神様「特典はまぁ…我慢強いブラウンが合っている」   作:ユフたんマン

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9/3 安価の部分を少しだけ修正しました。


襲撃

1:鎧の巨人

ベヒモス打ち取ったりーッ!!

 

 

2:名無しの巨人

うおおおおおおおおおおおお!!

 

 

3:名無しの巨人

やりやがったなライナー!

 

 

4:名無しの巨人

本当にかっこいいよ

 

 

5:名無しの巨人

トラウムソルジャーはどうやったんや?

 

 

6:名無しの巨人

まだまだ序章という事実

 

 

7:名無しの巨人

ライナァァァァァァ!!

 

 

8:鎧の巨人

>>5

前と同じでおったで

クラスメイトと手分けして倒したで

トラウムソルジャー掃討班とトラウムサージェントの討伐班、残りがベヒモス班やな

因みにワイはベヒモス班

 

 

9:名無しの巨人

前回だけじゃなかったんやな

 

 

10:名無しの巨人

原作こわれりゅゅゅぅぅぅぅぅぅ!!

 

 

11:名無しの巨人

ステータスはよ

 

 

12:鎧の巨人

>>11 

ワイのステータスな

 

===============================

ライナー・ブラウン 17歳 男 レベル:51

 

天職:戦士

筋力:750

体力:1280

耐性:700

敏捷:320

魔力:400

魔耐:1050

 

技能:硬質化[+魔力硬化][+柔軟]・巨人化[鎧]・恩寵・蓄光[+放光]・物理耐性・魔力抵抗[+封印]・全異常耐性・擬態・赤熱化・魔力操作・言語理解

 

===============================

 

 

13:名無しの巨人

1000越え!!?

 

 

14:名無しの巨人

ステータス高いな

 

 

15:名無しの巨人

相変わらずの体力の高さww

 

 

16:名無しの巨人

赤熱化ってベヒモスのか?食ったんか

 

 

17:名無しの巨人

勇者超えてて草

 

 

18:鎧の巨人

>>17

天之河はAll830な

 

 

19:名無しの巨人

は?

 

 

20:名無しの巨人

は?

 

 

21:名無しの巨人

わけわからん

 

 

22:名無しの巨人

強すぎんか?

 

 

23:鼠の巨人

比較として原作でのベヒモス撃破時の勇者のステータスは560、因みに限界値は1500程の模様

 

 

24:名無しの巨人

柔軟ってなんだよ

 

 

25:名無しの巨人

>>23 

強すぎィ

 

 

26:名無しの巨人

>>23 

これ原作より上限上がってねえか?

 

 

27:鎧の巨人

>>24

鉱石食った時のスキルやな

柔軟性を高くすることが出来る(硬質化中のみ)

 

 

28:名無しの巨人

要らねえww

 

 

29:名無しの巨人

デメリットやろww

 

 

30:名無しの巨人

 

31:名無しの巨人

封印ってなんや?魔物のスキル?

 

 

32:鎧の巨人

>>31 

知らん

迷宮のそこらに落ちてた石スナック感覚で食べてたら何時の間にかついてたから多分鉱石

 

 

33:名無しの巨人

鉱石はスナックじゃないぞ

 

 

34:名無しの巨人

汚い

 

 

35:名無しの巨人

道に落ちてるものを食べてはいけません!

 

 

36:名無しの巨人

拾い食いすな

 

 

37:鎧の巨人

ところでさ…今訓練終わって部屋に帰って来たんやけども…この子誰かわか

 

【ベッドに腰掛ける銀髪の美少女の画像】

 

 

38:名無しの巨人

!!?

 

 

39:名無しの巨人

逃げろッ!!

 

 

40:名無しの巨人

あれ…コイツ使徒じゃね?

 

 

41:名無しの巨人

やべえよやべえよ

 

 

42:名無しの巨人

>>40

使徒?

 

 

43:名無しの巨人

死んだんじゃないの~!?

 

 

44:名無しの巨人

なんでこの段階でいるんですかねぇ…

 

 

45:鼠の巨人

>>42

使徒は簡単に言うとエヒトが創造した直属の部下

原作では奈落堕ちした南雲と近い戦闘力を持っている

G並みにいっぱいいる

 

 

46:名無しの巨人

滅茶苦茶かわいいンゴ

 

 

47:名無しの巨人

>>45

アルゴネキあざます!

