インフィニット・ストラトス ~原子力艦隊の父~ 作:Bradford
お気に入り登録をしてくださった方々にも感謝します。
2021/08/19:艦種を変更。
ベインブリッジ→原子力駆逐艦
ヴェラ・ガルフ→原子力巡洋艦
第1話
太平洋、36°53'26.5"N 169°57'37.4"E
ミッドウェー島からおよそ954.55 マイル
レイ「航海士、何かあったか?」
航海士「いいえ、と特に何も…いえ!所属不明艦確認!1時方向!」
レイ「チッ!…全艦、第二種戦闘配備!」
副長「第二種戦闘配備!急げ!」
ソナー「こちらソナー室。所属不明艦の音紋解析完了!はるな型護衛艦1隻、たちかぜ型護衛艦2隻、並びにはるしお型潜水艦1隻!」
レイ「なぜここに日本の軍艦が…」
航海士「艦長!護衛艦隊がわが艦隊の進路上に移動しています!」
レイ「進路妨害か!?」
航海士「間違い有りません!護衛艦、わが艦隊の進路上に位置しています!10分後には衝突します!」
レイ「クソッ!…副長!護衛艦隊に向けて警告を行え!」
副長「了解」
副長 ≪Attention, Japanese Navy, escort fleet. This is the aircraft carrier USS Derrick R. Maynard. You are obstructing the course of our fleet. Turn and leave the path immediately. I repeat. This is the aircraft carrier USS Derrick R. Maynard. You are obstructing the path of our fleet. Turn around and leave the path immediately.≫(日本海軍、護衛艦隊に告ぐ。こちらは空母デリック・R・メイナードである。貴官らは我が艦隊の進路を妨害している。直ちに転進し、進路上から退去せよ。繰り返す。こちらは空母デリック・R・メイナードである。貴官らは我が艦隊の進路を妨害している。直ちに転進し、進路上から退去せよ。)
レイ「…どうだ?」
「だめです!全く動く気配がありません!」
通信士「艦長、原子力駆逐艦ベインブリッジより連絡。『こちら駆逐艦ベインブリッジ。はるしお型潜水艦から魚雷発射管注水音を確認。アスロック対潜ロケットによる攻撃許可を求む』」
レイ「まだ攻撃するなと伝えろ!」
通信士「了解!」
航海士「ん?…艦長!はるな型護衛艦、原子力巡洋艦 ヴェラ・ガルフに向け発砲!」
レイ「何!?…クソッ!日本人共め、いったい何を考えている!」
Side ヴェラ・ガルフ
航海士「艦長!はるな型護衛艦、我が艦に向け発砲!」
艦長「何!?両舷全速面舵一杯、回避しろ!」
航海士「だめです!間に合いません!」
ドゴーン!
艦長「クソッ!被害状況知らせ!」
副長「後部甲板に被弾!数名が負傷、火災が発生中!」
艦長「救護班を呼べ!ダメコン班に消火作業を急がせろ!」
副長「了解!」
Side レイ・メイナード
航海長「ヴェラ・ガルフ、後部甲板に被弾!火災発生中!」
ソナー「こちらソナー!はるしお型が魚雷を発射!キャブノイズ4!わが艦の右舷に向かっています!」
レイ「取舵40!主砲で迎撃しろ!」
空母デリック・R・メイナード 甲板
ドンドンドンドン!
127mmの砲弾が水面下の魚雷に向けて放たれる。
砲術長「撃て!撃て!魚雷をこの空母に命中させるな!」
ドンドンドンドン!
ザバーン!
砲術長「よし!やったぞ!」
空母デリック・R・メイナード 艦橋
副長「主砲、魚雷迎撃、成功しました!」
レイ「ベインブリッジに魚雷を撃つよう指示しろ」
副長「了解!」
レイ「…そこまで戦争がしたいなら、いくらでも付き合ってやる!」
Side ベインブリッジ
副長「艦長、魚雷発射命令が出ました」
艦長「よし!そう来なくてはな!」
艦長「面舵50!右舷魚雷発射管をはるしおに向けろ!」
操舵長「面舵50、アイ、キャプテン!」
ベインブリッジ 甲板
水雷士「魚雷発射用意!」
クルー「魚雷は装填されてるんだろうな!?」
水雷士「当たり前だろ!こいつは実弾だ!」
水雷士「…よし!撃て!」
バシュン!
水雷士「…」
クルー「まだか…」
水雷士「落ち着け…すぐに命中する…」
ザバーン!
クルー「やったぞ!」
水雷士「こちら右舷魚雷発射管!目標に命中した模様!」
ベインブリッジ 艦橋
ソナー「こちらソナー。魚雷、はるしお型に命中!撃沈しました!」
艦橋「よし!通信士、メイナードに伝えろ!撃沈したとな!」
通信士「了解!」
Side レイ・メイナード
通信士「艦長、魚雷がはるしお型に命中、撃沈したとの報告が来ています」
レイ「よし!」
航海士「はるな型、たちかぜ型護衛艦が進路を変更!撤退していきます!」
レイ「…ふぅ、何とか危機は乗り切ったか」
レイ「通信士、全艦に通達。『戦闘態勢を解除し、通常体制に移行せよ』と伝えろ」
通信士「了解しました」
今回の登場人物
原子力巡洋艦 ヴェラ・ガルフ
艦長
熱血的な性格の軍人。アメリカ海軍で戦える事にプライドを持っている。
副長
落ち着いた性格の持ち主だが、戦闘状態では落ち着いて対応できない。
航海士
艦長とは同じ学校を卒業した仲。
原子力駆逐艦 ベインブリッジ
艦長
好戦的な性格の持ち主。ベジタリアン。
副長
明るい性格の持ち主で、普段から素潜りをしている。
水雷士
魚雷が大好きなやばい奴。釣りが大好き。故郷がクルーと同じ。
クルー
水雷士と同じく魚雷が大好きなやばい奴。故郷が水雷士と同じ。