スーパーロボット大戦VB   作:元ゴリラ

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ルート分岐「バイストン・ウェル/地上」

—某所—

 

 その男がトビア・アロナクスの下に訪れたのは、あるコロニーの昼下がり。運送会社「ブラックロー」の営業所でのことだった。

 

アラン

「失礼。海賊の生き残りが潜伏しているというのは、ここでいいのかな?」

 

 金髪碧眼の美青年……。黒いジャケットと皮の手袋をしながら、その瞳は猛禽のように鋭い。そんな男だった。しかし、不思議と敵意は感じない。国連軍の人間や、警察の手の者かとも思ったがそういう匂いはしなかった。

 

トビア

「何か、勘違いなされているようですね。我々ブラックロー運送は健全な廃棄物処理兼、運送会社でして……」

 

 ジャンクの山の上で昼寝していたトビアは起き上がると、対外的な社交事例で誤魔化す。しかし、男は皮肉げに笑ってみせた。

 

アラン

「そういう表向きの話はいい。俺の名はアラン・イゴール。デビルガンダム……盗まれたデビルガンダムを取り戻してほしい」

 

 デビルガンダム。それはトビアにとっても無視のできない単語だった。

 男……アラン・イゴール曰く、木星戦役の後にデビルガンダムは完全に破棄された。しかし、隠されていた一部のDG細胞を国連は保管しており、いずれアルティメットガンダムとして復元した後、制御下に置いて地球環境再生計画を進める手筈だったという。

 

アラン

「君達も知っての通り、アルティメット細胞は本来、ネオジャパンのライゾウ・カッシュ博士が地球環境を再生させるために作り出したものだ。しかし事故により、『地球再生のための人類抹殺』にプログラムが書き代わり、自己進化、自己再生、自己修復を繰り返すDG細胞へ変化してしまった」

 

ベルナデット

「でも、DG細胞を保管していただなんて……」

 

ウモン

「へっ、地球のお役人様が考えそうなことさ。地球環境が再生されれば、コロニーの属国になることもなくなる」

 

 トビアと共に宇宙海賊に身を寄せる少女・ベルナデットと、歴戦のパイロットであり今はメカニックを担当するウモンじいさんがそれぞれに言う。しかし、そのDGを盗んだ者が何者か。それをアランは調査しているという。

 

トビア

「デビルガンダムを悪用する者がいれば、とんでもないことになる……」

 

 以上が、トビア達ブラックロー運送。いや、宇宙海賊クロスボーン・バンガードがデビルガンダム捜索のため、アラン率いる独立義勇軍・バンディッツと手を組んだ経緯である。

 その後、捜索活動中に遭遇したかつての木星帝国残党軍と交戦し、そこでアラン達と同じくデビルガンダムの行方を追うネオジャパンのドモン・カッシュ、レイン・ミカムラ、それにネオチャイナのサイ・サイシーと出会う。ドモン達シャッフル同盟もまた、デビルガンダムの行方を探していたのだ。

 ドモンの仲間達……チボデー、ジョルジュ、アルゴの3人もアルゴの海賊船「コルボー2」を拠点とし、ドモン達と別働で動いているという。

 そんな時だ。地球上でデスアーミーの目撃報告が各地で報告され、彼ら一同は地球へ降りた。そこでミケーネ帝国の戦闘獣と交戦になり、新たな地球圏の危機を実感した彼らは、アランの旧知の仲である獣戦機隊の葉月博士とコンタクトを取り、ここ横浜で落ち合うことになっていた。

 

 ともかく…………。

 

 

 

—海賊艦リトルグレイ—

 

 

トビア

「まさか、あなたがいるんなんて思いませんでしたよ、キンケドゥさん」

 

 現在、クロスボーン・バンガードの旗艦リトルグレイは横浜自衛隊駐屯地に入港。葉月博士と、同じように集められたスーパーロボット軍団と合流を果たした。そして今、新たな拠点・科学要塞研究所に向かっている。

 科学要塞研究所に集められるスーパーロボット軍団。その中は、トビアにとって恩師とも言うべき人がいた。

 

キンケドゥ

「ほとんど成り行きだがな。モビルスーツを無断で借りちまった以上は、そのまま帰るわけにもいかなくなっちまった」

 

 キンケドゥ・ナウ。本名をシーブック・アノー。木星戦役をトビアと共に駆け抜けたエース・パイロットであり、戦後はシーブックに戻りクロスボーンのリーダーだったベラ・ロナ……セシリー・フェアチャイルドと結婚し、2人でパン屋を営んでいた。

 

ベルナデット

「でも……いいんですか? ベラ艦長のこと……」

 

 トビアのパートナーでもある金髪碧眼の少女。ベルナデット・ルルーが心配そうに尋ねるそれは、トビアにとっても心配の種だった。

 

