ダンジョンで正義の味方を目指すの間違っているだろうか 作:ミズキ1627
今日はベルとダンジョン攻略をするため少しだけ早起きして朝の仕込みをした。その後時間があったため軽くランニングをして店の裏にある庭で筋トレをした。その後この世界では必要はないが前世からの習慣であり、魔力と器用のステイタスも上がるため魔術回路を生成するトレーニングをする。一汗流した俺はシャワーを浴びファミリアのみんなを起こして一緒に朝食をとった。現在の時刻は8:00。まだ時間があるので俺とベルの分の弁当を作る。装備とポーションの用意をして俺はホームを出た。
「みんな、行ってくる」
「「「行ってらっしゃい」」」
約束の10分前にギルドの前にたどり着いた。3分くらい戦闘のイメージトレーニングをしていると
「おーい、お待たせシロウ」
ベルもついたようだ。
「いや、俺もさっき着いたばかりだ。そういえばこのバスケットどうしたんだ」
「豊饒の女主人って店の店員さんに貰ったんだ。その代わり夜はそこに行くって約束になったんだけどね」
豊饒の女主人ってどっかで聞いたような気がするな。ああ、アイズたちが言ってた店か。せっかくだし今日俺もいってみるかな。
「なあベル、今日一緒にその店に行ってもいいか」
「いいよ、シルさんも喜ぶだろうし」
「ありがとな。もう時間になるしダンジョンに行くか」
「うん」
『『『『『グルオォォッッ』』』』』』
「っは」
「っせい」
俺たちは今3階層にいる。昨日のことがあったため一応安全マージンをとるためだ。今はコボルドの集団と戦っている。1人で戦っていれば囲まれていたが2人で連携して戦い何事もなく倒すことができあと5体だ。ベルはファミリアに他のメンバーがいないためか少し危なっかしいところがあるが戦いながらアドバイスをするうちにどんどん成長していった。飲み込みがいいな、こいつ。
「俺が3体受け持つ。2体は任せた」
「わかった」
エイナさんにはモンスターと戦う時は一対一を心がけろと言われているが少し横着をする。俺がいつも使っている干将と莫耶を投げる。
『『ゴッッ!』』
意表をつかれたのか2体のコボルドは反応をすることができず首と胴が離れ灰になった。
『グギャァァ!』
武器がなくなりチャンスだと思ったのか残りのコボルドが襲いかかってくる。が、
『トレースオン』
干将を手に持ち黒い閃光が光る。最後のコボルドも灰になり魔石が床に落ちた。ベルのサポートに入ろうかと思ったがベルの方ももう終わりそうだから倒したコボルドの魔石を拾うことにした。魔石はギルドで換金することができるため冒険者の直接の稼ぎだ。モンスターが魔石を食べると強化され稀に強化種となってしまうためしっかり拾わなければならない。ベルも戦闘が終わったらしく魔石を拾っているが
「ラッキー」
と喜んでいる。どうやらドロップアイテムが落ちたようだ。ドロップアイテムは通常モンスターが死んだ時灰になるがそのモンスターの以上発達した部位が独立して残ったものだ。これは武器や防具の素材になるためギルドで換金したり、他の冒険者や鍛治師と取引したりする。
『ギシャアアァッッ!』
魔石を拾いおわり少し休もうとした時またモンスターに襲われた。今度はゴブリンのようだ。ゴブリンは弱い個体ならダンジョン外にでもいるくらい弱いモンスターだがさすがダンジョン、数が多いな。それなら
「ベル、少し下がれ。少し数を減らす。」
「え、どうするの?」
そりゃそう思うよな。
「俺に任せろ」
「う、うん、任せるよ」
本来サーヴァントは基本使えないあいつと俺の特権とも言える技。
『トレースオン』
そうして弓と一本のねじれた剣を出す。その剣を矢として使いやすいように改造する。その名は『偽・螺旋剣』。そして俺はこの剣を放つ。この一撃だけでもだいぶ数を削れると思うが念のためあれも発動しておく。
『壊れた幻想』
『ぎゃぁぁ』
打ち出した剣は爆発した。今のレベルではあいつの一撃にはまったく届かないがこの階層でならこれくらいでいいだろう。
「ぼうとするな、行くぞベル。」
「え、う、うん」
なかなか動かないベルに声をかけ生き残りを倒しに行く。
「なかなかいい稼ぎになったな」
「シロウのおっかげだよ。色々教えてもらったしありがとね」
「いやお前が頑張ったからだよ。明日は一緒に潜れないががんばれよ。あと俺は豊饒の女主人の場所分からないから案内頼んでいいか?」
「もちろんだよ。6時頃にまたここに集合でいい」
「ああ、またな」
そうしてベルと別れ俺は一度ホームに戻る。昨日はステイタスの更新をしなかったし今日はしてもらうか。
「アストレア様、ステイタスの更新頼めるか?」
「もちろんいいわよ。さあ早速始めましょう」
そうして俺はベッドにうつ伏せになりステイタスの更新をする。
シロウ・エミヤ
Lv1
力 :G280→G326
耐久:F370 →F399
器用:D500 → D554
敏捷:G295 →F334
魔力:D540 →D596
「ありがとう、アストレア様。今日はパーティメンバーと一緒に豊饒の女主人って店に行こうと思うんだがいいか?」
「もちろんいいわよ。楽しんでいらっしゃい」
「ありがとな。じゃいってくる」
「行ってらっしゃい、シロウ」
そうして俺はホームを出て朝と同じようにギルド前を目指した。