愚か者のウッドワス   作:水泡人形イムス

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第六節 妖精円卓会議

 アフタヌーン。アフタヌーンである。

 三段あるティースタンドに、我らがブリテンではご謹製だった甘味を惜しみなく費やした菓子が色とりどり。これが汎人類史のアフタヌーンティーでり、紳士淑女の嗜みである。

 故に、女王陛下はアフタヌーンティーをお楽しみになられており――――それを独占しているあの小さな妖精はハベトロット。汎人類史の妖精でありながらなぜあれほどまで気にかけられるのか未だ分からない。

 

「ヤだ、ハベにゃんとお茶してるお母様、可愛すぎる……猫どころかライオン被ってるレベル」

 

 と、食堂の入口からひっそり覗いているバーヴァン・シーが、赤面しながら女王陛下を見つめていた。

 ハーブティーを飲み終えた私が、まさにその入口に立って陛下と汎人類史のテーブルマナーを見守っている最中なのだが、眼中にないらしい。

 

「ああっ。あんなお母様もイイ……痺れるぜぇ。後はこの獣臭さと香水の入り混じった悪臭がしなきゃサイコーなんだけどなー」

 

 眼中になくとも鼻は機能しているようだ、引き千切りたい。

 

「……バーヴァン・シー。陛下の安らかなるティータイム、邪魔する事は許さんぞ」

 

「私の名前を口にしてんじゃねえよ犬コロ。だいたいお母様が私を邪魔に思うはずねーだろ。……でもあの妖精、なんなのかしら? お母様が妖精に優しくするなんて変なの」

 

「私からすれば、陛下が貴様や藤丸立香に情けをかける方が不思議だ」

 

「あー? メガネヤローと仲良しこよししてるテメーだって不気味だよ」

 

「シグルドは汎人類史の中でも一際優れた戦士だ、目をかけるくらいはする。貴様のように借り物の力で粋がっている下級妖精には分かるまい」

 

「お母様からの着名(ギフト)をバカにするなんて、忠誠心が足りてねーなクソイヌ。――首、ここで飛ばしてやろうかしら? それとも内臓ぶっこ抜く? キャハハッ」

 

 クッ――堪えろウッドワス。私は礼節を弁えた紳士。陛下の御前で野生に身を委ねるなど二度とあってはならぬのだ。

 見るがいい。ハベトロットなる妖精の前でほほ笑むモルガン陛下の尊さを……。

 

 

 

「わ、私の花嫁力が……………………だと……!?」

 

 

 

 …………………………曇っているではないか!?

 何事か呟いていたが、距離があるためよく聞こえなかった。

 

「あわわわわ、そんなつもりじゃなくてー! モルガンにもいいトコロいっぱいあるって! 落ち着いて欲しいんだわー!」

 

 ハベトロットが何か無礼を働いたようだ。

 ……………………処すか?

 

「……あのアマ、お母様を曇らせやがった。処すわ」

 

「――――処すな馬鹿者!!」

 

 バーヴァン・シーと同レベルの思考レベルに落ちたと自覚するや、即座に自省し改める。

 処刑には手順というものが必要なのだ。キャメロットの法務大臣をその場のノリで殺すような小娘には分かるまい。

 

 カッとなってやった、が許されるのは――――。

 ()()()()()()()()()()()だろう、常識的に考えて。

 

 …………いや、しかし……カッとなって殺したマノイは、料理が上手だったな……。

 少々もったいない事をしたか……アレもまた自省せねばならぬ行いのひとつである。

 

 ――――あの悪癖の延長に、翅の氏族の虐殺があったのだから。

 

 そしてここは汎人類史であり、人間の社会だ。……生きた人間は10人かそこらしかおらず、他はサーヴァントだらけではあるが。

 故に人間をカッとなってやるのもここでは大罪となる。マノイを殺した一件を改めて心に刻み自省する精神を強めねば。

 

 

 

「ウッドワス」

 

 

 

 思索に耽っていると突然、すぐ近くからモルガン陛下の声がした。

 慌てて振り向けばいつの間にか陛下が私の隣に来ているではなか! それに気づけないとは、私はなんという愚か者なのだ…………。

 

「バーゲストとメリュジーヌを呼んでこい。これよりミーティングルームで()()()妖精円卓会議を発令する。バーヴァン・シーは私と共に来なさい」

 

「はっ……? か、畏まりました。直ちに二人を呼んで参ります!」

 

 会議? 妖精円卓会議? しかも第二回? 一回目など聞いた事もないが、私が召喚される前に行われたのか? いやそもそも私と妖精騎士を集めて会議とは――――。

 何事! なのだ!?

