明晰夢というものがある。
夢の中で自分の意識をはっきりと持つことができる、という状態だ。
俺も何回か経験があるが、あんまり上手くいかないことが多い。
何でもやりたい放題かと思いきや、意外と不自由。
そんな感じ。
「…………これは明晰夢だと思うんだけどなぁ…………。」
そして今、俺はその状態である。
昨日ハンズと話した後、遅めの昼食をとり、薬も飲んでから就寝。
……だが、目を覚ましたらまだ夢の中。
意識としては、完璧に起きているのだが。
夢の場所は、ワサドラギルド内。
石造りの無骨な建物の中、受付やクエストボード、向こうに見える酒場まで、いつも見る光景である。
だが、誰もいない。
異様だ。
ちなみに、空を自由に飛びたいなと願ったら、頭に例の竹トンボ的な不思議道具が付けられ天井にぶつかった。
痛くはなかったので……夢だな、コレ。
自分をコントロールしにくいということも含めて。
さて、この状況。
一体どういうことか。
…………まぁ大体察しは付くんだけど。
「…………女神様?います?」
もうかれこれ一年以上の付き合いになる。
あの方のぶっ飛び具合はもう慣れに慣れているので、こんなもんじゃあ驚かない。
多分あの女神様の仕業じゃないかなーと踏んでいる。
そして俺の予想は的中した。
「女神様?……いないなら勝手に起きますよー。」
「そんな殺生な。」
「のわぁ!!……い、いたんですか!?」
「驚かないと言われ、ムッとしたもので。」
「やることが小学生レベルですよ……。」
周囲を眺めていたら急に後ろから声をかけられたので、驚いてしまった。
「驚かせてしまいまして申し訳ありません。今回は現世に顕現することが難しく、夢の中にお邪魔いたしました。」
「いえ……それはいいんですけど……その格好、何ですか……?」
女神様は、大体白いワンピースに黒髪ロングストレートという……まぁ男の俗な理想そのままの姿をしていることが多い。
美人だし似合い過ぎで、正直直視できないほどである。
前回は割烹着に三角巾を頭に付けて、純和風美人という出で立ちだったのだけど。
ところが今目の前にいる女神様。
……何ちゅう格好だよ……。
「……何で怪獣の形した服着てるんですか?」
「双治さんに見て頂きたく、このように。いかがでしょう。」
「いや、奇抜すぎて突っ込めないというか……ていうか、え!?これ……ディノバルドですか!?」
「はい。可愛くデフォルメしてみました。」
「はぁ……。」
顔から下。全身ディノバルドを模したパジャマのような服。
素材は……柔らかそうだし、着やすそうである。
フードあり、その周りにはヒラヒラした牙がギザギザについており、被るとディノバルドの頭のようになる作りだろう。
そしてディノバルドの最大の特徴である尻尾は、モッフモフな作りに変貌。
ぴょこぴょこと生き物のように動いていて……その、何というか……。
「どうでしょう。」
クルッ。
「むぅ……。」
悔しい。悔しいが……。
めっちゃかわいい。
凛々しい女性がガッツリかわいい格好でハズしに来る感じ。
学校の真面目系で気になってた女の子が、ズレた私服着てきた感じ。
「お褒めいただきありがとうございます。開発した甲斐がありました。」
「へ!?開発!?」
「最近商品展開もはじめまして。これはパジャマです。」
「どんだけ手広げるんですか。」
商売もそこそこにしないと、そろそろ俗っぽ過ぎて神様の威厳とか無くなりそうですよ?
