お嬢様は暇をもて余したようです   作:グラマン・カーティス

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前回からだいぶ期間が空いてしまい申し訳ございません!!

お嬢様シリーズ再開です!今年もよろしくお願いいたします!


第9話:お嬢様は居酒屋を発見したようです

どうしてお前がここにいる?

 

白露「じゃああたしは自室の確認に行ってくるね」

玲美「あぁ、わかった」

電「じゃあ電が案内するのです」

白露「ありがと」

 

そう言うと白露は電と駆逐艦寮の入り口の方へ歩いていった

 

玲美「…さて、おい」

ハーヴェイ『何だ?』

玲美「何でお前がここにいる、もしかして人形使いもここにいるのか?」

 

玲美は視線をハーヴェイに向け問う、それに対しハーヴェイは少し表情を暗くし答えた

 

ハーヴェイ『アリスの事か、私はあいつに捨てられかけた。だから私は一人だ』

玲美「(捨てられた?あいつはそんな事をする奴じゃない筈だが…、今はそんなことは気にすることじゃないな)それはわかった」

ハーヴェイ『何でここにいるのかは私にもわからない。ただ、ここに来る前に光る箱を見た記憶がある』

玲美「(光る箱…?もしかして私のパソコンの事か…?)」

ハーヴェイ『その箱を見た後に意識を失って、気づいたらおもちゃにされていた』

玲美「…成る程。わかったよ」

 

そう言うと玲美は近くに生えていた木の根もとに腰を下ろした

 

ハーヴェイ『どうした?』

玲美「寝る。疲れた」

ハーヴェイ『そうか』

玲美「(それに…気になることが一つあるからな)」

 

玲美はそう思いながら眠りへと落ちていった…

 

 

 

 

悪夢にうなされて

 

レミリア「…あれ?ここは…何処だ…?」

 

レミリアが目覚めたとき、彼女の回りを包んでいたのは真っ暗な空間だった

 

レミリア「まだ夢の中なのか…?」

 

本来なら自分の部屋に戻っているはずなのに戻っていない、彼女は混乱した

 

レミリア「どうなってるんだ…取り敢えず探索してみるか」

 

レミリア「……」コツコツ

 

レミリア「…………」イライラ

 

レミリアは適当に歩き出す…しかし進めど進めど真っ暗な空間は終わることはなく、次第にストレスが溜まる

 

レミリア「どうなってんだ!!」

 

怒鳴ってみるもののその怒声は虚空に虚しく消えた

 

[お嬢様ー]

 

レミリア「! 今の声は、咲夜か!?」

 

[司令官さーん]

 

玲美「電!?」

 

咲夜の声が聞こえた反対側から電の声が聞こえた

 

[お嬢様ー]

[司令官さーん]

[お[司嬢令様官ーさ]ーん]

 

レミリア「う…う…うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

ここは一体…!?

 

玲美「あぁぁあぁあぁああぁぁあ!?」ガバッ

 

叫びながら飛び起きた玲美にハーヴェイが駆け寄る

 

ハーヴェイ『どうした!?大丈夫か!?』

玲美「はぁ…はぁ…、は、ハーヴェイ…か。そうか、夢だったのか…」

ハーヴェイ『大丈夫か?』

玲美「大丈夫だ、嫌な夢を見てしまっ………」

 

頭を起こした彼女の目に、昼寝をする前に見た広大な海が飛び込んできた

 

玲美「……なぁ、幻想郷に海ってあったか?」

ハーヴェイ『何言ってる、幻想郷に海はないぞ。ここは幻想郷なのか?』

玲美「……違う…よな」

 

玲美は状況を読み込めていなかった…

 

 

30分後

 

 

ハーヴェイ『なぁ、本当に大丈夫か?』

玲美「大丈夫だよ…、ちょっと混乱しただけだ。だから気晴らしに散歩してるんじゃないか」

 

二人は鎮守府から少し離れた所にある海岸沿いの歩道を歩いていた

 

ハーヴェイ『レミリアの話だと寝たらこの夢は覚めてるんだよな?』

玲美「あぁ、その筈なんだがな。というかもうこれが夢なのかもわからなくなってきた所だ」

ハーヴェイ『そうなのか…』

玲美「ほんと、どうなってるんだろうな…ははは」

 

何もわからない自分を自嘲するように笑う玲美とそれを見つめることしかできないハーヴェイ、二人の空気がどん底になりかけていたところへハーヴェイの目にあるものが入る

 

ハーヴェイ『何だあれ』フヨー

玲美「おいっ、勝手に動くなよ」

 

ハーヴェイは自分の目に入ったものが気になりそこへ飛んでいく、玲美はそれを慌てて追いかける

 

ハーヴェイ『おいレミリア、ここは何だ?』

 

数分ほど走ると、ハーヴェイは急に建物の前で止まった

 

玲美「ここは…居酒屋みたいだな」

 

二人が立ち止まった建物は小さな居酒屋だった

 

ハーヴェイ『居酒屋…?』

玲美「酒を呑むところだよ。仲のいいやつと行ったり時には一人で行ったり、幻想郷にもあるぞ」

ハーヴェイ『オヤジかよあんた』

玲美「うるせぇ」

 

居酒屋を知らないハーヴェイに説明する玲美にハーヴェイはさらっと毒を吐く

 

 

優しげな声

 

?「私のお店に何かご用ですか?」

 

玲美&ハーヴェイ『っ!?』ビクッ

 

その最中に背後から優しげな声がしたので二人は驚きながらも振り向く

 

?「良かったら入ります?もうすぐ開店ですので…」

玲美「え…いや…あの…」

ハーヴェイ「シャンハーイ!!」

?「あら、可愛いお人形さん♪あなたのですか?」

玲美「え…ま、まぁ…」

ハーヴェイ『おい、入ってみようぜ。』

玲美「…わーったよ」

 

乗り気のハーヴェイに玲美は仕方なく付き合うことにした

 

?「ふふふ、愉快な方達ですね♪」

玲美「いやぁ、すみませんね」

 

鳳翔「あ、そうそう。申し遅れました。私、この店の女将で元航空母艦の鳳翔と申します」

 

玲美「あ、どうも…私はこの近くにある幌鎮守府の提督をやってます玲美です………って航空母艦!?あなた、艦娘なんですか!?」

鳳翔「えぇ、今は引退済みですが…」

 

 

店の女将が元艦娘と聞き驚きを隠せない玲美であった




今回はここまでです

ここがどこなのかこんがらがってきたお嬢様、次回はどんなハプニングが待っているのやら
次回は更なる新キャラの登場予定です!

お楽しみに!


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