キンケドゥ

「まあ、祭りの会場が戦場になったんだ。誤魔化しはできないだろうなぁ……」

 

 そう言って、バツが悪そうに髪を掻くキンケドゥ。そこにやってきたのは、彼ら宇宙海賊とそれなりに因縁のある相手……ハリソン・マディン大尉だった。

 

ハリソン

「安心しろ。今街全体で自衛隊が警護に当たってる。あんたの奥さんに関しては要警護者ってことで、精鋭をつけさせておいた。旦那が無断で軍のモビルスーツを使用した件についてはまあ、不問というわけにはいかんだろうがな」

 

キンケドゥ

「あんたは……」

 

ハリソン

「でも安心しな。キンケドゥ・ナウならいい弁護士をつけてやるよ」

 

 そう冗談めかして笑うハリソン。そこに、彼ら宇宙海賊への敵対意思はないようにトビアやキンケドゥは感じていた。

 

キンケドゥ

「色々と、すまないな」

 

ハリソン

「いいってことよ。よろしく頼むぜ」

 

 ハリソンが差し出した右手を、キンケドゥが握り返す。軍人と海賊。しかし、そこには戦友という不思議な縁があるとハリソンは確かに、感じていた。

 

 

 

…………

…………

…………

 

—輸送機—

 

甲児

「それにしても、久しぶりだなドモンさん」

 

 科学要塞研究所へ向かう輸送機の中、甲児は懐かしい戦友と対面していた。ドモン・カッシュ。2年前、ギアナ高地に潜伏していた兜甲児の宿敵ドクターヘルは、デビルガンダムを復活させんとする東方不敗マスターアジアと共謀していた。この時、甲児はシャッフル同盟の面々と共にデビル機械獣・地獄王ゴードンを打ち倒したのだ。

 宿敵ドクターヘルへの勝利。この勝利は、シャッフル同盟の、ドモンの協力なしには成し遂げることはできなかっただろう。少なくとも甲児はそう思っている。ある意味、ドモン達シャッフル同盟は甲児の恩人でもあった。

 そのシャッフル同盟が2人。ドモン・カッシュとサイ・サイシー。それにドモンのパートナーであるメカニック兼医師のレイン・ミカムラが海賊艦に同乗していた。

 

レイン

「甲児君、少し背伸びたんじゃない?」

 

 レインに言われ、甲児がヘヘッと頭を掻く。それに続いて、ドモンも穏やかな表情で旧友との再会を喜んでいた。

 

ドモン

「ああ、まさか甲児と再会することになるとは思わなかったがな」

 

サイ・サイシー

「ねえ甲児のアニキ、さやか姉ちゃんは一緒じゃないの?」

 

甲児

「ああ。さやかさんは先に科学要塞研究所へ向かったよ」

 

 それを聞き、露骨にしょんぼりするサイ・サイシーに苦笑する甲児。そんな中で、鉄也が口を開いた。

 

鉄也

「しかし、デビルガンダムに木星帝国残党。敵はミケーネ帝国だけではないことか」

 

ドモン

「ああ。アランはそれに対応するために何か考えているようだな」

 

槇菜

「アラン……って、さっきの黒いコンドルみたいなメカに乗ってた人ですよね?」

 

 甲児達の再会の挨拶を見守っていた槇菜が言う。既に、事態は槇菜が巻き込まれた時よりも複雑になっている。そんな中で、味方のことだけでも把握しておきたい。そんな心理が働いてのことだった。

 

ドモン

「ああ。アラン・イゴール……侮れん男だ」

 

 ドモン曰く、アランはムゲ帝国との戦争でガタガタになった国連軍から離脱し自ら指揮していたレジスタンス組織、バンディッツで帝国と戦っていた歴戦の戦士だという。彼はムゲとの戦争終結後も独自に活動を続けており、ウルベの野望を看破し、デビルガンダムに関わる陰謀を調査していたドモンの2人目の兄……シュバルツ・ブルーダーを支援していたという。

 

槇菜

「そんなすごい人が、表に出てきたってことですよね……」

 

鉄也

「そうだな。今まで裏方に徹していた人間が、表に出ざるを得なくなる……それだけ、事態が逼迫しているということだ。ミケーネ帝国の登場で、グレートマジンガーを出撃せざるを得なくなったことと同じようにな」

 

 そう言って、不敵に笑う鉄也。そんな様子をドモンは一瞥し、フンと鼻を鳴らした。

 

鉄也

「…………何だ?」

 

ドモン

「いや、少し懐かしい気持ちになっただけだ。だが……その強いプライドが時に自分や仲間を傷つけることがある。それだけは、覚えておくんだな」

 

 それだけ言って、ドモンは鉄也達の前から歩き去る。鉄也は、無言でドモンの後ろ姿を睨め付けていた。そして、

 

レイン

(ドモンが……)

 

サイ・サイシー

(他人に説教するだなんて……)