「新たな金もう……双治さんのお力になれることは無いかと模索した結果、このようなグッズの展開をすることに致しました。」
「今金儲けって言いかけましたよね?」
「正しくはポイント稼ぎでした。」
「どっちも変わりませんよ……。」
「双治さんの狩猟の様子が、神様SNSで大々的に拡散されまして。実は、モンスターの方も非常に人気が高まっております。」
「あ、そうなんですか。」
ちょっと気になる。
モンスターも、神様達からしたら可愛いものなのだろうし。
「今のところ人気なのは、このディノバルド。そしてティガレックスです。このパジャマは限定販売ですが、2分で完売いたしました。」
「2分て。すごいですね。」
「プレミアが付いており、転売も横行しそうです。」
「うわぁ……。」
神様世界にも転売とかあるのか。
随分と俗っぽい話である。
「ですが、アカウントと製造番号を紐づけております。神様SNSのアカウントは簡単に発行できるものではありません。」
「あ、対策はしているんですね。」
「転売厨は
「発言に気をつけて!?」
仮にも神様でしょう!?
……仮じゃねえや。この人神だったわ。
もうフランクを通り越して親友の様ですらあるけども。
「更に、このようなものも作ってみました。」
ゴソゴソ。
女神様が、ディノバルドパジャマを胸元から掴んだと思ったら、いきなり。
脱ぎ出した。
「ちょっ!?えっ!?何してるんですか!!?」
「いえ、もう一つの格好を見て貰おうかと。」
「いや、スパッと替えられるでしょう!?神でしょアナタ!!俺のギフトみたいにやってください!!」
「双治さんの戸惑う姿が見たくて。」
「確信犯かよ!!」
ゴソゴソ。
俺の前で下着一丁になって、再び何かの服を着出す女神様。
女神様の公開お着替え見たことのある奴なんて、後にも先にも俺ぐらいなもんだろうな……。
……ちなみに、俺は目を覆ったり後ろを振り向いたりなどはしていない。
あまりにも美しいので、魅入ってしまった。
「やはりむっつりスケベですね、双治さん。」
「……すいません……。」
「謝られても。……はい、お待たせしました。」
「お、おぉ……これは……。」
着替え完了。
目の前には、ハイビスさんがよく着ているギルド受付嬢の制服を着こなす女神様がいた。
……え!?これ作ったの!?
「夢中になりすぎまして。細部まで再現するのは大変でした。」
「一から作ったんですか!?」
「資料が映像だけというのは、中々骨が折れました。」
「すげぇ……。」
裁縫の技術や縫製の仕方なんて俺にはよく分からないが……かなり完成度が高いんじゃないか?この服。
少なくとも俺には、粗などは見当たらない。
「どうでしょう。」
「ど、どうと言われても……。」
「…………。」
「あっ!やめて下さい!心読まないで!!」
「……やはりスケベですね、双治さん。」
「のわあああああ!!」
どんなことを考え、何を想像してしまったのか。
これはとても言えない。
言えるのは、女神様が格好似合い過ぎで、かつハイビスさんやヒナタさんのそれより、スカートの裾がかなり短めであった……ということだけ。
……俺は男だな、どこまでも。
「……さて、スケベ双治さんのスケベ妄想は置いておきまして、本題に入りましょう。」
「もうどうにでもして……。」
心の中を読まれ、辱められた気分。
もう何でもいいや……。
「双治さん、狩猟、お疲れ様でした。」
「あ、ありがとうございます。」
「雷狼竜ジンオウガ、こちらで大変人気の高いモンスターです。それを倒した双治さんが、またバズりました。」
「あ、そうなんですね。」
「ですが。以前、申し上げた筈です。無理は禁物、と。」
「は、はい……。」
前回朝飯をご馳走になった時、言われたこと。
今回はどこか油断していた。
