「黒の剣士」と「緑の戦士」と「幼馴染」の協奏曲 作:ルコルン
今回はやっとこさの第1層のボス戦です。
ここまで長かった~
戦闘描写は苦手ですが、しっかり描いていこうと思います。
それでは、本編へ……Go!
翌日、待ち合わせ場所に向かおうとしたら、ツグミに呼び止められよくわからないまま向かった先は……
sideルッコ
「ランちゃん達~。ルッコさん連れてきたよ~」
「おいツグミ(-_-;)もしかして連れてきたい場所ってってまさか……」
「今日ボス戦でしょ。応援しに来たのよ。
ルッコ、ツグミを死なせないようにしっかり守りなさいよ。」
「分かってるって。俺もツグミも、それに皆も。死なさないようにこの世界から脱出するんだよ。
だからこそ、第1層ボス戦を犠牲者なしで戦い抜くんだよ。」
「だったらいいんだけどな。ツグミは、たまに頑張りすぎる癖あるから、そうならないように見といてやってくれないか。」
「任された(`・ω・´)b」
「「「「じゃあ、死なずに頑張るんだぞ。」」」」
「「んじゃ、行ってきます(くるわ)。」」
「「「「行ってらっしゃい。」」」」
という感じでいつも一緒に行動しているパーティーメンバーに見送られてから、集合場所に向かった。
「みんな!ありがとう。誰1人欠けることなく46人が集まった。
俺から言うことはただ1つ。みんな……絶対に勝とうな!」
ディアベルさんの掛け声の後にそこにいた全員が声を上げた。
迷宮区到着後、ボス部屋前に着くまでに出てきた敵は、基本的に俺が倒していくことになった。
原因は言わずもがな、昨日の攻略会議でディアベルさんの話を遮っていちゃもんつけてたあのイガグリ(キバオウ)が
「おい、そこの4人パーティーの奴ら。本隊が消耗しやんように、雑魚たち倒していきや。なんたってあんた等、取り巻き倒すん仕事やろ。」
とか何とかほざきやがったから、ディアベルさんに確認と許可を取ってから俺1人が先頭に立ち、雑魚どもを全員相手していた。
(キバオウの奴、自分らは楽してボス部屋に行きたいだけでなく、俺らにLA(ラストアタック)を取らさんように消耗させようとしてるな。)
と心の中で思いながら目の前の敵をすべて倒し切る。
ディアベルさんたちのパーティーや、ツグミたちが手伝おうとしてくれていたのだが……顔に出さなくても心の中でキレていた俺にとっては朝飯前すぎた。
何体出てこようが30秒以内に終わらせていた。
そんなこんなしている内に、ボス部屋に着いたので、パーティーに戻った。
「…………行くぞ。」
片手に剣を持ち、空いている手を扉に添えてこう言った。
すぐに全員戦闘態勢になった。
そこからは、すごく順調だった。危ない場面もあったが、ディアベルさんの指示でしっかりと体制を整え、戦っていた。
しかし、俺は違和感を覚えた。なんだろうと思いボスを見渡すと、腰に持っている持ち替え後になると思われるの武器が、曲刀じゃないものに見えた。
ということで
「ツグミ、キリト、アスナさん、ちょっと俺ディアベルさんのところに行ってくるんで、センチネル任せていいですか?」
「どうした。なんか違和感でもあったのか。」
「そうだよ!しかもだれかだ死なないと気付かないかもしれない違和感にだ。」
少し焦りと怒りの含んだ声でキリトに言っていた。
「分かった。こっちで何とかする。早く行ってこい。ツグミ、アスナ、それでもいいな。」
「大丈夫ですよ。」
「いいわよ。」
「3人共、ありがとう。」
といって、ディアベルのもとへ走っていった。
「ディアベルさん。ちょっと聞いてほしいことが。」
「ルッコ君。どうしたんだい。」
「簡潔に話すと、ボスの持ち変える武器が曲刀じゃない可能性があります。」
「なんだって。どんな武器かわかるか。」
「ちらっと見た感じなんですが、刀?みたいな感じのものです。」
「分かった。攻撃隊にパターンが変わって見切れるまで、前に出ないように伝えよう。」
「お願いします。その最中に前に出て死なないでくださいね。」
「分かってる。もしもの時があったらこのレイドパーティーの指揮は君に任せるよ。」
「そうならないことを祈るばかりです。」
といって、ディアベルさんに伝えて持ち場に戻った。
その時、キバオウに睨まれ、舌打ちされたことは言うまでもないだろう。
そして、3本目のゲージを削りきって4本目のゲージに入ったとき
「みんな下がれ、俺が出る。」
といって前に出てソードスキルを放った。多分「スラント」だろう。
武器が違うことに今頃気づいたキリトが
「ダメだ、ディアベル、後ろに飛べ。」
といってる最中に、俺は、ディアベルのもとに駆け寄り始めていた。
ディアベルさんの攻撃が当たる前にコボルトロードは飛び上がり、ディアベルさんの攻撃は外れた。
ディアベルさんが硬直に入ったと同時に、コボルトロードは体を捻り、落下と同時に竜巻のように回転し、蓄積したパワーを解放した。
刀専用ソードスキル重範囲攻撃技≪旋車≫
これをもろにくらったディアベルさんは、HPがかなり削られた。
