駄文です。
5000字ほどです。
編集しました。
side:ベル
ナイフ騒動があった翌日。今日もダンジョンに来ている。昨日、改めて正式に誘ったリリも一緒だ。外套を被り、大きなバックパックを持つリリは、笑顔で元気な声でお礼を言う。
「ベル様。改めて、正式に雇っていただきありがとうございます。これからもよろしくお願いします!」
「うん。こちらこそよろしくね」
一人のときよりも早く探索が進む。そんな僕は今、昨日の帰りの途中に買った、Lv.1の鍛冶師が作ったナイフを使っている。刀は、''本当の意味でパーティになったとき''から使うことにしているし、対盗人用騙しナイフは、消耗していましうといけないので、別のナイフを用意したのだ。昨日とは違うナイフを使っている僕に、リリは疑問に思い聞いてくる。
「ところでベル様?昨日使っていたナイフはどうしたんですか?」
「あー、それはね。いい武器に頼り過ぎちゃっていると、実力がつかないかなって思って、グリーンサポーターに収納してるんだ」
「そうですか...」
そう言って分からない程度に落胆するリリ。今日も何か企んでいたのだろう。流石に、二度も同じことをするつもりはない。
「それより、本当に契約金とかいいの?」
「ええ。ベル様はお一人ですから、配分がややこしい事にならないので」
本来、他のファミリアのサポーターを雇う場合、契約金がいるのだが、リリがこう言っている以上気にしないでおこう。
「それに...、ベル様もその方が都合がいいでしょう?」
「?」
リリの言葉がどう言った意味を持つかは、いろいろありすぎてまだ分からない。そんなリリが、今までどんな扱いを受けてきたのか、想像できるものでは無い。だから、僕は君に優しくするつもりだ。僕のパーティで良かったと思ってくれるように。
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「今日はこれくらいにして、帰ろうか」
「はい!」
帰る道中、ベル様呼びはどうにかならないのか聞いてみたけど、僕のためとか、サポーターであるリリ達のためとか、言われどうにも出来なかった。様呼びされるのって、結構気恥しいんだよね。
ダンジョンから出た僕達は、魔石やドロップ品を換金する。その額は、
「260000ヴァリス!?」
「そうみたいだね」
「いやいや!なんでそんな冷静なんですか!?」
「え?あー、いや、なんか実感わかなくて。あはは〜」
このくらいの額で興奮する事なんてないから、反応がおかしくなってしまった。でも、凄いなとは思った。一人のときは、腰巾着だから全然なのに、サポーターがいるだけでこうも稼ぐことができるとは思わなかった。
「呑気過ぎますよ!ベル様!でも、さすがです!おひとりでLv.1の五人組パーティを上回る稼ぐなんて凄いです!凄すぎます!」
「そ、そうなの?それは、嬉しいな」
「はい!...ではベル様、そろそろ分け前を...」
「あ、そうだったね。はい」
「え...?160000ヴァリス?」
「うん。そうだよ」
「べ、ベル様!何故リリが、ベル様よりも60000ヴァリスも上なんですか!?こんなにも稼いだのに、独り占めしようとか思わないんですか!?」
独り占め?何故逆に独り占めしようとか思うのだろうか?これ程稼げたのは、リリがいてくれたからであって、僕だけの功績ではない。
そして、この口ぶりからすると、今までそういうことがあったのだろう。だから、こうやって言ってきたんだと思われる。
「独占しようとか思うわけないよ。それと、60000ヴァリス上なのは、昨日の探索で60000ヴァリス稼げたんだけどね、リリは先に帰っちゃったじゃない?今回の稼ぎを100000と160000ヴァリスに分けたのは、昨日の稼ぎを全部貰ったからだよ」
「...そんなの...、おかしいです!」
混乱するリリ。おかしいと声を上げる。
「おかしいことなんて何もないよ?これは''普通''のことだよ」
そう、普通なのだ。リリの今までが''異常''だったに過ぎない。まぁ、今はこんなこと考えても何も出来ないので置いておく。
「今日もありがとう。明日からもよろしくね」
「...はい」
変な人、とでも思われただろう。でも、それでもいい。この人は悪い人だと思われない限り。
親睦を深めるためにも今日は、『豊穣の女主人』で夜食を食べることにした。リリはパルゥムということもあり、幼い子を相手にするかのように接してしまう。現に今、手を繋ぎながら歩いている。