「お気を付けください。私でさえこの先、何が起こるか読めません。」
「へ?」
「その辺を含めてお話ししておきます。」
そう言うと、いつもハイビスさんやヒナタさんが座る受付嬢の椅子に腰掛け、俺を手招きする女神様。
……受付台越しに話をしようと言うわけか。
わかりましたよ、女神様。
「お付き合いいただき、ありがとうございます。」
「いえ。ここじゃないとできない話なんですか?」
「いえ、私がやってみたかっただけです。」
「そうですか……。」
「では、話を。」
ペラッ、ペラッ。
数枚の紙を受付台の上に並べる女神様。
これって、ギルドでよく使う用紙と一緒じゃないか。
夢とは言え、凝ってるなあ。
「まず一枚目、こちらは今回の狩猟における各種データです。」
「なるほど。」
「狩猟の時間は言わずもがな、伸びております。」
「それはいいんですけど……何か、そこ以外も数値高くないですか?」
示されたのは狩猟前後三日間の数値。
この数値は、SNSで拡散された数だけでなく、閲覧数や検索数などを元に女神様が独自に編み出した値だ。
毎回その緻密さに驚かされるが……どういう訳か、狩猟中以外の数値も軒並み高い。
特に移動集落に着いた時など、下手したらジンオウガとの戦いの時よりも伸びがすごい。
「……ここ、何かありましたっけ。」
「そこの族長、ハンザさんが現れたときです。」
「あ、あー……。」
「久々のイケメンの登場に、女性層が食いついた模様です。」
「さすがイケメンだなぁ……。」
神にまでそのイケメンさは通用するのか。
恐るべし、ハンザ族長。
「『私もこの世界に行きたい。』『ショウコちゃん、そこ代わって。』というコメントが多数あります。」
「流石神様たちです。」
「『受肉してとっとといてこましたいわぁ。』『ここの絨毯になって静かに眺められたら本望ですぞ。』という、理解が難しいコメントも、多数です。……見ますか?」
「いえ、結構です。」
「まずこの方のコメントなんですが。」
「俺いいって言いましたよね!?」
半強制的に、そのコメントやらを見せられた。
精神衛生上見たくもなかったが、あるわあるわ女性層の末期的な発言。
声に出すのも憚られるような内容もたくさん。
「どうしてこう変態的な方ばかりなんでしょう。」
「それは俺が聞きたいです。」
「そしてもう一つ。」
「………………聞きましょう。」
「ソウジさんとハンザさんとのカップリング論争が、現在も尚ヒートアップしております。」
「だと思ったよチクショウ!!」
予想はしていた。
だって教官と俺をくっつけて妄想を繰り広げるような連中である。
「今回はソウジさんも満更でもない様子が、更に拍車をかけています。」
「満更でもなくないです!」
「本当に?」
「はい!」
「…………。」
「な、何ですかその間!?え!?……まさか心読もうとしてます!?……もうや、やめ、読まないで!」
「なるほど。そういうお気持ちでしたか。」
「いやぁぁぁぁぁ!!!」
心の奥底まで読まれるなんて。
もう辱めどころではない。
「あまりのイケメンぶりに『俺もこうなれたらいいのになぁ……かっこいいなぁ……。』と思い、『ていうかイケメンすぎじゃない!?かっこいい!』となって、キョトンとしてしまった、と。」
「言語化しないでえぇぇ……。」
「…………ソウジさんは女性が好きなんですよね。」
「はい!それはもう!」
「おスケベですか?」
「す、スケベです!」
「…………そうですか。」
「聞いただけかよ!!もう何だちくしょう!」
完全に弄ばれてしまった。
もうやだ。
* * * * * *
「落ち着かれましたか?」
「……はい。取り乱してしまい、すみません。」
「良かったです。一時はどうなることかと。」
「ほぼアンタのせいだよ。」
もうアンタ呼ばわりである。
恩?