しかも≪旋車≫の追加効果でディアベルさんはスタンしていた。
そこに俺は駆け付けディアベルさんを担いで撤退しようとしたが、それをボスが許してくれるわけがなく、追撃をしようと、こちらに向かって斬りにきた。
逃げられないと瞬時に悟った俺は、スキル≪クイックチェンジ≫を使って短剣から大剣に持ち替えた。そして、俺はディアベルに向けて動いている刃を……
sideツグミ
「ダメだ、ディアベル、後ろに飛べ。」
キリトさんが言っていることが伝わったが分からなかったので
「ねぇ、ルッコ。ディアベルさんやばk……あれ?」
私は、周りを見渡してルッコを探す。
やっとの思いで見つけたルッコは、ディアベルさんのもとでボスの攻撃を受けようとしている最中だった。
このままじゃ、ディアベルどころかルッコまで死んじゃう。
と思って助けに行こうとしても足が動かない。
「なんで?なんで動かないの、私の足。」
考えてみると「誰かが死ぬ」という感情に足がすくんでしまったのではなく、「助けに行ったら、私も死んでしまう」という感情が無意識のうちに働いたのだろう。
刻一刻と敵の攻撃はルッコたちに向かっている。早くしないと死んでしまう。
頭の中で分かっているのに、体が動かない。従って、私ができたことは……
sideルッコ
ガキンと打ち鳴らして敵の刀の威力を弱めている。その時
「死んじゃヤダよ。」
というツグミの弱弱しい声が聞こえてきた。
その声に応えるように
「ここで死ぬわけねぇだろ。このアホが。」
声を殺しながら、敵の刃を少しずつ持ち上げていく。
「うらぁ。」
と声を上げしっかりと敵の刀を相殺した。
そのタイミングで敵がよろけたので、ディアベルさんを持ち上げて後方に下がって
「タンクの隊、前衛で敵の攻撃耐えてくれ。じゃないとこのまま死ぬぞ。
後、センチネル出てきてるから、誰か対処に回ってくれ。
センチネル倒しに行かん奴ら、ボスの攻撃をできるだけ早く見切らんと、犠牲者出てくるぞ。
生きて帰って≪始まりの町≫に居てる人に希望見せるんと違うんか?」
ここまで早口で言ったから、伝わってるかは分からないが、タンク隊が動いているから伝わっているのだろう。
このタイミングで、ディアベルにポーションを飲ませた。
残り数ドットだった為少し焦ったが、大丈夫なようだ。
「キリト、ツグミ、アスナ、ちょっと集まってくれ。」
というとすぐに集まってくれた。
「どうした?」
「あれらはアイツをやりに行く。キリト、お前の反射神経なら見切れるな。」
「おう、見切れるぞ。」
「んじゃ、俺とキリトで敵の攻撃をすべて受けきる。残りの2人はアタッカーだ。しっかり攻撃して、敵の攻撃が来たらすぐに俺らに交代すること。いいな。」
「「「分かった。」」」
「後、ディアベルは回復しきったら指揮頼むぞ。俺の指揮粗すぎるから、細かいところを構成していってくれ。」
ディアベルからの応答はなかったが、立ち上がったので、心配はなっかった。
俺たち4人はボスに周りにいるタンク隊の一人であるエギルさんに
「エギルさん、ボスの攻撃パターン分かりました?」
「すまん。すぐには分らんかった。」
「仕方ないですよ。じゃあこっからでも見切ってくださいね。」
「了解した。」
「3人共。行くぞ!」
「「「了解!」」」
ボスが刀を左手に持ち、腰だめに構えた。
「あれは、刀直線遠距離技の≪辻風≫だ直線方向に飛んでくるぞ」
「了解。」
俺は短剣に持ち替え≪サーキュラ≫をキリトさんは≪レイジスパイク≫を使い、2人同時にボスの刀に打ち込み相殺した。
そこにツグミとアスナが≪リニアー≫を使い敵を攻撃した。
それを15回ぐらいしたとき、あることが起こった。
なんとボスが今までに使ってこなかった技を使ってきた。
俺もキリトもソードスキルをキャンセルし防御体制をとったが、俺はイエロー手前まで、キリトは3割程削られてしまった。
ツグミもアスナさんもそれに気づいたのでソードスキルを打たなかったが、俺とキリトが近くまで飛ばされてしまったので、4人まとめて攻撃をくらうと思ったその時…
「う…おりゃァ!!」
エギルさんが両手斧スキル≪ワールウィンド≫を打ち込んでくれた。
「あんたら4人に壁役までやられると、立場ないからな。さっさとPOTのみな。」
「「「「ありがとうございます。」」」」
俺とキリトは、ダメージを回復するために回復ポーションを飲んだ。
回復を待ってる間にも、しっかりとダメージを与えてくれていた。
「じゃ最後の攻撃行くぞ」
「おう」
「了解」
「任せてください」
最初に、ツグミとアスナの≪リニアー≫がボスの両脇に突き刺し、次に俺が、≪ラピットバイト≫と打ち込んでいる途中から、キリトが≪バーチカルアーク≫を放ち、最後の一撃のタイミングがキリトと被った。
HPが0になり、コボルトロードは両手から刀を落とし、儚く四散した。
あたりに静寂が漂い、急に獲得経験値とコルの表示があった。
これを見て確信したのか、周りの人が歓声を上げた。
その歓声の中から
「なんでや!何でディアベルはんに伝えとかんかったんや!
