今回もシリアス回です
とても重い内容が含まれてますので苦手な方はご注意ください
日も沈み空に月が上る頃、玲美は執務室に一人座っていた
玲美「結局夜になっちまった」
隠し部屋で見つけた資料や日記を読もうと思ったのだがやらなければならない執務に追われて結局読めずじまいだったのだ
玲美「取り敢えず執務も一段落ついたし電達も寝たしやっとこれが読めるぜ」
玲美は机から資料と日記を取り出す
玲美「…軽く通し見してあれだったんだ、どんなことが書いてあるんだ…」ペラリ
資料はどうかな?
まずは資料から、どうやらこの鎮守府は以前は大きな鎮守府だったようで多数の艦娘が在籍していたらしい。名前や軽い自己紹介などが書かれていた。これはドロップや建造で艦娘が増えたときに役立つだろう
「…む、この名前は」
艦娘の資料の中に所々青い×で上から消されている艦娘の写真があった。その中に見馴れた名前があったのだ
「この青い×はいったい…」
わからない、いったい何なんだこの×は
「…まぁいいか、そのうちわかるだろ」
資料はこれくらいにして次は日記だ
驚くべき日記の中身
『○月×日:今日から日記をつけることにした。明日からまた頑張るぞ!』
随分と綺麗な字だ、思わず見惚れるほどに
『○月△日:今日も辛い出撃を乗り越え帰ってきた、でもまた駆逐艦の子が沈んだ。正直やりきれない』
[また]ってワードが引っ掛かるな…犠牲が多い程に敵が強い地域なのか…?ここ
『○月□日:お姉ちゃんが沈んだ、どうしてあんな采配をしたんだ…お姉ちゃんを…返してよ…!』
……
『△月×日:もう涙も出なくなってきた、毎日誰かが沈む。虚しい戦果に喜ぶのはあの男だけ…』
どんだけ嫌われてるんだ前任…
『△月○日:お姉ちゃんが夢に出てきた、また会いたい。笑って、喋って、甘えたい。あぁ』
このページ、濡れた跡があるな…もしかして涙…なのか
『×月○日:あの男が昇進してこの鎮守府を去るらしい、やっと解放される』
『□月○日:私達は解体されるらしい、冗談じゃない。そうだ、あの部屋にいこう。私しか知らない秘密の小部屋に、そして記録を残そう。この鎮守府の出来事を…誰かに伝えよう』
ここで日記は終わっていた
もう言葉がでない
「…」
言葉がでない、壮絶すぎる。それに…
「この先代ってやつ…」
名前も顔も知らないが怒りが沸々と込み上げてくる。艦娘をなんだと思っているんだ…!
「まさかさっきの青い×は…」
ふと思い返して資料を確認する
「命を落とした艦娘って事か…?」
日記と資料を交互に見てひとつの仮説を浮かべる、だとしたらとんでもない鎮守府だったということだ
「…私はこんなことにならないようにしないとな」
私は何とか怒りを抑え日記を閉じ、棚にしまうと窓から外を眺める
コンコン
「入っていいぞ」
戸を叩く音がしたので私は入室の許可を与える
ハーヴェイ『よう』
「なんだ、ハーヴェイじゃないか。帰ってきたのか」
ハーヴェイ『おう、鳳翔さんに可愛がられてきた』
「そりゃよかったな」
ハーヴェイ『なんだ、随分と浮かない顔だな』
「まあ…ちょっとな」
ハーヴェイ『気になるな、教えろよ』
「…まぁいいだろう」
私はハーヴェイに日記の事と資料の事を伝えた、するとハーヴェイは顔を赤くする
ハーヴェイ『そんな人間がいたのかよ!』
「この日記が事実ならな」
ハーヴェイ『ムカつくな!おい!何処で見つけたんだよこれ!』
「悪いがそれは教えられん、それに持ち主ももう生きてるかもわからん」
私は隠し部屋の存在はハーヴェイには教えなかった、なんとなく教えないほうがいい気がしたからだ
「明日はある場所にいくぞ、お前も来るか?」
ハーヴェイ『その日記に関する事なら行くよ』
「決まりだ、明日の午後6時にいくから覚えとけよ」
ハーヴェイ『おう』
「んじゃ私は寝るよ、お休み」
ハーヴェイ『次に合うのは幻想郷でだな』
「戻れたらな…」
今日は色々驚くものばかりが見つかる一日だった…。
「(ゲームを始めたつもりがこんなことになるなんてな…)」
世の中はやはりわからない。守矢の巫女がよく言ってたが常識にとらわれないとはこの事なのかもしれないな…
今回はここまで!
次回はギャグ回です
それでは次回もゆっくりしていってね!