こうなったら、そうなれたら   作:月島柊

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第5話 殺人事件(鈴視点)

 

 私はちょっと前に入ってきた柊くんの影響で、すっかり毎日が楽しくなっていった。ペアでも何も影響はないし、むしろやりやすかった。

 

2人でしばらくやっていたある日、依頼が来た。今回は2人で依頼に出掛けた。

 

「随分重い依頼だったな」

「今までと違って殺人だからね」

 

そう、今回の依頼は殺人事件で、その犯人を確保するみたい。

 

やっぱり、いつものとは違って命に関わるから6人で依頼に出かけた。いつもと違う雰囲気で、私の背筋にも自然に力がこもる。

 

ついた、かなり大きい館みたい!

 

着いた……

 

「館っぽいね」

 

しかもかなり大きい。

 

周りの空気は凛としていて、まるで殺人事件は起きないような綺麗さだった。なのに、なんで……

 

柊くんが先にどんどん進んでいく。私はどうしたら良いのか分からず、柊くんの後ろを黙って付いていった。

 

!!!!!!!!!

 

柊くんは気づいてないのか目の前に死体があった。

 

「柊さん、こ、これ……」

 

別の人が柊くんに教えてくれて助かった。私は、正直言ってそういうものには慣れていなく、既に気分が悪い。

 

「うっ……」

「死体を見るの慣れてないか」

「うん……」

 

私がそう言うと、柊くんはこう返した。

 

「少し一階で休んでるといい。俺が行ってくるから」

「あ、ありがとう……」

 

本当に慣れていなく、こういうときに柊くんが居てくれて、本当によかったと思う。

 

「俺、奥を見てくるよ」

 

クラスメイトの男子が言う。さすがに休憩してばかりじゃ申し訳ない。

 

「私も行くよ」

「いいよいいよ、鈴ちゃんは座ってて!」

「あ、ありがとう……」

 

そう言われたら、素直に座るしかない。

みんな奥に行ってしまった。一人じゃとても心細い……早く帰ってこないかな……

 

 

 

 

 

 

 

 

トタトタトタトタ

 

足音が聞こえる。

 

あっ、柊君だ!2階の見回りが終わったんだ!!

 

「柊くん!おかえり~」

「ただいま。この女の子、保護することにした」

「へぇ。優しいね!」

「そりゃどうも」

 

しばらく間が空いて、柊くんは言った。

 

「戻るぞ!」

 

柊くんが声を上げる。

 

今回の柊君はいつもよりたくましく感じた。

 

 

 戻っている途中、私は柊くんと話しながら歩いていた。柊くんと話してると、なんか楽しい。

 

「鈴、髪解いてるんだね」

「あ、気付いた?」

 

今日は久しぶりに解いていた。

 

「かわいいよ、解いてるとこ」

 

そっかぁ……えへへー、かわいいんだー。

 

「どうした?鈴」

「なんでもなーいっ」

 

私は軽快な足取りで歩いていった。やっぱり柊くんと一緒に居ると楽しいっ!ずっといっしょがいいなーっ

 

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