 

 

 

   ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 

 

 ミーティングルームの使用許可をあっという間に取ってきた女王陛下の手腕により、第二回妖精円卓会議は実に円滑なスタートを切った。

 キャメロットの玉座の間に比べる価値もないほど狭苦しく、やはり無機質で白い材質ばかりの部屋なのは不服ではあるが、今はそのような些事より、何の会議が開かれるかだ。

 

「礼賛せよ。平服せよ。これより第二回妖精円卓会議を開始する」

 

 書記官がいないため、私が代役を務める事となった。これは礼節ある者にしか出来ぬ仕事、つまりもっとも適正が高いのはこの私だろう。…………バーゲストかメリュジーヌに任せてもいい気はするが……。

 ちなみに円卓会議と銘打ってはいるものの、実際は四角いテーブルだった。

 女王陛下、バーヴァン・シー、バーゲスト、メリュジーヌ、そしてこの私で囲んで座る。というかバーヴァン・シーの席は女王陛下に隣接しており、その身体は背もたれではなく女王陛下のお身体にもたれかかっている。女王陛下の肩に頭を載せて楽しげに笑っている。――――会議にまともに参加できないのは、カルデアに来ても変わらないらしい。

 ハベトロットの姿がないのは、汎人類史の妖精だからだろう。

 ともあれブリテン異聞帯の妖精勢揃い……いや、レッドラ・ビットがいない。

 ……………………まあ、いなくても構わんか。あいつは会議には向かない奴だ。

 

「うむ、ところで――――三名とも、第一回の議題は覚えているな?」

 

 陛下が問うと、バーゲストとメリュジーヌが視線を交わし、深刻そうに頷き合う。

 バーヴァン・シーはどうでもよさそうな態度だ。

 

「覚えているのならよい」

 

 私のいない時に行われたと思われる会議か。

 うむ、私の召喚後にそのような会議があったのなら、私が呼ばれない訳がないからな!

 

「陛下、ご質問をお許しください。第一回妖精円卓会議の議題とはなんだったのです?」

 

「…………ある禁句(タブー)を定めただけだ」

 

禁句(タブー)とは?」

 

「知らずともよい」

 

「ハッ…………」

 

 なんなのだ? 私に聞かせるまでもない些事だったのか? いや、極秘情報であるならば、知らないという事が秘密を守る最高の手段でもある。

 疑問はあるが、疑念を抱いて陛下に傷を負わせた私が『知らずともよい』と言われた事に食い下がるなどしてはなるまい。そうやって疑い続けてはまた過ちを犯してしまうかもしれない。

 自省し、自粛し、冷静に、大人しく、触れずにいるべきなのだろう……。

 

 ――――バーヴァン・シーは話を聞いているのかいないのか無邪気に陛下にじゃれついているから分からんが、メリュジーヌの目が虚ろな理由は気になる。バーゲストもなにやら気まずそうだ。

 いやいや、些事に気を取られるな。陛下が我々を集めて会議をするというのだ。カルデアという組織の命運か、汎人類史の命運、あるいは我々の妖精国ブリテン異聞帯に関わる重要な問題が発生したのかもしれない。覚悟してかからねばならぬ。

 

 

 

「では今回の議題を伝える。――――私の花嫁力だ」

 

 ――――――なんと?

 

 

 

 理解するのに難解な言葉を、しかし私は誠実に書記官代行として書き留める。

 花 嫁 力 。

 ……………………なんだ、これは?

 私が無知なのかと不穏を感じながら周囲をうかがえば、バーゲストは我が事のように硬直し、メリュジーヌはすっかり当惑し、バーヴァン・シーは楽しげに笑っていた。

 陛下は我らの態度など意に介さずともよき御方なので話を続ける。

 

「ハベトロットが言うには、私の花嫁力は極めて……いや、少々、低い部類に入るらしい。これでは伴侶を持つ身として些か支障があると言えなくもない。そこで私の花嫁力を向上させるにはどうすればよいか、各々、意見を申すがよい」

 

 花嫁力…………伴侶…………つまり…………。

 また! 藤丸立香か!!

 ベリル・ガットの時といい、なんなのだ、なんでこうなるのだ。陛下は汎人類史の人間なら誰でもいいのか? マスターなら誰でもいいのか? いかん、陛下を侮辱するような思考はやめろ。私は陛下の忠実なる下僕、ウッドワス。もはや二度と疑ってはならぬ。二度と裏切ってはならぬ。

 私が葛藤している間に、バーゲストが口火を切った。

 

「花嫁力……恐れながら陛下、私もハベトロットに相談している身の上ですが、なぜか避けられてばかりおり……力になれぬと存じます」

 

 だが、役に立たなかった。

 一方でメリュジーヌはうつむいてブツブツと何事かを呟いている。

 

「マスター……マスターは……の恋人なのに…………陛下はどうして…………ブツブツ……」

 

「メリュジーヌ、何を言っているのか聞こえん。進言ならもっとハッキリと言え」

 

「いや、なんでもない……なんでもないんだ………………」

 

 メリュジーヌは顔も見られたくないとばかりに、バイザーを装着してそっぽまで向く始末。オーロラの騎士だったからとせっかくフォローを入れてやったのに、なんだこの態度は。

 ともかくこれで戦力半減。陛下のお悩みに力になれるのは…………。

 私とバーヴァン・シー!? いや、いやいや、バーヴァン・シーなどには任せられぬ。だいたいこいつは陛下とベリル・ガットの結婚を勧め、更にその後、自分もベリル・ガットと結婚するなどとはしゃいでいた馬鹿娘ではないか!