 

 

48:名無しの巨人

>>45 

Gと同じにされてる使徒さん達可哀想

 

 

49:名無しの巨人

>>45

奈落堕ちした南雲と同じくらいとか強すぎるっぴ!

 

 

50:名無しの巨人

>>45 

これって本当にヤバイ奴…?

 

 

51:名無しの巨人

>>50

だからさっきからそう言ってんだろ

 

 

52:回答の巨人

起きたらすぐに武器持って窓から脱出しろ

 

 

53:鎧の巨人

>>52

おけ

 

 

54:名無しの巨人

!?

 

 

55:名無しの巨人

ライナァァァァァァ!!!

 

 

56:名無しの巨人

無事やったんか我ぇ!!?

 

 

57:鎧の巨人

>>56 

無事やない

女を見た瞬間意識が朦朧として意識飛んでた

 

 

58:名無しの巨人

危ねえなぁ

 

 

59:鎧の巨人

そしたら目の前に…巨人に食われたマルセルが出てきてワイを怨念の籠った目で凝視してたんや

 

 

60:鼠の巨人

あっ…(察し)

 

 

61:名無しの巨人

DKks死ね

 

 

62:名無しの巨人

まだ悪夢続いてたんか…

 

 

63:名無しの巨人

けど悪夢なければ起きれずGAMEOVERだったのでは?

 

 

64:漆黒の巨人

感謝しろよな

 

 

65:名無しの巨人

>>64

死ね

 

 

66:名無しの巨人

>>64

消え失せろ

 

 

67:名無しの巨人

>>64

二度と出てくんな

 

 

68:回答の巨人

>>64

ライナーが掛かったのは”魅了”やな

こういう系は精神状態にも反映されるから悪夢の影響なければそもそもこんな一瞬で魅了されてない

 

 

69:名無しの巨人

>>68

DKks戦犯で草

 

 

70:名無しの巨人

>>68

これだからDKksは

 

 

71:鎧の巨人

取り合えずこれどうすればいいんや!?今のワイで勝てるんか!?

 

 

72:名無しの巨人

>>71

(勝て)ないです

 

 

73:名無しの巨人

>>71

ライナーが自殺に成功するレベルの確率やな

 

 

74:名無しの巨人

>>73

 

 

75:回答の巨人

取り合えず指示するから従って

触れたら防御力関係なしにバラされるぞ

 

 

76:名無しの巨人

>>75

ひえっ

 

 

77:名無しの巨人

デュフォーニキだけずるいぞ、ライナーライブモードにして役目でしょ?

 

 

78:名無しの巨人

>>77

言ってる場合か

 

 

79:回答の巨人

右に旋回、高度下げて回転、そのまま壁を三回蹴って軌道を読ませるな

 

 

80:鎧の巨人

 

≪ライブモード ON≫

 

 

81:回答の巨人

左にアンカー、目の前の木を蹴って上空に、そのまま体を右側に逸らしてアンカーの位置に弧を描きながら途中の窓の位置でアンカーを戻して真後ろにアンカーを再度射出

 

 

82:名無しの巨人

まてまてまて酔う酔う酔う!!

 

 

83:名無しの巨人

視界グルグルで草

 

 

84:名無しの巨人

吐きそう…

 

 

85:名無しの巨人

阿鼻叫喚で草

 

 

86:回答の巨人

今から言う向きに体を逸らせ

右左右右しゃがんで反撃

 

 

87:名無しの巨人

全部すれすれで避けてやがる…

 

 

88:回答の巨人

そのまま一度後ろに下がれ、次は羽が来る

 

 

89:名無しの巨人

デュフォーニキ有能過ぎでは?

 

 

90:名無しの巨人

>>89

オーマ大戦でバリバリ前線にいた方やぞ、当然だろ

 

 

91:鎧の巨人

全然攻撃聞いてないんやが大丈夫かこれ!?

 

 

92:回答の巨人

大丈夫、”硬質化”して”柔軟”使って体を曲げて羽を避けろ

 

 

93:名無しの巨人

無茶言ってんなぁ…

 

 

94:名無しの巨人

うわっ、気持ち悪…サンタナかよ…

 

 

95:名無しの巨人

スレの中の指示に従って動けてるライナーすごいな

今回のとか何処を曲げるかも言われてないのに避けきったし

 

 

96:名無しの巨人

うおぇ…吐くわ…

 

 

97:名無しの巨人

なんかこのスレゲロ臭い

 

 

98:回答の巨人

そこッ!!光線の下に潜り込め!そのまま右手を前に伸ばして”巨人化”!!掴んで引きちぎれッ!!

