五等分の花嫁 家庭教師の二重奏   作:暇人の鑑

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お久しぶりです。更新です。

今回から9巻でのお話になります。

楽しんでいただければ幸いです。


奏二への秘密
一花、二乃、三玖に「奏二が同じ男でよかった」と安堵されている。


第25話 新学期への新展開

 春休みが終盤に差し掛かり、桜の花びらが舞い散り始めたある日のこと。

 

 一花の招集により、私たちは緊急の五つ子会議を開いていた。

 

 

 そして……

 

 

「来週から、お家賃を5人で五等分します。

 

 

 払えなかった人は、前のマンションに強制退去だから………みんなで一緒にいられるように頑張ろ!

 

 

 それじゃあ……私は仕事に行ってくるから、よろしくね♪」

 

 

 そう言い残して、仕事に向かってしまうのであった。

 

 

 

「………とりあえず、仕事を探すわよ」

「そうだね」

「うん!」

「い、いきなりすぎますよ……」

 

 

 

 

春休みのとある昼下がり。

 

 

「と、そんなことがあった訳よ」

「そうかそうか。それは大変だったな」

 そう愚痴る二乃に頷く俺だったが、頬はおそらく引き攣っているのを感じていた。

 

 

 愚痴を聞くのは慣れているが………この状況で堂々とされていることに、頬が引き攣っているのだ。

 

「うーん、ここで働くことってできますか?」

「生憎、人を雇うつもりはないぜ」

 

 

 すると、二乃が机の上の紙に視線を戻し、同じように机の上の紙を見ていた四葉がキョロキョロと部屋を見回しながら聞いてくるので、現状を教えておく。

 

「ソージ、緑茶ない?」

「…………」

 

 さらには四葉の向かいには、年寄りくさく茶を啜る三玖に段ボールから出した緑茶のペットボトルを手渡し。

 

 

「町谷君、これ美味しいですね。おかわりって………」

「ちょい待てや」

 

 

 来客用に備え付けてある菓子を食べ尽くした五月を前に、ついに待ったをかけた。

 

 

 

 そう、今なぜか俺は………

 

 

「何よ」

「お前ら、ここをハローワークか喫茶店と勘違いしてんじゃねえか?」

 

 俺の家に押しかけて来た一花以外の中野家の4人の給仕をやっていた。

 

 書類仕事をやっていたら「相談に乗ってほしい」とこの4人がやって来たのだ。

 

 

 なんでも、一花が家賃の分担を提案……と言うか、ほとんど一方的に押し付けて来たらしい。

 

 まあ、いくら結構なボロアパートと言ってもそれなりに家賃はするだろうし、長女一人で賄うってのもなんか変だわな。

 

 だから、こうして妹達を社会的に次のステージへと向かわせようとしているんだろう。

だが……

「なんで俺のところに来るんだ」

 

 わざわざここに来る理由がわからないでいると、三玖がペットボトルのお茶を紙コップに注ぎながら。

「それで、アルバイトを探そうと言うことになって。

 

 そうしたら……」

 

 五月の方を見ると、補充した菓子に早速手をつける五月がビクッとしつつも説明を引き継ぐ。

 

 

「前に、「私たちでもできそうな仕事をリストアップしておく」とあなたが言っていたのを思い出したんです。

 

 それで、そのリストを見せてもらうついでにお仕事探しの相談に乗ってもらおうと」

「そういやそんなん言ってたな」

 

 その説明で、ようやく俺はこいつらがここに来た理由を理解したが………。

 

 

「日雇いみたいなもんが大半だから、大人しくバイト雑誌読んでおいた方がいいんじゃないのか?」

 

 俺は、パソコンでそのリストを表示させ、見せながら説明する。

 

 そう。これは元々俺が受けようとしていた依頼だった物から、簡単な物をまとめた物であり………依頼は大体一日で終わるし、報酬もそこまで高くない。

 

 

 つまり、突発的な小遣い稼ぎにはいいが、家賃を払うとなると安定性に欠けるのだ。

 

 

 

 

 それを説明し終えると、4人は机の上の求人のチラシを前に唸り始めた。

 

 ここにあるチラシは俺が用意したものはいくつかあれど大半はこの4人が持ち込んだものでもある。

「コンビニ、新聞配達……みんな大変そう」

「全員で同じ所で出来たら、安心できるのですが……」

「そんなに募集してる職場はないわ。

 

 それに、得意なこともそれぞれ違うんだし」

 

 俺は四人が持ってきた求人を確認しながら。

「てか、お前らバイトしたことないのかよ?」

「ええ。それほど困窮してはなかったので……」

「…まあ、あの親父さん金銭面のサポートは、かなりきっちりやってるみたいだしな」

 

 何時ぞや連れてかれた、0が一つ多そうな服屋を行きつけにしてるなら、確かにバイトが必要になるような金欠にはならないか。

 

「私に接客業なんてできるかなぁ?

