五等分の花嫁 家庭教師の二重奏   作:暇人の鑑

58 / 64
お久しぶりです、更新です。


今回はちょっとした後始末と……ここから一気にラストまで進むので、その前の小休止みたいなものと考えていただければ。


第58話 そしていつもの日常へ

 病院にて。

 

「うん……これなら、明日には退院しても大丈夫だ」

「……そうすか」

 

 親父さんの診察を受けた俺は、退院の許可を得てとりあえずホッとしていた。

 

「………何か気になることでもあったのかい?」

「いや、今日一日色々ありすぎて………」

 

 目を覚ましてや否や、全力疾走の上に渾身のパンチを叩き込んで。

 

 

 それで痛みに倒れて、保健室に運び込まれたかと思えば、奏一さん達と霊界通信みたいな事をして。

 

 

 それで、色々とスッキリして目を覚ましてからは、里中との和解から始まり、五月からの依頼を受け、二乃から理不尽な暴力を受けた。

 

 

 

「………なんか、本当に後は寝るだけでいいのか?みたいな感じが」

「それはまた、随分濃密な時間を過ごしたみたいで何よりだよ」

 

 エピローグみたいな気分でいた俺に、親父さんはどこか棘のある口調で返してくる。

 

 

……まあ、この人からすれば入院してきたかと思えば、なぜか抜け出してた聞かん坊でしかないが。

「………すみません。あと、里中のこと」

 

 とりあえず謝罪をしつつも、里中の妹さんのことについて聞くと。

 

「彼女については、僕が責任取って治療する。

 

……だから、君は早く休みなさい。僕からしたらそちらの方が心配だよ」

 

 

 ため息混じりの返答で念を押されつつ、親父さんは扉を閉めようとしたが、突然こちらを振り向いて。

 

 

 

 

「あと、親として……娘達を守ってくれた事には、感謝を申し上げたい。

 

 ありがとう、町谷君」

 

 

 

 鋼鉄の仏頂面に、少しの緩みを見せてきた。

 

 

 

 

side村山

 

 

「奏二君‼︎良かった、無事で……‼︎」

 

 数日前。

 

 自分が死ぬかもしれないと、死んだ後の相談をしてきた奏二君を、私は何度めかもわからない説教をした。

 

 でも、この子がそれで止まった試しは一度としてなく………一昨日に病院に運ばれた事を知り、昨日行ってみれば………もぬけの殻で。

 

 

 

 それで今朝、どこと無くバツが悪そうにしながらも、孤児院にやってきた彼を見つけて、今に至る。

 

 

「死ぬ死ぬ詐欺の記録更新の報告に来たぜ……ってか?」

「そんな詐欺なら何万回でも大歓迎よ、バカね……!」

 

 奏二……いや、優一君とは、10年以上の付き合いで……言わば、歳の離れた弟であり……親族のいない私に取っては、残されたただ一人の家族みたいなものだ。

 

 

 それなのに、この子ときたら……いつも自分勝手に、自分の命を危険に晒すような無茶ばっかりする。

 

 

 挙句の果てには、痛々しい姿で、ブラックジョークをして来るんだから、取り残される方からしたら溜まったものではない。

 

「ホント、バカなんだから……」

「そうですね。それに関しては頭でっかちのおバカさんです」

「おいおい、2人してバカだバカだ言いやがって。

 

 へそ曲げちゃうぜ?」

 

 付き添いできてくれていた五月ちゃんも、実感を込めたように彼にジト目を向ける。

 

………その姿に、初めて会った時に見せた、優一君のために泣いてくれた姿とその優しさに、偽りがなかった事を実感した。

 

 また、優一君も……五月ちゃんの事を凄く大切に思ってることが、病室にあった手紙から容易に推察できる。

 

 

 だからこそ……そんな五月ちゃんのためにも。

 

 私はまた、彼にこの言葉を向けるのだろう。

 

 

「ホント、もう無茶しないでね?」

 

 こんな素敵な子がそばにいてくれるんだから……置いてけぼりにしちゃダメよ?奏二君!

 

 

「約束はできねえぜ」

「そこはしようよ⁉︎」

………ホント、バカなんだから!