 

 

99:名無しの巨人

うおおおおおおおおおおおおッ!!!

 

 

100:名無しの巨人

ライナァァァァァァ!!!

 

 

101:名無しの巨人

最高にかっこいいよ

 

 

102:回答の巨人

煽れ

 

 

103:鎧の巨人

>>102

えぇ…

 

煽り文   

>>110

 

 

104:名無しの巨人

 

 

105:名無しの巨人

困惑しながらも安価にするの草

 

 

106:名無しの巨人

スレ主の鏡

 

 

107:名無しの巨人

ざーこ♡ざーこ♡

 

 

108:名無しの巨人

格下に羽を捥ぎ取られたのどんな気持ち?ねぇねぇ今どんな気持ち?

 

 

109:名無しの巨人

神の失敗作発見!

 

 

110:名無しの巨人

エヒトかなーやっぱりww 自分は思わないんだけど周りにエヒトに似てるってよく言われるwww こないだ魔人族に絡まれた時も気が付いたら意識無くて周りに血だらけで倒れてたしなwww ちなみに彼女もアルヴに似てる(聞いてないw)

 

 

111:名無しの巨人

フッ…(小馬鹿にしたように)

 

 

112:名無しの巨人

>>110

イキリト構文草

 

 

113:名無しの巨人

アルヴ彼女で草┌(┌^o^)┐

 

 

114:名無しの巨人

こんなん効くんか?

 

 

115:名無しの巨人

使徒ちゃん顔真っ赤ww

 

 

116:名無しの巨人

効いてて草

 

 

117:鎧の巨人

おいおいおい死んだわ俺

 

 

118:名無しの巨人

ガチ切れしてるやん、巨人よりでかい火の玉出しちゃってるやん

 

 

119:回答の巨人

”赤熱化”で迎え撃て

 

 

120:鎧の巨人

ちきしょーーーッ!!なんとかなれーッ!!

 

 

121:名無しの巨人

あっ…

 

 

122:名無しの巨人

ライナァァァァァァ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

—―――---------------------------

 

 

 

 

 

 

異端者の排除。それが私の、エヒト様から賜った使命だった。

簡単な作業だ。何せ相手はまだこのトータスへ来たばかりでステータスも私と比べても天地の差がある。

厄介な異端者は早めに駆除しておくのが良い。あの忌々しき男のように手が付けられなくなる可能性を秘めているかもしれない。

 

確かライナー・ブラウンといったか…名前などどうでも良い。ライナー・ブラウンの部屋で、ベッドに腰掛けて帰りを待つ。

異端者は今、訓練所にいたはずだ。そろそろ帰ってくる頃合いだろう。

私はエヒト様から賜った装備を少し取り外し、はだけさせて肌の面積を増やし、扇情的な格好で異端者を迎える。

 

来た。

 

異端者はすぐに私の魅了に掛かった。精神的に弱っていたことも影響しているだろう。奴はフラフラと私へと向かい歩き寄ってきた。

私は奴を膝元に迎え入れる。

 

膝枕といった体勢になった。既に異端者の瞳は虚ろ、今なら難なく異端者を排除出来る。だが、エヒト様は出来るだけ情報を抜き出せと仰られた。

魔力を手に集中させ、無防備に寝ている異端者の脳内に干渉する。記憶を辿って、辿って、辿って…

 

異端者が目を覚ました。

 

異端者はすぐさま私から距離を取り、武器を構える。

どうして?ありえない。何故奴は私の魅了を断ち切った?

