約7000字です。
最後に変更等の報告があります。
side:ベル
全てが落ち着き、僕からアイズに告白した。アイズからの返事は、よろしくお願いします、だった。
いつも以上にイチャつく僕達にみんなは、やっとかよ。と何故かあきられていた。そんななか、最大の弊害があった。それは神様とロキ様の説得。神様はすぐに承諾を得れたけど、ロキ様はなかなか貰えなかった。のだが、フィン達の説得により渋々ながらも承諾してくれた。
二年ほどお付き合いしてから、プロポーズをし、そして結婚した。たくさんの人から祝福された。
結婚生活は、子宝に恵まれ三人で生活している。あと、一人、二人は欲しいねという話になっている。
本当に幸せな日々だ。隣で笑う
.......
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「.....知らない天井だ...」
ぼやける視界のなか、いつもと違う天井が目に映った。
あれ、僕は何をしてたんだっけ?と薄い意識のなか、少しの思考力で思い出す。確か、ダンジョンにもぐって、
そこまで考えて、意識が覚醒した。
「リリ、ヴェルフ!?」
全てを思い出した。降りてきたあと、リリとヴェルフを治療をしてもらい、僕も疲れていたので寝ていたことに。そこで気づいた。あの幸せな生活は夢だったのかと。
あー、あれ夢だったの?ずっごく良かったよ、あの夢。もう、あのまま夢の世界にずっと居てもいいぐらい幸だったのに。あ〜ぁ、残念だったなぁ。...いや、待てよ。現実の世界でもああいう風になれば、二度も味わえたということになるのでは?。...ふっ、最高じゃないか。僕って、やっぱり天才なんだなぁ!と、起きて早々馬鹿な事を考えるベル。
「起きた?」
「わぁああっ!!」
びっくりした!妄想してたから、気配にきづかなかった!
声のした方を向くと居たのは、アイズだった。
「あ、アイズか〜...びっくりした」
「?...ごめん?」
ちょっと申し訳なさそうに見える顔。可愛い。しかしアイズをみてると、さっきまで考えていたことに罪悪感がでる。それにより、少し気まずい。
「18階層まで、戻ってたんだね」
「うん。本当は地上に帰ってるんだけど、ちょっと問題が起きて」
ヴェルフとリリを治療してもらって、安堵したのかすぐに眠くなり寝てしまったので、いろいろ聞けずじまいでいた。
「何かあったの?」
「ファミリアの半分程が毒をもらった。それで、ベートさんが解毒剤を取りに行ってる」
「それはなかなか大変だね。何か手伝えることある?」
「それは...、フィンに聞いてみないと分からない。ちょうどいい。フィンに、連絡するように言われてるから、付いてきて」
「わかった」
立つために、身を乗り出したところで地面についていた手の肘が、がくりっ、と折れた。突然力が抜けたことに驚き、前のめりに頭から倒れていく。アイズが両手を伸ばし受け止めようとしてくれる。だが
ぽふっ
ギリ間に合わなかった。僕の肩に両手を置くアイズと、アイズの胸もとに顔を突っ込んでいる僕。
アイズの匂いが鼻に広がる。今まで何度かラッキースケベはあったけど、これが一番嬉しい。ラッキースケベの神様、ありがとうございます!と、内心歓喜に狂う。
だが、この状況で一つだけ不満があった。それは...、胸当てがあったこと。クソォオオオオッ!なんで胸当てがあるんだよぉおおおお!!アイズの胸がかんj(殴。
ここまでを一瞬で思考する。光もびっくりの速さだ。
て、そうじゃないだろっ!!