 

 

 

side奏二

 

 学園祭が終われば、いよいよ受験から目を背けることができなくなり。

 

 

 数日もすれば、受験勉強ムードが常にどこかしらで漂うようになっていく。

 

 

 当然、我らが勉強の虫たる上杉風太郎も、日本最難関のあの大学を目指して勉強を開始していくのかと思いきや。

 

 

 

 

「………悪い。もう一度言ってもらえるか?」

「だから……!その、三玖とどこかにいきたいなって」

 

 なぜか、恋愛相談を持ちかけられていた。

 

 

 

「おいおい、随分呑気なこと言い出してんなお前」

「まあ、それはそうなんだが…」

 勉強でこいつが俺に相談することは多分ない。

 

 

 だから、てっきり大学に行くための金がないとかって、金策の相談だと思っていたら、まさかの内容である。

 

 俺が面食らっている間にも、風太郎はその経緯を話す。

 

 

「………その、付き合いだしてから色々してくれてるのに、何もしてやれてねえなーって…」

「まあ、三玖は専門行くからな……」

 

 因みに、三玖は料理の専門学校に行くらしく、受験勉強はほぼやってない。

 

……試験があるにはあるが、三玖なら問題なく解けるレベルだから、普段の勉強でも十分なのだ。

 

 

 なので、風太郎の彼女としてお弁当を持ってきたり、お茶を淹れたりと献身的なサポートに磨きをかける毎日である。

 

 

……まあ、そのお陰で受験勉強をしなければならない二乃は、やきもきしてる訳だが。

 

 で、そんなのが少し続いたある日の放課後に、風太郎に呼び出されて今に至る。

 

 

「とは言っても、三玖は毎日楽しそうにやってるし、礼さえ言ってりゃ気にしなくても良いんじゃねえの?」

 

 幸せそうに風太郎の世話を焼く、三玖の顔を思い浮かべながら聞いてみるが、どうやら風太郎はどうしてもお返しがしたいようだ。

 

「……まあ、お返しをしようって言う気概は買ってやるよ」

「お前に売ったつもりはないぞ……で、何かいい案はないか?」

 

 ため息混じりの問いかけに俺は少し考えようとして……やめた。

 

 

 

「………良いところにいた。

 

 三玖!風太郎がお前とデートしたいってよ!」

「「え⁉︎」」

 

 偶々、噂の彼女さんが通りかかったからだ。

 

 

 

side二乃

 

「………もう一度言ってもらえるかしら」

 三玖の口から飛び出した言葉に、私の心中は穏やかではいられなかった。

 

 なぜかって?

 

 

「その、フータローとデート行くんだけど……メイクやファッションを教えてほしいなって」

 

 なんと、恋敵である私にデートのアシストをしてほしいと頼んできたからだ。

 

 確かに、三玖は私や一花に比べて美容にそこまで頓着していないし、服装も地味なものばかり。

 

 だから、デートに行くには少し華がないとは思うが……なんで、わざわざ私のところに。

 

「一花や、五月に聞けば良いじゃやない。

 

……そもそもあんた、私がフーくんのこと狙ってるのを承知で頼んでる?」

「一花は仕事で忙しそうだし、五月は受験勉強で大変だろうから…」

「私も一応受験生なんですけど⁉︎」

 なんとも失礼な理由で、舐め切った頼みをしてくる三玖に、文句の一つもつけてやろうと口を開きかけたが。

 

 

「………それに、そう言うのは二乃が一番しっかりしてるの、知ってるから」

 

 間違いないと自信を込めての言い切りに、その言葉は封殺されてしまった。

 

……そう言われちゃうと、断れないじゃない。

 

 

 現に、今私の中では、途端に何通りのアドバイスを頭に浮かべてしまう。

 

 

 

「我ながら難儀ね…」

「どう言うこと?」

「なんでもないわ………」

 自虐的な気分を飲み込んだ私は、ひとまずは目の前の鍋に視線を戻すことにした。

 

 

「……ご飯の後、みっちり叩き込んでやるから覚悟なさい」

「……うん!」

 