ヤツは旅に出たよ。
「最初のお願いをここまでお守りいただいて、こちらとしては助かります。」
「最初の約束……。」
「モンスターを、狩って頂きたいというものです。」
「あぁ、あれ。」
久しく忘れていたけど。
懐かしいなぁ……。
「こう見えて、感謝の気持ちはあります。」
「そ、そうなんですか。」
「もしかしたらお茶目でチャーミングなイタズラ女神っ子の様に映ってるかもしれませんが。」
「何だろう、ニュアンスがかなり捻じ曲げられているような……。」
「恩を返したいとは、常々。」
そう言うと、椅子の背もたれに深々ともたれかかる女神様。
足を組んで、かなりセクシーである。
「……ここからの話は世界干渉になる可能性があるのですが。」
「今更ですよ……どこまでが干渉か、俺にはまるでわからないです。」
「未来に触れることは基本タブーですので。……最近、何が異変に気づきませんか?」
「異変?」
異変といえば、そりゃたくさんあるけど。
例のジンオウガの赤い目。
そういえばマップの調子も良くわからない所がある。
「言えるところギリギリまで言います。まず、先程申し上げましたように、私とこの世界の神をもってしても、先が読めないところがあります。」
「先?」
「はい。基本的に、神とは観測者です。創造したり、世に触れたりするのは、極めて稀です。」
「…………朝ごはん作ったり人の夢に突撃したりしてくるのは。」
「ソウジさんが面白いからです。」
「あっさり認めたなぁ……。」
まぁ興味本位であるところは分かっていたけど。
この女神様、ものすごーーーーーく可愛い言い方をすれば、お茶目でチャーミングなイタズラ女神っ子であるからして。
「そんなお茶目な私ですが、大体40億通り程の予見が可能です。」
「よ、よんじゅ!?」
「はい。ですが……不確定要素が多く、先が見通せない状況です。ここまでが、私がお伝えできるお話です。」
…………?
よくわからない。
…………今までの女神様のパターンを振り返ってみる。
突拍子もない出現。
破天荒な商売ぶり。
ゲスっぷりも極まる一部の神様方の報告。
最後に俺にちょっとしたアドバイスをして去っていく。
毎回こんな感じ。
だが今回は……ラストのアドバイスの部分が不透明、ということか?
「…………俺から質問をして答えてもらうのは、アリですか?」
「…………内容による、としか。」
「……分かりました。」
多分だけど、女神様は何かを知っている。
そりゃ、神だし。
だが俺にそれを伝えるのはご法度。
さすがの暴れん坊も、そこばかりはどうしようもないわけか。
「じゃあ質問をします……それは、俺や俺の周りに危険なことが起きる、ということでしょうか。」
「お答えできかねます。」
「この先、モンスターの動きに気をつけたほうがいいということですか?」
「お答えできかねます。」
「…………俺ってスケベですよね。」
「お答えできかねます。」
…………多分だけど、この返事……肯定だ。
さっきからスケベスケベ言われてここだけ否定なわけ無いし。
「俺って人間の女性ですか?」
「何のことでしょう。」
「女神様ってこの世界の神ですよね?」
「何のことでしょう。」
否定はこの返事ってことか。
…………だんだんルールが分かってきた。
「分かりました……では。ジンオウガの赤い目は、良くない兆候ですか?」
「お答えできかねます。」
「…………ジンオウガに限らず、今後も異変が起こるかもしれませんか?」
「お答えできかねます。」
「というか既に起きている?」
「お答えできかねます。」
「すぐにでも解決したほうが良い問題ですか?」
「何のことでしょう。」
「……マップの不調……たまに大型のモンスターを補足できない事があるんですが、それは関係あります?」
「一部何のことでしょう。ですが、大体はお答えできかねます。」
日本語が変。
だが、2つの返事を肯定否定と取れば、意味は通じる。
マップの不調……先のジンオウガが感知できなかったり、大型の補足が難しくなったりしているのは、何かしらの異常が関係しているということか。
「えーっと、赤い目をしたモンスターを見つけたら、倒したほうがいいということですか?」
「お答えできかねます。」
「捕獲よりは討伐ですよね。」
「お答えできかねます。」
「……んーっと……俺しか赤い目が見られないのは、そういう仕様ですか?」
「お答えできかねます。」
マジか。
俺しかわからないのか。
多分女神様としては、この世界に起きた異変を何とかしたい。
だが、それを直接俺に言うことはできないわけだ。
俺一人……俺や話せる範囲の人たちに頼って、何とかその赤い目のモンスターを倒さなければならないってこと?
