saoから”ログアウト”できたプレイヤー   作:土ラグーン

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こんにちは!アズマオウデス!

やばいもうおわりそうです!書いていて思ったのですが、私って、計画性とかあまりないので、こういうつながりの強さを重視するようなもの語りが結構苦手だということがわかりました。そこのところをもっと修行したいと思います!後に、改稿版を新たに投稿したいと思います。

ではどうぞ!


現実での死闘

 俺は、FSOから意識を覚醒させた。すぐに、俺の病室から抜け出して、俺の家へと向かった。なぜなら、そこに俺の戦友であり、恋人でもある青島優子がいるからだ。先ほどトーガと戦った際に、優子が、俺の家に仕えているお手伝いの知子におそわれていると聞いた。さらに、トーガの仲間であり、俺がSAOにいたときに殺し損ねた男が俺の家へと向かっている最中だ。2対1という状況が迫っているので、なんとしてでもいかなくてはいけない。俺は、以前俺の家にこっそり行った時に回収した、よく乗り回している自転車を全速力でこいだ。もちろん今は入院中だが、幸い、俺に打ち込まれたサクシニルコリンという毒薬は浄化されつつあったので、体の自由はきいている。

 息絶え絶えになりながら15分、俺は急いで家の駐輪所へと止め、家のドアを勢いよく開ける。そこには乱暴に脱ぎ捨てられた靴が1足、そして優子の靴が一足、知子の靴もあった。乱暴に脱ぎ捨てられた靴は、革靴だ。俺の家の敷居をまたぐ奴で、革靴を履く奴といえば、親父かその知り合いだけだ。だが、今日は来客はおろか、親父すらいない。ということは、それ以外の人物だ。もっとも可能性があるのは、俺が殺し損ね、俺を殺そうとし、FSOで対面したあの男に違いない。俺は、靴を脱ぎ捨てて、ダンダンとうるさく音を立てながら、俺の部屋へと行った。ものが投げられる音が聞こえる。おそらく激しい戦闘が行われているのだろう。焦るに任せて俺は床を滑空するように走る。そして、ドアを開けて叫ぶ。

「優子っ!」

 俺は、自分の部屋を見て状況を察する。俺のコレクションである、ゲームやら本やらは散乱している。そして優子を真っ先にみた。頭に血を流して倒れていたのだ。そしてその横には、知子も倒れている。立っているのは、黒いローブをかぶり、黒い手袋をはめている男だけだ。服ごしからもわかるが、かなりしまった筋肉をしている。しかし、俺は確信した。体中ににじみ出る殺気や息づかいから俺は、あの男を連想した。殺人ギルド《ラフィンコフィン》でリーダーを努めて、たくさんの人を殺し、のうのうと生きている男を。

「・・PoH・・てめぇぇ!!」

 俺は目をむきだして吠えた。が、PoHはふっと笑うだけで、なにも動じなかった。やがて俺に口を開く。

「遅かったじゃねえか・・見ての通り、お前のgirl friendはぶっ倒れているぜ?」

「きさま・・!」

 俺はもう一度優子を見る。痣だらけだ。だが、先に来ていたのは知子だと思われる。その知子が倒れているということは、優子が倒したのだ。

(よく、やったな。優子)

 俺は優しく、意識がない優子にほほえんだ。その後俺は、意識をシフトし、厳しい顔でPoHに臨む。

「・・PoH。まだ殺したりないのかよ」

「Yes.俺がラフコフを作った理由は、殺しを楽しむためだ。てめえはいずれ俺たちのギルドが大きくなったときにディナーとして食べるつもりだったぜ。だが、てめえはいきなりあの世界から消えやがった。だが、生きていて安心したぜ。仇討ちっていうのもあるが、俺が楽しみたいからっていうのが一番だ。助けて助けてっていう様が楽しいしな」