 

 ドモンとここにいる誰よりも付き合いの長い2人はその様子をポカンと見つめていた。

 

 

…………

…………

…………

 

—科学要塞研究所—

 

 横浜からそう遠くない神奈川県の某所。そこに輸送機と海賊艦リトルグレイは着水していた。

 

オンモ

「本当に、ここでいいのかい?」

 

 リトルグレイの艦長である妙齢の女性、オンモがぼやく。それもそのはずで、アランと葉月博士が指定した場所には、何もないのだ。ただ、海だけが広がっている。

 

トゥインク

「待ってください、海中に高熱源反応あり。……何かあります!」

 

 通信士の、トゥインク・ステラ・ラベラトゥ。青いショートカットと星のように天真爛漫の瞳を持つ少女が言うと同時、波飛沫を上げてそり上がるものがあった。

 

トビア

「海の中から……建物が?」

 

キンケドゥ

「これが科学要塞研究所か」

 

 科学要塞研究所。そのタワー状の建物は周囲にミサイル発射台が設置され、360°を包囲するように展開されている。戦うために要塞化した研究所。その名前が表す通のの名を冠するに相応しい物々しい雰囲気がそこにはあった。

 

甲児

「すげえ、光子力研究所とは全然違う!」

 

 甲児が拠点としていた光子力研究所は、最低限の防衛能力だけを備えた純粋な研究機関だった。しかし、これは違う。

 

鉄也

「科学要塞研究所は、来たるミケーネ帝国との戦いに備えて武装した研究所……まさに要塞だ」

 

竜馬

「なるほどな……。早乙女研究所も相当だったが、ここもなかなかだぜ」

 

 その科学要塞研究所から、出迎えるものがある。女性型のフォルムをした、グラマラスなロボット……ダイアナンAだ。

 

さやか

「みんな!」

 

槇菜

「さやかさんだ!」

 

 よく知る人物の登場に、安堵する槇菜。思えばここ数日、どんどん知らない人が自分の周りに増えている。ゼノ・アストラに乗った時にはぐれてしまったエイサップは大丈夫だろうかと心細くもなる。そんな中で、見知った顔の同性がいてくれるのは、槇菜にとっても安心できる。

 ダイアナンAに誘導されて、一同は科学要塞研究所へと足を運んでいく。そして、輸送機から降りた一同を待っていたのは、国連軍の制服を着た4人組の男女だった。

 

「遅えじゃねえかよアラン」

 

 4人組のリーダー格、藤原忍。アランはそんな忍を一瞥しフッと声を出し笑う。

 

アラン

「相変わらずだな藤原。この分だと、親父もお前に苦労をかけさせられていることだろう」

 

「なっ、何をぉっ!」

 

 喧嘩腰になる忍を、隣にいた赤毛の女性が制す。

 

沙羅

「やめなよ忍。みっともない!」

 

 赤毛の女性、結城沙羅の後にメンバーの最年少の小柄な少年、式部雅人もそれに続く。

 

雅人

「そうそう。それに、結構可愛い子もたくさんいるみたいじゃん?」

 

 そう言って一同の女性陣を見回す雅人。その視線にオンモは呆れ、ベルナデットとトゥインクはトビアの後ろに隠れ、槇菜は不思議そうに首を傾げていた。

 

さやか

「槇菜……相手しなくていいわよ」

 

槇菜

「?」

 

「フッ……呆れられてるぞ雅人」

 

 4人組の中で一番の長身、長髪の男……司馬亮はそんな女性陣の様子を見て、雅人に脈がないことを悟り呟く。

 

竜馬

「ほう……」

 

サイ・サイシー

「へえ……」

 

 そんな亮の身のこなしは、只者ではない。その事を竜馬達、武道の達人は一瞬の所作で見抜く。

 

ドモン

「お前……なかなかやるな?」

 

「嗜み程度に、中国拳法をね」

 

 謙遜しているが、嗜み程度なはずがない。少なくともこうしている間にもすぐに背後を取られても対応できる構えを、亮は一切解いていないのだ。

 

ドモン

「いずれ、手合わせ願いたいものだ」

 

「ああ。流派東方不敗、不足ない」

 

レイン

「もう……。ファイターってみんなこうなんだから」

 

 その後は互いに視線を交わしたのみで、全てを悟ったように頷き合う2人にレインはため息をつく。しかし、その視線は慈しむようにドモンを見つめていた。

 

沙羅

「全く……。いきなりみっともないところみせて申し訳ないね。私は結城沙羅。こっちの単細胞馬鹿は藤原忍。こっちの女好きバカは式部雅人、それとそこで斜に構えてるバカは司馬亮っていうんだ。よろしく」

 

 そう言って、研究所の中を案内しながら気さくに声をかける沙羅のおかげで、一応の自己紹介が済む。

 