「ご、ごめんっ!!」
謝りながら、ものすごい速さで飛び下がる。
先の出来事にドキドキしていると、やっと気づいた。
「...ヴェルフ...リリ」
リリとヴェルフが居たことに。どうやら同じところに運ばれていたらしい。
いや、気づくの遅すぎでしょ。と呆れる。
「この人の怪我、酷かったね...」
ヴェルフとリリを見ていた僕に、話しかけてきたアイズ。
「そうだね...。僕がいたのに、不甲斐ないよ...本当に」
「ベルでも、対処出来ないほどのことって、そんなに大変だったの?」
「僕が動けばさらに被害が増える時だったから、出来なかったんだ」
「そう....無事でよかった」
「うん....アイズも、遠征無事でよかった」
二人の間に流れる空気は、とても穏やかであった。何の行動も起こさず、しばらく見つめ合う二人。
そして、思い出したかのように口を開いたアイズ。
「あ...、フィンのとこ行かなきゃ」
「あー、そういえばさっき言ってたね。じゃあ、改めて直して行こっか」
「うん」
テントを出る。辺りには、いくつもの天幕が設置されていた。寝る前、あまりよく見ていなかったのでこれ程まであるとは思ってもみなかった。
ドワーフに獣人、エルフ、様々な種族がいる。性別の割合は、女性の割合の方が多いとみられる。ロキ様は、大の女の子好きと聞いたことがあったので、その趣味?性癖?によるものだろうと考えた。
やがて《ロキ・ファミリア》の団員達が僕に気付いた。その視線は友好的なものではあまりなかった。むしろ、明確な殺意が含まれているものまである。多分、他派閥の者がアイズと歩いているからだろう。大したことではないし、牽制のために気にせずついて行った。
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side:???
この人と話してると、心が暖かくなる。
遠征のときも、会いたい。話したい。と思ったことが何度かあった。だから、18階層で会ったとき、嬉しかった。
天幕で寝ている姿をみて、少しドキドキした。なんか幸せな顔をしていた。それが可愛かった。
あの人が胸元に倒れてきたとき、心臓の鼓動がうるさかった。胸当てをしていて、よかったと思った。また、顔があつくなっていたのがわかった。恥ずかしかったのだ。その人は、別のところを見ていたから、見られずに助かった。
何故、こんなことを思うのか。
これが何なのか、私には、分からない。
(作者から一つ。アイズは、亡くなった父とアイズ自身が欲している英雄を重ねているため恋愛感情とかでは、まだないです)
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side:ベル
「....少し、寄り道する?」
こちらを見て、そう言ってきたアイズ。
「いいの?」
「うん」
目的地から一旦進路を変え、森の中へと進んでいく。
背の高い木々が並び、間隔が空いているせいか開放感が凄かった。
やがて目を奪われる光景にあう。水晶だ。透明な蒼い輝きを放つ、美しいクリスタル。小さいものから大きいものまで、大小様々な青水晶が点在していた。
それは、神秘的で幻想的だった。
やがて、森を抜ける。
「....すごい」
自然とそんな言葉がでた。それほどまでに、壮大な大自然が広がっていた。雄大な大草原。所々にはモンスターらしき影が見える。また、水面の鮮やかな紺碧色に染まる湖もいくつか。
ダンジョンであることを忘れてしまうほどの光景であった。森も存在しており、巨大樹が一際目立っていた。その大樹に導かれるように視線を上げる。
「あれは.....」
「全部、クリスタルだよ」
天井には、光り輝く水晶で埋めつくされていた。咲き開いた菊の花のように、凄まじい量の水晶が。色は二種類で、中心が太陽を彷彿させる白、その周りは空を思わせる蒼色だ。
「時間が経つと、光は消えていって...、ここには、『夜』もやってくる」
不思議なものだった。ダンジョンなのに、まるでひとつの世界かのようだ。と僕はそう思った。
水晶と、大自然に満たされた地下世界。
別名、『
この日、僕はまたひとつ、ダンジョンというものを知った。
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周囲の天幕よりもう一回り大きな幕屋のなかで、僕は《ロキ・ファミリア》のとある人達と面会を行っていた。
「アイズから報告を受けていたけれど...、まさか君が、僕達のキャンプ地にやってくるなんてね」
団長である、パルゥムのフィン・ディムナさんがそう言ってくる。フィンさんの横には、ドワーフのガレス・ランドロックさんと、ハイエルフのリヴェリア・リヨス・アールヴさんがいる。
「ほう、この者がお主らが話しておった例の冒険者か?」
「ああ、彼がベルだ」
三人とも貫禄が凄まじい。流石、オラリオでもトップクラスの冒険者だ。と関心する。
「お礼を言うのが遅くなりすみません。この度は、助けていただいて本当にありがとうございました」
「そう畏まらないで楽にしてくれ。同じ冒険者なんだ。こんな時くらい助け合おう。それに、これまで君にたくさん非礼を重ねてきたからね。そんな君を、無下に扱うわけがないよ」