 

 悪ーいお客さんとか来たらどうしよう。

 

 お金を稼ぐって大変だなあ」

「店で働いてる以上クソみてえな客が来たり、上物な客が来たりするのは仕方ねえさ」

 

 何を考えているのか、珍しく考え込んでいそうな四葉に口を挟んでいると、二乃が仕方ないと言う顔をして。

「まあ、そこはもう割り切るわよ。

 

 

 お金は必要だけど……○交とか絶対嫌だし、どのみち働くつもりだったから、求人集めててよかったわ。

 

………にしても、まさか一花が急にあんなこと言い出すなんてね」

「うん。でも………」

 

 そこに三玖が頷きながらも昔を懐かしむ顔をした。

……コイツ、本当に俺らとタメだよな?

 

「一花のあの感じ、懐かしかった」

「あ、私も思った!」

「むしろ、今まで一花ひとりに無理をさせすぎてましたからね」

 

 四葉と五月が頷くのを横目に、二乃は。

 

「そうね。

 

 ああなった一花は、なかなか手強いわ。

 

 それに、あのマンションでひとりっきりね……」

 

 そこまで言って苦い顔をした。

 

 

「親父さんとの食事シーンでも思い浮かべたか?」

「わざわざ言うんじゃないわよ。

 

 緊張感で胃薬のお世話になりそうだわ」

「五月は目星つけた?」

 

 

 三玖が五月に話を振ると、どうやらまだ決めかねているようだ。

 

 

「するからには自分の血肉となり得る仕事にしたいのですが……

 

 都合よくそんなもの見つかりませんよね……」

「賄いが出るかってこと?それならフータローに聞けばいいじゃない」

「私をあの人と一緒にしないでください!」

 

 まあ、五月といえば食べ物系の店………かと思いきや、この発言を聞くにそういうわけではないようだ。

 

 

 風太郎と一緒にするなと叫ぶ五月の言葉で、俺はある求人を思い出す。

 

 

「何をしてるんですか?」

「ちょっと待ってな。とっておきを用意してやるぜ」

 

 覗き込んでくる四葉に返事をしながらその求人を探して………あった。

 

 

「お嬢さん方、こんなのはどうだい?」

「あ!ここって上杉さんの!」

「正解」

 

 

 俺が取り出したのは、風太郎のバイト先のケーキ屋の求人。

 

 店長から紹介を頼まれていたのだ。

 

 

 そうして俺がその求人を机の上に置くと…………二乃と三玖がビーチフラッグが如くその求人に手を伸ばした。

 

 

「二乃、それ渡して」

「なんでよ、これは私の得意分野よ!」

「なんでわざわざ、フータローのいる所なの?」

「うっ……あいつがいるのは不本意。

 

 

 不本意だわ」

 

 そうして、勝者の二乃が言葉と裏腹な表情を見せ、三玖がその光景に頬を膨らませていると、四葉が。

 

「私はやっぱり、みんなで一緒のお仕事がしたいなー……

 

 ねえ三玖、このお掃除のバイトなんていいんじゃない?一緒にやろうよ」

 

 掃除のアルバイトを勧めてくるが、三玖の頬はふくれたままだった。

 

 

 

 

 

 それから一週間経ち、3人のバイト先は大体決まって来た。

 

 二乃と三玖が風太郎のいるケーキ屋に押しかけ、ケーキ作り対決の末に二乃がケーキ屋のバイトを勝ち取り。

 

 三玖はその向かいに出来たパン屋で働くことになった。

 曰く「作ることは好きみたい」とのことらしい。

 

 これであの奇天烈料理ともお別れかと思うと、ホッとするような寂しいような………。

 

 

 四葉は、一花の部屋の掃除をよくやってる事から清掃のアルバイトをするとの事。

 

 

 そして五月は…………

 

「下田さんに話をしようと思います。

 

 

……教育の現場を見ておくチャンスにもなるでしょうし」

「ほーん?」

 

 

 どうやら塾でのバイトを考えているようであり、俺は登校の間で相談に乗っていた。

 

 まあ、教師を目指しているコイツならその結論に行き着くのもわかる話だな。

 

 

 だが、その道に行くのなら聞いておかなければいけないことがある。

 

「それは、お前自身がやりたいからだよな?」

 

 これは、かつての下田さんの言葉の引用だが……多分、本人も同じことを聞く。

 

 何度も言うが、コイツの人生は母親の2周目じゃないのだ。

 

 

 そうして答えを待つと、五月は迷いはないといった顔で。

 

 

 

「みんなに教師として教えて……お礼を言われた時。なんとも言えないような想いになりました。

 

 

