saoから”ログアウト”できたプレイヤー 作:土ラグーン
初めての戦闘描写です!(^^)短いですがw
デスゲーム開始から約半年、第26層が突破された。俺は、SAOの最前線攻略を行うトッププレイヤー集団、《攻略組》に属していた。攻略組は、ほとんどが大小さまざまなギルドで構成されていて、約9割は占めている。主なギルドとしては、入手方法不明の"エクストラスキル"もちの、"最強"の騎士《ヒースクリフ》が率いる《血盟騎士団》略して《KoB(Knight of Blood)》や、"最大"のギルド《聖竜連合》略して《DDA(Divine Dragon Alliance)》、さらに小規模ギルドで、野武士っぽいメンバーばかりいるギルド《風林火山》がある。
(《アインクラッド解放軍》は、第25層のときに主力部隊が壊滅して衰退した。)
一方残り約1割はソロプレイヤーが占めている。どこの集団にも属さず、くむとしても、野良パーティーや、ボスレイドを組むときぐらいである。ちなみに俺はソロプレイヤーだ。なぜ安全なはずのギルドに入らないのか?俺にはちゃんと理由はある。
俺は基本普通のMMOを遊ぶときはギルドにはいる。だが、これは、デスゲームなのだ。ただのお遊びじゃない。己の選択がすべて己の生死につながる。ギルドにはいることの利点の一つとしては、たくさんの量の情報が得られること、。しかし、このゲームにおいては、情報の質が重要なのだ。たとえば、A氏が、「あそこの狩り場めっちゃ効率いいよ!」という。そして同じギルドの仲間は、「え、まじ!?そんじゃいってみるわw」と裏もとらずに、その狩り場にいってしまう。その狩り場が危険なモンスターであった場合、B氏は死亡してしまう。A氏が意図的であるか己の間違いかどうか別にして、B氏が「同じギルメンだし、うそいうわけないっしょw」というような考えを持ってしまうと、己が危険な目に遭う可能性があるのだ。つまり、ギルドというのはいきすぎた信頼を招き、それが刃となって襲いかかるという危険性もあるのだ。実際に、意図的に嘘の情報を流し、プレイヤーキルするという手法は他のMMOにもある。俺はそれが怖いのだ。
だから、俺はソロプレイヤーを続けている。
まあそんな話はともかく、俺は、あるところへと、猛ダッシュで向かった。そして、最前線である第27層の主街区《ミューラス》の中央広場についた。その中央で、フードをかぶった人物がいる。
「よお、アルゴ」
俺は、声をかけた。すると、猫の髭のようなペイントのついた顔がこちらを向く。
「おっ!ロックカ!相変わらずどっかのアクションゲームのロボに似てるナ」
「・・うるせえよ」
いま、俺の目の前でくすくす笑っているのは、アルゴという女性プレイヤーだ。通称《鼠》と呼ばれている。こいつの職業は情報屋で、腕は確かだが、プライバシーを平気で漏らすという恐ろしい奴でもある。
「そんで、1層に新しくできた超絶難関ダンジョンについての情報をくれ」
するとアルゴは、難しい顔をした。
「あれカ?《不死鳥の叫び》というやつカ?」
「そうだ」
アルゴはますます複雑な顔になる。
「2日前、ここにそのクエストの情報をくれといったプレイヤーがいたンダ。そのプレイヤーは、、死ンダ」
アルゴは真剣な顔で俺をみた。だが、
「いいからよこせ。俺は死んでも強くなりたい。それにな、その位の難易度くらい余裕だし、クリアしてやるよ!」
俺も真剣な顔を返した。
アルゴは、うつむき、力なく、
「わかった。情報料はタダにしてヤル」
といった。
「サンキュー!そんじゃあ教えてくれ。まず、場所はどこか、だ」
アルゴと別れ、俺は手に入れた情報を整理した。まず場所は第1層の町《トールバーナ》の近くにある、民家だ。
