私はちょっと前に入ってきた柊くんの影響で、すっかり毎日が楽しくなっていった。ペアでも何も影響はないし、むしろやりやすかった。
2人でしばらくやっていたある日、依頼が来た。今回は2人で依頼に出掛けた。
「随分重い依頼だったな」
「今までと違って殺人だからね」
そう、今回の依頼は殺人事件で、その犯人を確保するみたい。
やっぱり、いつものとは違って命に関わるから6人で依頼に出かけた。いつもと違う雰囲気で、私の背筋にも自然に力がこもる。
ついた、かなり大きい館みたい!
着いた……
「館っぽいね」
しかもかなり大きい。
周りの空気は凛としていて、まるで殺人事件は起きないような綺麗さだった。なのに、なんで……
柊くんが先にどんどん進んでいく。私はどうしたら良いのか分からず、柊くんの後ろを黙って付いていった。
!!!!!!!!!
柊くんは気づいてないのか目の前に死体があった。
「柊さん、こ、これ……」
別の人が柊くんに教えてくれて助かった。私は、正直言ってそういうものには慣れていなく、既に気分が悪い。
「うっ……」
「死体を見るの慣れてないか」
「うん……」
私がそう言うと、柊くんはこう返した。
「少し一階で休んでるといい。俺が行ってくるから」
「あ、ありがとう……」
本当に慣れていなく、こういうときに柊くんが居てくれて、本当によかったと思う。
「俺、奥を見てくるよ」
クラスメイトの男子が言う。さすがに休憩してばかりじゃ申し訳ない。
「私も行くよ」
「いいよいいよ、鈴ちゃんは座ってて!」
「あ、ありがとう……」
そう言われたら、素直に座るしかない。
みんな奥に行ってしまった。一人じゃとても心細い……早く帰ってこないかな……
トタトタトタトタ
足音が聞こえる。
あっ、柊君だ!2階の見回りが終わったんだ!!
「柊くん!おかえり~」
「ただいま。この女の子、保護することにした」
「へぇ。優しいね!」
「そりゃどうも」
しばらく間が空いて、柊くんは言った。
「戻るぞ!」
柊くんが声を上げる。
今回の柊君はいつもよりたくましく感じた。
戻っている途中、私は柊くんと話しながら歩いていた。柊くんと話してると、なんか楽しい。
「鈴、髪解いてるんだね」
「あ、気付いた?」
今日は久しぶりに解いていた。
「かわいいよ、解いてるとこ」
そっかぁ……えへへー、かわいいんだー。
「どうした?鈴」
「なんでもなーいっ」
私は軽快な足取りで歩いていった。やっぱり柊くんと一緒に居ると楽しいっ!ずっといっしょがいいなーっ