 私は、その時の気持ちを大切にしたい。

 

 

 

 だから……先生を目指すんです」

 

 と、俺の目を見据えてきた。

 

「なら、大丈夫だな」

 

 

 

 

 

 

 五月の決意を確認しながら、俺達は学校にたどり着き。

 

 新しいクラス分けを確認したのだが…………そこで俺は衝撃的な光景を目にした。

 

 

 それは………

 

 

 

 

「親父さん?姉妹全員と風太郎、俺が同じクラスにいるんだが……」

「……どうやら、無事に通ったようだね」

 

 

 なんと、中野家の五つ子が同じクラスに配属され、さらには俺や風太郎もその中に組み込まれていたのだ。

 

 その光景に思わず親父さんに連絡を取ってみたのである。

「たしか、兄弟や双子って同じクラスには入れないんじゃ……」

「あくまでそれは暗黙のルールだ。……希望をすれば通ることもあるのさ」

 

 

 そう言われて調べてみると、確かに親父さんのいう通りだ。

 とは言え………

「俺と風太郎も同じクラスな理由は?」

 

 俺たちをそこに加える理由がよくわからないのでそこを聞いてみると。

「僕への報告を円滑にできるようにする為だね」

「さいですか」

 

 つまり、同じとこに束ねておけば監視がしやすいと踏んだわけだな。

 

 

「それでは、会議があるのでこれで切らせてもらうが………これからも励みたまえよ」

「へいへい……」

 

 そうして、権力によるパワープレイを見せつけてきた親父さんに、俺は嘆息するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「おいおい、客寄せのパンダかよ」

 俺が教室に戻ると、異様な光景が広がっていた。

 

 

「わぁ〜〜」

「中野さんが五つ子なのは知ってたけど」

「実際揃ってる所を見ると凄えな」

「やっぱりそっくりなんだねー」

 

 中野家の五つ子に、野次馬と化したクラスメイト達が群がっていたのだ。

 

 まあ去年の二学期に突如現れた、謎の美少女5姉妹がここに集っているのだから、こうなるのもわからなくはないのだが、まるで動物園の展示コーナーである。

 

「ああ加藤、アイツらずっとあのままか?」

「大体そんなもんだ。にしても、このクラスやばくねえか?

 

 この学年の有名人が揃い踏みじゃんか」

 

 近くにいた加藤に話を振ると、その群がりをチラチラ見ながら答えてくる。

「まあ、学年主席と次席、謎の美少女姉妹がそろっちゃあな」

「おい、三つ編み。自分をさらっと除くな」

「何のことやら」

 

 俺がすっとぼけている間にも、クラスの奴らは5人から色々聞き出そうと躍起になっている。

 

 一花と二乃は対応できているが、三玖は鬱陶しそうにしている上に四葉と五月は勢いに押されている。

 

「仕方ねえ奴らだ。ちょっと助けに……」

 

 後で文句を言われるのも面倒なので、助け舟でも出してやろうと立ち上がったときだった。

 

 

「退いてくれ」

 

 

 そのムードを断ち切らんとする言葉が、風太郎の口から飛び出した。

 

 

「よくあの中を突っ切っていけるぜ、アイツ……」

「少なくとも俺にはできないわ」

 

 加藤と二人でその光景を眺めていると、女子の一人が。

 

「何?上杉君も中野さん達のことが気になるの?」

「フータロー……」

「た、たすけてください」

「邪魔だから声をかけただけだ。道を開けてくれ」

 

 問いかけたり、三玖や四葉が助けを求めてくるが、それもバッサリ切り捨てて、教室から出て行った。

 

「……フータロー……」

 

 いや、二乃の呼びかけに一瞬ピクっとしたのを見るに、アイツなりの助け船なのかもしれないが………やり方が下手すぎる。

 

「え………何あれ」

「あの人感じ悪っ」

 

 現に、他の奴らからの第一印象は最悪の一言だろう。

 

 

「相変わらずだな……」

「まあ、それがアイツなのさ」

 

 去年同じクラスだった加藤が、ようやるわと言った視線を風太郎に向けていると、五月がこの学校での風太郎について説明しようとしたが、それを待ってくれるほど他のメンツが気が利くわけがなく。

 

「いい加減に……」

 住所あたりまで聞き始め、二乃がガチギレスマイルを見せ始めようとし始めたので、これはまずいと割り込もうとしたとき。

 

 

 

「みんな、やめよう………ね?」

 

 

 外野から制止の声が掛かった。

 

 

 その声の先を見て俺はコイツもこのクラスにいたのかと頭を抱える。

 

 

「そんなに一気に捲し立てたら、中野さん達も困っちゃうよ」

「武田君……!」

 

 声の主は「武田祐輔」。

 

 この学校の理事長の息子であり、成績は風太郎に匹敵するレベルの秀才。

 

