インフィニット・ストラトス ~原子力艦隊の父~ 作:Bradford
IS学園、1年1組
山田「一年一組代表は織斑一夏君に決定です。あ、一繋がりでいい感じですね!」
翌朝のSHR、そこでクラス代表は織斑さんになった事が山田先生から発表された。
一夏「先生、質問です」
山田「はい、織斑くん」
一夏「俺は昨日の試合に全て負けたのに、何でクラス代表になってるんでしょうか」
山田「それはですね――」
セシリア「それはわたくしが辞退したからですわ!」ガタッ
山田先生の言葉に被せるカタチでオルコットが喋る。
やたらと上機嫌なセシリア。
セシリア「まあ、勝負はあなたの負けでしたが、しかしそれは当然の事。なにせこのわたくしセシリア・オルコットが相手だったのですから」
一夏「えぇ…ていうか、なんでレイじゃないんだ?」
山田「メイナード君は仕事を理由に辞退しました」
セシリア「それで、まあ、わたくしも数々の非礼を反省しまして、
一夏「そんな…嘘だろ…」
「いやぁ、セシリアわかってるね!」
「そうだよね。せっかく男子がいるんだから、同じクラスになった以上は持ち上げないと!」
「私達は貴重な経験を積める。他のクラスの子に情報が売れる。一粒で二度おいしいね、織斑君は!!」
レイ「Zzz…」
セシリア「わたくしが専属でISの操縦を教えて差し上げてもよくってよ。 その、2人きりで──」
バン!
机を叩いて箒が立ち上がる
箒「生憎だが、一夏の教官は足りている。既に決めた事なのでな」
殺気立った瞳でオルコットを睨む箒。
セシリア「あら、それはいつのお話かしら?」
負けじと睨み返すオルコットさんと箒の間ではバチバチと火花が散っていた。
レイ「Zzz…」
千冬「五月蠅いぞ、貴様ら! 静かにしろ!!」
『『『・・・・・』』』
山田「えっと…メイナード君?」
レイ「Zzz…」
山田先生がレイに近づいて起こそうとする。
山田「メイナード君?起きてください…メイナード君…?」
レイ「Zzz…」
山田「メイナード君!起きてくださいよ!授業中ですよ!」
レイ「…こっちは1ヶ月も寝てないし、1ヶ月の有休も学校のせいでつぶれたんだよ…頼むから寝かしてくれ…」
山田「えっ!?1ヶ月も寝てないってどういうことですか!?」
レイ「Zzz…」
山田「…ぐすん」
ほぼ無視されてしまい、半泣き状態になる山田先生。
キーンコーンカーンコーン
チャイム音が鳴り響き授業が終わる。
IS学園、大食堂
「織斑君、クラス代表おめでとう!」
パン!
一斉にクラッカーを鳴らす。
一夏がクラス代表になった記念と応援としてパーティーを行った。
「織斑君、あのさ――」
一方自分はというと…
カリカリカリカリ…
コーヒーを飲みながら報告書を書いている。
レイ「…ふあぁ―」
パーティーが始まってからあくびしかしていない。
レイ「…「ねぇねぇ」…ん?」
本音「横の席に座ってもいい~?」
とてものほほんとした子が横から話しかけてきた。
レイ「…どうぞ」
本音「やったー!」
とても嬉しそうにする。
報告書をファイルにしまい、コーヒーを新しく入れる。
レイ「…」ぼー
???「えっと…ちょっといいかな?」
レイ「…え?」
そこにはカメラを持って、メガネをかけた2年生?がいた。
レイ「どうぞ…ふあぁ…」
薫子「私は
レイ「…よろしく」
薫子「それで…インタビューしたいんだけど…いいかな」
レイ「どうぞご自由に」
薫子「ありがとうね。わざわざ良いだなんて言ってくれて」
レイ「別に…これも軍人としての仕事だ」
薫子「アハハ…根っからの軍人なんだね」
レイ「そう言う家だからな」
薫子「それで…早速だけど…あの艦隊の司令官は君なのかな?」
レイ「ああ、そうだ」
薫子「やっぱりそうなんだ!それで…どんな仕事を?」
レイ「書類の整理、海軍省に対する報告、イリュージョンアームズの試作品のテスト…いろいろやってる」
薫子「なるほどね。それで…
レイ「…軍事機密だ、話せん」
薫子「そうなんだ…ほかに話せる事は何か?」
レイ「悪いが無いな…国防長官から「インタビューを受けるときは自分の仕事と階級以外はしゃべるな」と釘を刺されてるんだ」
薫子「なるほどね。ありがとうね、おかげで良い記事が書けそうだよ」
レイ「お役に立てたなら何よりだ」
薫子「今日はありがとうね、それじゃあまた今度」
レイ「ああ、また」
そう言って薫子は一夏たちがいる場所へ歩いて行く。
レイ「今日のディナーは何にしようかな…」
そんな事を考えているレイを柱の陰から見ている
???「…さて、彼をどうやって籠絡しようかしら」