ダンジョンで正義の味方を目指すの間違っているだろうか 作:ミズキ1627
「リュー姉生きてたんだ。ヘルメス様からも行方がわかってないって聞いて俺たちもう死んじゃったかと思って‥‥」
「私が生きていることは誰にも話さないようにヘルメス様に口止めしましたから」
「何でだよ‥。生きていることを教えてくれたらすぐに迎えに行ったのに」
「ダメだ!私は罪人だ。正義を捨てた私がアストレア様やあなたに向ける顔がない」
俺たちはヘルメス様からリューの復讐のことは聞いている。初めて聞いた時は悲しいと思った。だが、
「そんなこと関係ない。そんなことでアストレア様がみんながリュー姉のことを拒絶するとでも思っているのか!みんななら「しょうがない奴だ」とか言いながら必ず受け入れてくれる。俺よりあいつらといる時間が長かったリュー姉ならわかっているだろ」
「でもみんなはもう死んだ‥、あの災厄に襲われて‥。私だけ助かってしまった‥。そんな私を誰も許してくれない」
「だからこそ俺らがみんなの意思を継いでいかなければいけないんだろ!一度正義が失われたならまた取り戻せばいいだろ!」
「なぜ罪人の私をそこまで気にする!あなたが帰ってきたということは再び正義のファミリアの名を再び広めるために!正義を捨てた私に構っている余裕はないはずだ」「リュー姉は俺の姉みたいな存在で俺たちの家族だ。見捨てられるわかけないだろ!」
なかなか食い下がらないリュー姉。真面目で頑固なことは知っていたがここまでとは。残りの精神力は少ないがしょうがない。
『トレースオン』
俺はアストレアファミリアのみんなが使っていた武器を投影した。リュー姉は驚いた顔をしている。投影が発現したときにはもうリュー姉は俺たちの元から離れていったからな。
「俺は自分が見た武器を魔法で使っていた人の記憶や経験ごと複製することができる。今は俺の力が足りないから実戦ではまだ使えないがいつか偉業をなしてレベルアップを重ねればこの武器を完全に使いこなすことができる。俺はみんなの意思を継いでいく。リュー姉はどうする!」
「わ、私は‥」
まだ意思を変えそうにないリュー姉。こうなればしょうがない。最後の手段だ。
「‥‥‥!」
俺はリュー姉を思いっきり抱きしめた。リュー姉は混乱している。今だ。
「俺だって不安がないわけじゃない!このファミリアに入る前なら1人でできたかもしれない。でもみんなと出会ってから俺は弱くなった。だからリュー姉ともまた一緒にいたい!リュー姉もを乗り越えて欲しい!」
俺は未来のあり得たかもしれない俺自身に殺されかけた。だが俺はあの頑固者を認めさせることができた。だから
「わかりましたシロウ。今はまだ無理ですがいつかアストレア様とまた会って今度こそ本当の正義の使徒としてがんばりたい。だから少し待ってくれますか?」
「もちろん。俺は待ってるから。俺たちは紅の天秤亭って店を開いている。ここのみんなと一緒にいつか来てくれ。団長や新メンバーも待ってるからな」
「はい‥っえ!?団長はあなたじゃないんですか」
「ああ、そういえば言ってなかったな。アリーゼ団長だけはみんなの必死の頑張りのおかげで生きているんだ」
「そうか‥‥アリーゼが。アリーゼにも伝えておいてください。覚悟が決まったらまた会いにいくので待っていて欲しいと」
「団長なら言っても待たずにすぐここに来そうだけどな」
「たしかにそうだ。ではさよならシロウ」
「またな、リュー姉」
そうして俺たちは5年ぶりに再会し、何とか和解できた。みんなに早く伝えたいがまずはベルを追いかけなきゃな。
士郎の現在の弱点
現在の士郎は干将と莫耶以外の投影は時間がかかり、経験や能力をほとんど引き出せません。また、ダンまち世界の武器はFate世界の武器ほど使い手の記憶が込められていないため今のレベルでは経験の投影は難しい。この問題はレベルが上がれば少しづつ改善されます。