お嬢様は暇をもて余したようです   作:グラマン・カーティス

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魔法の森の魔法使いの元を訪ねたお嬢様

何故彼女は魔法使いの元を訪れたのだろうか…?(今回は艦これ要素はほぼありません)


第4話:お嬢様は白黒魔法使いと談笑するようです

ー魔法の森 霧雨魔法店

 

魔理沙「ふふーん♪風呂はやっぱり気持ちいいのぜ~」カポーン

 

この家の家主、霧雨魔理沙はゆっくりと風呂に浸かっていた。至福の時間とはこの事だろう

 

魔理沙「さーて、風呂上がったら艦これでもするか~」ザパーン

 

 

魔理沙がこのあとの事を考えながら湯船を出て、戸を開けると

 

魔理沙「…え?」パサッ

 

なんとリビングのソファにレミリアが腰かけていた

 

レミリア「…お、やっと出てきたか。長かったな、お前が長風呂するタイプだとは思わなかったぞ」

 

風呂から魔理沙が出たことに気づいたレミリアが話しかけてきたことで放心状態になっていた魔理沙がハッと気づいた

 

魔理沙「きゃ…」

 

レミリア「きゃ?」

 

魔理沙「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!レミリアの変態ぃぃぃぃぃ!!(赤面)」カオマッカ

 

レミリア「はぁ!?」

 

魔理沙「で、出てけーー!!!(赤面)」ブンブン

 

レミリア「イテッ!おいっ!チョッアブナッ!魔法瓶なんか投げるなって…!イテェッ!」

 

パニックを起こした魔理沙に物を投げつけられ、レミリアは渋々外に退散した

 

 

数十分後

 

 

落ち着きを取り戻した魔理沙はレミリアを自宅に入れた

 

魔理沙「もぅ…!女の子の家に侵入するなんてマナーがなってないのぜ!(赤面)」

 

レミリア「お前が言うな、毎日うちに侵入してるだろお前」

 

魔理沙「う……そ、そんなことより!用はなんなのぜ?」

 

レミリア「おっと、そうだった」

 

 

 

レミリアは昨日の事を魔理沙に伝えた

 

魔理沙「成る程、提督として何をすればいいのか気になるのか」

 

レミリア「あぁ」

 

魔理沙「だったら簡単だ、任務を遂行するんだ」

 

レミリア「任務?」

 

頭に?を浮かべたレミリアを見て魔理沙はパソコンの画面を見せて説明しはじめた

 

魔理沙「カクカクシカジカというわけだ」

 

レミリア「マルマルウマウマというわけか、成る程な」

 

魔理沙の説明を聞きレミリアは任務のやり方を覚えた

 

 

レミリア「なぁ、少しいいか?」

 

魔理沙「お、どうしたよ」

 

レミリア「お前は秘書艦は誰にしたんだ?」

 

魔理沙「漣だぜ!可愛いよあの子は」

 

レミリア「…成る程、あの明るさとお前のやかましさは確かに似ているところがあるな(笑)」

 

魔理沙「失礼な!そういうレミリアは誰にしたんだ!」

 

レミリア「電だよ」

 

魔理沙「電?レミリアが?似合わないのぜぇ…」

 

片方はオドオド系の真面目で癒し枠の電、もう片方は戦闘狂で常に戦いを欲するおしとやかさ?んなもん知るかのレミリア、魔理沙は何故彼女を選んだのかがわからなかった

 

レミリア「ストッパーだよ、私は熱くなりがちだからな」ハッハッハ

 

魔理沙「な、成る程…(電が心配なのぜぇ…)」

 

笑うレミリアに魔理沙も笑みを浮かべはするが内心はゲームとはいえ電の苦労を想像すると変な汗しか出てこなかったのだった…




任務のやり方を覚えたお嬢様、次回からようやく鎮守府編のスタートです


☆プチ登場人物紹介その1☆

レミリア・スカーレット

本作の主人公
我が儘で少し幼い思考のお嬢様…な感じはなく強さと程よい暇潰しを求める変わった性格

口調も少し変わっている
飽きっぽさと面倒見のよさは健在である

本人曰く「口調なんか気にしたことねえな」とのこと

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