saoから”ログアウト”できたプレイヤー 作:土ラグーン
どうやってログアウトしていったのか、今日あかされます!是非ご覧ください!
あとお気に入り40人突破あああああああ!後4人で50人だあああああ!
みなさまありがとうございます!こんな下手な私に!マジで感無量の極みですね!
「よう・・ヒースクリフ。いや・・茅場昭彦さんよお、、!」
それを聞いたヒースクリフ、いや、茅場昌彦はわずかに頬をひきつるが、すぐに怜悧な顔に戻り、相変わらずなにも読みとれない表情で俺に問いた。
「なぜわかったか、参考までに教えてくれないか?」
俺は、鼻で笑った。
「至極簡潔に言うと、あんたが一番怪しかったからだ。」
茅場は、フッと笑い、首を横に振る。
「それでは答えになっていないことぐらい、君はわかっているはずだ。」
「もちろん。ちゃんと、理由や、答えへの過程くらいはあるさ。」
「では答えてもらおうか?参考までに」
抑揚のない声だが、実にはっきりしている。俺は、多少の驚きを隠して答える。
「まず、あんたはボスの攻略会議の時、一回も発言していないはずだ。したとしても、激励の言葉くらいだ。あれはあんたが無口という訳じゃないはずだ。あんたはボスのデータも、攻撃パターンも全部知っている。だから、発言できなかったんだ。」
ヒースクリフは無言を貫く。
「次は、あんたのユニークスキル《神聖剣》だ。俺は第27層の攻略の時にあんたの神聖剣を見せてもらった。攻守ともにバランスがとれていた。しかも、HPバーが黄色にならないというところもな。大方、《
ヒースクリフの顔が険しくなった。どうやら俺の言おうとしていることがわかったのだろう。
「なぜ
俺がしゃべり終わると、ヒースクリフが、急にゆっくりと拍手をした。険しい顔を少しくずしている。
「すばらしい推理だよ。ロックァ君。確かに私が茅場昌彦だ。まさか私の正体が分かってしまうとはね…いやはや、やはり素晴らしいものだ。」
「そんなこと言っている暇があるのか?」
俺は、手に入れた《
【現在、マスターアカウントにより、スーパーアカウントの使用を制限されています】
「なっ・・・・」
「忘れたのかね?このゲームの創造者は私だ。スーパーアカウントは、マスターアカウントの前では無力だよ。」
「テメエ・・封じやがったな‥!」
「まさか私もスーパーアカウント所持者が現れるとは思っていなかった。なぜならあれは、ベータテスト時のみ稼動していたからね。私はあわててこのコンソールまで転移した。そしたら君がそこにいたというわけだ。」
「・・・・」
俺は必死に打開策を考える。このままでは、俺は口封じとして殺されてしまう。奴の正体を知っているのは俺だけだ。当然殺されるだろう。
(どうする?奴と戦うか?いや、奴はマスターアカウント持ちだ。かてるはずがない。メッセージも送れなくなっちまった・・!やべえ‥殺されるぞ!)
「しかし、よくあのモンスターを倒せたな。《The Skull Reeper》は本来、アインクラッド第75層のボスだ。本来ならば君のレベルでは倒せないはずだ。どうやって倒したのかね?」
俺は万策つきたと思った。俺は、顔面蒼白になる。後はこいつに殺されるのか。ならせめて、こいつの質問くらい答えてやろうと口を開く。
「俺も倒せるとは思ってなかった。だけどな、突然、"彼女"の声が聞こえたんだ。」
「イメージの力を使え、という声がな‥あいつは確か・・《心意》といってたな。」
「だから俺はこの剣に、イメージを込めてみたんだ。絶対に壊れないというイメージを。そしたら、なんか急に応えてくれてさ、そのまま、奴を倒したんだ。」
俺はありのままを伝える。ヒースクリフは、わずかに瞳孔を広げるがすぐに閉じてしまった。
「まあさすがにそんなことはありえないだろうけどな‥わすれtーーーー」
「なるほどな・・すばらしい発見だ。《心意》か・・後世に受け継がれるべきものだな。」
茅場は、俺に向かってほほえんだ。まるで俺の塾の先生が、俺がやっとこさ難問を解き終わった後に見せてくれるそれだった。
「君は証明して見せた。この仮想世界が、単に数字の増減ではないことを。」
「まってくれ!あんたが創ったんじゃないのか?」
「確かにSAOは創った。しかし、創造者でもわからないことはいくらでもあるのだ。このゲームを創ったのは、そういった現象を見つけ、次世代へとつないでいくためかもしれないな。」
茅場は、横を見て、うれしそうな顔をした。あれこそが、科学者である本来の姿だろう。
「ありがとうロックァ君。私はうれしい。が、私の正体を知ってしまった以上、この世界にいてはならない。それはわかってくれるな?」
「・・くそっ」
俺は、下をうつむく。すなわち茅場は俺に、殺す、といったのだ。奴がウィンドウを操作している。俺を消すための準備だろう。俺はすべてをあきらめた。ユウコのことも、この世界のことも・・
「さらばだ。」
クリムゾンレッドに輝いた、剣が俺に振り下ろされーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーなかった。いや、正確に言うと、
「・・俺を殺すんじゃあ‥」
ヒースクリフは頭を振り、いう。
「いくら何でもそんな理不尽なまねはしない。君を《ログアウト》させようということだ。」
「・・は?」
俺は突然なにをいわれたか理解できなかった。ログアウト・・だと?
