ガバガバ設定で、グダグダになってます。例によって、駄文です。
今回は、5000字ほどです。
編集しました。
side:ベル
翌日。まだ眠っている神様に、行ってきます。と言い、ダンジョンに向かう。今日はどうしようかな、と。だがその前に、
「サポーターか...」
以前、エイナさんにパーティは組んだ方がいいよ、といわれた。正直に言うと、自由に動けないのであまり組みたいとはおもっていない。
でも、言われている以上組んだほうがいい。それに、仲間の良さを知っているから。なので、まずはサポーターと組みたいと思っている。まぁ、すぐに見つかるとは思っていないけど。
「お兄さん。お兄さん。白髪のお兄さん。 」
ん?白髪?僕のことかな?と思い声のした方をむくと、大きなバックが見える。ん、バック?
視線を下に向けると、いた。
「えっと...、僕?」
「はい、そうです!初めまして、お兄さん。突然ですが、サポーターを探していませんか?」
「え...。あー、うん。探しているけど、それがどうかしたの?」
「それはですね。冒険者さんのおこぼれに預かりたい貧乏なサポーターが、自分を売り込みにきてるんです。どうですか?」
もう見つけたわ。それにしてもこの子...、昨日の子だよね。
「そ、そうなんだね...。えっと、その前に聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「何ですか?」
「君って、昨日追いかけられていた
「
「...ごめん。ちょっとフードとってもらっていいかな?」
「構いませんけど」
フードをとる、リリと言う子。昨日はなかった耳があった。
「...本当だ。
耳を触ったり撫でたりする。あ、ちゃんと触れる。幻覚なのに触れるんだ。いや、幻覚じゃなくて変身魔法かな?
にしても、さわり心地がとてもいい。モフモフしていて、サラサラしてる。癖になりそうた。
あ、別に獣人族の幼女趣味とかじゃないですから!
「あぁう....んぁあっ...!.....お兄さぁん.....」
「あ!ご、ごめん!...えっと、人違いだったみたい」
くだらないことを考えていたら、迷惑をかけてしまっていた。.....なかなか色っぽかったな...。
「ふふ......」
聞こえない程度に笑う、リリという子。騙せたことに笑っているのだろう。
はぁ...何故こうも、姿形を偽り近づいてくる人がいるのか。この先、不安でしかない。
それで、だいたいこんなふうに近づいてくる者は、盗みをする場合だ。今まで、何度もされたことがある。制裁したけど。
この子の企みが終わるまでは、ダンジョン探索は''あのナイフ''を使うか。
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「えっと、それでリリルカさんは、どうして僕に?」
「はい、見た所おひとりでしたし、バックパックを持っていらっしゃらなかったので。おそろくは...と」
「なるほどね」
「それで、どうですか、サポーターはいりませんか?」
「うーん、そうだね...。出来るなら欲しい、とちょうど思ってたところだったし...」
「本当ですか!?なら、リリを連れていってくれませんか!...リリ、貧乏で、手持ちのお金も心もとなくて....」
随分と貧乏を強調してくるなぁ。サポーターって、こんなふうに慈悲をかけて貰えるように、売り込むものなのか?いや、そういう風にしないと雇ってもらえないのか、リリだけなのか。そう、考えていると爆弾発言をしてきた。
「それに....、男性の方にあんなにも私の大切なところを弄ばれて...、責任を取ってもらわないといけませんね?」
「ぶっ!い、言い方!?言い方が悪いよ!?ただ、耳を触っただけだよね!?」
「女の子の身体を弄んだことには変わらないです」
「うっ.....」
やられた。あー、くだらないことなんて考えなかったらよかった。はぁ...仕方がないか。僕が悪いことには変わりはないんだから。
「わ、わかりました...。それじゃあひとまず今日一日、よろしくお願いします」
「ありがとうございます!」
そういった顔は可愛かった。
おっと、忘れるところだった。
「僕の名前はベル。改めてよろしくお願いしますね、リリルカさん」
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ダンジョンに入り、モンスターを倒していく。魔石やドロップ品など、今まで自分自身で拾っていて面倒だと思っていたが、なかなか助かるな。と思った。
