saoから”ログアウト”できたプレイヤー   作:土ラグーン

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こんにちは!アズマオウデス!なんか今回まとまりがないかも・・難しいな…

とりあえず見てください!


運命に逆らった暗殺者

ドゴオオオォォォオオオン!

 

 俺ーーキリトは、爆音を立てながら、守護騎士の群を斬り裂いた。鬼武者のごとく俺は剣を振るい続ける。一方、共に世界樹へと挑んでいる、シルフの魔法戦士リーファとレコンは回復支援を行っている。俺のHPが減ったら、回復してくれるようだ。俺はその支援を受けながら、敵を葬っているが、ある異変というか、驚いたことが起こった。なんと、支援魔法をかけていただけのリーファやレコンにまでモンスターが接近してきたのだ。2人の支援はしばらく途絶えてしまうが、俺は剣を振るい、たたき落としていく。途中、この世を大きくふるわせるような爆発が起こった。あまりの衝撃に俺は揺らいだが、かまわず剣を振っていく。俺は爆発を見ずに悟った。おそらくレコンが自爆魔法を放ったのだろうと。その死は決して無駄にはしない。そう思って剣を構え直し、突進していった。たとえまた朽ちようと、俺はあきらめることは出来ないのだ。

「うおおおおおおおおおおぉぉぉぉおおあああああぁ!!!!!!」

 俺は、守護騎士のみでできている雲へと、猛然とつっこんでいった。

 

 

 

 

「おい、ユウコ!サクヤさんからメールだぜ!」

 俺ーーロックァは、寝ているユウコを起こす。ムニュっといって起きた彼女は苛立ちながらなぁ~にぃ~と言ってきた。

「シルフの領主からメールが来てるんだ!早く見てみてくれ!」

 ユウコは無言でウィンドウを開き、メールをチェックした。すると目を開き、寝起きの表情を変えて覚醒した。

「ほんとだ!なになに?」

 メールの内容はこうだ。

 

【from:Sakuya 

 to:シルフ族全員(レネゲイドを含む)

 件名:世界樹攻略収集

 本文:本日午後6時から、ケットシーと合同で世界樹攻略に挑む。可能なものは、シルフ領に午後4時集合、レネゲイドの者は午後5時50分に世界樹の根本へ集合してくれ。それからシルフ本隊と合流する。強行突破をするため、時間厳守かつ、随意飛行が出来る者に限る。以上だ】

 

「レネゲイドもありなんだな・・よっぽど人数足らないのか?あいつらしくない。」

 どうやら世界樹攻略に乗り出すらしい。しかし不可解な点が2つある。まず1つ目が脱領者(レネゲイド)を召集することだ。レネゲイドとは、自分の種族の領地を捨てて、浮浪の身となったものである。江戸時代での脱藩者とか、そんなイメージで十分だ。レネゲイドは本来忌み嫌われているはずだ。なのになぜだろう?ちなみに俺たちは立派なレネゲイドだ。スイルベーンをなぜだか解らないが抜け出してしまい、今はアルンに滞在している。まあアルンの方が楽しいから別にいいのだが。そして2つ目が一番気になる。なぜ、ケットシーと合同で世界樹攻略に乗り出すのか?確かに、シルフとケットシーの領主同士が非常に仲がいいので、両種族との関係はかなりよいのだが、世界樹攻略となると話は別だ。なぜなら、世界樹攻略の目的は、先に到達した種族が、妖精王と謁見でき、高位種族《アルン》へと転職するためである。つまり、1種族しか利益を得られないはずなのに、2種族で戦うことに何の意味があるのだろうか?俺には全く意味が分からなかった。

「どうする?ユウコ。いく?」

「うーん私はいってもいいよ?暇だし。」

「そうだな。ちょっとからだを動かしたかったし」

 俺は現在時刻を確認する。現在5時だ。

 

あと、50分ほどある。俺はユウコと、NPCふファーストフードレストランに入り、そこで夕食を食べた。ALOにはやっかいなシステムがあり、空腹感が生まれてしまう上に、それにまかせて仮想世界で料理を食べると、満腹感が発生してしまうのだ。そしてこの満腹感は、現実世界に戻ったときにも引き継がれ、食欲も全く湧かなくなる。しかし、現実の体には何も入っていないので、栄養失調を起こしてしまう。だから、一応俺はカロリーメイトをベッドにおいて、一応栄養確保をしている。ユウコもそうしているようだ。ユウコは一回、俺がおごったスイーツパラダイスでたくさん食べてしまい、リアルで食べられなくなって、親に怒られたらしい。それ以来、彼女はゲーム内の暴飲暴食は避けるようになったという。