奴から感じるのは既に敵意しかない。ならば仕方ない。今は疑問よりも先に奴を始末せねばならない。どうせ殺すのに変わりないのだ。

私は腰の直剣を抜刀し、異端者に告げた。

 

「私の名はテレシア。我が主の命により異端者を排除する」

 

それが我が主の望みなのだから。

 

 

 

▽▽▽

 

 

ライナーはすぐさま窓を蹴破り部屋から逃げ出した。それをテレシアは翼を羽ばたかせ追い掛ける。

 

「消えなさいッ!」

 

一瞬でライナーに追いついたテレシアは、自身の魔力の籠った直剣を振りかざす。

 

「なっ!?」

 

だがライナーは、テレシアを一瞥もせずにそれを躱す。

まぐれだ、とテレシアは思い込み、凄まじい速度で空中で回転、連続でライナーに斬り掛かる。

しかしライナーには当たらない。全て紙一重で避け続ける。ライナーもやられてばかりでは無い。

テレシアが剣を空振らせた後の一瞬の隙、それに合わせてライナーは剣を振るう。

 

「効きませんッ!」

 

だがライナーの攻撃は届かない。全てテレシアの装備に弾かれる。テレシアの装備はエヒトからの賜り物だ。そう易々と刃を通さない。

 

「ちっ…!」

 

ライナーは悔しそうに舌を鳴らす。

ライナーの攻撃は全て弾かれテレシアには通らない。

テレシアの攻撃は全て紙一重で避けられる。

どちらが不利か…それは明らかだった。

 

「グゥ…ッ!!」

 

ライナーの頬に鮮血が舞う。圧倒的なステータスの差。それが2人の決定的な差だった。紙一重の回避には凄まじい集中力を要し、さらには合間合間に攻撃を差し込んでいたこともあり、ライナーの体力の消耗が激しい。

だがテレシアにはまだまだ余裕があった。元よりステータスは高く、体力も多い。更にはライナーの攻撃は一切通用しないため、攻撃を当てる事だけを考えておけばいい。しかも剣に宿る魔力は〝 分解〟の魔法。触れればライナーがどれだけ硬かろうがいとも容易く切り裂ける。

 

立体機動装置は普通に使えば、その移動は直線的なモノになってしまい、軌道などを読まれすぐさま追い付かれてしまう。そのためライナーは外壁や木を蹴り、不規則に、縦横無尽に飛び回り立体機動の速度を上げていく。そうすることで軌道を読ませないことには成功するが、ライナーには着々と疲労が溜まっていた。

更には追加とばかりにテレシアの美しい銀翼から、1枚1枚が魔力を帯びた魔弾となってライナーに襲い掛かる。

しかしそれも全て、身体をあらぬ方向に曲げる事で回避することに成功する。

 

「しつこいですね…さっさと死になさいッ!!」

 

直剣の先から放たれるは分解の極光。尚も避け続けるライナーに焦れに焦れたテレシアが放った魔力の奔流。人を容易く呑み込むほどの膨大な質量の極光がライナーに向けて照射された。

 

「!?」

 

ライナーはニヤリと笑った。まるでそれを待っていたかのように立体機動装置をアンカーを巧みに操り、極光を潜るかのようにスレスレの高さでテレシアに切迫する。

 

そして雷が落ちた。

 

『ウォォオオオオオオオッッ!!』

 

巨人が吠えた。テレシアが気づいた時にはもう時既に遅し、ライナーの巨腕がテレシアの純白の羽を掴んでいた。

 

「アアアアアァァァァァァッッッ!!!」

 

テレシアが痛みに絶叫を上げる。背中からは夥しい量の血が溢れ出し、ライナーの手には引き抜かれた片翼が握られていた。

そう、ライナーはテレシアの片翼を力任せに引きちぎったのだ。

 

「貴様ァッ!!異端者がッ!!今までのはこれを狙ったブラフかァッ!!」

 

テレシアが喉が張り裂けんばかりに叫ぶ。普通なら格下であるライナーに羽をもぎ取られるなど有り得ない。だが、テレシアは完全に油断していた。

奴の攻撃は私には通用しない。そう思い込まされていた。度重なる剣戟の際に、ライナーが無意味に剣を撃ち込んでいたことにより、無意識ながらそう思い込まされていた。

 

「アァッ!!忌々しい…ッ!!貴様らはいつもそうだッ!!奴だろうッ!あの男が貴様の後ろにいるんだろうッ!!唯一の勝ち筋へと導く力!!奴しか居るまいッ!!

神域を穢し、我々の邪魔をしッ!!異端者めェッ!!」

 

憤怒の表情を浮かべ激昂するテレシア。そんなテレシアにライナーは巨人化を解除しこう言い放った。

 

「エヒトかなーやっぱりww 自分は思わないんだけど周りにエヒトに似てるってよく言われるwww こないだ魔人族に絡まれた時も気が付いたら意識無くて周りに血だらけで倒れてたしなwww ちなみに彼女もアルヴに似てる(聞いてないw)」

 

沸騰するかのように顔に熱が昇る。

今、コイツは何と言った?我が主を侮辱したのか?異端者風情がエヒト様に似ているだと?無礼、不敬、余りにも烏滸がましい…!!

