saoから”ログアウト”できたプレイヤー   作:土ラグーン

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こんばんは!!アズマオウデス!

今回はリアルサイドがメインです!

ではどうぞ!


翔悟のフルコース

「あ・・そのつまりね・・ぼく、ログアウトできないんだ。」

 

 

「な・・ログアウトできないって・・」

「そのまんまさ・・ウィンドウにでないんだ。ログアウトボタンが・・」

「なんだと・・」

 服ががしっとつかまれた感覚がある。ユウコだ。やはり危惧しているのだろう。SAOのようにならなきゃいいが・・

「たぶん君たちは大丈夫。僕だけだから」

「いや・・でもおかしいだろ?何でこんな・・」

「わからない・・けど別にいいんだ!今となってはね。それにリアルでの記憶がないんだ。さ、もう落ちなよ!僕が守るからさ!」

「・・記憶喪失なのか?・・とりあえずわかった。サンキューな、いろいろ教えてくれて。またあおうぜ!」

「私も助かったよ!ありがとっ♪」

 俺たちはログアウトボタンを探し、あったのを確認して胸をなで下ろすと、ボタンを押す。

「そういえば私これが初ログアウトかも」

「・・たしかにな」

 そういって俺たちの意識は、妖精の国から消え去った。

 

 

「・・とりあえず部屋返しにいこう」

「・・うん」

 俺たちは、2時間で借りた部屋を返しに、フロントへ行った。さっきまで同じベッドにいたのだが、それすら意識させないほどの衝撃を俺たちは覚えていた。当然だ。ログインして初めて出会った少年が、ログアウトできないというのだから。しかも、SAOみたいに全員できないというようなものではなく、1人だけという悪質な事態なのだ。おまけに記憶喪失だ。なかなか恐ろしいシナリオである。俺たちはマンガ喫茶をでて、帰りの路地を歩いていた。もう、夕方の4時だ。

「なんか・・すごいね・・」

「ああ・・いったいなんでか想像がつかない」

 俺は、頭を抱え考えるが全く思い浮かばなかった。

「そうだ。明日俺んちにレクトの人が来るんだ!そのときに、質問してみるよ!」

「えっ!!?ほんとに!?」

「ああ・・なんか講義しにくるんだとさ」

「講義?そんなのあるの?」

「あるんだよ・・」

 

 そう、俺の家では3ヶ月に一回、どこかのお偉いさんか、頭いい人とかが講義をしにくるのだ。しかも俺の親戚も全員集まってくる。なぜそんな人が俺の家にくるかというと、俺のおやじが、それなりに有名な人だからだ。今回は、大手電子機器メーカーであり、ALOの製作会社《レクト》のフルダイブ技術研究部の奴が来るらしい。まあ、一応興味持てそうな講義だが。

 

「あーあ、明日めんどくせえな…優子んちいきてえ・・」

「明日はあいてるけどね~」

「いや・・どっちにしても、おやじに怒られる。何で来ないんだ!失礼じゃないか!ってな」

「あはは・・じゃあ終わったら、質問よろしくね!」

「わかった・・あれ、今優子んちって空いてねえんだよな?」

「うーんお客さん帰ったんじゃないかな?どうだろ?聞いてみるよ」

 優子の家はいまお客さんが来ているらしい。ただ、俺はここでデートを終わらせたくなかったので、押し掛けたいと思った。優子が携帯で電話をし終えると、ぱっっと顔を輝かせた。

「空いてるって!彼氏さん連れてきなさいっていってた!」

「よかったぁ!」

「じゃあ家こっちだから。自転車取りにいこ!」

「おう!」

 俺たちは駅の前の駐輪所にある自転車を回収し、跨がった。彼女を先頭にして、シャーシャーこいで5分。

「ついたよっ!」

「普通だな~いいなぁ」

「・・なんか嫌みっぽい!」

 俺は真顔で顔をぶんぶん横に振る。俺の家はでかすぎて逆に居心地が悪い。こういう家に住みたいというのが俺の夢でもあるのだ。

 実際彼女の家は俺の理想の家だった。黒くて小さい門を開けて、煉瓦でできている小道を抜けると、ドアがある。そしてその小道の横には、寝転がれそうな芝生がある。そしてその右手には、車2台分の駐車場がある。とりあえず俺は家に入ろうとインターホンを押す。

「は~い!」

パタパタと、スピーカーからスリッパの音が聞こえる。

「あ、お母さん!連れてきたよ!あけて~」

「はーい!」

 すると、電子ロックががちゃりと、開けられた。ユウコがドアを開け、俺が先に入った。

「ただいまーー!」

「お、おじゃまします」

 俺は口ごもりながらも何とか言葉にした。

「お帰りなさい優子!どうぞあがって!」

 優子のお母さんと思われる人物がいた。30代後半くらいだろうか。いや、40前半か。エプロン姿であり、髪型は、パーマだ。

 俺はスリッパを履き、そそくさにリビングへと行き、テーブルに座る。どうぞと差し出されたお菓子とお茶をいただいて、ユウコのお母さんは俺の向かい側の席に座り、話し始めた。