 そして、約束の時間となる。俺たちはレストランから抜け出して、世界樹へ来てみた。するとーーーーーーーー

 

 

「す、すごい・・!あんなにたくさん・・!」

 ユウコは驚きのあまり、声を出していた。まず、50はくだらないシルフの精鋭部隊が、狭い世界樹の根本にひしめき合っていた。どれも全員が有力プレイヤーで、俺と刃を交えた奴もちらほらいた。さらに、そのプレイヤーがいる広場の階段の上に、シルフの領主、《サクヤ》がいた。高い指揮能力と、圧倒的なスタイルと美貌が、特徴だ。特に、バストがやばい。

「ロックァ~~?」

「げっ・・あ、いや!?け、決して彼女を見ていたわけではないんだ!」

 俺が必死に弁解している間にも拳を振り上げている。俺は必死に手を挙げてなだめている。

「だ、だってしょうがないだろ!?男なんだから美人をみたっていいじゃないか!?」

 という、他人から見たらクズだと思われるような言動を聞いたユウコは、シュンとなり胸のあたりを押さえている。

「わたし・・小さいもん・・」

「は・・?」

「わ、わかんないの!?あの人、ボンキュッボンッじゃん!」

「おまえ・・自分が貧乳だと思ってるのか?そんな貧乳じゃねえし、俺巨乳好みじゃねえよ。大丈夫。俺はそんなことで振ったりしねえから。あの伊藤誠のようにな。」

「だれ?」

「後でググれ。ここで言うには刺激が強すぎる。」

「う、うん・・解った・・」

 ユウコは少し顔を赤らめたが、すぐに戻す。刺激ってどういうことという、非常に純粋な女の子っぷりを見せられた俺に激しい後悔が走った。こんなこと言うんじゃなかったと。やっぱやめろと言おうとしたとき、先ほど見せられた、シルフ部隊の衝撃を遙かに越える現象が俺の前で起こった。

 

「やっほ~~おまたせ~~~~!」

 

 よく通るかわいらしい声をあげているのは、ケットシーの領主《アリシャ・ルー》である。サクヤに比べると、やや小型だが、黄色の髪に、猫のようなかわいさを思わせる。まあ、実際猫のようなものだが。

 彼女がつれてきたケットシーの軍勢は総勢10人程度と少なかったが、その人数差を遙かに覆すものがあった。

「おい、おそいぞ。何してたんだ?」

 サクヤが近寄って、威厳のある声でアリシャに言った。

「ゴメンゴメン!ケットシーの切り札、《飛竜(ドラグーン)》隊の装備を整えていたんだヨ!」

「やれやれ・・」

 そう、驚くべきこととは、彼女が率いているケットシー部隊は全員飛竜に乗っていることなのだ。巨体なからだに、筋肉質な手足、そして獰猛さ溢れる爪、すべてにおいてかなりの強さを持つ竜だった。一応、情報としては存在はしているが、公式サイトでスクリーンショットすら載せられていないので実物を見たのは初めてだ。俺は、足がふるえてくる。ここまで強い奴がいるなんて・・

 だが、今は味方だ。いずれ対戦相手になったときに、まともに戦えるようにしておこう。俺はそう思った。

「時間だ、皆の者!いざ、世界樹へ!!」

「いっくヨ~~~~~!」

 凛とした声とかわいらしい声が広場へと響いていた。

「「「おおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!!!!」」」

 それに野太い声が続いていき、ゲートが開いていく。精鋭たちは、高い士気を維持しながら、ドームへと入っていく。俺たちもそれに続き、ドームの中央へきた。

 ふと、俺は上空から、サウンドエフェクトが聞こえた。金属音がキンキンと立て続けになっている。俺は上空をみた。すると見えたのは、2人のプレイヤーが、大勢の守護騎士と戦っている光景だった。一人はスプリガンの少年、もう一人がシルフの少女で、こちらは見たことがあり、古参プレイヤーの《リーファ》だ。だがなぜ戦っているんだ?

