木々の隙間から差し込む日の光と小鳥のさえずりに気付き目が覚めた私は、目が覚めると同時に何が起きても対応出来る様に即座に体を起こしていた。
あの呪われた旅路の中いつの間にか身に付いていた行動にいつもの様に呆れ、違和感を感じて周りを見渡し、違和感の正体を理解した時、信じられなかった。
「ここには亡者がいない?」
その考えに至った時に持つべきではない考えを持ってしまった。ここはあの呪われた地では無いのではないか?ようやく終わらせる事が出来たのではないか?だがその考えを私は捨てた。ロスリックの時もそうだった。北の不死院ではなく灰の墓所で目覚めた時も同じ考えを持ち、裏切られた。だからこそ私はあまり先の事を考えないようにしていた。
そして再度周りを確認し、周りの安全性を確保し、何が出来るのかを調べようと思った。無くなっている武器や防具、アイテムが今どの程度残っているのか。自分にも何らかの変化は起きていないのか、まず自分の体を確認しようと動かし始め、鎧も見る。頭は逃亡騎士、胴はミルウッド、腕はファランの籠手、足は胴と同じミルウッド。私の最後の記憶の時と同じ装備である事に満足し、次は武器がソウルから取り出せるかを確認する。私は決して強い訳では無かった。一つの武器を極めようとしてもその努力は実を結ばず、他の何かに特別優れていた訳でも無かった。それならばと、私は対応力を伸ばした。多種多様な武器や、魔術、奇跡、呪術、それらを身に付け如何なる場所、状況にも耐えて、対応出来る様にした。
故に武器の多さや様々な効果を持った武具や触媒、これらが私の戦闘力に直結する。武器をイメージし、ソウルから取り出す。すると手に馴染む重さを感じ目を開ける。手の中にはよく協力の時に使っていた半葉の大刀、時間稼ぎや毒や出血といった派生にも優秀でダメージも高く、高水準な武器だ。その後も他の武器を少し確認し、アイテムの方も残量を確認し、疑問を口にした。
「アイテムは全てあると思うが、幾つかは効果を失っているのか?いや、篝火に触っていないからか?」
螺旋剣の破片や帰還の骨片等は使用しても効果は無かった。残りの確認は休息できる場所で行う事にし、辺りの探索をしようと歩き始める。だが私はこの時失念していた。一人で森を歩き回るというのは必ず迷うという事と同義だというのに、少なからず新しい場所で気分が高揚していたために何の準備もせずに森を歩き始め、その後七色石くらい置けば良かったとすぐに後悔したのは言うまでもない。
灰の人のステータスは802の何でも出来るマンと思って下さると嬉しいです。書き終わってからステータスの事を思い出して、軽くパニックになりました。細かい所を気にせずに書いてるので間違ってる箇所があると思います。そのあたりは指摘して下さった場所を可能な限り直していく所存です。