 本当……世話の焼ける妹だ。

 

 

 

 

 

side奏二

 

 

「……お前が俺を誘って出かけるなんて。珍しいこともあるもんだな」

「まあ、学園祭の時は、あんたに色々してもらったからね。

 

 そのお礼よ………つーか、女の子と出かけるんだから、もうちょっとおしゃれしなさいって」

 

 

 風太郎と三玖がデートする予定の日に、デートの行き先の大型ショッピングモールにて。 

 

 

 その様子を背後から観察しようと思っていたが、俺は二乃に呼び出されていた。

 

 

 修学旅行の時に、行動を共にしていたとは言え……こうして2人で遊ぶのは初めてなので……結構新鮮である。

 

 

「俺としては普通にいけてると思うぜ」

「新鮮味がないのよ……後で適当に服見繕ってあげるわ」

「オカンかお前は……」

 

 しかし、普段通りの会話をしているだけで動きがない。

 

 

「……どこか行くんじゃないのか?」

「もう1人待ってるのよ。そろそろ来ると思うんだけど……」

 

 

 どうやらさらに待ち合わせていたらしく、その待ち人を待っていると………急に周囲がざわつき始めた。

 

 

 

「なんだ?芸能人でも来てたのか………」

「最近のイケメン俳優とか来てたら良いわよね……」

 

 俺と二乃が、なんとなくその方を振り向いてみると…………俺たちはそのまま唖然としてしまった。

 

 

 何故かって?

 

「あ、お二人ともお待たせしました!」

 

 

 俺たちのよく知る奴が、わけわかんねえ顔面を引っさげて来たからだ。

 

 

 

「五月…アンタその顔……」

「三玖がお化粧をしていたので、私もやってみようと……」

「おかめ納豆のパッケージに出てたりする?」

「⁉︎」

 素材の良さを殺す匠の技だな、こりゃ。

 

 

 

side三玖

 

 フータローとの初デートに私が選んだのは、林間学校の買い出しの時にも行った大型のショッピングモールだった。

 

 私達はどちらかと言うとインドア派なので、おうちデートとかでも良いかと思ったが………

 

 姉妹の誰かがいたら間違いなく揶揄われるし、万が一デートのその先まで行っちゃった時に、声が漏れてしまう。

 

 それに、あそこなら色々楽しめる……まあ、フータローと一緒ならどこでも多分楽しいからあんまりこだわる必要もないのだ。

 

 

 

「お待たせ…」

「いや、俺も今きたところだ」

 そんなこんなで、集合時間5分前にやってくると……既にフータローが。

 

 今きたところと言ってはいるが……ひょっとしたら、かなり前からいたのかもしれない。

 

 あるいは林間学校の時みたく、変なテンションになってたりとか……

「……大丈夫?風邪引いてたりしてない?」

「いきなりどうしたんだ……?

 

 なんともねえよ。

 

 それより、なんか雰囲気違うな」

 

 思わず聞いてみると、返って来たのは私の格好についての感想だった。

 

「楽しみだったから、ちょっとおしゃれしてみようかなって……どうかな?」

 

 今日のデートの為に、二乃からいろいろなメイクやファッションを教えてもらったのだ。

 

……普段はキャイキャイうるさいけど、こう言う時には役に立つ姉である。

 

 

 しかし、今日のメイクは私1人でやったものである為、不安でもあったのだが………。

 

「……なんか、華やかな感じがしていいと思う」

 

 

 風太郎の反応を見るに、結果は上々のようだ。

 

「……ありがと。照れてるフータローも可愛いよ」

「ほっとけ……てか、折角揃ったんだから早く行こうぜ」

「うん……そうだね」

 

 ちょっとした満足感と幸せに安らいでいく心に、背中を押されたような気分で、私はフータローとの初デートに、足をすすめていくのであった。

 

side風太郎

 

 生まれてこの方、彼女ができるなんて初めてのことで、勿論デートも初めてだ。

 

 だから、緊張で変なことをやらかして、折角誘いを受けてくれた三玖に呆れられないか心配だったが………

 

 