「残念ながら、マスターアカウントではスーパーアカウントの剥奪は不可能なんだよ。誰かに譲渡するしかないのだ。だけど、スーパーアカウントを持っている君を、ゲームに復帰はできない。そこで、生きたまま君を現実世界に還そうと考えたのさ。」
「・・」
俺は下を少し向き、黙り込む。
「どうした?不服なのかね?」
「いや、実感できないんだ。俺、もうこの世界になれちゃってるし。それに、死んだ奴には悪いけど、この世界も楽しいところあるしさ。現実のことなんて考えたことなかったなぁ・・」
「なるほどな。では戻らなくてもいいのか?」
「そういわれると戻りたいっていうな。けど俺一人では戻りたくない。」
「誰とかね?」
「そりゃあ、全員だろ?けどそれはあんたがイヤだろ?」
「さすがに無理だ。」
きっぱりと、茅場が断る。第100層までやりたいようだ。
「なら、後もう一人はだめか?」
「一人くらいならかまわないが」
うっし!と俺はガッツポーズする。もちろんその一人とはもう決まっている。
「頼むぜ茅場。もう彼女を、危険な目に遭わせたくない。」
茅場は、いつもの無機質な顔に戻る。
「了解した。では、そのもののIDを教えてくれないか?」
茅場はそういい、ウィンドウを出して待機する。
「え、、と《Yuko》だ。Y,u,k,o、だな。」
茅場は、縦にうなずき、素早くタップ&タイプしていく。
「これで、とりあえず彼女に不死属性が着いた。」
「不死属性か。かなりチートじみているな。どうせあんたもつけているんだろう?」
「むろんだ。死ぬわけには行かないのでね。」
そういうと、茅場は、静かに笑う。
「ログアウトは、明日行う。結盟騎士団の本部まできてくれたまえ。第55層の《グランザム》という町にある。」
「あ、ああわかった。」
おれは、はっきり言うが、展開がつかめていない。殺されると思っていたが、助けてくれてログアウト?結構なジェットコースター展開にびっくりしているが、顔には出さなかった。
「さて、私はそろそろ失礼させてもらう。血盟騎士団の仕事が残っているのでね。」
「わかった・・。なあ、最後に聞いていいか?」
茅場は、振り向き、いう。
「なにかね?」
俺は息を吸い込んだ。なぜか緊張している。
「何で俺を殺さなかった?」
茅場は、なにもかもを射抜きそうな視線で俺をみる。
「なぜかといわれるとな‥そうだな。君はこの世界を、すなわち君はこのVRMMORPG、いや、フルダイブ技術において、非常に重要な気がしたからだ。この《心意》の発見は大きな進歩となる。ただ、私はこの世界で命を終えるつもりだ。だから君に生きて、《心意》の力を、いつかこの新たな世界に伝えてほしい。そう思ったから生かしたのだ。最初は抹消する気だったがね。」
俺は、やっぱ殺す気だったんじゃんとつぶやいて小さく笑った。
「ではもういいかな?そろそろ私はいかせてもらう。また明日、会おう。」
そういい、茅場は、転移して、この場を去った。
俺は、今さっきまで茅場がしていた話は信じられなかった。だが、うそをつく奴じゃない。俺は、自分はログアウトできることに実感をもてなかった。ただ、彼女と現実に帰れる。これほどうれしいことはない。俺はそう思って、茅場の話を飲み込むことにした。
「転移!始まりの町!」
俺の体を青色の光が包んでいった。
始まりの町には、あまり人がいなかった。夕日が俺の影を濃くしていく。そして大広場へといく。そこの、太陽の光が美しく反射している噴水に、体育座りをして、座っている女の子がいるだけだ。顔を足に埋め、黙っているだけだ。茶髪でポニーテールをしている。背中には、片手剣が吊ってある。俺は、歩み寄って肩をたたく。
すると彼女は顔を上げる。涙に濡れていた、くしゃくしゃな顔を俺に向ける。少女は、俺をみるや、あわてて顔を拭う。が、涙は再び流れていく。とうとう少女は、拭うのをあきらめ、俺に飛びついてきた。俺はそれをしっかり受け止め、涙の暖かさを感じ続けていた。夕日が、その様子を見てくれているようだった。それがなんか憎たらしい。
彼女の泣き声が俺の耳に届くたびに頭をなで続けた。
(ごめんな・・ユウコ。心配かけて。・・ただいま)
(バカ・・・・心配してたんだよ‥お帰りなさい)
俺は、憎たらしい夕日に見せつけてやるかのように、彼女の唇を奪った。それがイヤだったのか、夕日は、あっさりと沈んでいった。
最後少し糖分入れました!
次は最終話になりますね!(たぶん)
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あと、続編の展開は一応決めています!ALOで冒険はさせますが、原作のキリト君みたいなことにはさせませんw