星の戦士、トレセン学園探訪録!   作:にゃんこねくと

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お、これ毎日投稿いけるか!?と思ってましたが無理ですね
話が固まらねぇ……

知ってますか?ここの世界線では北海道から東京まで数時間で向かえるらしいっすよ

化学の力ってすげぇぇ!
………はい、飲み込んで下さいお願いします。


迷子のHEROは迷子を助けちゃ駄目なの?

あれ?ここは?

 

 

気がつけば私は見知らぬ所に居た

さっきまでウチで寝ていたはずなんだけど…

 

辺りを見渡すとそこは満点の星空だった

夜空に実物は見たことはないんだけど

オーロラっていうのかな?

少なくとも私の人生では1、2を争う程キレイな星空…

 

さらに注意深く見てみると周りに何か祭壇の様なものが見えた

その祭壇の上に星をかたどった様な形をした小さな杖の様なものが大事そうに飾られている

私が今立っている地面はまるで泉の上にいるかのようで一足前に進むと水が跳ねたように揺らめく

 

きっと私は夢をみているんだ

普通に考えてそれしかなかった

それならこれは何の夢だろう

今までこんな夢、見たことは1度もない

でもそこまで深く考える事もないか、

夢なんだし…と思い

再び泉の方へ目を向けると何か様子がおかしい…

 

透き通るようにキレイだった泉はどんどん濁ってオーロラがカーテンのようにかかっている夜空は星が1つ、2つとどんどん消えてゆき祭壇の上にあった星の杖の様なものは気がつけば真っ黒になっていた

 

ガシャアアアアアン

 

 

耳が劈く様な凄まじい音と共に空……いや空間に亀裂が入っていく

私が今立っている所もどんどん崩れてゆく

 

早く逃げなきゃ行けない

こんな所に突っ立っていたらタダじゃ済まない…そんな事分かっているのに足が動かない

さっきまで景色とは真逆の地獄の様な光景を前に私は1歩も動けなかった

気がつけば足場は無くなりどこまでも先が見えないくらい深い底へと落ちていく

 

 

恐怖で声が出ない

 

いやだ…!誰か助けて……!

 

 

______________________________

 

 

 

 

 

「し…………しゅぺ!」

 

 

 

「う、うーん?………あれ?ここ何処?」

 

 

気がつくとそこはいつも通りの我が家だった

横でカービィが心配そうに彼女を揺すっている

 

 

 

ゴンッ

 

寝起きで頭の回らない彼女に容赦のない鉄拳制裁が入る

 

 

「あだっ!?」

 

「ここ何処?じゃない!今何時だと思ってんの!?」

 

「え?」

 

いつもは優しく起こしてくれる母からの怒声に驚きつつも時間を確認すると

 

 

「5時…………」

 

「そう、5時」

 

「……朝の?」

 

「いや、夕方の」

 

 

アホーアホー

「からす、ないてる」(`・ω・´)/ポヨッ

 

 

………………………

 

 

………………

 

 

……

 

 

 

「はぁぁぁぁ!?どうすっぺぇぇ!!!」

 

 

実の所、彼女は本日の午前中にはトレセン学園に戻り午後の授業を受け…さらにトレーニングもする予定だった為朝早くに起き直ぐに出発しなければならなかったのだ

実際は朝にそこまで強くない為

母はどうせまた遅刻するんだろうねぇと思っていたがまさかここまで寝倒すとは考えておらず気がつけばもう夕方である

 

「ほらそこ」ヒョイヒョイ

 

「え!これって!」

 

お母ちゃんが指さした先には私の着替えやリュクサック、さらに今からどの交通機関を辿って行けば日をまたぐ前にトレセン学園に到着出来るのかのメモまで用意してくれていた!

