トウカイテイオー転生もの   作:ふらんそすきぃ

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ストーカー?

 新学期が始まった。

 席替えとかもあったが何処でもクラスに友達がいない僕には似たようなものだ。

 授業も練習も一学期とあまり大きな変化はない。

 

 

 変わったことといえば、ついこないだ僕もSNSを始めた。

 ウマスタではなくて、ウマッターだが。

 ウマスタもアカウントは作ったが、それだけだ。

 始めたはいいものの、何を呟けばいいのか分からないので、取り敢えずゲームのこととか呟いてる。

 フォロワーも少しずつ増えているから多分呟くことは合っているはずだ。

 

 

 今日も今日とて走っていく。

 そういえば昨日、僕が練習しているとき、ストーキングされていることを確信してしまった。

 気が付いたのはつい最近だが実はもっと前から尾けられていたのかもしれない。

 トレーニングを遅くまでやっていると絶対にそいつも走っているんだ。

 僕が練習を止めると、その後にそいつも止める。

 怖い。

 

 

 何故気が付いたかというと、薄々一緒の時間帯にやってるやつがいるな、と分かってはいた。

 一昨日の練習は軽めの予定だったから早めに終わらせたのだが、そいつも早く終わっていて疑問に思ったのだ。

 そして昨日、カマをかけた。

 

 

 僕はいつも練習を終える前にスピードを落とした軽めのジョグをして、ストレッチをしてから終える。

 いつも僕の練習を見ていれば誰でも気がつくだろう。

 それで昨日は軽くジョグをしてストレッチをやって練習を終えるフリをした。

 そいつもダウンしようとしてペースを落とし始めた。

 それを見て僕は再び走り出した。

 どうなる? 

 ストーカーなのか、ただの勘違いか。

 出来れば勘違いであって欲しかったが、そいつもまた走り始めた。

 それを見て軽く恐怖した。

 

 

 "ガチ"だ。

 そう思った。

 

 

 実害は無い。

 だが何の為にそうしているか知らないため、ただただ怖い。

 僕の究極高性能な目(アルティメット・アイ)でそいつを見てみて僕の超絶高性能な脳(ハイパー・ブレイン)の記憶と照らし合わせるが、クラスにあの顔があったとは思えないし、同じ学年にもいた気がしない。

 もし先輩だったら、なおさら不安だ。

 

 

 あいにく自分のことをストーキングしている人に話しかけられるほどの度胸は無い。

「すみません、あなた僕のことをストーキングしてませんか?」って聞ける人が存在するのだろうか? 

 ストーカーだとしてもマズイし、ストーカーじゃないときなんて失礼すぎて、多分呼吸出来なくなりそうだ。

 

 

 昨日の夜、マヤノとゲームしているときに、

「ストーカーされてるかもしれない」

 って言ったら、

「大丈夫? 勘違いじゃない? 

 まぁ、テイオーちゃん見た目は可愛いからね〜。

 あんまり酷いなら警察とかに相談してみたら?」

 と、返された。勘違いされている気がする。

「男の人じゃなくてウマ娘にだよ」

「えっ!? う~んとね〜……あ! 分かっちゃったかも! 

 きっときっと、負けないぞってテイオーちゃんの研究をしているんじゃない? 

 キャ〜☆熱いライバル展開!」

「ドラマの見すぎじゃない?」

「絶対そうだって〜! 

 わっ、テイオーちゃんゲーム強すぎ〜。

 次こそは勝つからね……っ!」

 間違いを訂正したらなんか突拍子も無い妄想を言われた。

 そんなこと現実であり得るのだろうか? 

 そう疑問に思いながらゲームでマヤノをサンドバッグにしていた。

 

 

 あ、今日もいた。

 ちょっと待て、今無意識にそいつを探していたが、僕もそいつを意識し始めて行動したら実質僕もそいつのストーカーなのでは無いか? 

 自分のストーカーのストーカーなんてゲシュタルト崩壊しそうだ。

 止めだ止め、そいつは意識しないで決めたローテをやろう。

 無心になって走ろう。

 そうだ、いつもそうして来たじゃないか。

 

 

 だいぶ走ったな。

 そろそろはちみーを買って帰ろう。

 トレーニングコースを見渡してみると、今ここには僕しかいない。

 訳 で は 無 か っ た 。

 突如、僕の脳内を駆け巡る存在しないことにした記憶。

 やっぱり尾けられてるよなぁ……。

 まぁ見なかったことにして練習を終えてさっさとはちみーを舐めて忘れよう。そうしよう。

 

 