その道中、神様の神威を感じた。僕達に気がつくのもそろそろだろう。そして、『ベルくぅぅぅ〜っん!!』という神様の声が響いたのだが、無視をした。ごめんなさい、神様。
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ご飯を食べ終わったあと、ホームに帰った。神様はおらず、どこに行ったのか気になるのが、そのうち帰ってくるだろう。と思い過ごしていた。
「だだいまぁーー」
帰ってきたようだ。だか、酔いのおまけ付きで。なんで酔ってるの?と思ったが何となく分かるので、聞くのをやめておいた。
「おかえりなさい。神様。はい、水です」
「ありがとう、ベル君...、それじゃあ、おやすみ」
「はい、おやすみなさい」
一口飲んで、ベットによこになった神様。すぐに寝息が聞こる。僕は、お疲れ様です。と囁きながら布団をかけた。
「これは、二日酔いだよね....」
ふぅ。と息をはき、僕もベットに横になった。
翌日。神様は、二日酔いの頭痛で呻き声をだしたり浮気者と言われたり
、いろいろ大変だった。でも、こんなときはデートにでも行きませんか。と言うと復活するのだ。正直、ちょろい。最近、神様の扱いを悪くしているとかじゃないからね。からかってるだけだから。と誰に言い訳しているか分からないけど、今はデートを楽しむとしよう。
デートの最中、何故か女神様達に揉みくちゃにされました。何があったの、神様?と聞きたかったが、神様は跳ね除けられていたので聞けなかった。そして僕は、その
それにしても...、女神様達いい匂いだしやわr........
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この数日、いつも通りダンジョン探索をした。そして、リリにソーマの酒のことを教えてもらった。ソーマ様の成功作を飲むために悪行を辞さない人がいるということ。それほど美味しのなら、一回飲んでみたいと思った。
そして、集会があるようで休みが欲しいとも言われた。
もうそろそろだろう。どういうシナリオになっているかは分からない。だけど、リリが助けを求めるのなら何があってもは必ず助ける。だから、助けを求めてね、リリ。と願うのだった。
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最近はリリのことを考え過ぎて、厄介なことをしてしまった。正直、この人とは喋る機会を減らしたいと思っている。
「すみませんでした」
「いえいえ、別に大丈夫ですよ」
今の状況を説明すると
朝、たまにシルさんから弁当を貰う。
いつも返すのだが、リリのことを考え過ぎて返すのを忘れる。
謝る。←今ここ
シルさんは気にしなくても大丈夫だといってくれたので、甘えておこう。そこでふと目に入ったものを聞いてしまった。
「あれ?前にこんなものありましたっけ?」
「ああ、それは、お客様のどなたかが忘れてかえってしまったようです」
「へぇ〜、そうなんですか」
あー、やってしまった。あの本よく見たら『魔導書』じゃないか。と言動に後悔する。明らかに、僕の目に止まるように置いてあった。
「はい。それで、どうしようかと思ってたんですけど。ちょうどよかったです。ベルさん、受け取って貰えます?」
「え、いや....」
「取りに来る様子もないようですし、処分に困ってるんです。それに、処分するくらいなら誰かにあげた方が、本もいいと思うんです」
よくもまぁ、つらつらと話せるものだ。自分が仕掛けたのだろうに。流石、女神。恐ろしい。
それにしてもどうしよう?
「読み終わったら返してくれればいいので」
逃げれないですね、諦めましょう。
「わ、分かりました。ありがとうございます」
「はい!」
シルさんの笑顔に苦笑いになる。今日は、ダンジョンに行く気にもなれないのでホームへと帰る。神様は、今日もバイトでいない。
「魔導書か...」
魔導書というのは、一度見たことがある。その時は、
今回限りは、あの女神に感謝した。
「『ゴブリンにも分かる魔導書』って、もう少しいい題名なかったのかな...」
そう思いながら、魔導書を開き読む。少し読んでいくと、途端に意識が途切れた。
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『それじゃあ始めようか』
なんか始まったよ?