お母ちゃん……私の為に…( ̄^ ̄゜)グスッ

(゜д゜)ハッ

 

「ここまで用意してくれるなら別に起こしてくれたっていいっしょやぁ!」

 

「何言ってんの…スペが自分で起こしてくれなくてもいいって言ったんだよ?」

 

「ソウダッケ……」フトンモグリー

 

「ぽよっ!」

 

「カービィ…あんたもほんの1時間前に起きたばっかなの私は見逃してないからね…」

 

「ほよ?」

 

「ほらほらさっさと行きな!ほんとに明日になっちゃうよ!ほら、やけになって布団にくるまらない!ほらほらGOGO!」

 

「わ、分かったよぉー!」

 

______________________________

 

 

そんでもって身支度をサッと済ませて

数分後玄関前にて…

 

 

「身なりは!」

 

「完璧!」

「かーぺき!」

 

外に出ても恥ずかしくない

身なりで出るなり!(母の教え)

 

「荷物は!」

 

「忘れ物なし!」

「なしー!」

 

万全の準備で向かうべし!(母の教…)

 

「お財布!」

 

「全財産!」

「いっぱい!」

 

こいつら沢山食べるしね…(母の…)

 

「カービィは!」

 

「(背中のリュクサックを指さし)」

(`・ω・´)ゞビシッ!!

「はぁい!」| ˙꒳˙)/ ヒョコ

 

これが1番気がかりだけどバレないようにカービィに丁度良いサイズのリュクサックを作っておいたから中でじっとしてればバレないはず!

 

「いってらっしゃい!」

 

「いってきます!」(*´▽`*)

「ばぁい!」ヾ(*ˊᗜˋ*)

 

遅刻しそう……というかもうしてるのだが

これ以上遅刻しない為にと言わんばかりに全力疾走で駅へ走るスペに楽しそうに笑いながらスペの背中で揺られてるカービィ……2人を見送る母なのであった…

 

「忙しない子達だね……世話がやける」

 

 

現在の時刻

17時15分

 

 

 

「て……駅まで走って行くつもり!?

あーあ、もう見えないや。まぁ、走った方が早いかぁ。日本1のウマ娘……だもんね」

______________________________

 

 

 

「えー、本日は本車両をご利用頂き……誠に有難う御座います……本車両は間もなく発車致します…乗り遅れの……」

 

 

「ごめんなさぁーい!乗ります!乗ります!」

 

 

カシャーバタン

 

 

「な、何とか間に合った…」ゼエゼエ

 

「おつかれー」

 

「う、うん。あとねカービィ。今はお客さんが少ないから喋っても大丈夫だけどお客さんがいる時は静かしておいてね?見つかっちゃったら色々大変だと思うから」

 

「わかったー」

 

日が沈みかかっているこの時間帯は乗客がほぼいなく辺りを見渡してもスペとカービィ以外の客はいなさそうだ

奥の車両には居るかもしれないが少なくとも今はカービィが喋っても、なんなら少しくらいなら顔を出してもバレる心配はないだろう

 

2人で景色が良く見える向かい合った席に座る…今なら大丈夫だとカービィもリュクサックから出てきて席にちょこんと座っている

 

 

ギュルルルル

 

 

「そういえば、家を出る時何も食べてこなかったっけ……」

 

「おなかすぃたー」

 

今のはどちらのお腹の音か……

しかし、例え音が鳴ろうが鳴らまいが世界違えど凄まじい食べっぷりを見せる2人だ

この時間帯まで何も食べてなければ腹の虫が黙ってないだろう

 

「どうしようか……あっ、丁度良かった!

ごめんねカービィ、リュックにちょっと隠れてて」

 

「うぃ!」

 

さっとリュックを開けてカービィに入るようにお願いしたスペに対して何が丁度良かったのだろうと思うカービィだったが少しづつ近づいて来るかぐわしい香りに気がつく

 

「はーい、ただいま取り扱っているのは北海道特産のカニをふんだんに使ったカニ尽くし弁当でーす!今なら3つごとにお買い上げの方には鮭を咥えた可愛らしい熊のぬいぐるみをプレゼントー!いかがですか?」

 

元気な宣伝と共に沢山の弁当を乗せた

手押し台車が通りかかった

 

「この電車では割と車内販売が頻繁にあるんだ」ヒソヒソ

 

「はぁい!」.。.:*・'(*°∇°*)'・*:.。.