 リーファは、スプリガンの支援をしているようだ。スプリガンは、かなり上空で守護騎士だけで出来ている塊に穴を空けるように突っ込んでいく。しかし、その努力は結局、異常に湧く守護騎士によってすぐに台無しにされる。それでもあきらめないスプリガンは叫び声をあげている。

「うおおおおおおおおっ!!」

 それはもはや、狂気じみていた。何かにとりつかれているような、そんな感じだった。

 それを感じ取ったのか、リーファは回復魔法を打とうとした手をだらりとおろした。

 

「いこっ、サクヤちゃん」

 アリシャが厳しい目でサクヤに言う。

「ああ、そうだな。ルー」

 サクヤもうなずく。

「皆の者!ゆくぞ!!」

 サクヤの号令に皆応じた。

「「オオオオオォッ!」」

 そしてその瞬間、俺とユウコは飛び上がっていった。シルフ隊も後に続く。その後、ドラグーン隊を率いているアリシャも飛翔する。続いてサクヤも。

「サクヤ!?」

 突然、リーファが後ろを見て叫んだ。

「すまない、遅くなった」

 サクヤが、先頭に立っていう。

「ごめんネー、レプラコーンの鍛冶匠合を総動員して人数分の装備と竜鎧を鍛えるのにさっきまでかかっちゃったんだヨ~。スプリガンの彼から預かった分も合わせて、うちもシルフも金庫がすっからかんだヨ!」

 アリシャの軽調な口調が聞こえる。

「つまりここで全滅したら両種族ともに破産だな」

 サクヤがクスッと笑う。

 リーファは、両種族のリスクをかなぐり捨ててこのピンチを救いに来てくれたのだとわかり、うっすらと涙を浮かべる。

「・・ありがとう・・ありがとう、2人とも」

 アリシャとサクヤは表情を変え、叫ぶ。

「さてーー我々も行こう!!」

 俺は、その号令と共に、守護騎士に挑みかかり、剣を横薙してまっぷたつに引き裂く。そして、ユウコが魔法援護してくれる。

「ドラグーン隊!ブレス攻撃用ーーーーーー意!」

「シルフ隊、エクストラアタック用意!」

両種族の領主たちが叫ぶと、両部隊は、攻撃の準備へと入った。俺たちはその時間稼ぎをするよう、あらかじめ命じられていた。

「いくぞ・・ユウコ!」

「うん!」

 俺たちは共に飛び出す。ふと上空をみると、スプリガンと、リーファが背中合わせになって戦っている。ふと、俺は頭の芯がピリッと痛くなる。そのスプリガンの戦う姿がなぜか、懐かしかった。ねらいどころも正確で、非常に強い。何よりも、その飛翔が似ていた。薄れている記憶の中にいる人物は、飛ぶことが本当に大好きだった。今のあのスプリガンは本気で戦っているが、飛び方がとても楽しそうだった。戦いを好んでいるような、そんな感じだった。不意に俺は、記憶の欠片がパズルのように組み合わさっていった。そして俺はそのパズルの答えをつぶやいた。あの、無邪気な笑顔の、心優しい暗殺者(アサシン)の名前を・・。

 

「ツバメ・・」

 

「え・・!?」

 どうやらユウコも思いだしているらしい。頭を少し押さえ、何かひらめいた表情をした。

「彼・・ツバメ君みたい!」

「なら、また支援しなきゃな」

「・・よーし!ロックァ!」

「ああ、任せろ!背中を頼んだ!」

 ユウコは首肯だけで返し、俺とぴったり背を密着させる。迫り来る敵を、俺は一閃する。ユウコも片手剣ではたき落とす。俺には、ユウコの状況、敵の剣筋がすべて見えていた。ユウコと共に戦っているからだろうか、とても時間が遅い。ユウコも同様らしく、敵はどんどん葬られていく。

 

「ファイアブレス、撃てっーーーーーー!!」

 アリシャの声がかわいらしく響く。すると、飛竜の大きな口が開き、そこから灼熱の炎線が吐き出され、守護騎士を焼き尽くす。さっきまでうじゃうじゃいた奴らが、一気に消えてなくなった。

「フェンリルストーム、放てッ!!」

 続いてサクヤが扇子を掲げ、水平におろすと、シルフ部隊が剣先から激しい竜巻が巻き起こる。やがてそれが剣から離れ、いくつもの柱を作っていく。それらが守護騎士を飲み込んで、あっという間に消し飛ばしていった。

 

 俺は、ユウコとつながっているのを感じて戦っている。自分のための戦いではない。あの日、俺たちの記憶を消して去っていったツバメという少年の無念を晴らしてくれる少年を助けるためである。