「ベル様って、凄いんですね!新人冒険者とは思えない強さです!」
「ありがとう。でもそれは、リリがいてくれたから戦闘に専念出来たおかげだよ。だから、ありがとう」
名前で呼んでるのは、サポーターに敬語なんて使わないでください。と、言われたからだ。
ここまでダンジョン探索してきたが、リリの働きはとても良かった。僕の邪魔にならないように、素早く魔石やドロップ品などを回収してくれて、いつもより何倍も早く先に進められている。とても優秀だ。
「いえいえ、これだけのモンスターを全て一人で倒してしまったベル様の方が、ずーっと凄いです!...まぁ、ベル様の強さは武器のおかげの所もあると思いますが...」
「あー、それはそうかもね...。とてもいいナイフだから、ついつい頼り過ぎちゃうんだよね...」
とてもいいナイフ。という言葉に目を光らせるリリ。新人冒険者だと思ってるからだろうけど、油断禁物だよ。丸分かりだ。
だが、このナイフが標的になるのは一向に構わない。いや、むしろもっと狙ってくれ。と内心勧める。なぜなら、リリがこのナイフを盗んだ瞬間、いや、獲物にした瞬間、リリの負けが決まるのだから。
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「そういえば、リリってどこのファミリアに入ってるの?」
「《ソーマ・ファミリア》です」
へぇ〜、《ソーマ・ファミリア》なんだ。あそこの酒は本当に上手いんだよね。噂で、市場に出回っているのは失敗作だと聞いたことがあるけど、あれが失敗作なら成功作はどれほどのものなのだろうか。と気になっていた。
「今更なんだけど...他派閥の手伝いなんてしていいの?」
「全然大丈夫です!ソーマ様は、他の神様達のことは未来永劫無関心なので」
「そうなんだ」
「はい。...それよりベル様、あの壁に埋まっている魔石を取っちゃいませんか?今日は、それで上がっちゃいましょう」
「そうだね。そろそろ終わろうか。じゃあ、取ってくるよ」
「あ、ちょっと待ってください!そのモンスターは、このナイフでやったほうがいいですよ」
「そ、そう...?なら、貸してもらおうかな。...これは、魔石をとる用のナイフなのかな?」
「はい、そうですよ。それと、いつものナイフでやると消耗する場合があるので...」
「ありがとうね」
「いえいえ!あ、そのナイフは邪魔になるかもしれないのでもっておきますよ?」
「そう?なら、お願いするよ。....じゃあ、取ってくるね」
「はい。お気をつけて」
ニヤリと笑う''二人''。盗めた、というリリ。引っかかってくれてありがとう、という僕。なかなかこの茶番劇は楽しい。
今回、盗まれることになるナイフには、とある仕掛けがある。見た目は、名工が作ったかのような凄いナイフ。だが、それは見た目だけであって、中身は結構丈夫だけという、 ただのなまくらなのだ。これは、とある鍛冶師が遊び心で作ったものを気に入り買ったものである。なまくらに過ぎないので、モンスターを斬るのは大変なのだが、そこは僕の力でカバーした。どさくさに紛れて盗むだろうから、気づいてないふりでもして、あとから追いかけよう。
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ダンジョンから出てすぐにリリと別れた。換金して、ヴァリスは分けないのかと聞いたが、急ぎの用事があるらしい。...はぁ。このような手口で冒険者達は騙されてきたのかな?と、危機管理が心配になった。
リリと別れた僕はらエイナさんに《ソーマ・ファミリア》についてきいた。だが、何かに必死、だということしか分からなかった。
さて、行きますか。
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side:リリ
「1000ヴァリスじゃな」
「えっ!?そ、そんなことあるわけないじゃないですか!?ちゃんと査定してください!」
「そんなことを言われてものぉ〜、ただのなまくらじゃしなぁ...。どうする?売るか?」
「....いえ、やめときます」
(冗談じゃない!あれほどのモンスターを倒しても刃こぼれ一つしない業物が、たったの1000ヴァリスだなんて!)
と、内心叫ばずにはいられないほどに納得出来なかった。
(そうだ。鞘さえあれば、確固たる証拠として高値で買い取ってくれるはず....)