 

「すいませーん、こっちにカニ尽くし弁当お願いしまーす」

 

「はーい、幾つにしますか?」

 

スペとリュックから少しだけ顔を出しているカービィは目を合わせて頷き……

 

 

「「15こ!」」

 

 

「はーい、15個ですね……………じゅうごぉ!?」

 

車内販売のお姉さんは困惑しながらもカニ尽くし弁当を丁寧に取り出し、15個も購入したので5匹分の熊のぬいぐるみを貰った

さすがに5匹も入らなかったので3匹程はカービィの入ってるリュックの中にしまっておくことにした

支払いが完了したらば、小声で最近の若い子は凄いなぁ……とぼやきながら別の車両に移動して行った

 

いや、こいつらが異常なだけなんですがね

 

 

 

 

その後、激しい弁当の争奪戦があったり

切符の買い間違いがあったり……直前で車掌さんが教えてくれて何とかはなったが。

結局、なんやかんやあったものの最後の駅に到着しトレセン学園まではあと数キロ程度となった

数キロと考えればまだ遠く感じるもののスペの母が立てた予定ではここからはウマ娘であるスペ本人が走った方が交通機関的には早いとなっている

 

現在の時刻

22時10分

 

 

______________________________

 

 

車も人も全く通らなくなっているこの時間帯……………

深夜の山道…ウマ娘用の道路を圧倒的な速度で走行しているウマ娘がいた

その速度は時速70キロは超えているだろう

まさに風を切って進んでゆく

 

ビュウウウウー

 

 

「よし!トレセン学園まで後10分くらいだよ!」

 

「はぁい!」

 

「えへへ♪カービィ楽しそうだね♪」

 

「うぃ!」

 

乗せられて走るのは初めてでは無いが道路を高速で進むのはかなり久しぶりなのかキャッキャッと笑っている

カービィ自身も過去にエアライドという乗り物で様々な場所を爆速した事があるのはもうかなり前の話だ

ましてやその時は自身で操作していた為誰かの制御の元、走行するのはあまり経験が無いことも大きいだろう

 

周りの風景も変わり

山々が目立つ所から少し住宅街が目立つようになってきている

変わり移る景色に目をキラキラさせ顔を出しているとカービィはほんの一瞬だがあるものを目に捉えた

走っているスペは気づかなかっただろうがそれはうずくまって泣いている小さな女の子の姿だった

お人好しで優しいカービィはこれを見過ごす訳にはいかないとカービィはスペが全力で走っているにも関わらず楽々とぴょんと飛び降り少女の元へと向かっていった

 

スペがその事に気づく事は無かった

 

______________________________

 

 

そこは小さな公園だった

その女の子はカービィが近づいても全く気が付かないくらい頭の処理が追いついていないのが悲しみにくれて膝を地面につけ、わんわん泣いていた

 

 

「うわぁぁぁん!どこなのー!」ヒッグヒッグ

 

ポテポテ

 

「だいじょーぶ?」

 

力のまま泣いている少女に声を掛けると少女は涙ながらにこちらに目線を送る

 

彼女の髪はショートヘアーで

黒髪で1本の白いメッシュが入っており

何よりウマ耳と尻尾がある事からこの子はウマ娘である事が分かる

 

「う、うぅぅぅぅ……」

 

「なかないで……」

 

顔を見合わせて尚、また泣き出さんとしている彼女に優しく声を掛ける

 

「だいじょーぶ!」ヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙

 

「うぅ、ひっぐ……あ"り"か"と"ぉ」

 

まだ何故泣いているのかの要件も無しにだいじょーぶとはその自信は何処から湧いてくるのか…しかしそれがカービィの良い所でもある

 