「え、化粧品ってこんなするのか……俺、男でよかったかも」

「食べ放題に行った方が、より満足できると思うのですが……」

「これから役に立つんだから、残念そうな顔しない!」

 

 

「………あいつらは何やってるんだ?」

「よくわからない組み合わせ…」

 

 目の前でわちゃわちゃしている知り合い達を前に、全てを持ってかれていた。

 

……てか、なんで五月はあんな麻呂みたいな顔してるんだ。

 

 そこは、雑貨屋とかではなくお洒落な化粧品売り場。

 

 見た目は3人とも良いからこそ、余計にその会話の内容が雰囲気とのミスマッチを招いてしまっているような気がしてならない。

 

「二乃は兎も角、奏二と五月にはあまり縁がなさそうな……」

「五月だって女の子だよ?まあ、イメージつきにくいのはわかるけど」

 

 五月をフォローする三玖も、その光景のミスマッチさには困惑を隠せない様子だ。

 

……なんか、さっきまでの緊張がすっかり抜けてきちまった。

「……声かけるか?」

 

 どこか拍子抜けしたような気分で提案すると、三玖はしばらく考えた後。

「あっちはあっちで楽しくやってる。

 

……私たちは私達で行こう?」

 

 仕切り直しと言わんばかりに、俺の腕に抱きついて来た。

 

 その行動に、盛り下がっていた気分は再び昂り始める。

………キスをして、告白までしたのに、この温もりと甘い匂いにはドギマギせずには居られないのだ。

 

「……俺、お前を選んでよかったよ」

「ふえ⁉︎

 

……フータロー、不意打ちは反則!

 

 禁止……天然ジゴロの女たらし…」

「おい、最後のは余計だろ…」

 

 顔を赤くして、モニョモニョしだした三玖に突っ込みつつも、どこか満たされたような気分で、デートを再開するのであった。

 

 

 

side一花

「うーん……貸した化粧品が、ごっそり減った理由がわかったよ」

「アレじゃバカ殿様みたいだもんね!」

 

 フータロー君と三玖のデートを観察しようと、四葉と共にショッピングモールにやって来た私は、化粧品を片手に困惑顔の五月ちゃんを見ながらため息をついていた。

 

 確かに、五月ちゃんは基本お肌のケアをするだけで化粧はしてないけど………それにしても、随分と厚化粧をしたものである。

 

 

「……四葉も後でお化粧の練習しようね」

「ええ?私は運動で汗かいちゃうからいいよ」

 

 ギクリと言わんばかりのリアクションをする四葉は、冷や汗をかきながら断るが………五月ちゃんのアレを見せられたら、流石に放っておくわけにはいかない。

 

「今の五月ちゃんみたいにしなきゃ大丈夫だから…ほら、フータロー君に振り向いてもらえるかもしれないよ?」

「そ、そうかなぁ……三玖に悪い気もするけど……」

 

 フータロー君の名前を出されて頭を悩ませる四葉を尻目に、私は3人のやりとりを観戦し続けていた。

 

 

side奏二

 

 バカ殿様の珍道中となってしまった俺達は、五月の化粧品を見繕った後、風太郎達を探していた。

 

 どうやら二乃も、風太郎達の動向は気になっていたらしい。

 

 だが……ショッピングモールとはそこかしこに誘惑があるもので。

 

「ん、ここって……」

 

 とある一店に、俺の目線が吸い寄せられてしまった。

 

 

「……どうしたんですか、町谷君」

「ここは……下着屋だけど、男物はないわよ?」

 

 そこはランジェリーショップであり、五月は首を傾げ。

 

 二乃は怪訝な顔をしているが……別に、下着が欲しい訳じゃない。

 

 

「………そういや、前にここでらいはちゃんと一緒に、五月が下着買ってたのを思い出してさ」

 

 修学旅行の時の一幕を思い出したのだ。

 

「五月と妹ちゃんが?……修学旅行の時?」

「おう……で、京都での三日目の時、二乃に池へ落とされた時にだ」

 

 興味を惹かれたのか、続きを促すような二乃に頷いて、ふと思った疑問をぶつけようとしたら、五月が急に飛び掛かって来た。

 