おどけた口調で言うフィンさん。
「君たちの事情は概ね理解しているけど、一応説明してもらえるかい?」
「はい、分かりました」
怪物進呈に遭遇したこと。仲間が負傷したこと。地上に戻るのは困難なため、縦穴を利用して降りてきたことなどを掻い摘んで報告する。その後、ガレスさんに何故か面白いと言われた。ちょっとどういうとこか分からないです。
説明後は《ロキ・ファミリア》の現状を教えてもらった。事前にアイズに教えて貰っていたことなので、軽く聞き流す。
そして、感謝の言葉を述べ幕屋を退出した。
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フィンさん達との面会を終え、僕は相変わらずアイズさんの後ろを歩いている。
「わぁー、本当にアルゴノゥト君だー!」
突然明るい声が届いた。声のした方を向くと、褐色の肌をした女の子が二人、こちらに近づいてきていた。
「ティオナ、ティオネ...」
アイズがその者らの名前を呟く。
ヒリュテ姉妹。《ロキ・ファミリア》の幹部であり、Lv.5で双子のアマゾネスだ。名前は知てっていたけど、こうやってちゃんと見るのは初めてだ。
「担ぎ込まれたって聞いてたけど、目が覚めたんだね!よかったねー、アルゴノゥト君!」
担ぎこれたのは仲間だけど、そういうことにしておこう。しかし、気になることがある。それは、
「アルゴノゥトって、どういう意味ですか?」
ティオナさんがアルゴノゥトと呼ぶことに関してだ。
「それはね!あたし達、君がミノタウロスと戦ってたのを見てたんだ!それで、昔好きだったお伽噺思い出しちゃってさー、それで、アルゴノゥト君って呼んでるんだ!」
「な、なるほど...」
正直、アイツの名で呼ぶのはやめて欲しい。何が悲しくて、アイツの名で呼ばれなきゃいけないんだ。と内心不満に思う。(補足:ベルはアルゴノゥトの事を大親友だと思ってます。嫌っていません)
思ったりより二人の距離は近く、アイズさんも近くにいるためか((チョウシニノルナヨ))という幻聴が聞こえた気がした。いや、幻聴ではないのだろう。黒竜を射殺せるのでは?、というぐらいに男性団員達から視線が注いでいるからだ。
あまりにも恐ろしいため、
「僕、二人の様子を見てきます!」
逃げた。
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暗くなり始めたダンジョン。本当に暗くなるんだなぁと感嘆する。
「んっ....」
と、ヴェルフの体が動く。同時にリリの毛布も震えた。どうやら目が覚めたようだ。
「...どこだ、ここは」
「ベル様...?」
起きたてなので、意識が混濁している。
「二人とも大丈夫?僕のこと、分かる?」
「...リリが、ベル様の顔が分からないなんてこと、ありません」
「あー...、相変わらずのリリスケの減らず口が聞こえてくるなら、俺も問題ないな」
仲がいいのやら悪いのやら分からないが、二人とも問題はないようだ。よかった、と安堵する。
意識が鮮明になった二人に、現状を説明した。すると二人は...謝罪してきたのだ。足を引っ張ったと。
僕は、そんなことはない。パーティ全員がいたからここまで来れたんだ。と伝えた。申し訳なさそうにしていたが、僕が真剣に言っていると感じ取ると、苦笑し顔が晴れる二人。
ちょうどそのとき、アイズの声がかかった。
「...食事の準備が出来たけど、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」
返事をすると、幕を除けて入ってきたアイズ。オラリオで超有名な【剣姫】のご登場に驚く二人。
「ありがとう、ご飯まで用意してもらって」
「平気だよ...出られる?」
僕は平気だが、二人はどうか分からないので、二人に大丈夫か視線で問いかける。ぎこちない頷きが返ってきた。
「大丈夫だって」
「じゃあ、行こっか」
テントを出る僕達。だが、そのままでは問屋を卸さなかった。
「なぁ、ベル。お前【剣姫】と顔見知りなのか?」
僕とアイズが普通に話していることに疑問を持つヴェルフ。
「うん。まぁ色々あってね」
「ベル様、後でその話、じっくり聞かせてもらいますね?」
「.....」
え..何さっきの?声低くない?あと、少し寒くなってきたんだけど。え、なんで威圧されているの?怖いよ。僕、何かした?と動揺する。
この後、何が行われるのだろうか。そう考えてただけで怖かった。
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「───.....仕切り直しといこう」
フィンさんが立ち上がり僕達の紹介を行った。
紹介が終わると食料が配られた。三つの果物だ。どれも甘そうなもので、甘いものが少し苦手な僕にとって、どうしようかと戸惑う。せっかく出されたものなので、勇気を振り絞り一つ食べる。あまりにも甘かったので、うっ..と涙が出た。
みんなはどうだろうかと周りを見ると、女性陣は蕩けるような顔で頬に手を当てていた。最高だ、というふうに。その様子に対して、普通に戦慄が走る。
これは食べれないなぁ。残り二つは誰かにあげよう。そう思い、アイズのほうを向く。
「ベル様、ベル様?もしお口に...