 おまけに人当たりや性格、評判が良く、スポーツ万能で見た目も申し分なしと言う、理不尽なまでの勝ち組だ。

 

 

 んで、なんで俺が頭を抱えるのかと言えば……何故かコイツによく噛み付かれるのだ。

 

 

 だが………今はこの野次馬を鎮めるのが先決なので、コイツに乗っかるとしよう。

 

 

「それに、そんなに一気に知ろうだなんて野暮は無しだ。

 

こう言うのは、少しずつ解き明かしていくのが面白いんだぜ?」

 

 すると少しして。

 

 

「確かにお前らの言う通りだったわ」

「そうだね。ごめんね、はしゃぎ過ぎちゃった」

 

 野次馬達はその勢いを抑えて行った。

 

 

「町谷、助かったわ。後そこの君もありがと………ね?」

「気にしなさんな」

 

 二乃に気にするなと手を振っていると、武田は。

 

「だけど、気持ちはわかるよ。

 

五つ子だなんて、みんな君たちのことがもっと知りたかったんだよ。

 

 

ね?」

 

 やたらとキラキラしながら5人に話を振り、二乃と一花は苦笑いを見せていた。

 

 

 もっとちゃんと笑顔作れと言いたかったが、そこで担任がやってきたので武田はキラキラオーラを出しながら去っていき。

 

 

「武田さん!なんて親切な人なんでしょう!」

「そう?胡散臭いわ」

「コラコラ…」

「まあ、メッキくさいのはわからんでもないがな」

 

 純粋な反応を見せた四葉に、二乃がジト目を向けているのであった。

 

 

 

 

 ホームルームと言えど、今日は簡単なオリエンテーションを済ませれば終わりなので、適当に聞き流そうとしていたが………

 

 

「なあ五月。後ろのやつは何してんだ?」

「私が知りたいですよ。何が何やら……」

「お前の姉貴だろうが」

 

 何故か席を立ち、手を挙げるといった奇行に走った四葉に、困惑の視線を送っていた。

 

 

「トイレではなさそうですね。四葉はギリギリまで我慢するので」

「お子様かよアイツは」

 

 割と真ん中の席でコソコソと話をしているが、担任も四葉の行動に困惑しているらしく、俺達に注意が飛ぶことはなく。

 

 

「………なんだ?」

 

 とうとう耐えきれなくなったのか、話を中断して四葉に話を振ると。

 

 

 

「このクラスの学級長に立候補します!」

 

「⁉︎」

 

 頭がおかしくなったのか、とんでもない言葉が耳に入ってきた。

 

 

「ええー……まだ、誰も聞いてないけど」

 

 担任が、唖然とした顔で四葉に応えるが、四葉はさらに畳み掛け……

 

 

 

「皆さん、困ったら私になんでも言ってくださいね!」

 

「四葉……大丈夫なんでしょうか」

「まあ、いいんじゃねえの? 」

 

 

 そのまま四葉が女子の学級長に決まり、その流れで男子の学級長も決めることになった。

 

 だが……これに関しては武田がいるので心配はご無用。

 

 

「お前やれよ」

「いや、男子の学級長なんて武田か百歩譲って町谷しかいねーよ。

 

 その内誰か推薦するだろ」

 

 このクラスの男の中なら外面がいい武田が1番の適任なので、俺に話が行くことはそうそうないからだ。

 

 ちなみに去年や一昨年は仕事を理由に出して切り抜けている。

 

 

 で、誰が推薦するかのなすりつけあいに発展しかけたそのとき。

 

 

「先生!

 

 私、学級長にピッタリな人を知っています!」

 

 

 学級長様が推薦をしたいと言い出し…………

 

 

 

「上杉風太郎さんです‼︎」

「はあ⁉︎」

 

 

 とんでもない番狂わせをぶちかましてきやがった。

 

 流石の俺も予想外の選択肢に一本を取られる。

 

「えっ……上杉君で大丈夫なの?」

「武田君を差し置いてなんて………」

「一体何者なんだ………」

 

 

 

 そして、クラスメイトが風太郎に疑惑と困惑の目を向けている中。

 

「四葉………本気で?」

「俺が知るかよ……でもまあ、それもまた一興じゃねえの?」

 

 

 次へと進めようとする担任に待ったをかける本人を前に、面白いことになりそうだと密かに期待を抱くのであった。

 




いかがでしたか?

ついに出てきましたね、武田が。

ちなみに、この時点での武田と奏二の関係性としては、武田視点だと「ライバルと何故か仲のいいイレギュラー」であり、奏二視点だと「悪い奴じゃないが面倒な奴」と なっております。


 で、次回は四葉への噂回を取り上げつつ、新・川中島編に向かおうかと思いますので、お楽しみに!

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