「町谷君‼︎あの時は私が持ってた下着が役に立ちましたよね⁉︎」

「……いや、俺が聞きたいのは、なんで下着を持ってたかって話だよ、普通下着なんだから着けるか履くだろ⁉︎」

「……確かに、考えてみたらおかしいわね」

 俺と二乃の疑惑の視線に、五月はしばらく考えるように間を置いた後。

 

 

「えーっと……アレです!もしもの時のエチケットアイテムです!できる女性の必須アイテムなんです!」

「聞いた事ねえよそんなん。

 

……いや。それだったとしても履いた三玖がタイツ越しでも恥ずかしがるレベルのものって、お前………」

「一花のを見習ったんですよ、私ももう高校生ですから……四葉のようなお子様パンツでは」

 

 半ばやけくそ気味に、意味不明な事を言い出していた時。

 

 

 

「ちょちょちょ⁉︎五月ちゃんストップ‼︎」

「五月、町谷さんの前でそれをハッキリ言うのはやめてえ!」

「一花⁉︎」

「四葉まで……⁉︎」

 もう耐えられないと言わんばかりに、一花と四葉が乱入して来た。

 

 

 

「………やっぱりお前らだったか」

「「⁉︎」」

 

 なんか尾けられてるなとは思っていたが……意外と釣り餌はあるもんだな。

 

side二乃

 私が今回町谷と五月を誘ったのは……フー君達が気になって、同志を募ろうとしたのはもちろんあるが。

 

……それと同様に、町谷と五月への借りを返すためだった。

 

 少し前までは、2人とも色々立て込んでいて……折角の学園祭も満足に楽しめていなかったと思うし。

 

 それがスッキリしたかと思えば……学園祭後から昨日まで、2人は受験に向けた勉強ばかり。

 

 

 いくら五月の夢がかかっているとは言え、2人とも両想いで……やっと、それが伝わりあったのに、デートのひとつもしないのは、流石に姉として心配だったのだ。

 

 

 だから、おせっかいを焼くと言う面もあっての今回だったが………どうやら、一花と四葉もフー君と三玖のデートを尾行しようとしてたようで。

 

 

 

「もう……!

 

 ソージ君ってば、たまにフータロー君以上にデリカシーがないよ?」

「五月もいくら動揺してたからって、あんな所でとんでもないこと言い出そうとして……!」

 

  

「「ごめんなさい……」」

 

 2人は、1階の噴水の近くにあったベンチで、一花と四葉の説教を受けていた。

 

 

「……お前がとんでもないこと言い出すから、2人して怒られてんじゃねえか」

「元をふっかけたのはあなたでしょう。むしろなんで私まで一緒に……」

 

 だが、2人はそんな状態でも変な小競り合いを繰り広げ始める。

 

「………ほんと、手間のかかる子達ね」

「なに達観してお姉さんムーブしてんだよ、本来ならお前もこっち側だろうが!」

「そうですよ、二乃だけずるいです!」

 

 

 私のぼやきを聞きのがさず、食ってかかってくる2人を見て、私のこの心配は杞憂となっていた。

 

 

「‥‥みんな、揃いも揃って何してるの?」

「…‥お前ら、こんな所でバカやらかしてんじゃねえよ…」

 

 

 ついでに、フー君と三玖も合流して来たし……このお出かけは終了ね。

 

 

「みんなでご飯食べに行きましょ……五月と町谷の奢りでね!」

「そうだねえ……2人と二乃にはお仕置きが必要だね」

「さんせー!」

「「ええ⁉︎」」

「私も……?まあ、いいわよ」

 

「……何があった?」

「わかんないけど……いいんじゃない?いつものこれも楽しいよ」

 

 

 でも……こうしてわちゃわちゃするのは、この先何があったとしても続いて欲しいと思った。

 




いかがでしたか?
 今回はいろんな方の二次創作を参考にさせていただきました。

 やっぱり、五月はおもしろ可愛いのが良いヒロインだなと再認識した気分です。

 そして次回は風太郎と奏二のそれぞれのプロポーズを書ければなと思います。

 それでは、お楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。