「あなたが優子の彼氏さん?」

「え、ええ」

 俺はどうにか答える。俺の隣にいる優子は少し顔を赤めていた。

「・・まあユウコはあなたの話ばっかりするからね~」

「ちょ、ちょっとおかあさんっ」

 顔を真っ赤にして優子のお母さんを黙らせようとする。かわいい。

「そ、そうなのか優子・・ありがとう」

「はうっ・・・・・」

 じゅうっと音が聞こえた気がするが気のせいだろう。

「あなたたち、あのゲームで出会ったのね?」

「そうだよお母さん」

「それで今もこうしてつきあってるんですけど・・」

 優子のお母さんは、俺をはかるような視線を送ってくるが、やがて、柔和な顔へと戻る。

「・・あなた・・5年後くらいに、お婿に来なさい!」

「ブオッ!!」

 俺は不覚にもお茶を吹き出しそうになった。いきなりすぎんだろ!?彼女なんかはすでにパニックを起こしている。

「い、いや、もちろん結婚したいんですけどいきなりくるともう・・」

「そ、そうだよおかあさん!」

 すると、舌打ちをし、厳しい顔になった。

「ったく、まあいいわ。2階で遊んでらっしゃい」

 そういい、俺たちを2階へと追っ払った。

 

「なんなんだあの人は・・?」

「・・なんかごめんね」

「いや、べつにいいけどさ・・すげえなほんと」

 2階の廊下を歩いていくと、《ユウコの部屋》というかわいらしいプレートがあった。

「ここが私の部屋だよ!」

 そういい、ドアを開ける。すると、甘い匂いが広がった。これは花のにおいだろう。6畳程度の広さで、勉強机と、ベッドと、小物入れがたくさんあるくらいだ。部屋の色はピンクを基調としている。やべえ・・ピュアすぎるだろ!

「いい匂いだな~」

「花の香りつけてるんだぁ」

「アーつかれた!」

 俺はベッドに寝転がる。それにならい、彼女も俺の上に乗っかってくる。

「ぐふっ」

 俺がそういう声を漏らしたことで少し彼女が不機嫌になった。

「・・重いの?」

「いや・・全然だけどな?」

「なんだ」

 ふうっと彼女がため息をもらす。体重のことなんかぜんぜん気にしないけどな。

「しっかし、なんかかわいい部屋だな~」

「ありがとう!そういえば翔悟君の部屋ってどうなってるの?」

「げっ・・」

 聞かれたくなかった。俺の部屋は、純粋な女の子には毒となるのだ。

「あ・まあフツーの部屋だ。ゲームが大量においてあるんだけどな~」

「へー!難しいのとかもあるの?」

「まあな。優子なんてすぐ音を上げるような奴とかな。俺も正直もうやるきしない。」

「それゲームって言わないんじゃあ‥」

「そういうゲームをクソゲーっていうんだけどな。確かにゲームであってゲームじゃないな。まあSAOなんかよりはずっとましだけどな」

「まあ死んじゃうかもしれないからね‥」

「まあそのおかげで優子と知り合えたわけだし、俺はうれしいけどな。」

「私もだよ」

 俺は優子に乗っかられた状態にいた。胸のあたりの感触とかを妙に意識してしまう。俺は、そんな気持ちを打ち消そうと、優子の腰に手を回す。優子は俺の胸を這って、俺の顔へと近づく。そして俺の頭に手を添えて、唇を合わせた。マンガ喫茶の時のお返しだと言わんばかりに、舌を入れてくる。しかし、その程度の攻めでは俺を破ることはできない。俺はまず唇をすった。そして、腰などを少し触ってみる。これにより、極度に緊張しているときは、異常なほど感度が増し、されるがままになってしまう。それを俺はエロゲーで学んだ。結果はその通りになり、彼女は艶やかな声を発している。

「ひう・・ひゃ・ひゃめて・・し・・しょう・・ひゃん」

とりあえずここでやめておこう。彼女が狂ってしまう。

「はあ・・はあ・・」

 顔を異常なほど真っ赤にしながら、荒い息をたてた。

「その程度じゃ、俺の攻めは破れない!」

「・・うわああああん!このやろおおお」

 そういって俺の顔をつねってきた。

「いたたたたたたたあああ」

 仮想世界ではえらそうなことをしていたが、現実ではひ弱なもやしっこなおれは為すすべもなくやられ続けていた。

 そして彼女の気が済んで、俺たちはお互いに笑いあった。そして、再びキスした。

 