 ここは私がなんとかせねば…………。

 

「恐れながら、ご進言をお許しください」

 

「ウッドワスか、申せ」

 

「ハハッ。陛下はブリテンに君臨する為政者として完璧、完全でございました。そして唯一無二たる女王という立場において、花嫁……力? などというものは不要ではありました。故に、陛下のご責任は一切ないと断言できます」

 

「私は過去ではなく現在(いま)の話をしているのだ」

 

「…………ですから……つまり…………」

 

 つまり……陛下がお望みになるお答えとは……。

 花嫁力……ボガードは次から次へと花嫁を娶っていたな……。

 あいつなら何か良い意見を言えただろうか?

 花嫁……花嫁が似合う者を参考にすれば……。

 花嫁が……似合う者…………。

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 ピキッ――――。

 その時、場の空気が凍ったような錯覚に陥った。

 だが空気が凍るような理由などないので、錯覚だろう。

 

「オーロラは陛下のような覇気を持ち合わせぬ者でしたが、純情可憐、清純で慎ましく、健気で心優しく…………まさに理想の花嫁たりえる一翅でありました」

 

 一時期は、陛下の伴侶に相応しいのは自分だなどと思い上がっていた私――そんな私を愛してくれていたオーロラ――――。

 今なお色褪せぬ、美しき思い出の中で輝き続けるオーロラよ。永遠の輝きオーロラよ。

 今再び、陛下のために力を貸してくれ。

 我が言葉を得て、陛下はグルリと一同を見回し、淡々とした声色で問いかけてきた。

 

「――――第一回の会議での決定、覚えているな?」

 

 その問いは先程したばかりでは? 念を押されている?

 話の流れが掴めず周囲をうかがう。

 バーゲストは表情を重々しくし、メリュジーヌはぐったりと姿勢を崩して天井を仰いだ。それが何を意味するのか分からないが。

 

「…………うむ、覚えているならいい」

 

 そんな中、バーヴァン・シーは小首を傾げた。

 

「なんだっけ、裏切り者の話はするなって奴? キャップレスと()――――モガ」

 

 突然モルガン陛下はバーヴァン・シーの口に、美しい手を突っ込みになられていた。あの手で、あの手で私を撫でてくださったのに!? 汚らしい吸血下級妖精の口の中にあの手が、手が、手が手が手がぁぁぁぁぁぁ!!

 

 ――――しかし、気になる発言もあった。

 裏切り者として挙げられたキャップレスとはスプリガンの事だ。

 ……………………。

 オ?

 

 

 

「…………陛下。スプリガン以外にも裏切り者が……?」

 

「うむ()ベロンだ」

 

 早口に陛下は答えた。

 

 

 

「オベロン? 確か、予言の子に味方をしていた、妖精王を自称する不届きな――――なるほど、敵味方双方に裏切り者が潜み、結託していたとあっては、ブリテンも滅びるというもの……」

 

「その通りだ我が伴侶もカルデアもオベロンに騙されて誘導されていたが最終的になんとかしたので貴様は気にせずともよいぞウッドワスあのクソ虫どもの名前など聞くだけで不快ゆえ禁句(タブー)としただけで深い意味はない。では、議題に戻る」

 

 またもや早口だった。そんなに不快な話題だったのか。

 確かに裏切り者の名など聞くだけで苛立ちが胸に渦巻く。

 ()()()()()()()のため私も以後は控えよう、スプリガンとオベロンの話は。

 そしてオーロラ…………物珍しいものが好きな君の事だ、オベロンにも興味を持ってしまったに違いない。そしていったい何を吹き込まれたか……ああオーロラ……哀れなオーロラよ。

 

「ま、むぁ」

 

 自身の口から陛下の手を引き抜いたバーヴァン・シーは、恐る恐る女王陛下を見上げた。叱られるのではと子供のように怯えている。いい気味だ。

 しかし陛下はバーヴァン・シーを一瞥すると、よだれで濡れた手袋を脱ぎ捨てるや、今度は素肌の手でバーヴァン・シーの頭を抱き寄せ、その頭を優しく撫で始めた。

 ――――なんと! 羨ましい!!