テレシアの中で何かが切れた。

顔色は一変し、行き過ぎた憤怒から赤から青へと変色する。

 

「滅却する」

 

テレシアの周囲には全てを焼き付くさんとする業火が現れる。その熱気はある程度離れた位置にいるライナーにも届き、冷や汗を流す。

業火は次々と数を増やしていき、融合、1つの塊となる。

 

「”火却玉”」

 

放たれたのは超巨大な火球。全てを燃やし尽くさんとライナーに迫る。背後には王宮、避けてしまえば近くにいるであろうクラスメイト達にも被害が及ぶだろう。

 

『ウォォオオオオオオオッ!!!』

 

再度巨人化し、ベヒモスのように赤熱化を発動する。対峙するライナーの額の代わりに腕が赤く煌めく。吠える。そして火球へと腕を伸ばし…

ライナーと火球がぶつかる直後、火球の核ごとライナーの胸を、心臓の位置を銀の極光が貫いた。

目を見開くライナー。火球は囮だった。

ライナーは力無く、しゅうしゅうと白い煙を上げながら、崩れ落ちた。

巨体は地面に倒れ伏して間もなく、跡形もなく消滅した。

 

「…魔力反応の消滅を確認。任務完了…これより帰還します」

 

片翼となった天使は憤怒の表情を無表情に変え、空へと帰っていった。

 

 

 

▽▽▽

 

「と、ライナー・ブラウンは魔人族の内通者…だった訳ですな」

「そんなことありえるわけない無いだろう!?」

 

天之河が漠然と言い放ったイシュタルに詰め掛ける。

 

「ライナーが内通者だって!?証拠はあるのか!?」

「証拠も何も、使徒様が動いたのです。それが証明であり証拠でありましょう」

「巫山戯るなッ!!」

 

天之河がイシュタルに掴みかかろうとするも、その手を何者かに遮られる。

 

「落ち着いて光輝」

 

それは八重樫雫だった。

 

「雫、手を離してくれ!ライナーが内通者だなんて、俺は信じられないッ!何かの間違いか、誰かの策略で陥れられたとしか考えられないッ!俺は認めないぞッ!」

「貴方が認めなくてもこれが事実なの。正直、ライナーのことは信頼していたから裏切られた気分よ…いや、実際裏切られていたのね…」

「…雫?」

「イシュタルさん、私は今回の件で自身の未熟さを確信しました。あんなに近くのいたのに裏切りを見抜けなかった…」

「何を言っているんだ…雫…」

 

信じられないとばかりに天之河は目を見開き八重樫を凝視する。

 

「ほう…それで雫殿はどうなされたいので?」

「私はこれから武者修行の旅に出たいと思っています。トータス全土を周り、経験を積みたいのです」

 

興味深そうに聞くイシュタルに淡々と答える八重樫。そんな幼なじみの態度に天之川の怒りが爆発する。

 

「雫…お前は何を言っているんだッ!!」

「何って…ライナーが裏切り者だったってことでしょ?」

「ライナーが裏切り者だって…?そんなはずがないだろうッ!雫だって知っているはずだ、彼がどんな人間か…!」

「…これを見てそう言えるの?」

 

八重樫は天之河に1冊の本のように分厚いノートを手渡した。直ぐに天之河はパラパラと捲り読み始める。

 

「これは…!?」

 

それは王宮の景観図だった。更には王国の正確な地図に、王国を囲む壁の亀裂、何処の警備が甘いか等の様々な情報が記載されていた。

 

「ライナーの部屋に置かれていたものよ…私も認めたくは無かったけれど…」

「これで決定的ですな…ライナー・ブラウンは裏切り者であり、エヒト様の使徒である御方に罰された」

「そんな…そんなはずないッ!!こんなもの、誰でも後からでも用意出来るじゃないかッ!」

「しつこいわよ光輝…そういう訳でイシュタルさん、私に修行の援助をお願いしたいのですがよろしいでしょうか?」

「ふむ…左様ですか…わかりました、貴女方が強くなるのは此方にとってもありがたい話です。全面的に雫殿の援助を約束しましょう」

「ありがとうございます」

 