「アイズ。二つ残ってるんだけど、食べる?」
「...ベルは、いらないの?」
「うん。僕にはちょっと、甘すぎるかな」
「...それじゃあ、もらう」
ここでふと気づく。周りが静かすぎることに。どうしたんだろう。そう疑問に思う。
そして、また気づいた。みんなの前で親しそうに会話していた、この僕達の言動について。
やらかしてしまったと固まる僕。アイズも気づいたのだろう、僕と同様固まっていた。
やがて、だんだと鋭くなる視線。だんだんと冷えていく温度。
「....ベル様?」
あ、終わった。
今までに聞いたことのない低さの、リリの声が脳に響く。
「何故、ベル様はアイズ・ヴァレンシュタイン様を呼び捨てしているのですか?何故、そんなにも親しくお話されているのですか?」
リリが、みんなの疑問を代表して聞いてくる。本当に怖い。リリも怖いんだけど、男性陣の視線が一番怖い。それと女性陣の一部も。多分、今なら神を殺せるんじゃないかってぐらい殺意がこもっている。特に僕、もアイズも怖さで答えられずに、まだ固まっていた。
アイズに視線を向けると、目が合う。(どうする?僕、怖すぎて逃げたいんだけど。)(私も、逃げたい。このパルゥムの子が怖い)何故か通じるアイコンタクト。ここにきて、新たな発見である。でも悲しいな。素直に喜びたいのにこの状況ではできない。
「...アイコンタクト、しないでください。で、早く答えてくれますか?」
逃げ場はないようだ。最期を覚悟する。
そのとき。
『──ぐぬあぁああっ!?』
という叫び声が、響いた。決してここにはいられないはずの神様の声が。
すぐに閃く。この口実とともに、一旦有耶無耶にしようと。
「すみません、行かせてもらいます!」
駆けていく僕にリリとヴェルフも走り出した。アイズも、遅れながらも追いかけてくる。
入口には、既に《ロキ・ファミリア》の番人が集まっていた。
「神様!?」
「あ!ベルくぅ〜ん!」
そこには、神様ともう一柱の男神に数人の冒険者がいた。
変なところで終わってすみません。
ご報告
少し御時間いただけますと幸いです。
突然ですが、設定を変えようと思います。
理由は、先日にダンメモの周年記念ストーリーである『アルゴノゥト』編を観たからです。
変える部分は、〈アーツ〉に関してです。この創作はオリジナルで〈アーツ〉というのを作ってます。そして、アルゴノゥトが''創り使っていた''。ということになってますが、ベルが''創り使っている''に変更します。
ここからは感想からのご指摘による変更です。
それは、ベルが数千年前に産まれたという点です。
アルゴノゥトがいた時代は1000年前ではなく、数千年前となっているからです。
情報不足でした。
精霊の血だけでこんなに伸びないだろう。と思いますが、『呪い』だと考えてください。
ベルをハイエルフにしようかな、と考えもしましたが却下しました。ええ。
また、これから全ての話の部分部分を編集しようと思います。
これは、読まなくてもこれからの話に支障はないので読む必要はあまりないです。作者の自己満です。暇でありすることがない、というときにでも読んでください。
編集すると書いていますが、自分は今忙しくいろいろ遅くなります。続話も。
駄文ですが、よい創作ができるよう頑張ります。
ご報告は以上です。もしかしたらまだ増えるかもしれないので、そのとき報告いたします。
ありがとうございました。
ベルの設定のあとがきにも書きましたが、おかしいだろう。と思う部分はあると思います。それは、二次創作なので目を瞑って頂けると幸いです。
今回のご指摘は、ダンまちを深く知れる機会を得る、この創作を改める、という自分にとって大変良かったご指摘でした。ありがとうございました。
何かあれば、感想に書いてください。
次回は、18階層いろいろ、です
では、さようなら