少女が落ち着いてからは2人は公園のベンチに座っていた

少女の手にはカービィがリュックから飛び出した時にたまたま持っていた熊のぬいぐるみが大事そうに抱えられている

数十分時間が経って落ち着いて話が出来る様になった少女はカービィに事情をはなし始めた

 

「あのね…一緒に遊びに来ていた友達のダイヤちゃんとはぐれちゃって……」

 

「うぃ」

 

「ダイヤちゃん言ってたんだよ?初めて遊びに来た場所なんだからあんまり遠くに行っちゃダメだって…」

 

「ぽよ…」

 

「でもわたし…楽しくて…走って色んなとこみてたら………ダイヤちゃんどこにもいなくて……」ヒッヒッグ

 

「………」

 

「わたし……いわれたことまもれなくて……もう…だいやちゃんにあえないのかなぁ……」

グスッ

 

「…!…あえるよ!」

 

「…ふぇ?」

 

カービィは彼女のもう会えないかもしれないという発言を否定した

それは諦めないで欲しかったからだ

大切な友達にもう会えないかもしれない…

それはとても悲しい事だし、誰だって嫌だろう…彼女は今不安でしょうがないだろう

だからこそこの時点でカービィの意思はもう固まっていた

たとえ何分、何時間、何日かかろうとも彼女の大切な友達を探すと…自分の力が続く限り手を貸すと…

いつもそうだ

他人の為に自分に利が全くなかろうが必死になって考え…立ち向かう事が出来る…それがどんなに小さい事でも大きい事でもだ

 

だがその決意は必要なかったようだ

 

タッタッタ

 

「キタちゃん!」

 

「ダイヤちゃん!」

 

薄茶色の髪を長く整えた

ひし形の模様が特徴的な

1人の女の子がベンチに座る少女に思い切り抱きつく

この子にも先程の少女同様ウマ耳と尻尾が見える

 

「ずっと!ずっと探してんだよ!大丈夫だった!?」

 

「うん……うん!……ごめんねダイヤちゃん、心配かけて…」

 

「本当に……本当に良かった…」

 

どうやら再開出来たようでカービィも

まるで自分の事の様ににこにこ顔で見守っているともうさっきまで曇った表情とは違う晴れやかな笑顔で黒髪の少女はカービィへと向き直り

 

「はげましてくれてありがと!

あ、そういえばまだ自己紹介してなかったよね。私は[キタサンブラック]だよ!えっと、こっちは…」

 

「うん、キタちゃんがお世話になりましたっ。私は[サトノダイヤモンド]です!」

 

「あなたはなんていうの?」

 

「うぃ!かーびぃ!かーびぃ!」

 

大きく手を挙げ、もう慣れっこの自己紹介をする

 

キキィー

 

 

すると公園の出入口の方に普通の乗用車数台分の長さはあるであろう黒い車が停車する

その車の運転席から慌ただしく1人の執事服を纏った老人が出てくる

 

「あ!じいやだ!」

 

「え!じいやさん迎えに来てくれたの!」

 

じいやと呼ばれたその老人はこちらへ急ぎながらも粗相のないよう気遣いながら向かい…

 

「ダイヤお嬢様…キタサンブラック様…探しましたよ。もう夜更けです。ご両親殿も心配なさっています。さぁ、参りましょう…」

 

「「はーい、ごめんなさい」」

 

「あ、そーだ」

 

カービィはある事を思い出しダイヤの元に近づく

 

「だぃやー、これ!」

 

「ん?あ、これってキタちゃんが持ってるのとおそろいの……くれるの?」

 

「はぁい!」

 

それはリュックに入っていた熊のぬいぐるみの2つ目だった。3つ入っていた分は全て、リュックから出た際からずっと頭の上にちょこんと器用に乗せていたのだ

キタサンブラックだけでは可哀想かと思い、サトノダイヤモンドにもとカービィの考えだった

 

「かわいらしいクマさん……ありがとうございます!」

 