…………これは骨が折れるぞ。
「原因は……答えられないんですよね。」
「はい。教えられません。」
「……原因となっているのは、人間ですか。」
「何のことでしょう。」
「それともモンスターですか?」
「お答えできかねます。」
「……………。」
……モンスターの異変の原因がモンスター。
大元を倒せばいいわけか。
「…………分かりました。ひとまずは赤い目のモンスターを探して、そこから原因を突き止めてみます。」
「なんの事か私にはサッパリ分かりませんが、よろしくおねがいします。」
「はい。」
俺に何とかできるとは思えないけど。
やれるだけやってみよう。
「俺が周囲を頼ってこの話をするのは、その、神様たちの規定に反します?」
「
最後の部分を強調するかのように、ゆっくりと話す女神様。
オッケーだ。だいたい飲み込めた。
かなり急を要する話ではないようだ。
とりあえずは今までの様にクエストを受けて、異変のあるモンスターを倒していこう。
話はそこから。
あとはモンスターの動向を探って、原因を断つ。
……うーん、考えてはみたものの、これってすごいお願いなのでは?
「すみません。このようなことをお願いすることになってしまって。」
「…………女神様は何もお願いしてませんよ?これは俺が勝手にやることなんで。」
「…………そうですね。お気遣い、痛み入ります。」
そう言ったところで、ギルドの内装が徐々に白み始める。
まるで夢の中にいるよう。
あ、夢だったわこれ。
「そろそろ明け方ですね。ソウジさん、どうかお気をつけ下さい。次はまた、顕現してお会いしたいです。」
「ええ、承知しました。」
「お伝えし忘れましたが、様々な神からの怨念がソウジさんに向けられております。」
「ええ、分かり……えぇ!?怨念!?」
「『いい加減にしろよこの鈍感野郎。』『憎しみで異世界に呪詛を送れたらいいのに。』『もげろ、爆発しろ。そして"ピー"』『"ピー"が"ピー"して"ピー"ねばいいのに。』……これらコメントが多数。」
「ええ!?今なんて!?」
「おそらくは害はないかと思います。」
「ほ、本当ですか!?俺赤い目とかなんかよりやばい目に遭うんじゃ。」
「多分大丈夫でしょう。それでは、また。」
「多分て!!ちょっとま―――」
フッ。
* * * * * *
チュンチュン。
「………………。」
上に見えるは、見慣れた天井。
…………宿の部屋である。
「えっ……最後の、なに?」
起き上がり、既に覚醒している頭で振り返る。
女神様からのシークレットなお願い。
そして俺への呪いの言葉の数々。
夢から覚醒する瞬間、すこーしだけ口をニヤッとさせた女神様がいた気がする。
あの神……。
駄女神とでも呼んでやろうか。
ヒラッ。
ポスッ。
どこからともなく落ちてきた紙。
『不敬は許しません。』
「…………聞こえてんのかよ…………。」
誰もいない部屋に虚しく響く俺の声。
ここまでできるんなら、この世界の異変とやらもなんとかしてほしいものである。
「…………まぁ、その力を使っても何とかできないってことなんだろうな。」
飄々としていて、掴みづらい女神様の性格。
だが、俺と問答している時の顔。
あれはマジだった。
本気の目だった。
「……何とかしてみるか……。」
とは言っても、できることは限られるわけで。
…………あの人を頼ってみるか。
こっちから貸しを作るのが怖い存在ではあるが……まぁ、怖い人ではない。
言うだけ言ってみよう。
多分時刻は朝。
寝すぎてよくわからないが、ショウコも居ないし、いい時間なのだろう。
ある人の事を考えながら、ポーチに触れて装備画面を起動。
素早く着替え、朝食を食べに行くのであった。