 完全に狂っている。落ち着いた口調で飄々としゃべっているが、実際は、心がいかれているのだ。

「・・いたいけな女子高校生をぶん殴ってなにが楽しいんだ?」

「Suck!・・別に楽しくなんかねえよ。てめえのその怒りの顔が楽しいんだ」

 俺は、それを聞いてはっと鼻で笑う。

「てめえは餓鬼だな。小学生かよ」

「・・なんだと?」

 声色を低くして、ドスを利かせる。

「小学生がいたずらする理由知ってるか?それはな、相手の困ったかおや、怒った顔を見るのが楽しいからだ。それをみたいからだよ。てめえの殺人する理由ってのは、小学生レベルなんだよ!」

「・・黙れ・・!俺の殺しはそんな程度じゃない。なめられてたまるか!!」

「ならほかに理由があるのか?」

 こうやっておちょくっている時点で俺も小学生だなと思いつつ続ける。

「・・貴様に語るようなことでもない。俺は、とりあえず殺す。はじめようか」

 PoHは左手を上に上げる。その後、中指と親指を合わせて、パチンと心地よく指を鳴らす。双方にわだかまっていた、緊張が一気にはじける。それには十分すぎる音量だった。

「イッツ・ショウ・タイム」

ーーショウタイムだ。

 そのような意味を持つフレーズが放たれたとたん、狭い部屋の床をPoHが思い切り蹴りつける。俺は、低くかがんだPoHの顔面にパンチを出すが、PoHの顔面に刺さる前に、激しい痛覚を感じた。PoHの左腕が、俺のわき腹へと食い込んでいたのだ。俺は反射的にパンチを引っ込めて、わき腹を押さえる。PoHはにやっと笑い、右足で俺の腹を蹴り飛ばした。

「がはっ!!」

 俺は、後ろにある本棚へと突っ込んで、背中をぶつける。木製独特のにおいが俺の鼻孔へ流れる。そのくらい俺の心は落ち着いていた。が、痛覚は癒えない。しかし鋭いパンチだった。FPSの主人公が使えるパンチのような感じだった。ということは、PoHは武術の達人なのか?だとしたら、PoHのSAO内での強さは当然とも言える。元から備わっている反応速度と攻撃精度があれば、対人戦においてかなりの威力を発揮できる。俺は脳内でそう推測してから、よろよろと立ち上がった。

「・・その程度か?」

「いや、まだまだ倒れる気はない」

 俺は、近くにある消しゴムを手に取り、接近する。そして左腕を振りかぶる。PoHは、それを右手で受け止めようとする。しかし俺は、消しゴムをPoHの顔面に投げつける。消しゴムはPoHのおでこに命中し、わずかに動きが遅くなる。俺はそれを逃さず、顔面を殴った。PoHはぐらっとよろけて、踏みとどまるが、俺はそのときに出来た行動不能の時間を有効に使うべく、左肩でタックルした。PoHの体はついに倒れ、地面へとつく。俺はPoHの腹を踏もうと足を大きく掲げるが、その足をがっちりとホールドされた。そして、PoHはぐっと自分の胸へと引き寄せた。俺はバランスを失い、転倒した。その瞬間、PoHは足をつかんでいた手を離して、俺へと覆い被さった。俺は必死に覆い被さったPoHを退けようとするが、離れない。そして首に手をかけられた。

「ぐっ・・」

 俺は反射的に首を絞めているPoHの両手に手をかけて解こうとするが全く動かない。よく鍛えられた筋肉はほとんど動いていないのに対し、俺の細腕はぷるぷると動いている。

 やがてどんどん空気が入らなくなるのを感じ、苦しくなっていく。舌を無意識に口から出して少しでも酸素を得ようと、体が反応するが、全く酸素が入らない。必死に抵抗するも、どうにもならなかった。

「かっ・・はっ・・」

 かすれた声しか出せない俺を、PoHはにたにたと笑っている。俺は首を無理矢理横に動かす。何かこの状況を変える何かはないのか・・!?何かないのか!?俺が発見したものは、どれも使えないものだった。本やゲームはあるが、せいぜい打突武器であり、威力も期待できない。鉛筆とかなら少しは違っただろうが。

 為すすべもないまま俺の生命は消滅へと近づいている。こんなところで死ぬのか?俺には現実感がなかった。嘘の出来事のように思えてくる。薄れゆく意識の中、そんなことを考えていた。