「ふふっ、良いもの貰いましたね、お嬢様」

 

「はい!」

 

時間も時間なので鮮やかな手際でじいやは2人の車に乗せた後、車に乗り込み窓を開けカービィに視線を合わせると

 

「カービィ殿……でしたかな?色々にお世話になったご様子…お2人の笑顔が何よりの証拠…今私からは無力ながら何もお返しは出来ませぬがまたいつか会える日が来たならばその日にお礼させて頂きます……ははっ、わたくしもここで見たことは口外しませんよ。

それにしてもこの老いぼれでも知らぬ事が沢山ある事ですなぁ……長話失礼しました。それではまた何処かで」

 

「はなし聞いてくれてありがとー!」

 

「お人形だいじにしますー!」

 

「ばぁぁい!」(* ̄▽ ̄)ノ~

 

ウウウウーン

 

 

 

…………………………

 

 

 

………………

 

 

………

 

 

 

「よしっ!」

 

2人は再開出来たみたいだし良かった良かったと満足げにドが付くほど真夜中の公園で1人ヨシッているカービィだがこやつ自分もまた迷子である自覚が無いのであった…

 

「どーしよ?」

 

現在の時刻

23時25分

 

______________________________

 

 

スペちゃんside

 

 

えぇーと、ここの曲がり道を左に曲がって…

うん!見覚えある!

なんだぁ、私だって迷わずに向かえるじゃーん!うんうん、成長してるんだ!

東京だって怖くないっ!

 

彼女は頭の何処かで不安が途中よぎったがそれは杞憂に終わったと一安心し胸を撫で下ろす

毎日、登下校したトレセン学園の外壁周辺を走り…トレセン学園に通うウマ娘達が寝泊まりするウマ娘寮へと向かう

現在の時刻はだいたい23時半ほどもうとっくの前に寮の門限は過ぎている為、スペの住んでいる栗東寮の寮長、[フジキセキ]に頼んで鍵を開けてもらわなければならない

 

しかし、栗東寮の前に向かうともう既に外にはフジキセキがいた

それと別のウマ娘が何故か正座させられている……

恐る恐る近づき話しかけると

 

「あのー……フジキセキさん?」

 

「おや?あぁ、ポニーちゃんか。帰省でゆっくり出来たかな?午後の授業の事なら心配いらないそうだよ、君のお母さんが連絡を入れて置いたそうだからね!玄関前の扉の鍵は開いているからもう遅いし早く温かいお湯にでも浸かって休みなよ?大浴場の使用許可も今出したからね!…………それに私はまだここを離れる訳には行かないからね、ねぇフクキタル?」(#^ω^)ピキピキ

 

「は、はいぃ!反省します…反省しますからぁ、開運グッズ全ボッシュートはどうかぁ!どうか!ご勘弁おぉぉぉ!」

 

えぇ…フクキタルさん今度は一体何をしたんですか…

 

「君の開運グッズを大量に持ってきている事はいいんだよ……いやあんまり良くは無いけどね、君のトレーナーやたづなさんから苦情が来てるし、何故か私に!」

 

「いや、そりゃあもう!はい!すいませんとしか……」

 

「今回は占いの方だよ…彼女も彼女だけど…どうしてこんな夜更けなのにも関わらず!スズカは!戻ってこないんだい!?」

 

「え!?スズカさんまだ帰ってきてないんですか!?」

 

スズカというのは彼女と相部屋のルームメイト、[サイレンススズカ]の事だ

異次元の逃亡者や最速の機能美と呼ばれるウマ娘で彼女の大逃げは凄まじく、1度1着を背負ったら後はもう手に負えない速度で逃げるまさに異次元の逃亡者に相応しい力を持ったウマ娘…そしてスペの憧れの先輩である

些か、走る事になると前が見えなくなってしまう悪い癖があるんだが基本優等生で真面目な頼れる良い先輩だ

 

「ねぇ?フクキタル?なんでだい?」

 