甲児

「獣戦機隊ってことは、あんた達があのダンクーガのパイロットか」

 

「ああ。マジンガーZとはムゲ野郎との戦いでも、何度か共闘したな。よろしく頼むぜ」

 

甲児

「へへっ、こっちこそ」

 

 ムゲ・ゾルバドス帝国。数年前、宇宙の彼方より現れた侵略軍。彼らとの戦いの最前線に出ていたのが彼ら、獣戦機隊だった。甲児は、彼らの乗るロボット・ダンクーガと何度か共闘したことがある。その時はこうして顔を合わせることはなかったが、それでも獣戦機隊のまさに野獣のような戦いぶりは、甲児の記憶にも強く残っていた。

 

槇菜

「甲児さんって、やっぱ人脈広いんだ……」

 

トビア

「マジンガーZの兜甲児って言えば、そりゃあね。俺だって顔と名前くらいは知ってる」

 

 海賊艦から降りてきた少年……トビアが呟く。

 

トゥインク

「兜甲児。祖父は天才科学者兜十蔵。兜十蔵博士の遺産マジンガーZを操り、世界征服を目論む悪の科学者ドクターヘルと戦った現代の英雄ですね」

 

槇菜

「…………」

 

 しかし、そんなトビアとトゥインク、それとベルナデットの顔を槇菜はポカンと見つめていた。

 

ベルナデット

「…………?」

 

 怪訝そうな顔をする3人。それに気づいて、槇菜は「あ、ごめんなさい!」と謝罪し、お辞儀する。

 

トビア

「いや、いいんだけど……どうしたの?」

 

槇菜

「うん……。海賊っていうくらいだから、もっとこう……厳つい感じのおじさんとかが出てくるとおもってたから、びっくりしちゃって」

 

 トビアは槇菜よりも少し歳上……恐らくは甲児かエイサップと同年代に見えるが、ベルナデットやトゥインクなどは槇菜よりも歳下の女の子に見える。それは、槇菜のイメージする「宇宙海賊」からかけ離れた姿だった。

 

トビア

「ああ……ははっ」

 

 たしかに、言われてみればそうだ。とトビアは笑う。この中で「海賊」のイメージに近いのはオンモ艦長とウモン爺さんくらいのもので、トビアやベルナデット、トゥインクは色々あるが成り行きで、海賊の一員になったと言ってもいい。それでもトビアは、今や海賊軍のエース。「イメージと違う」と正面切って言われたのは少々、傷ついた。

 

トビア

「…………眼帯でも、つけてみるかな?」

 

ベルナデット

「もうっ、トビアってば」

 

 そんな冗句にクスクス声を上げるベルナデット。2人の雰囲気はどこか、他の人達とは違って槇菜には見えた。思えばそれは、ドモンとレインの2人もそうだった。

 同じ男女のペアでも、甲児とさやかの2人から感じるものと近く、だけど甲児とさやかからは感じない不思議な関係性。そういうものを感じて、不思議な気持ちになる。

 

トゥインク

「どうしたんですか?」

 

槇菜

「あ、ううん。なんでもない」

 

 それが恋人同士特有の空気であるとまで悟れるほど、槇菜は人生経験豊富ではなかった。ただ、トビア達の間にある空気に温かいものを感じるのは、確かだった。

 

 

…………

…………

…………

 

 

—科学要塞研究所—

 

 研究所の奥にある会議室のような場所に集められた槇菜達。そこには既に、先程の横浜自衛隊基地にいた葉月博士と、口髭を蓄えた銀縁眼鏡の研究者・弓教授と、そして筋骨隆々とした男性が待っていた。

 

甲児

「…………」

 

 その3名のうち、口髭眼鏡の弓教授は甲児も家族ぐるみの付き合いがある。しかし、甲児の視線を釘付けにしているのは筋骨隆々の男の方だった。

 

剣蔵

「久しぶりだな。甲児」

 

甲児

「お父さん……?」

 

 兜剣蔵。事故で亡くなったはずの、甲児の実父。それが今、甲児の目の前にいる。鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をして、ただ剣蔵を見つめている。

 

剣蔵

「驚かせてしまってすまん。そして、混乱させてしまったな。私はたしかに実験中の事故で死んだんだ。だが、お父さん……甲児、お前のお爺ちゃんが私を蘇らせてくれたんだ。半機械人間、サイボーグとして」

 

槇菜

「サイボーグ……」

 

 剣蔵が白衣の下を晒すと、そこには確かに骨と肉を包む皮膚ではなく、コンピュータと歯車を包む鉄の身体が存在していた。おそらく、脳以外のほとんど全てがそうなのだろう。とその場にいる誰もが理解する。

 

剣蔵

「私はお爺ちゃんの預言したミケーネ帝国復活の時まで、潜伏することにした。そしてマジンガーZを超える偉大な勇者グレートマジンガーを開発し、鉄也をグレートのパイロットとして世界を守る戦士に育て上げた。甲児、いずれ来たる闇の帝王との戦いで、お前と鉄也をサポートするのが、私が蘇った理由なのだ」