「シネエエエエエエエエ!!シネエエエエエエエエエエエエエ!!」

 PoHの凶器じみた叫びが聞こえる。俺は目をつぶった。

 しかし突如、がすっという音が聞こえた。そして、俺の乾ききった喉に、柔らかい空気が流れる。同時に、俺にかかっていた重圧もきれいさっぱり消え去った。俺は、立ち上がって、床にゲホゲホと咳込んだ。そして何とか平静を取り戻して、なにが起こったか確認する。

「だ、大丈夫・・?」

 そこには、頭から血を垂らしている優子がいた。両手には俺の部屋においてある、全く使っていない10キロのダンベルが握られている。PoHは床に突っ伏していたが、すぐに立ち上がった。

「SUCK!よくも・・やってくれたな‥このBITCHやろうがぁ・・・・!」

 PoHは完全にキレている。そして優子へと飛びかかった。しかし俺が横からタックルして、壁へとぶつける。そして覆い被さって殴り続ける。PoHは何度か俺の拳を食らっていたが、両足を引き寄せて、俺の腹を蹴り飛ばす。俺は数メートル飛んで、反対側の壁に激突した。しかし、優子が再びダンベルでPoHを殴る。しかし今度はPoHは受け止め、顔を殴りつける。

「キャアッ!」

 鋭い悲鳴を上げながら、床に強く全身を打つ。そして再び気絶した。

「うおおおおおおおおぉ!!」

 俺は、雄叫びをあげながら飛びかかる。全身に宿る痛覚など無視して。

「Shit!」

 ののしり声をあげながら、飛びかかってがら空きになった俺の腹を蹴りつける。当然再び吹っ飛んだが、すぐに立ち上がる。再び挑もうとしたそのとき、だんだんと階段を上がる音がした。

 あまり俺たちにとってはプラスにはならないだろうと俺は予想した。俺はともかく、これからやってくるであろう乱入者を予想したPoHはにたっと笑う。しかしその笑みはどこか、深い意味を持たせている気がした。俺だけではなく、これからくる乱入者に対しても笑っている気がした。いや、気のせいかもしれないが。

 その瞬間、バンとドアが開いた。やはり俺が予想した男の姿だ。

「はあ・・はあ・・遅くなった」

「遅いぞ。トーガ」

 俺は、めんどくさいことになったと唇を噛む。疲れ切った体で2人を相手にするのは厳しい。そんな俺の思考など無視して、トーガが飛びかかってきた。しかし、PoHのそれとは、天と地の差があるほどつたない接近法だった。もう俺の意識はそれになれてしまっていたため、がら空きになっている腹がはっきりと見えた。俺は、横に体をずらして、がら空きの腹にミドルキックをかます。突然の攻撃に目を大きく開きながら、吹き飛ばされたトーガは、よろよろと立ち上がり、憎悪の目を向けてきた。

「おい・・PoH。2人がかりでやろう。そうすれば倒せる」

 横を向きながら必死の形相を向けて、PoHに訴える。しかし、PoHは、フンと鼻で一蹴する。

「・・Sorry.俺はでるぜ」

 そういって、窓の縁へと手をかけ始める。しかし当然、トーガが逃すはずもない。

「なにをいっているんだ!早く倒せ!さもないと・・」

「てめえの脳味噌はcrazyか?サツがきてんだよ。時間稼ぎしている戦い方だからな」

 必死にPoHの右腕をつかむ。しかし、相変わらず強い力でブンと振り払う。

「なら俺も逃げる!!だから連れて行ってくr・・」

「そいつは出来ねえな」

 トーガが言い終える前に、PoHはきっぱりと言った。何故だと口を開こうとするトーガを左手で制す。

「考えろ。あの小僧が何もしないでここにくるとでも思ったか?サツ呼んだんだよ。じゃなかったらあそこまで平然とした顔など出来ない。なら、ここで格闘してもしょうがない。けれど、てめえは顔を見られている。近いうちに捕まるさ。まあ、俺はフードをかぶっているし、見られても何とかなるがな。だがてめえは何も考えずに、素顔をさらしてやがる。そんな奴を連れていくわけにはいかねえよ」