「ユウコ、まだいけるか!?」

「うん!大丈夫!」

「よし!」

 俺たちは、目を合わせて意志疎通をした。それで十分だろう。不意に、声が聞こえた。

「キリト君!!」

 2人の戦士と、ドームの天蓋までの距離がわずかになったとき、リーファは剣を、スプリガンに男に投げつける。スプリガンは、その剣を左に握る。そしてーー

 

 

「う・・おおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉ!!!」

 

 スプリガンが2刀を構え、守護騎士の群を左から右へ、右上から左下へと高速で切り刻んでいく。その斬撃はまるで見えなかった。そして、数10連撃の攻撃の末、守護騎士の群を突破した!高く、高く、飛翔していく。ツバメのようだった。

 

 

「後は頼んだぜ・・!ツバメ・・お前の出番だよ」

 

 

 こうして、俺たちの世界樹攻略は終了した。空をどこまでも求めた暗殺者のことを思いながら・・・・

 

 

 

「・・ここは・・どこなのかね?」

 私はあるところで目覚めた。何もない、白い空間である。私は現実世界で、高出力スキャンニングを行って脳を焼き切って自殺した。だが、この自殺は、成功する確率は千分の1もないと言われている。そのため、現実の肉体は死んでも意識だけは取り残され、電脳として存在しているといえるだろう。電脳故に足を動かそうにも、足が透けていて動かせない。ただ、浮遊移動は出来るみたいだった。

『須郷・・貴様・・・・貴様ァァァ!!』

「この声は!?まさか、キリト君!?」

 私は、ある人物をこの声から思い浮かべていた。そう、彼は私の作ったゲーム《ソードアート・オンライン》で、最終ボスである私を倒し、ゲームをクリアした英雄なのだ。彼を助けて、彼に"あるもの"を差し出したい。だが、彼の場所が解らないのだ。どうすればいいのだ・・?

「ねえ、そこで何してるの?」

 私が頭を悩ませていると、少年が現れた。猫のような姿をしており、短剣が腰にある。

「・・じつは、ある人を捜しているんだ。声が聞こえたんだけどね。」

「え!?まさかいま"あっちの世界"で叫んでいる人のこと?須郷・・貴様!!的なこといってた人?」

「それだ!場所は解るのかね?」

「うん!僕一人じゃ進入できないからさ。けど君ならいけそうだね!解った!案内するよ。名前は?」

 私は驚いた。今時私の名前を知らない者がいるとは。世間では、犯罪者として知られているのに。

「ご存じなかったか。私は、茅場晶彦である。まあ、正確に言えば、私は茅場晶彦という名の残像だよ。」

「茅場さんか・・聞いたことあるけどいいや。僕の名前はツバメだよ。よろしく!それじゃ、行こっか!」

「では、頼む」

 僕は、白い空間を見渡し、手を引いた。すると、白い空間でうつ伏せになっている、黒衣の少年がいた。

「彼?」

「そうだ。」

「残念ながら、実体化は無理だけど、意識同士なら会話できるよ。さあ」

 私は少年にほほえみ、礼を言った。そして、うつ伏せになっている少年に向かって移動する。ツバメは、羽をつかって大きく後ろにステップする。そして消滅していった。

 

 

「逃げ出すのか?」

 

「そうじゃない。現実を認識するんだ。」

 

「屈服するのか?かつて否定したシステムの力に?」

 

「仕方ないじゃないか。俺はプレイヤーで、あいつはゲームマスターなんだよ」

 

「それはあの戦いを汚す言葉だな。私に、システムを上回る人間の意志の力を見せ、未来の可能性を悟らせた、あの戦いを」

 

「戦い?そんな物は無意味だ。ただの数字の増減だろう?」

 

「そうではないことを君は知っているはずだ。さあ、立ちたまえ、キリト君」

 

 

「立ちたまえ!!」

 

 

 

 私の意識はそこで切れた。私はキリト君と一時的に融合し、消えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クソッ・・!痛い痛い痛い!!!アノクソガキイイイイイイイィ!!」