と、次はどうやって盗むか考えるのだった。
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次はどうしましょうか。そう考えていたら、人が近づいていることに気づかなかった。咄嗟にナイフをしまう。
「待ちなさい。そこの
やってしまいました。盗んだ物なので、咄嗟に隠してしまいました。まずいですね。何とか言い逃れないと。
「あ、生憎ですが、これは私の物です。何故、見せる必要があるのでしょうか?」
「貴方の物なら、何故隠したのですか」
「そ、それは...、い、以前盗まれそうになったことがありまして...。それで、隠したというわけです」
「抜かせ....。そのような戯言で...騙せるとでも思ったか...」
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side:ベル
ここの路地にいるな。それも、シルさんとリューさんのおまけ付きで。
リリだけなら、外套を被って取り返そうと思っていたけど、二人がいるなら演技でいこう。
ん?リリが走ってきてるな。いや、追いかけられてる?....リューさんが何かしたのだろうか。まぁ、いいか。せっかくだし、これを使おう。
「「わっ!」」
走ってきたリリとぶつかり、尻もちをつく。
「いってててて....ん?り、リリ!?」
「ふ、ふぁ....ベル様?」
「ん?シアンスロープ?」
走り出てきたリューさんが、リリを見てそう発言する。
「ハァ....ハァ.....、リュー速いよ〜。....あ、ベルさん?」
シルさんも来たようだ。かなり疲れているが。
「リューさん、シルさん....。あ、そうだ!あの二人とも、刀身が黒で柄が紅のナイフを見かけませんでしたか!?」
「これですか?」
「っ!はい!これです!ありがとうっ!本当にありがとうございますっ!」
あ、やば!エルフに触ってしまった!殴られる!と思い、身構える。
「ち、近いです....」
ん?
「あ、すみません。嬉しくてつい....」
「むぅ....」
おかしい。エルフの人に触ってしまったのに、何もなかった。前に触ってしまったときは、殴られたことがあったから身構えたんだけど。なんでだ?と、疑問に思う。こういうところも、リュールゥに似ている。
それと、シルさん。頬を膨らませないでください。絶対に反応しませんから。
ふぅ...、もうちょっと続けようかな。
「それで、これどこに落ちてましたか?」
「落ちていた?」
「はい。その、落としちゃったみたいで」
「落ちていた、というより....、ある
「
「はい。でも、逃げられたみたいです...」
「は、はあ。そうですか...」
安心してください、リューさん。ここにいますよ。逃げられてないです。なので、申し訳なさそうな顔しないでください。心が痛みます。それと、可愛いです。
「とにかく、無事でよかったです。私たちは店の事があるので、これで」
「あ、はい。改めて、ありがとうございした」
リューさんと会話している時に、シルさんはリリに近づいて囁く。あんまりおいたしちゃダメよ....?と。なかなか威圧がある。流石女神といったところだ。僕、身震いしちゃったよ。
そして、リューさん達は店に向かっていった。僕はリリに言っておきたいことがあるので言う。
「実はリリに言いたことがあってね。リリのことも探してたところだったんだ。ちょうどよかったよ」
前置きをして。
「えっと、明日も僕とダンジョンに潜ってくれないかな?」
「え?」
「どうかな?」
「.....いいですよ...。では、明日もよろしくお願いします!」
「うん。よろしく。」
言いたいこととは、明日も一緒に潜ってくれるか、ということ。正直、リリとの探索はとてもよかった。それに、根はとてもいい子なのだ。なので、これから組むであろうパーティにリリを入れておきたかった。何の蟠りがあるか分からないけど、リリが救われるのなら全力で排除しよう。
それと、明日は適当なナイフでやろう。あのナイフは、一本しかないので壊れたらまずいからだ。それに、もう盗ますわけにはいかない。めんどくさいから。
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《ヘファイストス・ファミリア》で、安くてちょっといいナイフを買い、ホームへと帰った。神様に今日のことを報告する。神様は、またベル君に女が....と、嘆いていたのだが無視した。こうなっては、長くなってしまうからだ。
そうしてまた、日が過ぎていく。
追記
エルフを触って殴られなかったことに、何か感動しました。リューさんとリュールゥの似てないところ...むn(あ、関節が......まる。
ありがとうございました。
ナイフのやつ、ストーリーに出てきたので設定に追加しときます。
次回は、決めてません。
では、さようなら。