 

甲児

「お父さん……」

 

 甲児が一歩前に出る。それから一歩ずつ歩を進め、剣蔵の前に立った。そして、

 

甲児

「お父さん、ごめんなさい!」

 

 ゴツン。という鈍い音が、その場に響いた。鉄の音。そして、その鉄に思いっきり拳を振り上げた甲児の拳骨の音だった。

 

鉄也

「甲児君!?」

 

 何をするんだ。という抗議の声をあげようとした鉄也だが、それは他ならぬ剣蔵に制される。

 

甲児

「お父さん。お父さんが生きていてくれたことは、本当に嬉しいんです。でも……お父さんの使命のために、シローはずっと寂しい思いをしてきたんです!」

 

剣蔵

「ああ。わかっている……。殴ってくれても、憎んでくれても構わん」

 

 そう言って、甲児の瞳をずっと見つめる剣蔵。その瞳が幼い甲児の覚えている優しい父そのままであることを理解し、甲児は拳を収める。

 

甲児

「わかりました……やりますよ、お父さん。鉄也くんと、そしてみんなと力を合わせて、必ずミケーネの暗黒大将軍を、闇の帝王を倒してみせます!」

 

 たった一瞬だけ甲児に許された反抗期は、こうして終わりを告げた。吹っ切れたように、清々しい表情で甲児は、鉄也や他のみんなの下へ戻っていった。

 

ベルナデット

「親子、か……」

 

槇菜

「ちょっと、いいよね。ああいうの……」

 

 槇菜には、両親がいない。ドクターヘルの機械獣の襲撃を受けた際、機械獣の迫り、炎が燃え盛る中ではぐれてしまい、それっきりだ。  

 葬式も、上げていない。だから生きているのか死んでいるのかもわからないし、いなくなってしまったという実感も湧かないまま、ひとりになってしまった。まだ、12歳の頃のことだった。

 それ以来、定期的に面倒を見にきてくれる甲児とさやかや、元々仲のよかったエイサップの下に居付くようになった。最近はロウリや金本がいるので遠慮がちにしていたが、一時期はかなりの時間をエイサップの下宿先で過ごしていた。

 

槇菜

(羨ましい、かな。ちょっとだけ……)

 

 結局のところ、親離れを強制された反動で槇菜は甘えん坊になってしまった。そう槇菜は自覚している。しかし、だからといって拗ねるのも筋違いだと理解していた。

 

葉月

「さて所長、そろそろよろしいでしょうか」

 

 親子の対面が一通り終わったタイミングで、口を開いたのは葉月だった。剣蔵は「おお、すまんな」と言って頷き、改めてここに集まった面々を見やる。

 

剣蔵

「諸君を集めたのは他でもない。私と、獣戦機隊のロス・イゴール長官だ」

 

葉月

「イゴール長官は多忙の為ここには来れなかった。私葉月が、イゴール長官の代理としてこの場に出席させてもらっている」

 

 2人が言って、一同が頷く。そこでまず手を上げたのは、トビアだった。

 

トビア

「でも、いいんですか? 民間のスーパーロボットや在日米軍のハリソン大尉、シャッフル同盟の方々はともかく俺達は宇宙海賊ですよ?」

 

葉月

「しかし君達は木星帝国との戦いの功労者であり、それに我々の盟友アランの仲間だと聞いているが?」

 

トビア

「そりゃ、そうですが……」

 

オンモ

「はは、トビア。どうやらこの色男は最初からこうなることを見越してたね?」

 

 そう言って、オンモはアランを指差す。

 

アラン

「大事なのは情報だ。その点で君達は、我々や各国政府とは別の情報網をいくつか持っているだろう。事態が大きくなっている今、君達の情報網と、そして戦力を借りたいという気持ちは本当だ」

 

 そう、アランは悪びれもせずに言う。その理論は確かに筋が通っており、トビアとオンモも押し黙るしかなくなる。

 

トビア

「……まあデビルガンダムや木星軍、それにミケーネ帝国を放置するわけにもいかないですからね。俺達クロスボーン・バンガードも、協力しますよ」

 

 諦めたようにトビアは溜息を吐く。実際のところ、別に今更逃げ出すつもりもなかったのだが、それでも一応彼らは「アウトロー」なのだ。その示しだけはつけなければならない。そう思ってのことだった。

 

弓教授

「それに、実は危機はそれだけではないのです」

 

 そこで口を開いたのが、弓教授。

 

さやか

「どういうこと、お父様?」

 

弓教授

「うむ。最近入手した情報なのだが、不穏な動きがあるんだ。どうも、大規模なクーデターが画策されているらしい」

 