天之河の言葉を無視し、身を翻しその場から八重樫は去っていく。その後を怒りながら天之河が追いかけていった。

 

 

 

 

▽▽▽

 

「何故雫はライナーを信じないんだ…!!ライナーが裏切り者なわけないだろう…!」

 

八重樫と別れ、自室に戻った天之河はそう叫びながら悔しげに拳を強く握り締め項垂れる。

 

ライナーが裏切り者。エヒトの使徒がそう言ったからそうなのだ。これがイシュタル側の主張だ。穴がありすぎる。これの何処が証拠なのだ。

ライナーは魔人族に会っていたというのなら、内通していたという手紙やらがあるはずだ。それに疑って直ぐに殺すなど、法治国家である日本に住む天之河には納得が出来ない。決めつけが過ぎる。

先程のノートだってそうだ。本当にライナーがあれを書いたのかだってわからない。あれは内通者として書いていたのではなく、この国を守るため、もし魔人族が侵略してきた時に直ぐに対応出来るように、何処から攻められるかを推測していただけという可能性も充分にある。

 

「クソッ!!」

 

天蓋付きベッドの柱を殴る。ミシリという音と共に亀裂が入るが今は気にする余裕もない。

もうライナーは死んでしまった…今更どうしようとライナーが死んだという事実は変わらない。

 

「光輝くん、今いいかな…?」

 

ノックと共に、天之河を呼び掛ける声。

 

「香織か…入っていいよ」

 

返事をすると、白崎が部屋に入ってくる。手には1枚の紙が握り締められており、それを入って来るなり天之河に突き出した。

 

「雫ちゃんから、光輝くんに渡して欲しいって」

「雫から…?」

 

白崎から紙を受け取った天之河はそこに書かれている字を読んでいく。

 

「ん…?これは…日本語…?」

 

紙には日本語で文字が書かれていた。つまりは言語理解を持たないトータスの人間には解読不能の言語。日本人であるクラスメイト達しか読めないようにされていた。

 

「……?」

 

結論から言うとわからない。天之河にはそれを理解出来なかった。日本語ではある。だが、その文を侵食するかのように大量の『た』が散りばめられていた。意味不明な文章に疑問を浮かべながら、紙を裏返すと、そこには可愛らしくデフォルメされた狸の絵が描かれていた。

 

「たぬき暗号か!?」

 

たぬき暗号、それは文字列から指定の文字を抜くことでメッセージが現れる暗号である。

たぬきのイラストが添えられることが多く、たぬき(た抜き)暗号と呼ばれる。(wiki調べ)

 

「つまりこの文から「た」を抜くと………なッ!!?」

 

その内容に天之河は驚愕する。

 

「雫ちゃんはさっき出ていったよ…光輝くんはどうするの?」

「勿論…」

 

天之河は立ち上がる。怒りの表情を表しながらも口角は上がっている。

 

「やってやろうじゃないか…!」

 

天之河の持つ手紙にはこう書かれていた。

 

『ライナー・ブラウンは生きている』

 




要らない転生者情報

・デュフォー
そろそろ劇場版が始まる。時間はもうほとんどない。




・ボーボボ
まどマギの世界に転生。既にまどマギはギャグ漫画に浸食されている。ひぐらしのなく頃にと迷ったが、結局まどマギとなった。まどかの家に居候している。

・鹿目まどか
唯一の常識人。ビュティ枠のツッコミ担当。

・暁美ほむら
首領パッチ枠。ボーボボのせいで完全にハジケてしまった。よくボーボボと共にキュゥべえをリンチにし、ぼろ雑巾のようになったキュゥべえを銃で始末している。

・巴マミ
つけもの枠。基本ハブられている。持ちネタはマミること。最初はまどかも驚いていたが、数回で慣れて今ではスルー。ギャグ漫画の世界なのでマミっても次のコマで治る。

・美樹さやか
ヘッポコ丸枠。ボーボボに弟子入り。割と常識人。偶にハジケる。

・佐倉杏子
消去法でソフトン枠。

・キュゥべえ
ところ天の介枠。いつも腹をぶち抜かれたり眉間に銃弾を撃ち込まれたりと散々な目に合っている。わけがわからないよ。
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