 叱られない。怒っていない。そう察したバーヴァン・シーは一転上機嫌となって、能天気な声色となる。

 

「ていうかさぁ」

 

 またろくでもない事を言い出すのでは。

 一同がそう不安がる中、バーヴァン・シーは爆弾発言を放り投げる。

 

 

 

「マスターとケッコンしてる連中に聞いてみればいいんじゃない? ()()()()、マスターの花嫁ってコトでしょ?」

 

 ――――――なんと?

 

 

 

 モルガン陛下は無表情を保っていたが、その瞬間、明らかに眼力が100倍ほど強くなった。私もバーゲストもメリュジーヌも思わず身をすくませたが、バーヴァン・シーは腕にしがみついて頬ずりなどしているせいでその眼力に気づく様子がない。

 

「……………………バーヴァン・シー。()()()()、とは、()()()()、だ?」

 

「ほら、マシュとか、キヨヒメとか、ネロとか、ハサンとか、メルトダウン? とか? シャ……シャル……シャルル? とか? 多すぎて名前覚え切れないし、私が知らないだけでもっといるかもしれないけど」

 

 …………多い!

 次々に告げられる名前を、書記官代行として書き連ねる。何人か名前が間違っているのではと思うが、とりあえず言われた通りの名前をそのまま書く。

 

「――――マシュはマスターの後輩です。他の連中は自分を伴侶と思い込んでいる精神異常者かなにかでしょう」

 

 毅然と否定する陛下。だがその手は妙に熱心にバーヴァン・シーの頭を撫で回している、苛立ちを解消するかのように。おかげでバーヴァン・シーの髪はグシャグシャだ。

 

「ハサンは複数いて現段階では特定できませんが――――シャルル=アンリ・サンソンという人選は予想外です」

 

 む? 一番あやふやに言われた名前だが、合っていたのか。書き加えておこう。

 シャルル=アンリ・サンソン。予想外。

 

「マスターはその立場上、数多くのサーヴァントを抱えている。そのような有象無象、一匹ずつ相手などしておれぬ。もっとこう、私個人の花嫁力を向上させる方法はないのか」

 

 ……………………藤丸立香の味方をする気などまったくないが、陛下のためならば私心を殺して進言せねばならぬ。

 

「陛下、やはりオーロラを参考にしてみては…………」

 

「――――――ヤメテ」

 

 と、口を挟んだのはメリュジーヌだった。

 オーロラに近しい立場だっただけに、何か思うところがあるのか。

 

「むう……確かに陛下の荘厳さとオーロラの柔らかさは正反対の美しさとも言えるが……」

 

「――――――ソウダネ。正反対ダカラ、参考ニナラナイヨ」

 

 しかしそうなると、私から出せるアイディアはもうない。

 会議は早々に手詰まりになってしまい、実のある答えは得られぬままだった。

 

 

 

   ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 

 

「マシュ、キヨヒメ、ネロ、ハサン、メルトダウン、そしてシャルル=アンリ・サンソンが貴様の伴侶だと聞いたが、実際のところどうなのだ」

 

 自室への帰り際、藤丸立香が丁度一人で歩いていたので、私は呼び止めた。

 藤丸立香はやや緊張した面持ちで私の言葉を待っていたが、質問を告げるや、酷く乾いた笑顔を浮かべると、違います――――と否定した。あとメルトダウンなんて人はいないとも。

 それならばもうこんな人間に用はない。

 私は藤丸立香の横を通り過ぎ、ほんの数秒としないうちに曲がり角で声をかけられた。

 

「すみません。今のお話、私も聞きたいんですが……」

 

 そう言うのは茶色い髪を肩まで伸ばした白いドレスの女で、その近くをなんだかよく分からないモノが飛んでいた。

 藤丸立香は違うと否定していたのだし、別に隠すほどのものではないだろうと答えてやる。

 

「そうですか…………サンソンさん、いつの間にそんな……」

 

 などと言うや、その女はナイフを握りしめながら立ち去っていった。

 なんだったのだ? カルデアのサーヴァントは人数が多すぎて、人間関係が分からん。

 

 ――――その日、何やらサーヴァント同士で刃傷沙汰が発生しかけたと聞くが、統制が取れておらんのか。

 ……まあ、妖精國もバーヴァン・シーやベリル・ガットやスプリガンのせいで統制に問題があったとは言えるのだが。騒ぐならせいぜいモルガン陛下を巻き込まないようにして欲しいものだ。




モルガン「第一回妖精円卓会議。ウッドワスにオーロラの件を伝えるか否か」
バーヴァン・シー「伝えようぜ! どんなツラするか見たい見たーい!」
バーゲスト「真実と虚構…………うっ、頭が」
メリュジーヌ「――――――やめたげて」

シャルロット・コルデー「この泥棒猫」
シャルル=アンリ・サンソン「何の話!?」
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