 クーデター。その不穏な言葉に、一同は息を呑む。ただ3人、ゲッターチームを除いて。

 

弁慶

「クーデターって……何だ?」

 

 1人。武蔵坊弁慶は言葉の意味を理解していない。情けなさげな困り顔で周囲の面々に助けを求める。

 

トゥインク

「クーデターというのは、暴力的な手段で政変を行うことですね。それが社会制度や支配イデオロギーからの解放を求めてのものなら革命とも言われますし、政治手段としてのものならテロとも言われます……あれ?」

 

 トゥインクの説明を聞きながら、弁慶は眠りこけてしまっていた。どうやら、意味を理解するのに頭脳が追いついていないのだろう。

 

隼人

「こいつのことは放っておけ」

 

 元テロリストの張本人である隼人は、慣れたものとばかりに弁慶を放置する。

 

竜馬

「へっ、クーデターなんて言ってもよ。結局は弱えやつが群れてるだけってのが殆どだろうよ。時々、骨のある奴はいるがあとは烏合の衆さ」

 

 と、竜馬。しかしその態度に唖然とする弓教授を尻目に、剣蔵が首を横に振る。

 

剣蔵

「たしかに、そうかもしれん。しかしね。たくさんの善良な人間が無意味に殺される。それが戦争であり、テロだ。それを看過しては、結局はミケーネや木星帝国と同じことを繰り返すだけになる」

 

 だからこそ、クーデターなどという手段は未然に防ぎたい。テロの罪悪とはその点に尽きる。そう剣蔵は言う。

 

竜馬

「ちげえねえ」

 

 剣蔵の言葉に納得し、竜馬も矛を収めた。

 

甲児

「でも、クーデターだなんて、まさかこの日本で……?」

 

 日本。ネオジャパンはガンダムファイトの優勝国であり、向こう2年の政治的主導権を握っている。その状態でクーデターを起こすとするならば、カラト首相の政治方針に異議を唱えている者だろうか。と考える甲児。

 

弓教授

「国内にも不審な動きはある。しかしより不穏なのが……アメリカだ」

 

ハリソン

「アメリカが?」

 

 祖国の不穏。それを言葉にされてハリソンが口を開いた。弓教授が頷くと、話を続ける。

 

弓教授

「アメリカ海軍の原子力空母パブッシュ。これが無国籍艦隊として登録されるという話は聞いたことがあるかね?」

 

ハリソン

「…………初耳です」

 

 パブッシュ。それはマーガレット・エクス少尉の所属艦の名前だったはずだ。とハリソンは記憶している。

 

葉月

「この無国籍艦隊というのが、次のガンダムファイト開催までを任期とし、各国で起こりうる災害やテロに対して迅速に対応するための無国籍艦隊。と記されていた。しかし、パブッシュは旧世紀に死蔵されていた核爆弾や核ミサイルを秘密裏に集積していることが、調査の結果わかったんだ」

 

キンケドゥ

「核、だって……?」

 

葉月

「核は抑止力。という考え方もある。無国籍艦隊が核を持つことで、国家戦争に対し牽制になる事実も認められるだろう。しかし、それは所持を公表している場合だ」

 

槇菜

「どういうこと?」

 

 槇菜が首を傾げる。

 

沙羅

「つまり、こっちには核兵器があるぞ! って互いに脅しをかけるのさ。そうすればお互い、血迷ったことをする前に報復を恐れるからね」

 

 沙羅が説明はわかりやすいが、槇菜は理解できても納得はできない。という風だった。

 

槇菜

「そんなことしなくても、仲良くできればいいのに……」

 

「それは理想論ではあるがな。現実はそうもいかん。で、だ。核を持っていることを公開することでフェアな政治を行える関係の中で、そのどこにでも介入可能な無国籍艦隊が秘密に核を持っている……。それは、キナくさい話になる」

 

 使うつもりがないのかあるのか。それもわからない核兵器を秘密に揃えている集団。それはたしかに、警戒すべき案件だろう。

 

葉月

「無国籍艦隊の真意はわからない。クーデターというのも、秘密に集めた核を使っての威力交渉を目論んでいるかもしれないという予測の一つだ。しかし、睨みを効かせる必要はある。そう判断せざるを得ないというのが、目下の結論だ」

 

 葉月が言い切る。数秒間だけ、沈黙が生まれた。

 

鉄也

「ミケーネ帝国に、木星帝国の残党軍。奪われたデビルガンダム。それに、敵か味方かわからない無国籍艦隊か。その無国籍艦隊が、ミケーネや木星軍と繋がっている可能性まで考えねばなりませんね」

 

隼人

「晴明の野郎もいるぜ。あいつがミケーネ帝国とどういう繋がりがあるのかも気になるところだ」

 

 状況の混乱が浮き彫りになると、一同がここに集められた理由にも納得がいく。この協力関係はつまり、無国籍艦隊への牽制の意味もあるのだろう。と隼人は理解した。

 