伝えてたら、あんな危険なことはしやんはずやろ。」
流石にウザくなってきたので
「うっさいぞキバオウ。正直に言うとな、ディアベルにはもしかしたらのレベルでボスに武器が違うことは伝えたぞ。そこからどうしようが、本人の勝手やと思うし、ディアベルの気持ちは、ディアベルにしかわからんと思うで。
後、ボスの武器が変わってから、あんた一切攻撃してなかったようやけど、そんな奴がこんなこと言っていいセリフやと思ってんの?
もし、そう思ってたらあんたの頭の中お花畑かなんかか?
考えやんと物事言ってたら、信用なくすぞ。このハイエナが。
他の奴も一緒やぞ。分かってるな。次はないと思っとけよ。」
て言ってディアベルのもとに行く。
「ディアベル。あんた一回話したほうがいいんと違う?
自分がβテスターってことを。」
「いつ気づいたんだい?」
「簡単なことだ。あんたが全員を下げて自分だけ上がったときに確信したよ。
ニュービーだろうがテスターだろうが、その人がどんな立場の人だったとしても、ほかの人の意見はしっかり聞くことだな。」
そういってキリトたちのもとへ戻った。
「さて、キリト。君はこの後どうするんだい?」
「俺は、2層のアクティベートをしようと思う。」
「アスナさんは?」
「私も、キリト君についていって2層のアクティベート?ていうのをしてくるわね。」
「ツグミはどうする?」
「私は、一回戻りたいかな。みんなに報告したいから。」
「了解。んじゃ、キリトはアスナさんと一緒に2層のアクティベートしておいてくれ。」
「はいよ~。お前はどうするよ。」
「俺か~。俺もツグミと一緒に戻ることにするよ。女の子一人だと危ないし、俺も報告したいし。」
「了解。じゃあ、アスナ行くか。」
「またね。ツグミちゃん。ルッコ君。」
といって2人は2層のアクティベートをしに行った。
「ツグミ、俺たちも行くか?」
「そうだね!早く帰って一緒に報告しよう。」
と言って、俺たち2人は颯爽とボス部屋から出て、≪トールバーナの町≫に向かった。そんな時
「そういえば、最後の一撃をキリトさんと2人で決めてたじゃん。なんかもらったの?」
「なんだろうな?確認してみるわ。」
俺は、ステータスを開きアイテム欄を確認した。
その中に、1つだけ持って行ってないはずのアイテムがあった。
「おっ、装備品だ。名前は……『コート・オブ・リーフグリーン』か。
名前からして、すっごい緑色な気がするんだけど、着た方がいいかな?」
「着てみてよ。キリトさんもあの後着てたでしょ。」
あの黒いコートがボスドロップだったのかと思いながらも、俺は『コート・オブ・リーフグリーン』を装備した。
「どうだ?似合ってるか?」
「( ゚д゚)」
「ツグミ~。どうした~。」
「Σ(゚□゚;)すごく似合ってたもので見とれちゃってました。」
「そうか。ならよかった。」
思ってたより深緑寄りの色だったので似合ったようだ。
正直に言うと、俺の色の好みどストライクだったから似合ってなくても見た目装備にするつもりだった。
そんなこんなで≪トールバーナ≫に着いた時には、既に夜だった。
いつもの6人が集まったのは、2日ぶりだから、女の子同士は話すことが多くあったらしい。
俺が関係してた話は、ボス戦の話だけだった。しかも、無茶したことがばれて、4人に猛烈に怒られてしまったのは別の話だ。
今回はここまで。キバオウがかなりウザい役回りに立っていましたね~。
次回は、アニメの通り行こうと思ったのですが、≪月夜の黒猫団≫の部分に入っちゃうので、オリジナルストーリーを2,3個入れようと思います。
なので、次回はこんなハイペースで投稿できないかもです。ごめんなさい。
アンケートもよろしくです。
ではまた次回お楽しみに!
オリ主たちの日常みたいなサイドストーリーみたいですか?
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みたいです!!
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別小説に分けるならみる〜
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要らないかな......