Bクラスに昇格して、同じペアで同じ寮だろ伝えられた。同じペアで同じ寮なんて、本当に嬉しくて舞い上がってるけど、その気持ちを隠しながらみんなを会話を聞いている。ニヤケ、バレてないかな……
「俺たちも行くか」
会話が終わってた!?
いつ終わったのかも分からないまま、私は返事をした。
「うん」
ぎこちなかったかな……?
とりあえず部屋に入った。噂に聞いた通りとても大きい。どこかの綺麗なホテルよりも大きくて感動する。
少ししてから気付いたが、ベッドが柊くんとペアだった。どうしよう、私寝相おかしいけど大丈夫かなぁ……
しかし、そんなことより心の中は不思議の方が大きかった。
「なんか不思議な感じする」
だって隣に男子がいるんだもん。普通に考えてありえないことだし、これが続くなんて今も信じられない……
「俺といるからか?」
げっ!!図星だ。
「うん」
「慣れていこうぜ。じゃ、おやすみ」
男女初めて同じベットに寝るのにこの男はいつもにましてそっけないな……
よし!私も眠れないし、いたずらしちゃお!
私はペンを取ってきて、柊くんの顔にいたずらをした。
キュキュ、キュ、キュキュ
まずは四角いメガネ。意外と似合うもんだね!それとも、私の画力が天才だから!? 思わずにやけてしまう。
よし!このまま続けちゃおう!
キュキュ、キュキュ、キュキュキュ
よし!ちょびひげの完成!意外とおじさんになっても行けるね!
そろそろ夜も老けてきた頃かな……気付くと、もう2時を過ぎていた。
「もう2時!?」
「うぅーん……」
やば!起きちゃう!!
ガバっ!
「鈴?起きてるのか……」
「ふみゃ!?起きてたの!?」
「さっき起きた。……なんで慌ててんの?」
バレてしまう!やばい!!!
「えっと、あの、あれ!トイレから戻ってきたら起きてたから!それに驚いて」
絶対さぐってる。でもバレる訳にはいかない。気付かれたら恥ずかしいし。
「そうか、早く寝ろよ」
良かった……バレなかったぁ……肩の力が一気に抜けた気がする。
でもこれがもう一度起きたら次はない。だから跡形もなく落とさないと。メイク落としで落ちるかな?
私は試しに起きないように拭いてみた。
フキフキ……
よし、落ちた!
寝起きもイケメンだったよ!!なんてね!
こんなことが起きないように早く寝よー!
〜朝〜
よし!起きる前に跡形もなく、完全に落ちたし、誤魔化せたから大丈夫!
またやろうかなぁ……なんてね!
私はぐっすり寝たふりをしながら、柊くんに心の中で言った。