ミラとウェザリアなどの空島を旅して戻ってきた後刀の制作に入り、2〜4本目の刀が完成した。
〜2年後〜
「ようやく完成ですね。」
飛徹「うむ。だが気を抜いてはならん。仕上げを失敗すると最高の出来になるはずの刀が素材の性質が合わずにそれぞれ邪魔をし合って効果が半減どころではない。」
「ですね。」
1本目である最上大業物級の刀を作り始めて2年が経ち、刀作りは最後の仕上げに取り掛かっていた。
これまでの刀作りを振り返ると俺が新しく持ってきた希少な素材のせいで素材の組み合わせを1から組み立てることになり、さらに素材の質も上がったため、炉の火力が足りなくなり燃料を使い切るつもりで使ったことや製作の難易度が高くなり、より慎重に作業したため製作期間が伸びてしまった。
「本当にキツかった.......」
飛徹「うむ。ここまで時間がかかり、難しかった刀はないだろう。この先もな。では、仕上げをするぞ。これもまた時間がかかりそうだ。それにこの刀を作り始めてから他の仕事が全く出来てない。お主のせいだから手伝え。」
「まぁそれは間違いなく俺のせいだから手伝いますよ。ついでに鍛冶についてもいろいろ教えてくださいね。この刀が出来上がったら俺が整備しないといけないんで相応の技術が必要だと思うので。」
飛徹「まぁそれはいい。しかし、わしらの技は教えられん。鍛冶の基礎と整備の仕方を教えてやる。鍛冶の基礎を教えたあとは自分で伸ばせ。」
「ありがとうございます!師匠!」
飛徹「師匠!?基礎を教えるだけだ。師匠ではない。」
「いえいえ。誰かに習うのは初めてなので師匠ですよ。」
飛徹「ふむ、そうか。まぁ好きに呼ぶといい。」
「ええ、好きに呼ばせてもらいます。」
俺と師匠は話しながら仕上げの準備に取り掛かり、仕上げを始めていった。
〜半年後〜
「できたーー!」
飛徹「完成か......最後にお主の力を込めよ。」
「え?まだ出来てないんですか?すごい力を感じると思うんですけど。」
飛徹「うむ。今でさえ最上大業物級の力はあるがお主が使うとさらに力は上がる。お主の素材からできた分身とも言える刀だ。お主以外が使うと最上大業物級の力しか引き出せんがお主が使うことで最上大業物級以上の力を出せるだろう。」
「まじか......分かりました。名付けと一緒に覇気と雷を込めますね。」
飛徹「うむ。それがいいだろう。」
「ではいきます......ふん!.....名前は冥刀・神威。」
俺は覇気と雷を思いっきり込めながら刀に名前を付けた。
すると刀から俺の雷に呼応するかのように雷が出たり、俺の覇気を吸い始め、ある程度吸うと止まった。
俺は試しに刀を振ってみた。
「おお......これはすごいな。手足のように違和感なく使えるな。しかし、刀には認めてもらえたが強すぎて威力が出すぎるな......もっと使いこなせるようにならないとな.....」
振った結果は正面にあった無人の山が綺麗にスパンと抵抗もなく切れた。
この結果に俺は違和感が無さすぎていつも以上に力を使ってしまうことに気付き、制御をしっかりとできるようにならなければと思った。
飛徹「すごいな.......っておい!何をしておる!山を切るな!」
「いやそんなに力は入れてないんですが馴染みすぎてちょっと.....いや、ほんとにすみません。スキヤキ様に報告してきますね。」
飛徹「まぁそれがいいな。報告が終わったらすぐにこい。仕事を手伝ってもらうからな。」
「ええ、わかってます。」
俺は刀の完成と山を切ってしまったことをスキヤキ様に報告しにいった。
スキヤキ様に報告しに来た俺はついでに刀を作っている間に何が起こったのか聞くためにいろいろ話すことにした。
「スキヤキ様、刀が完成しました。あと......」
スキヤキ「ほう、それは良かったな。それで何か言いたそうだがどうした?」
「いやー......刀を試しに振ってみたら加減を間違えてしまい山を切ってしまったことの報告が言いづらくてアハハ.....」
スキヤキ「なんと、山をか!?被害はなかったのか?」
「山は無人だったので被害は出ていないと思います。」
スキヤキ「それなら許そう。」
「いいのですか?」
スキヤキ「うむ。おでんがやらかしたことよりもましだ。」
「おでんは何をやらかしましたか?」
スキヤキ「2年前、お主が刀を作り始めて半年たった頃、お主が来ないことに気づいたのかおでんが川を曲げて都に水を流し、大洪水を引き起こし、その後海外へ逃亡を図ったが失敗したこと。そしてその1年後におでんが都の女達をさらい、ハーレムを築き上げ、おでんと怒った男達の間で乱闘が起きた。通称「ハーレムの乱」と呼ばれている。これらがおでんが主にやらかしたことだ。」
「・・・・まじか。これから半年またおでんを少し矯正します。それから旅に出て、戻ってきて2年ぐらいしてこの国を出ていきます。」
スキヤキ「そうか。お主この国に来たのはもう10年くらい前か......出ていったあとはどうするか決めているか?」
「ええ。1番初めの旅の時にあった面白そうな海賊に入れてもらえることになっています。」
スキヤキ「そうか。ではお主と飲むことももうほとんど機会が無いな......」
「ええ。出ていく時は一晩飲み明かしましょう。」
スキヤキ「そうだな。ではおでんの矯正を頼んだ。」
「任せてください。」
スキヤキ様と話が終わった俺はおでんの気配を探し、見つけてすぐにおでんへ向かって走っていった。
「おでーーん!」
おでん「げっ!?レン!?」
「ガシッ おい。何逃げようとしている。」
おでん「い、いや、俺は逃げようとはしてないが?.......」
「ほう?ならこれから話があるけどいいよな?」
おでん「いや、ちょっと......これから用事が「ん?あるの?」....ないです。」
「よろしい。じゃあこれから半年説教と矯正を始めるな。」
おでん「はぁ!?なんだそれは?なぜそんなものを受けねばならん!」
「ん?心当たりあるよね?」
おでん「いやそん「あるよね?」......あります......」
「だよね。いやースキヤキ様にお前がやらかしたこと聞いたんだけどそれでないって言ってたら本当にどうしようかと思ったわ。」
おでん「お、おう....アセアセ」
「あ、あとどれだけ強くなったか確かめるため戦うぞ。その後に説教と矯正な。俺に認めさせたら説教とか軽くしてやるよ。」
おでん「ほんとか!?ならすぐ戦おう!」
「お?自信満々か?厳しめにいくぞ?刀作りで少し体が鈍ったと思うからな。」
おでん「今度こそ一撃与えてやる!」
「いやーまだお前には無理だと思うぞ。フッ」
おでん「な......鼻で笑いやがって....」
おでんが怒りながら、刀を抜き二刀流に構え、俺もひとまず神楽の方を抜いて構えた。
「叩き潰される覚悟は十分か?おでん。」
おでん「うるせぇー!お前が覚悟しやがれ!」
俺はおでんを挑発するとおでんは我慢できずに斬りかかってきた。
オリ主31歳
おでん16歳
原作41年前
ついに刀完成!