 何も言えなくなったトーガはうなだれていた。そんなトーガを哀れむように見てから、再び窓から飛び降りようとした。

「逃げるのかよ・・?さんざん痛めつけたくせに・・!」

 俺はふらふらと近寄る。

「ああ、逃げる。もう、飽きたからな」

 俺は、最後の言葉が気になった。

「飽きた・・だって?」

「ああ、そうだ。てめえの苦しむ顔が見られて満足だ。それに、復讐心ほどくだらないものはないと今気づいたんだ。人生はゲームだ。くだらない妄執や、執着に縛られるなど二度とごめんだ。俺は、新しいゲームを探しに行く。まだ終わっていないんだ」

 俺は絶句するしかなかった。この男を捕まえようという気にすらならなかった。足が動かないのだ。

「イッツ・ショウ・タイム。Seeyou」

「ま、ちやがれ!!」

 トーガが、今にも飛び降りそうなPoHを捕まえようと、全速力で走る。しかし、トーガが窓の外へと手を伸ばしたときにはもう、PoHの足は、窓の縁を蹴って、俺の隣の家の煉瓦屋根をタタタッと疾走していた。いっさいの無駄のな動きで突っ走り、姿を消した。あいつは、よくC級アメリカ映画で見るアクションである「フリーランニング」を使ったのだろう。よっぽど訓練したものでない限り、これをやるのは難しいだろう。つまり、PoHは、軍人とかそういうたぐいの人物だと推測される。まあ、もうどうでもいいが。

「・・くそ・・くそがあああああああぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!!!」

 PoHの姿が消えると、トーガが吼えた。化け物のように。

「何でだ・・!?何で俺を裏切る!!どいつもこいつも!!何でだ!?なんでだあああああああああああ!!!!!?」

「うるせえよ」

 俺は、静かに、しかし大音量を貫通するような凛とした声でいった。どうやら俺のつぶやきは聞こえたらしく、叫ぶのをやめる。

「なんだと・・!?」

「確かに俺がトーガの親父を殺しちまったのは悪いと思っている。けど、けど、こうやって戦うのもどうかと思う」

「だまれえええええええええええ!!!!」

ーーもう、話す余地もないな。

 俺は脳内でそんな声が聞こえた。話し合おうと決めていたが、もう無理のようだ。俺は、息を吐いた。

「うわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁああああああああっっっ!!!!!!!!!」

 もはや人間的でないさけびをあげてせまるが、俺はお留守になっている足下を払い、トーガは床をざざっと滑る。俺は、制服のネクタイをとりだして手を縛ろうと、クローゼットへと走るが、トーガが立ち上がり、俺へと飛びかかる。そして、俺はネクタイを取りだしている間、俺は強烈な衝撃に襲われた。トーガに優子が持っていたダンベルに殴られたのだ。

「がっ・・!」

 俺は数歩よろけてどうにか立ち止まるが、第二撃を喰らったらとてもじゃないけど持たない。しかし体が動かない。俺は反射的に、どうにか動く腕だけを掲げて、目をつぶった。

 しかし再び奇跡が起こる。トーガの体が、横へと飛んだのだ。

「ぐわっ!」

 俺はきつく瞑っていた目をゆっくりと開け、状況を確認する。トーガは床へと仰向けに倒れている。その上には、再び目覚めた優子が覆い被さっていた。

「この尼っ・・!どけええええええ!!」

「翔悟君!!手を縛って!!」

 優子の叫びに、俺は瞬時に反応した。ポケットに忍ばせていたネクタイを取り出して、抑えられているトーガへと近寄る。精一杯力を振り絞っている優子でも、トーガを抑えられるのは、時間の問題だ。俺は急いで両手を片手で押さえて、ぐるっとネクタイで縛り上ようとした。しかし、その寸前、優子が吹き飛ばされた。

「優子!!」

 俺は急いで、彼女の救出へといこうとした。しかし、優子の目を見たときに、それはやめた。

ーー私のことはいいから、そのダンベルで・・!