 

 その様子を、優子のお母さんはビデオを撮っていたことを俺たちは知らなかった。

 

 

「まさかビデオ撮ってたなんてな・・」

「うん・・恥ずかしい!」

「なんか・・ごめん」

「いや、いいけど・・」

 俺たちは、2階で話していた。すると、きゃっ!!という声が聞こえた。下のキッチンからだろう。

「お母さん!?」

 優子と俺は急いで階段を下りる。するとーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

ーーーーなんてことはなかった。指を切っただけだった。けど、料理はできるかどうかは別だった。少し深めにきっているらしい。優子は絆創膏を持ってきてすぐに貼ってあげる。

「料理どうしようかしら?お客さんがいるのにコンビニ弁当もないし・・」

「娘さんはどうなんです?」

「優子?だめだめ!ぜんぜん料理できないの」

 そうか・・とおれはうなる。SAOであんな料理できていたのに・・

 そして俺は少し考えて、いった。

「なら、俺が作ります!俺、多少ならいけます」

「え?あなた料理できるの?」

「まあ・・一人になること多いんで結構作るんですよ」

「そう・・じゃあお願いしていいかしら?」

 優子のお母さんは、俺ににっこりほほえみ言う。

「OKです!お父さんは帰ってくるんですか?」

「確か今日は遅いって」

「じゃあ3人か。」

 俺はキッチンに向かい、冷蔵庫をみた。冷蔵庫をのぞくこと5分、俺はある料理を考えた。

 まず、398円のお肉を取り出す。そして、あらかじめすってあった大根下ろしを用意し、フライパンでお肉を焼く。その間に、バターを取り出し、安い鮭を取りだし、ムニエルを作っていく。お肉が焼き終わり、皿に盛ると、俺は、キノコを取り出してポタージュを作っていく。そして煮込んでいる最中にムニエルを皿に盛る。さらに冷やご飯を電子レンジで暖めて準備完了。さたに、イタリアの伝統料理、バーニヤカウダを作って、テーブルへともっていった。そして、俺はほかのできた料理3品を持って行く。

 優子も、優子のお母さんも呆気にとられる。

「ねえ翔悟君・・あなた、できすぎだよ?お母さんよりすごい」

「え・・まじかよ?いや、まあ」

「あなた・・優子に教えてあげて・・」

 完全に2人は絶句している。あれ?まじか・・やりすぎた・・?

「ま、まあとりあえずたべてみてください」

 俺は、セッティングをして食べるよう促した。

「ねえ、これ安物の食材だよね!?」

「ええ・・母さんが買ってるのは500円以内の食材だわ。」

「まあ味はどうかわかんないんで試してみてください・・」

「そ、そうね!」

 お母さんと優子が席に着いたところで、いただきますと合掌した。

 そして、お母さんはムニエルを、優子はお肉を口に運んだ。

「「おいしい!!」」

「よかったぁ・・口に合わないんじゃないかって心配だったんだ。」

(よくいうよ・・)

 お母さんが鬼のような目線を向けているが、何とか目をそらす。

 俺も口を付けてみたがまあまあだった。客に出せるものでよかった。

「あなたほんと料理うまいわね・・今度教えてよ?」

 お母さんが俺ににっこりほほえんだ。

「お、俺でよければいいですけど・・」

 どうやら俺はかなりうまい料理人だと認識されてしまった。そういえば、家庭科の先生が、異常なほど目を剥いていた気がした。

「翔悟君、自覚してなかったんだ・・」

 優子も口を押さえ、びっくりしていた。

「全く自覚もなかったし、下手だと思ってた。けど、喜んでくれてうれしいです!ありがとうございます!」

 俺はお母さんに頭を下げる。そしてごちそうさまといい、ソファーに座っていった。

 

 

 

「もう帰っちゃうの?」

 優子に言われた。

「さすがに止まるわけにはいかないしな・・着替えないし。」

「そっか・・残念」

 ボソッて言ったので聞こえなかった。

「ん?なんていったんだ?」

 彼女は顔を赤らめた。

「な、なんでもないよっ」

「・・そっか」

「気をつけてかえってね?」

 お母さんが見送りにでる。俺は、自転車にまたがった。

「ごちそうさまでした!!じゃあな優子!」

 俺は手を振り、すっかり暗くなった、夜8時の道を走っていく。明日の講義だるいなあと思いながら、今日の優子とのデートと、妖精の国であった謎の少年のことについて、考えていたのだった。

 




次は、あの原作キャラが出てきます!え?特徴?そんなこと言われてもなw強いて言えば、あのげすg・・ゲフンゲフン!

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