本編更新でございます
※この作品には独自設定やキャラ崩壊などが含まれています!!
第16話:お嬢様はドロップ艦と出会うようです
夜明け前の鎮守府
次の日、私は朝から鎮守府へ来ていた
「…この世界にはどうやら二つの勢力があるみたいだな」
頭の中で艦娘達と深海棲艦の姿をそれぞれ浮かべる
「私は…異端者だな」
自虐的に呟きながら夜明け前の暗い部屋の中で私は窓から外を眺める
「…とりあえず、私の正体がバレないようにしないとな」
もしバレたらどうするか…
「なんて、こんなこと考えない方がいいな」
私は頭の中でよぎった事を一方的にたち切り、執務室を後にする
カツン カツン
人気のない暗い廊下に足音が響く
「…人気がないとこんなにも薄気味悪いのか」
自分の鎮守府の環境に驚かざるをえない
「艦娘が増えたらもっと明るくなるんだろうか…」
廊下を通り抜け、私は執務室がある棟から外に出た
「…ん?」
ふと正門の方へ視線を向けると門の前に人影が立っている
「(こんな時間に来客か…?)」
私は警戒しながらその人影の方へと歩みを進めた
謎の少女
玲美「ここに何の用だ?」
玲美は門の前に立つ人影に話しかけた
?「貴女がこの鎮守府の提督か?」
玲美「だとしたら?」
?「なら話は早い」
近づいてみると意外と小さくまるで小学校低学年程の身長の少女であることがわかった
菊月「私が菊月だ。共に行こう…」
玲美「なんだ、迷子か?」
菊月「は?」
玲美の第一印象、それはここに迷い混んだ迷子であった
菊月「はぁ…、私は艦娘だ。この鎮守府に新たに配属となったな」
玲美「何?そうなのか」
菊月「貴様本当に提督か?」
提督とはまるで思えない発言に菊月は呆れるように言う
玲美「私はここに着任したばかりでな、こういうシステムにはまだ馴れていないんだ。だがさっきの無礼は詫びよう。すまなかった」
菊月「ただのでくの坊…ではないようだな」
夜明け前といえば…お約束
それから私は菊月という艦娘から改めて自己紹介を受けた
菊月「私は睦月型駆逐艦九番艦、菊月だ」
容姿は白銀髪のロング、黒をベースとした服で三日月上のアクセサリーをつけていた
「(銀髪…そういえばあの銀髪メイドも最初は生真面目でお堅い印象だったな)」
ふと自分の部下のメイドの姿が浮かびクスリと笑いが出る
菊月「聞いてるのか?」
「あぁ、聞いてるとも」
当然それを見ていた菊月が不機嫌そうに聞いてくるが、私はそれをあしらう
「菊月…か、これからよろしく頼むよ」
菊月「…頼りにしてくれるなら、いい」
一瞬だけ菊月の表情が柔らかくなったような気がした
それから数時間後、起きてきた電にこの事を話すと菊月は『ドロップ』艦であることがわかった。どうやら海域をクリアすると一定の確率で艦娘がドロップするらしい。艦娘についての謎は深まるばかりだ
「だが…いや、だからこそ私はこの世界に惹かれたのかもな…」
朝日が昇る中私はそんなことを…え、朝日?
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁあ!太陽ぅぅぅぅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」ジュッ
朝の鎮守府に玲美の絶叫が響きわたった
どうも、菊月ちゃんの加入です
次回も鎮守府メインの予定です
どうか次回もゆっくりしていってね!!