 そして次の日。

 普段通りコースに行くと目があってしまった。

 怖いので予定を変更してプールに行きます。

 プールにいたらもう終わり。

 流石にいませんでした。良かった。良くないけど。

 夏は外が暑いのでプールによく行っていたが、やっぱり走る方が好きなので走れるときはできるだけ走りたい。

 最近は来る回数が減ったが、スタミナも増えてきた気がする。

 微々たる量だが積み重なればいつか大きな差だろう。塵も積もれば山となるってやつだ。

 秋になりつつあるので、人も少ない。

 人が少ないほど練習に適した条件は無いだろう。

 ってことで今日は水泳で頑張る。

 

 

 疲れた。

 スタミナアップを目的にしているから当たり前だけど。

 今日は終わりにしてはちみー舐めよう。

 やっぱりはちみーを舐めることで1日の終わりを感じるからなぁ。

 

 

 そう思っていつものごとくはちみーを買いに行くと例のストーカーさんがいた。

 咄嗟に物陰に隠れてしまう。

 なんとかバレて無いはずだ。

 

 

「柔らかめ・薄め・少なめでお願いしますわ」

 

 

「はい、分かりました!」

 

 

 どうやらはちみーを注文したようだがそれは邪道だ。

 僕とお前は相容れない存在になったな。

 はちみーという時点で糖分の塊なのだ。

 薄くしようと、少なくしようとも、高カロリーには変わりない。

 そこで我慢しても無駄だ。

 飲むならやはり固め・濃いめ・ダブルマシマシの方がはちみつが沢山あるので美味しいに決まっている(早口)。

 ちなみに僕は固め・濃いめ・多めと固め・濃いめ・ダブルマシマシしか飲んだことが無い。

 

 

 そいつがはちみーを受け取って居なくなったのを見て僕もはちみーを買う。

 

 

 あ〜美味しい。

 やっぱり固め・濃いめ・ダブルマシマシが最強。

 異論は認めません。

 

 

 疲れた身体が回復していく、ほぼ僕にとっての回復ポーションのようなものだ。

 今日は走る気分だったが走れなかったから、一旦寮に戻ってご飯食べてから少し走ろう。

 

 

 

 

 

 

 結局、少しどころじゃ無くて、かなり走っていたら、現在時刻は門限まであと少しに迫っていた。

 汗だくになりながら全力疾走で寮までの道を走る。

 戻ることを気にせず好きに走っていたらこのザマだ。

 こんなことをするために鍛えてるわけじゃないんだが。

 それにしてもアスファルトは硬い。

 膝に負担が芝より掛かるので全力で走るなら、出来るだけ芝がいいな。

 華麗なコーナリングを決めて後は直線だけだ。

 よし、寮が見えた。

 もうこれは間に合っただろう。

 寮の玄関まで駆け抜けて勢いよく寮に入る。

 息を整えて時間を確認する。

 

 

「はぁ……はぁ……、あ」

 

 

 門限過ぎてた。

 

 

「こんばんは、ポニーちゃんこんな時間までどこに行っていたのかな?」

 

 

 寮長さんだ。

 

 

「あ、えっと、その」

 

 

「大丈夫、大丈夫。

 その様子で君のことだから走っていたのだろう? 

 次からはもっと早く帰ってくるんだよ」

 

 

「は、はい……」

 

 

 寮長さんにはなんとか見逃された。

 これも日頃の行いのお陰だろう。

 日頃の行いっていっても、適当に授業受けて、めちゃくちゃ走って、はちみー舐めてるだけだが。

 僕が人畜無害な優等生で助かった。

 これからはもうちょっと気をつけよう。

 

 

 はぁ……汗がベトベトして気持ち悪いので、早く風呂に入りたい。

 そう思って、すぐに着替えだけ取りに行って誰もいない風呂に入る。

 疲れた身体が癒やされる。

 今日はプールで泳いで、走り回った後に全力疾走してかなり疲れた。

 少し身体を酷使しすぎたかもしれない。

 明日から休日だし、明日は軽めにして何処か遊びに行ってみよう。

 ゲームセンターとか行ってみるか。

 クレーンゲームとか気になってたんだよね。

 あと、音ゲーもあるらしいから色々挑戦してみよう。

 

 

 

 

 翌日、でっかい会長ぬいぐるみだけを手元に残して、取りすぎたぬいぐるみをマヤノを通して色んな人に配った。

 取ることは楽しかったけど、どこに置くか完全に失念していた。

 

 

「テイオーちゃん、楽しいことになると先が見えなくなりがちだよね〜」

 

 

 うるさい。




短めですが新シナリオくる前に上げたかったのでここまで。

あと2〜3話ほど挟んでアニメ時空に近い時空に行くと思います
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