剣蔵

「ああ。これら未曾有の危機に対し、共に戦う同志として、私はここに君達を招集したのだ」

 

トビア

「同志、か…………」

 

 少しくすぐったそうに、トビアが呟いた。トビア自身の周囲にはキンケドゥをはじめたくさんの理解者がいたが、彼らクロスボーンの戦いは、孤独だった。それを思うと、少しくすぐったい響きでもある。

 

鉄也

「やろうぜ、甲児君」

 

甲児

「ああ。ダブルマジンガーの力が合わされば、怖いものなしだ」

 

 甲児と鉄也も、頷き合った。そして同じ父を持つ青年が、腕を交差させる。その光景は、剣蔵にとって長年の夢でもあった。

 

ドモン

「俺の仲間達も、今世界中でデビルガンダムを追跡している。何かあれば力になってくれるはずだぜ」

 

 ドモン・カッシュにとって、仲間、同志というものは掛け替えのないものだった。仲間……シャッフル同盟や、拳を合わせたファイター達のおかげで今の彼がいる。そして、そのおかげで今ドモンの傍にはレインがいつも寄り添ってくれているのだから。

 

「へっ、獣戦機隊も一気に大所帯になったな」

 

サイ・サイシー

「いやオイラたちは獣戦機隊になったわけじゃないぞ?」

 

 真顔でツッコミを入れるサイ・サイシー。しかしこれだけの、立場の違う人間たちが同士になるのならば、確かにその同盟を表す名前は必要だった。

 

槇菜

「名前かぁ……」

 

剣蔵

「うむ、そのことなのだが……」

 

 その直後、けたたましいサイレンの音が研究所に響いた。

 

鉄也

「なんだ!?」

 

 鉄也が叫ぶと同時、会議室の扉が開かれる。褐色の、長い髪の女性が慌ただしく駆けつけてきた。

 

ジュン

「所長、鉄也!」

 

 炎ジュン。彼女もまた鉄也と同じく兜剣蔵から訓練を受けた戦闘員であり、科学要塞研究所のメンバーである。ジュンは、手に持っていたタブレットを見せて、今のサイレンについて報告した。

 

ジュン

「岩国の米軍基地で、爆破テロが発生。死傷者数は不明とのことです」

 

槇菜

「岩国で!?」

 

 岩国。そこはつまり槇菜の故郷。そこでテロ? 突然の報告に理解が及ばないまま、槇菜が叫ぶ。

 

ハリソン

「よりによって、俺やゴレム司令がいない時にか!」

 

鉄也

「例の、パブッシュ無国籍艦隊とかいう奴らか?」

 

 可能性はないではない。パブッシュ艦隊にマーガレットがいたということは、槇菜のゼノ・アストラは元々パブッシュ艦隊のものであった可能性がある。それをマーガレットは、「海賊軍に奪われた」という虚偽の報告で槇菜に譲った。虚偽がバレたのなら、その報復。という可能性もありうる。

 

ハリソン

「兜博士、私は岩国基地の指揮官です。この危機に指揮官である私が席を外すわけにはいかない」

 

剣蔵

「うむ。ジュン、テロの詳細はまだ掴めていないんだろう?」

 

ジュン

「はい。まだ声明文のようなものは……」

 

剣蔵

「重大な事件の可能性が否定できん。ハリソン大尉、我々としても部隊の一部を急行させたい」

 

甲児

「それなら俺が行くぜ。岩国基地には世話になってるんだ!」

 

 甲児が叫ぶが、「待て」と鉄也に制される。

 

鉄也

「甲児君、マジンガーZはミケーネとの戦いのダメージが残ってる。ここで万全の整備を受けてからの方がいい。マジンガーチームは待機した方がいいだろう」

 

 鉄也が諭す。その内容は確かに正論であり、甲児も「仕方ねえか」と従うしかなくなる。

 それに、ミケーネ帝国の動きに対して迅速な行動をするためのメンバーが必要なのは確かなのだ。

 

トビア

「なら俺が行きます。テロが万が一木星軍の画策したものなら、無視できませんから」

 

ドモン

「木星軍が絡んでいるのなら、デビルガンダム絡みの可能性も高い。俺も行こう」

 

雅人

「なあ、俺も行かせてくれよ!」

 

 そこで叫んだのは雅人。雅人は、いつになく真剣な顔をして切羽詰まったように身を乗り出していた。

 

葉月

「雅人?」

 

雅人

「岩国には、親父がいるんだ。放っておけないよ!」

 

 式部雅人の父は、軍需企業・式部重工の社長である。雅人自身はそんな父に反発して家を飛び出した過去を持つが、それでも父の一大事かもしれないこの時に、平静ではいられないようだった。

 

葉月

「わかった。獣戦機隊も岩国へ行きましょう。獣戦機は分離と合体で小回りも効く。役に立つと思います」

 