 俺はコクンと首を動かして、先ほど優子が飛びかかったときに落ちた、トーガが持っていたダンベルを握りしめた。トーガは荒い息をたてて、こちらを見ていなかった。俺は渾身の力を振り絞って、頭を殴った。

 ゴッという鈍い音とともに、トーガは床に伏して、起きあがらなかった。だが、浅い呼吸を繰り返しているということは、生きている。俺はしばらく、呆然とトーガを見下ろした。俺はとりあえず、手に持っていたネクタイで手を縛り上げた。そしてよろよろと優子の元へと行く。その姿は、血と傷だらけだった。服も少し破れており、胸元が少し見えてしまっている。俺は、クローゼットからコートを取り出して、そこを隠すようにして、着せてあげた。そして思い切り抱きしめた。

「・・ありがとう。おわったよ・・もう大丈夫だよ」

 そして思い切り抱きしめた。俺の胸が暖かい水で濡れていくのを感じた。

「ごめんな・・痛い思いさせちまって」

 すると、俺の胸に柔らかい髪がゴシゴシとこすれているのを感じた。首を振っているようだ。

「俺を、許してくれるっていうのか?」

 すると、頭を上げて、俺に顔を見せる。顔は痣だらけで、おでこからは血が垂れていた。しかし、瞳の輝きだけは失われていなかった。

「私は、最初から怒ってもないよ。むしろ、翔悟君を守れたんだよ。嬉しいよ・・痛いけどね」

 そういうと、俺にふふっと笑った。

「でも、どうしても許してほしかったら、私にキスをして。深く、ね」

 いたずらな笑みを浮かべて、俺にいう。俺は、にっと笑っていった。

「お安い御用さ」

 俺は顔を近づけて、腰に手を回して体を近づけて、唇をあわせる。すべてを吸い尽くすように、きつくキスをする。同時に、抱きしめている腕にも力を込める。しかし、優子の腕が、俺の痣にふれたので、反射的に離してしまった。

「いつつ・・」

「大丈夫!?」

「ああ、大したことはないけど・・」

 俺は左手でさすり、右手で優子を制す。

「それより優子は大丈夫か?血が出ているぞ」

 そして俺は、後ろのポケットから、ハンカチを取りだして、おでこをふいてあげた。いたっという声が小さく聞こえるが、優しく拭き続けた。幸い血はもう止まっているようだ。これなら入院せずにすみそうだ。

「大丈夫そうかな・・けど、俺はどうかな?後入院期間が1週間はあるけど、延びたりするのかな?」

 俺は、顔を崩して言う。すると優子はクスッと笑って、はっきりと言った。

「きっとまた延びるだろうね」

「まじかよ・・はあ、まあいっか」

 俺はため息をつくと、優子が抱きしめてきた。俺はそれを優しく受け止めた。そして再び口づけをした。互いの息づかいやぬくもりが確かに感じられる。とてもいい気分だ。俺は夢中でむさぼった。

 やがて、俺たちへ駆けつけてきたパトカーのサイレンがけたましく鳴りひびいていく。そこで俺たちは唇をゆっくり離した。ドタドタと警察官がなだれ込んでくる。ドタンと部屋が空けられ、10数人の警察官がたちまち倒れているトーガや、お手伝いの知子が拘束された。そして、現行犯逮捕となった。その後俺たち2人は傷が多いため、ひとまず病院に行くことになった。そこで事情聴取も行われるらしい。しかもその病院が、大宮中央総合病院、すなわち俺が入院しているところだ。

 俺たちはパトカーにのって病院へと搬送された。かすかに残る、心と体の痛覚を引きずりながら・・




次回で、《因縁の拳》は最終回です!

その後エピローグがあって、完結です!何とも早いw

まあ、早めに切ってもっと多くの作品を書いていきたいのでw前書きにも記述しましたが、改稿版も出していきますのでよろしくお願いします。

では、毎度ながら、感想、評価、お気に入り登録などお待ちしております!

それと、活動報告のアンケート4は6月18日朝7時にに締めます。じゃんじゃんお願いします。
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