『僕にとって魔法って何?』
なるほど、そういうことね。それにしても、魔法は何か...か。それは、
「世の理を覆すもの、かな。それと、奇跡の一手」
『僕にとって魔法はどんなもの?』
「獄炎.....地獄を彷彿させるような
『魔法に何を求める?』
「雷霆のような、圧倒される輝煌」
『それだけ?』
「うーん、そうだね....。強いて言うなら、
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「....君!...ベル君!!」
「ん....」
「あ、起きた!大丈夫、ベル君!?」
「か、神様?...おかえりなさい」
「うん、ただいま。って!それどころじゃなくて!大丈夫なの!?」
「え、ええ。大丈夫だと思いますよ?」
どうやら眠っていたらしい。この『魔導書』の能力だろう。
「なんで疑問系なんだい....。はぁ、ベル君が大丈夫だと言うんなら大丈夫なんだろうけど。心配させないでくれよ、ベル君」
「はい、すみませんでした」
「それで、なんでここで寝てたんだい?」
「それは、この本のせいだと思います」
「本?何の本を読んでたの?」
「魔導書です」
「....ま、魔導書!?そ、そんなのどこで手に入れたんだい!?」
「以前話した女神様からの貰い物です」
「な、なるほど。前に、どこかの女神に狙われてるって言ってた、その神からか...。あはは〜、僕混乱してるよ」
「それは仕方ないと思います」
「よし!じゃあ、どんな魔法が発現したか見てみようか!」
上半身裸になり、ベットに寝転ぶ。神様が血を垂らし、ステータスを浮かばせる。
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ベル
Lv.1
力 : D 523
耐久 : G 273
器用 : E 487
敏捷 : D 585
魔力 : I 0
《魔法》
【ヘル・フレイム】
【フレイムボルト】
・速攻魔法
《スキル》
【道化仲間】
・仲間を想うほどステータス大補正。
・仲間と冒険するば耐久大補正。
・仲間と冒険するば獲得経験値大。
【憧憬一途】
・早熟する。
・懸想が続く限り効果持続。
・懸想の丈により効果向上。
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「【ヘル・フレイム】と【フレイムボルト】か...
なかなかかっこよさそうな名前をしている。(絶望的ネーミングセンス By作者)どれほどの威力か今すぐにでも試したい。だけど、なんで2つあるんだ?
「ベル君、今すぐにでも試したい。なんて思ってると思うけど、明日になってからね」
「......」
流石神様です。僕のことをよく知ってらっしゃる。でも心外ですよ。僕がそんな子供みたいに我慢出来ないわけないじゃないですか。ちゃんと明日になってから行きますって。
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はい。今、ダンジョンに来てます。夜中に抜け出してきました。え?明日まで待てれてない?ちっちっち、ちゃんと明日にはなってるので、問題ないです。さぁ、行きましょう!と、一人で言い訳をする。これほど、虚しいことなんてあまりないだろう。
早速モンスターが出たので魔法を試す。
「フレイムボルト!」
シュゥゥボォオンっ!!
赤黒い炎と雷霆の輝煌が、モンスター瞬殺する。あまりの強さに驚いていた。
「す、凄い.....」
そこからは、興奮して何も考えずに撃ち続けた。だが、その時間は直ぐに終わった。魔力切れである。約七発ほどだろうか。と、呑気に考えているが、今かなりやばい状況である。魔法を使い過ぎると起こるといわれている、『マインドダウン』中なのだ。朦朧とする意識のなか、モンスターに襲われませんように。と神頼みをするのだった。
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「うーん....」
少しずつ覚醒するなか、頭が、何やら柔らかいものにのっている感じがしている。意識が途切れる前に、ふにぃふにぃしてるものをひいた記憶がない。じゃあ、これはなんだろう。と思いながら目を開けると....
「.....起きた?」
「.....」
へ?
「...どうしたの?」
この声、この姿は!?
「.....う」
「う...?」
「う...、うぅわあぁぁぁああぁぁぁぁぁあぁぁあっ!!」
やばいやばいやばいやばい!!ヴァレンシュタインさんに膝枕してもらった!!と内心歓喜に叫ぶ。いろいろ疑問が浮かぶが、嬉しさで思考ができない。
そう、そこにいたのは、ヴァレンシュタインさんだった。それも、膝枕をしてもらっていたという状況付きである。こんな状況に、混乱して逃げてしまうのは仕方がない事だと思う。思うよね?
「!.えっ、ちょっと待っ....」
ヴァレンシュタインさんの制止の声は、当然聞こえるはずもなく、連続前転しながらダンジョンを出たのであった。
なんかとてもいいシチュエーションでした!ありがとうございました!!と内心嬉しさが爆発した帰り道だった。
当然、神様には怒られました。はい。
こうしてまた、日が過ぎていく。
追記
ヴァレンシュタインさんありがとうございました。最高の目覚めでした。それと逃げてすみませんでした。変態とかではないですけど、とても柔らかかったです。まる。
ありがとうございました。
は
いつも投稿し終わったあとに、誤字やおかしい所を直してるんですけど、何変なこと書いてるんだろうと思いながら編集してます。
次回は リリのことです。