おでんを医者に届け、トキ達を逃がすためおでん城へやってきた。
大広間へ向かっていると錦えもんたちの気配が無くなったのを感じた。おそらくトキが未来へ送ったのだろう。
「トキ、入るぞ。」
トキ「レンさん、おでんさんは?」
「今、医者に見せている。まだ生きるか死ぬかの瀬戸際だ。それよりモモと日和は?」
トキ「ありがとう。モモの助は錦えもん達と未来へ、日和は河松に任せました。」
大広間に入るとトキが1人だけ座っており、モモの助や日和の姿が見えない。
トキに聞いてみるとやはり既に逃がした後だったようだ。
「そうか、なら河松と合流しないといけないな。」
トキ「いえ、私もやるべきことをするわ。」
「なんかするのか?」
トキ「ええ、ワノ国に20年後の希望を知らせるわ。これから長い間ワノ国は苦しむことになる。せめて、希望があることを知って欲しいの。」
「そうか、それなら俺がやっておく。トキにも少し手伝って貰うかもしれないが、とりあえずお前は番三郎達と早くおでんの所へ行け。おでんの傍にいてやれ。」
トキ「分かったわ。それなら任せるわ。」
トキはこれからワノ国へ20年後への希望を知らせようとしていたようだが流石に任せる訳にはいけないので俺がすることにして、トキや光月家家臣達を地下から逃がした。
おでん処刑の日から数週間が経った....
その間、ワノ国では2つのことが起こった。
まず最初にカイドウとオロチが大名達に迫り、大名達と戦争した。
しかし、大名達は処刑の日に既に若い侍を地下へ送り、次の世代に繋げていたので年寄りの侍を中心に戦い、負けてしまった。
ただ、そのすぐ後に俺がワノ国へ希望を知らせるため行動したので大名達の家族などに被害が及ぶことはなかった。
俺はワノ国中に知らせる方法ため、トキに光月家の正式な書類として知らせたいことを書いてもらいその書類を印刷してワノ国に配った。
書類だけだったのでみな半信半疑だったようだがオロチは書類を見た事でトキが生きていることを知ったのか率先して燃やし、光月狩りと評して光月家の物を壊していた。それを見たことで信じることになったそうだ。
番三郎「率先して動かなければ民は信じなかったでしょうな。」
「まあ小心者のオロチには無理だろ。あの日光月家関係の死体が一切見つからなかったんだからな。」
番三郎「確かに。それよりレン殿、日和様はまだ見つかりませぬか?」
「ああ、アシュラや傅ジローの場所は把握してここも共有済みだ。この間探した時に鈴後で霜月のオニ丸と暮らしていた河松を見つけたがそこに日和はいなかった。おそらく河松からはぐれたのだろう。」
番三郎「なんと!?日和様がお一人に...」
「流石に日和だけだと生きていけないはずだから町に降りたはずだ。だから今日は傅ジローに会って町中で日和を探す役目を頼んでくる。」
俺はカイドウやオロチに見つかると面倒なことになるので町中を探すことはできない。
だが狂死郎となった傅ジローなら探すことができるので頼むことにしたのだ。
「よし、そろそろ行ってくる。おでんとトキのことは頼んだぞ。」
そろそろ傅ジローと会う約束の時間が近づいてきたので番三郎達におでん達のことを頼み、傅ジローの所へ向かうことにした。