 うるさい声が響いてくる。僕は、つかつかとそこにあるいてくる。

「どうだ、痛いか?」

「・・!貴様は・・!!」

「まさか忘れたなんて言わないよな、須郷。僕はツバメだ。お前が殺したはずのツバメだ!」

「・・なんで・・何でお前がここにいるんだ!?死んだはずじゃなかったのか!?」

「そう、僕は死んださ。けど、電脳として今ここにいる。お前はあの日僕を消そうと全力で努力したけど失敗していたからね。」

「なにしに・・来たんだ・・?」

 襲いかかる痛覚のせいでまともにしゃべれないらしかった。

「いや、真実告知でもしよっかなって思ってさ。」

「なに・・!?」

 須郷の目の瞳孔が縮まる。そして目が震えていた。

「あの時、キリトという少年がお前をボコボコにしたよな?システム権限をつかって。あれ、僕が与えたんだよ。」

「・・バカな!管理者権限を持っていないお前に何が・・!」

「確かに僕はもってないよ。けど、持っている人を案内したんだよ。茅場晶彦さんをね!」

 すると須郷は怒りに満ちた顔で、狂い叫んだ。

「・・お前か・・お前かぁぁぁっ!!許さない!許さない!殺してやるっ!!」

 そう絶叫し、須郷は背にあるロングソードを抜く。金色に輝いているその剣は、だれもが入手を夢見ていた伝説級武器(レジェンドウェポン)である、《聖剣エクスキャリバー》であった。僕は、誰もが入手できていない剣を堂々と装備する、ゲームマスターのクズッぷりに苛立ち、短剣を抜いた。そして地を蹴り、エクスキャリバーが握られている右手首をたたき落とす。

「ぎゃあああああああああ!!また僕の手がああああぁ!」

 須郷の右手はあっけなく地に落ち、消滅する。同時にまだ残っていた痛覚無制限効果が、襲ってくる。そのまま僕は、胸を5回刺して蹴りつけ、散々に引き裂いた。

「ぁ・・ああ・・」

 やがて首だけ残した須郷は、パクパクと口を開きながら命乞いをする。しかしその姿はもはや見苦しかった。僕は、ペインアブソーバをレベル10に戻し、しゃべれるようにしてやった。

「なんで・・お前は・・僕と戦えるんだ!?何でじゃまできるんだよ!!?」

 須郷は、もはや人間的な叫びではない声で叫んだ。

「・・そんなの決まっているだろ?お前に殺され、人体実験に利用されるという運命にさせられそうだったからだよ!そして、お前のやっている研究をじゃまするためだ!」

 僕は息を吸い込んだ。

「けど、僕は運命に逆らった"暗殺者"だ!そして今、お前を殺した。もう終わりだ。」

「・・ふふ。僕はまだ終わってないよ?レクトはもう使えないけどね。僕はアメリカに行くんだ。そこで僕のデータがあれば、研究は成功できる。そしてこの世界の神になれるんだ!さすがに君も僕のデータには触れられなかったからね!」

 やはり狂っている。早く法の裁きを受けて終われ。

「そういうことだから僕はログアウトする。ログアウトしたら真っ先に殺してやるからな!貴様の意識もすべて!」

 高らかな笑い声をあげて、ログアウトしていった須郷を僕は、あきれ顔で見ていた。

 

「やれやれ・・彼も困った男だな。」

 

 僕は後ろを振り向く。そこには、電脳と化している茅場晶彦がいた。

「ほんとだよね・・人体実験なんて」

「ふふ・・彼は実は私の後輩でね、同じ研究室にいたんだ。優秀だがどこかで歯車が狂ってしまったのだろうな。きっと彼は法の裁きを受けるだろう。」

「そうだね・・あれ、なんか眠たいや・・」

「いかん!須郷君が君を消そうとしている!早く私のナーブギアのローカルメモリへと退避してくれ!」

「ぐっ・・もう、体が動かないや・・!」

「どうすればいいのだ・・」

「いや、もういいよ茅場さん。僕はもうこれで十分だよ。あいつを倒すためにここに来てたんだ。」

「そうか・・解った。では、ゆっくり、お休み」

「うん・・お休み・・」

 僕の感覚が薄れていく。世界がだんだん暗くなっていった。

(ありがとう・・ロックァ、ユウコさん。絶対、忘れないから・・)

 その言葉を最後に、僕は、死んだ。

 

 

 

 

 その瞬間、ツバメという少年は、天へと昇っていった。運命に逆らった暗殺者。それは、己の運命を変えるべく、命を投げ捨ててでも、戦った男のことである。

 俺ーーロックァは絶対忘れない。この少年と過ごした日のことを・・




大丈夫かな・・駄文かもwやばいw

と、とりあえず、次がALO編最終回となります!そちらはもっとがんばって書きますので!よろしくです!あ、でも番外編とかやるんでもうしばらく続けますw

毎度感想や指摘、質問お待ちしています!あとオリキャラも!(今回質問多くなりそう(;^_^A)

追記:アンケート3を新しく活動報告に掲示しました!どんどんご回答お願いします!
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