえっ!!」
「今日蘭の誕生日だろ?だから、お祝いするんだよ。ほら、主役さんはこっちこっち!!」
ほんでいつも通り誕生日会をやり、プレゼントを一人一人渡していく。
「みんな渡したな。ってことで俺なんだけど、俺の分のプレゼントは蘭の家に置いてきた。ということで帰ってから見てほしい。ある人に渡してるから受け取ってくれ」
「ある人って誰なの?」
「それは帰ってからのお楽しみです。ということで今日はお開きにしましょうかね」
〜side蘭〜
今日は私の誕生日だからAfterglowのメンバーが私のために誕生日会をしてくれたし、プレゼントを貰った。だけど、1番楽しみにしてた人から“私へのプレゼントは私の家に先に置いてある”って言われたから帰って確認しよう。
「ただいま」
「おかえり、蘭。お前の友達がプレゼント持ってきてくれてるから後でお礼言っとくんだぞ」
「分かってるよ、父さん」
本当にプレゼント持ってきてくれてたんだ。なんだろうと思ってリビングに向かうと、机の上に生け花があった。
「これが、プレゼントなの?」
「そうだぞ。蘭が出ていった後に流己君がここに来てな花を生けて行ったんだよ」
「ってことは、花を選んだのは......成宮ってこと?」
「その通りだ。花の種類見てみな」
そう言われたので生け花を見る。見たところ、『ブルーベリー』、『カキツバタ』、『白色のライラック』だった。そういやこの花たちの花言葉って......ブルーベリーは「実りある人生」、カキツバタは「幸せは必ず来る」、そして、白のライラックは「青春の喜び」か。成宮に後で感謝しないとね。
今回はここまでです。
改めまして、美竹蘭さんお誕生日おめでとうございます。
原作で有名な華道の家元の一人娘って所からプレゼントは花束にしました。ありきたりかもしれないですね。
次は4/15にAfterglow最後の1人の誕生日回をお送りします。
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