ダンジョンで正義の味方を目指すの間違っているだろうか   作:ミズキ1627

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怪物祭

神様たちの宴を含め大幅カットしました

 

「なるほど。シルさんの財布を届るようにとアーニャさんに言われたと」

「うん、ごめんね」

「いや俺もあの店にはよく行くしな。それに怪物祭にも興味あったし大丈夫だ」

俺たちはあのことがあった後も一緒にダンジョン攻略をしどんどん実力を上げている。その間ベルが豊穣の女主人に謝りに行ったり、ガネーシャ様が開いた宴にアストレア様が参加したりしていたが特に大きな出来事はなかった。今日もベルとダンジョン攻略をしようと思っていたがシルさんが忘れた財布を届けることになったらしく怪物祭へいくことになった。

『怪物祭』とは【ガネーシャファミリア】が年に一回開く祭りでダンジョンのモンスターを調教するらしい。もしかしてアストレア様が参加した宴は怪物祭の挨拶回りという面もあるのかもしれない。俺たちは怪物祭が開かれる闘技場に向かった。

 

「おーいっ、ベールくーんっ!」

「え?」

この声はヘスティア様か?前に教会であったとき以外にもじゃが丸君という食べ物を作るバイトをしているヘスティア様と会ったことがあるがベルを過剰なほど心配する様子からヘスティア様はベルのことが好きなようだ。それなら俺がとる選択肢は一つしかないな。

「ベルはヘスティア様と一緒に祭りを回ってきたらどうだ?財布は俺が届けておくからさ」

「え、悪いよ」

「いや、お前ヘスティア様と最近会えてなかったんだろ?今日くらい楽しんでこい」

ヘスティア様がいい笑顔で親指を立ててる。俺も親指をたて返した。

「じゃあなベル」

「デートがんばってくださいよ、ヘスティア様」

「ありがとう冒険者君」

次にダンジョンに入る前にしっかりからかってやらないとな。

 

「いないな、シルさん」

シルさんがなかなか見つからない。こうなったら俺が何かお土産を買っていくか?

「よう、ツグ。どうしたんだこんなところに来て?」

「お姉ちゃんがお兄ちゃんが近くにいる気がするって言ったからお母さんが行ってきてもいいって言ってくれて」

今日うちの店も怪物祭に合わせて弁当を販売しているから近くにいたんだろう。団長の勘はよく当たるしアストレア様もこのことを知っているからな。

「じゃあ一緒にまわるか」

「うん」

一緒に祭りをまわっている。たまにはこういう休日も悪くないな。

 

「ツグ、そろそろ店にもどr「キャー」なんだ?」

悲鳴とともにモンスターの鳴き声らしきものが聞こえてくる。

「悪いツグ。モンスターが出現したみたいだ。ここから今日出店をを開いてる場所は近いか?」

「うん、近いけど。‥お兄ちゃん行くの‥?」

「ああ、俺は正義のファミリアの後継者だからな。見過ごすわけにはいかな『ガァアアアアァァァッ』危ないツグ」

突然飛んできた大きな影をみて俺はツグを抱きしめ回避する。あれはたしか『シルバーバック』ダンジョンの11階層以上で出てくるモンスターのはずだ。

「ツグ、団長たちのいる方に逃げろ!」

「う、うん。お兄ちゃんも怪我しないでね」

「任せろ!」

シルバーバックは見境なく暴れている。このままではツグや周りの人が巻き込まれる。なら

『トレースオン』

いつものように干将と莫耶を手に握る。ステイタスではシルバーバックには敵わない。だが、やるしかない。

「っは」

俺はシルバーバックに斬りかかる。多少傷をつけられているが致命傷とはほど遠い。ダンジョン外だから最終手段としてアーチャーの身体能力を自身に投影することもできるがそれは自分の成長につながらない。だからギリギリまで自分の力で戦う。

俺は干将と莫耶をシルバーバックに投げる。

『グァァァ』

剣は刺さるが嫌がらせ程度にしかならない。

『トレースオン』

剣を相手に投げ続ける。市民の避難が終わればあれを使える。あとはシルバーバックの気を引き付けていればいい。‥‥よし、避難が終わった。最後にもう一度剣を投げる。あとは

『壊れた幻想』

シルバーバックに刺さっていた何本もの剣が爆発する。これで倒し切ることはできなかったがダメージでしばらくは動けないはずだ。あとは

『トレースオン』

弓と「偽・螺旋剣」を投影する。前にダンジョンでやった時と同じように偽・螺旋剣を放つ。

『グガァァァァッ』

最後に悲鳴をあげ灰になった。どうにか討伐に成功した。ツグはもう団長たちと合流したはずだしギルドに報告しに行くか。




シルバーバック戦のモデルはプリヤの美遊兄VS慎二です。士郎が戦ったシルバーバックはベルと戦ったシルバーバックよりも少し強い個体です。
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