 葉月博士は冷静な人物だが、非情ではない。こういった時にメンバーの意見を尊重することのできる男だった。

 

アラン

「俺も一緒に行こう。藤原達だけだと心配だからな」

 

「こいつ……。言ってくれるじゃねえか」

 

 悪態を吐きつつも、否定はしない忍。そこには反目し合いながらも築き上げた信頼関係があった。

 

キンケドゥ

「となると、研究所に残るのは俺とサイ・サイシー、甲児くん達マジンガーチームとゲッターチーム。岩国へ行くのは獣戦機隊とアラン、ドモン、トビアにハリソン大尉だな」

 

槇菜

「私……私も岩国に行っていいですか?」

 

 最後に、槇菜が恐る恐る立候補する。その意見は、あっさりと受け入れられた。岩国基地の指揮官でもあるハリソンが、槇菜の境遇について理解しているからである。

 

ハリソン

「櫻庭さん……そうか。そうだな、了解した」

 

甲児

「槇菜。頼んだぜ」

 

 甲児に後押しされて、頷く槇菜。しかし、その顔に雅人と同じように焦りの色が見えるのは、誰の目にも明らかだった。

 

 

 

…………

…………

…………

 

 

—???—

 

 青年は、光の中にいた。煌めく光に刺され、飲み込まれるようにオーラの海へ飛び込んだことまでは、記憶にある。似たような経験は、2度あった。しかし、今度のものは違う。

 

ショウ

「俺は、バーンと刺し違えたはず……」

 

 青年……ショウ・ザマは混濁した意識が覚醒するにつれて、記憶を鮮明にしていく。その記憶の中で自分は確かに、死んだはずなのだ。

 それなのに、意識がある。肉を持って感情が迸るのが伝わる。これは霊体験などではなく、ショウにとっての現実なのだと意識する。それに何より、ショウは今かつての愛機の中にいた。

 

ショウ

「これ、ダンバインのコクピットじゃないか。どうしてこんなところに……」

 

 ダンバイン。彼が命を預け何度も死線をくぐり抜けたオーラバトラー。しかし、今際の際にはこの機体ではなくビルバインに……いや、ビルバインからも飛び降りたはず。

 それなのに、何故。

 記憶の欠落か、自身が“浄化”されたところまでは覚えているのに、それが今に繋がらない。

 そんな時、声がした。

 

???

「聖戦士よ、この世界を救っておくれ……」

 

 その声は耳ではなく、魂に直接響くような重い声。テレパシーとでも言うのだろう。その声にショウは、聞き覚えがあった。

 

ショウ

「あなたは、ジャコバ・アオン!?」

 

 ジャコバ・アオン。バイストン・ウェルの上方世界である妖精の国ウォ・ランドンに棲むと言われるフェラリオの女王。しかし、ジャコバはバイストン・ウェル全てのオーラマシンを地上へ送った後、姿を消したと言われている。

 転生。そんな言葉がショウの脳裏を過ったが、それは憶測に過ぎない。

 

ジャコバ

「聖戦士。私はかつて、お前に全てのオーラマシンを破壊してほしいと依頼したね」

 

ショウ

「ああ。でもあなたは、結局バイストン・ウェルの争いに見切りをつけて全てを地上へ送った。それがなんで今更!」

 

ジャコバ

「地上とバイストン・ウェル。その調和を乱そうとする者がいる……」

 

ショウ

「なんだって……?」

 

ジャコバ

「この宇宙の調和とも言うべきそれを乱す者が、地に蘇りつつあるんだよ。それを滅するのも、聖戦士の務め」

 

 それは、あまりにも一方的な弁に聞こえた。ショウが抗議の声を上げようとするが、瞬間、ダンバインを濁流が飲み込んでいく。

 

ショウ

「ジャコバ・アオン!?」

 

 それだけの、か弱い抗議が狭いコクピットで響いた。次第にジャコバの声は小さくなり、そして…………

 

 

 

 

 

 バイストン・ウェルの物語を憶えている者は、幸せである。

 私達はその記憶を記されて、この地上に生まれてきたにも関わらず、思い出すことの出来ない性を持たされているのだから。

 それ故に、ミ・フェラリオの語る次の物語をこの戦いに書き加えよう……。




バイストン・ウェルルート
クロスボーン・ガンダムX1スカルハート(トビア)
量産型ガンダムF91(ハリソン)
ゴッドガンダム(ドモン)
ダンクーガ(忍)
ブラックウィング(アラン)
ゼノ・アストラ(槇菜)


地上ルート
ガンダムMk-II(キンケドゥ)
ドラゴンガンダム(サイ・サイシー)
マジンガーZ(甲児)
ダイアナンA(さやか)
グレートマジンガー(鉄也)
ビューナスA(ジュン)
新ゲッター1(竜馬)
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