おでん達を連れ撤退し、今後のことを康イエと話していた。
康イエ「大名が動いてももう遅いか....」
「俺のせいだな。戦力差がこちらに傾いた。」
康イエ「いや、この可能性を考えられなかった俺も悪い。」
俺がカイドウとオロチの戦力を削ったせいで、大名達と合わせたこちら側の戦力の方が有利になってしまったのだ。
通常ならそれでいいが、相手はワノ国の中心を抑えておりさらに戦力差が傾いたとしてもまだまだ相手にも戦力がいるので、押し潰す事は不可能だ。
康イエ「チャンスは1度だけだったか。」
「ああ、今は少しでも犠牲を減らすことを考えよう。」
おでんがカイドウ達に挑み、負けた時点で俺たちはほぼ負けが確定した。
今、できることは犠牲を出来るだけ減らし、未来に繋げることしかない。
「おそらくカイドウが作っている工場がこれから増えていき、ただでさえ悪くなっている環境が悪くなるはずだ。」
康イエ「兎丼の工場か....そうか、作物が育たなくなるな。」
「ああ、だから作った避難所で食糧を作る。それで少しはマシになるはずだ。だが人手が足りん。」
康イエ「それなら他の大名達にも知らせて各郷の地下を手伝うようにする。」
「それならいけるな。だがバレないように何年も地下に籠ることになるが大丈夫か?」
康イエ「侍を舐めるな。それぐらいできる。」
「わかった。俺の方でも色々対策しておこう。」
最悪、何年も地下に籠ることになってもたまにランドの背に乗せて外に出せば気分転換にもなるので大丈夫だろう。
「次の戦いはおそらく20年後だ。」
康イエ「20年か....長いな。」
「できるだけ多くの侍が参加出来るよう悪魔の実を探しておく。」
康イエ「可能なのか?」
「ああ、世の中にはモドモドの実なんて言う対象の時を戻すことも出来る悪魔の実がある。他にも似たようなものがあるはずだ。」
モドモドの実以外にもトキの能力やノロノロの実など対象の時に干渉する能力はあるので他にもあるはずだ。
康イエ「そうか、それはいいことを聞いた。それも大名達に伝えておく。」
「ああ....ワノ国はこれから耐える日々が続くはずだ。」
康イエは自分達も戦いに参加出来るかもしれない可能性を知れたのか嬉しそうに大名達に共有すると言った。
だが俺がおでんへの妨害を完全に防ぎきれていたら、これから耐えなければならない日が続くことがなかったかもしれないと思ってしまう。
康イエ「レン、気にするな。おでんが不在の中、この状況を防げなかった俺たち大名のせいでもある。それに希望は確かにある。これからワノ国に長い冬が来るのは避けられない。だが、ワノ国を支え未来へ繋ぐ。」
「任せろ。」
話がまとまり、切り上げるようとしたところで九里と都から矢文が届いた。
九里からはおでんが目を覚ましたという知らせで、都からはオロチが動き始め住人を1箇所に集め始めたらしい。
「ちっやり始めたか、康イエはすぐに他の大名達にこれからの事を伝えてくれ。俺はおでんの所へ行き、話してくる。」
康イエ「わかった。大名達に伝えてこちらでも準備を進めておく。」
康イエと別れすぐに九里へと向かった