「いや、それは…」

 

「なんでだい?」

 

「イヤソノーエェート……」

 

「なんで?」

 

「ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!」

 

「な ん で ?」

 

「私の占いが彼女の走る魂に火をつけてしまったからですぅ!!!」

 

 

彼女の話をまとめるとこうだ

同室のスペが帰ってこないのを心配してスズカがフクキタルに珍しく占いをお願いした所

貴方のラッキーを高めることによって大切な出会いが訪れるでしょう!とまぁ熱弁し会いたい人のいる方角に今の貴方の最高の走りするべし!と占った結果こんな時間になっても帰ってこないというわけだ

 

これ間接的に私にも原因があるじゃないですか!?

 

「スズカ自身も普段は真面目なんだけど走る事になると…もうっ……今回はフクキタルが原因かもしれないけど…門限外まで走ってるってのは結構スズカは常習犯なんだよ…」

 

「私の占い…こじつけじゃ…」

 

「他の事例もあるんだけど…聞く?」

 

「イヤッ、イイデス」

 

「もうっ!スズカもフクキタルも反省文提出して貰うからねぇ!?いいかい!?」

 

「ボッシュートは!ボッシュートは免れるですねぇ!?やったぁぁぁぁあ"あ"あ"あ"」

 

「ん?あれっ!?」

「あっ…」

「わっ、私!スズカさん探してきますね!」

 

「あぁ!もう!迷子にならないでね!頼んだよ!?ほんとに!」

 

「あ、スペさん!凄い事にさっき暇だったから勝手に占わさせて頂きましたがスズカさんもスペさんもラッキーアイテムは☆です!大きな☆ですよ!」

 

「あ、ありがとうございます…あのフクキタルさん…後ろ…」

 

「うしーろ?……ファッ!?」

 

「そうかい、そうかいフクキタル

君は私とのお話が退屈だった訳だ…

なら悪いね……今からもっと退屈な話をしてあげるよ……私が普段どれだけ寮長として苦労しているかを………ね?」(°ㅂ° ╬)

 

「あ"っ」Σ(´□`;)

 

スペは振り返らなかった

さっき会話中に冷静になったからこそ気づいた違和感…背負っているリュクサックが以上に軽いという事…

案の定、居なくなってた

スペが探さねばならない人物は2人という事

2人も探さなきゃいけないわけだから……ね

決して感情を表すウマ耳が限界まで裏返ってなんなら青筋が見えるまで怒り狂っている寮長が怖かった訳ではない……

 

現在の時刻

23時45分

 

______________________________

 

 

大体同じ時刻

別の場所…

 

 

「ふふっ、頭にちょこんと可愛いタヌキさんね…貴方も迷子なの?」

 

 

「くまだよ?これ」

 

 

______________________________

 

 

またまた大体同じ時刻

別の場所

 

 

?「ほらもう、こんな時間よ?もう寝ましょウララさん?」

 

?「わかったー、おやすみーキングちゃん」

 

?「おやすみなさい、後ウララさん?今晩はもう寝ぼけて私のベッドに潜ってきちゃ駄目よ?分かった?」

 

?「わかっ…………zzzzz」

 

?「絶対分かってない!」

 

?「ウララさんが入ってくるとポカポカしてつい寝過ごしちゃうのよねぇ…」コソコソ

 

?「ん?あ!ちょっとウララさん!そこに落ちてるのってパジャマと一緒に置いておいたブラじゃない!なんで付けてないの!?」

 

?「ねぐるしぃーぜよー……zzz」

 

?「あぁ!もうっ!こんな、ずぼらしてっ!

全然一流じゃないわ!明日こそはしっかり自分で起きて身支度整えて貰いますからね!いいこと!?」

 

?「……うーららぁ♪」

 

 




実質トレセンに到着したようなものですし、タイトル詐欺じゃないですね!

次回のネタバレすると王様はピンクのちっちゃい子に困っちゃいます
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