そして、クエスト内容は、大型ボスを倒すだけというもの。
あと、このクエストは縛りがあり、ソロでしか挑戦できないらしい。ボスの
情報はわからないみたいだ。
だとしても倒す。俺はそんな状況に何度も置かれているのだ。
そんな状況を突破する最低セオリーが、3つある。
1つ目は、十分すぎるアイテムや武器の購入。
2つ目は、ヒットアンドアウェイによるダメージ軽減。
3つ目は、集中力の持続である。
このセオリーを守れば、長期戦は何とかなる。
そうおもい、俺は受注を決意し、第1層へと転移した。
「転移!始まりの町!」
俺は第1層につくと、ダッシュでトールバーナへと向かう。モンスターとエンカウントした。しかし俺は攻略組の、パラメータを生かし、モンスターから逃げた。イノシシ共は最初は俺を追いかけてたが、俺が早すぎたため、追いかけるのをあきらめたようだ。そしてトールバーナの入り口の近くでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は、みてしまった。"彼女"を。キキッというブレーキ音をたて、俺は見つめた。彼女は俺に背を向けて、剣を振るっていた。俺と同じ片手剣を用いている。"彼女"は、雑魚イノシシこと、《フレンジーボア》相手に、レベルあげしているようだ・・ソロで。しかも、ぎこちないソードスキルで。
俺はその様子を、茂みで《隠蔽》スキルを用いて隠れながらみていた。さすがにフレンジーボア相手では死なないだろうと思っていた瞬間ーーーーーーーーーー
サウンドエフェクトが聞こえた。
(何だ・・・・?)
この音は、走っている音だ。しかも、人ではない。これは、、、獣か?
そうおもい、茂みからこっそり顔を出すと・・・・
たくさんのフレンジーボアが、いた・・!
数えると、30匹はいる。装備のグレードからして、"彼女"はレベル10は越えてないだろう。フレンジーボア1匹はレベル1なので雑魚だが、30匹いれば話は別だ。"彼女"は、顔に悲壮な表情を浮かべる。そして、そんな"彼女"に容赦なくイノシシが襲いかかる。イノシシの攻撃パターンは直線突進だけだ。しかし、30匹が一斉に突進すれば避けられるわけがない。その予想は的中していて、ガクンガクンと"彼女"のHPが、減っていく。
俺は迷った。いま"彼女"を助けたら、俺はあの
俺は怖かった。ただこわかった。
ついに"彼女"のHPバーはレッドになった。モンスター30匹が"彼女"を囲む。前足のひずめで土を馴らし始めた。彼女は震えていた。涙を流し、システムの命令に忠実に動く、イノシシの形をしたプログラムに向かって、わななく声で、
「やめて・・・・お願いします・・・・!誰かぁ・・・・!誰か助けてよおおおおお!!」
何を・・・・迷うんだ?俺は?
"彼女"をこんな状況に追い込んでるのは、こんな低層で苦戦させているのは、
「俺じゃないか!!!」
俺は隠蔽をとき、地を蹴って、俺の正面にいる、モンスターを、片手剣ソードスキル《ホリゾンタル》で葬る。
イノシシが断末魔をあげて、ポリゴンの粒子となって散る。
さらに俺は、派生スキル《
"彼女"は乱入者である俺をみていた。俺は、フードをかぶり、剣を振るい続けた。俺の一撃が次々と、イノシシを散らしていく。突撃がクリーンヒットするもほとんど減らなかった。俺のレベルは39なので、いくら集まろうと、俺にはかなわない。
そうして、5分後、あたりにイノシシはいなかった。
俺は、助けてから一度も、"彼女"の目を見ることができなかった。
どうでしたか?次は少しだけ糖分注入しますw
感想、酷評お待ちしております!
ちなみに、イノシシが集まった原因は、ロックァ君じゃないですw語弊があったみたいで。