「貴方がカミーユビダン君ね?」   作:クソザコぎつね

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カミーユ君が大人達を修正しまくるのが見たくて書きました。


黒い使徒 壱

時は西暦2015年 場所は第三新東京市

 

いつもなら車や人でごった返すはずが、そこには人影はひとつも見当たらない。それもそのはず、今ここには特別非常事態宣言が発令されており、皆シェルターにいるのだ。

 

第三新東京市のひらけた道路を青い車が全速力で疾走する。

 

「よりによってこんな時に見失うだなんて〜、参ったわね」

 

その車を動かす彼女が探している人物、それはここにいた。

 

 

 

 

 

 

 

受話器の中から先程も聞いた音声が再度流れてくる。

 

「・・・クソッ!来るんじゃなかった!」

 

乱暴に受話器を戻し、手元の写真を見る。

その写真にはとある美女が写っていて、その女性との待ち合わせの時に使うものだった。ご丁寧にキスマークも付いている、破廉恥この上ない。

 

「待ち合わせは駄目か・・・仕方ない、シェルターに行くか」

 

顔を上げると、道路に少女が立っていた。

 

(何だ・・・あの女)

 

鳩が突然飛び去り目を奪われると、先程の道路には誰も立っていなかった。

 

(何だったんだ?)

 

「うぐッ!!」

 

その瞬間、耳をつんざく爆音と衝撃波が体を襲った。

 

(今度は何だ!)

 

後ろを振り返り、山の方を見ると、軍のVTOLが数機ほど見えた。それを追ってか、山の間から黒い巨体がその姿を表した。

 

「は?」

 

考えている暇もない、その巨体の腕から放たれた槍により一機のVTOLがこちらへ墜落してきた。間一髪目の前に落ちたは良いものの、巨体に踏み潰されたVTOLが爆発し、思わず両手で顔を覆う。

 

だがその爆発が自分の方へと危害を与える事は無かった。何事かと思い顔を上げると、そこには写真に写っていた美女が車を滑り込ませていた。

 

「ごめーん、おまたせ」

 

(誰なんだ?この女・・・)

 

ここは危険地帯、一刻も早く離れなければ踏み潰されてミンチより酷いことになるだろう。

 

「早く乗って!」

 

(この子が司令の息子・・・随分中性的ね)

 

 

 

 

 

 

 

どれぐらい走っただろうか、周りには先ほどまであった高層ビルなどはなく、山が広がっている。双眼鏡を取り出し、女性が先程の巨体を覗きながら一言叫ぶ。

 

「ちょっとまさか、N2地雷を使うわけ⁉︎」

 

(N2地雷・・・軍のアレか・・・マズイ!)

 

「伏せて!」

 

その言葉と共に激しい閃光が視界を奪う。あとに残ったのは夕焼けより真っ赤な空と、焼け爛れた大地だった・・・

 

「大丈夫だった?」

 

「おかげさまで、口に砂が入る程度で済みましたよ」

 

「そいつは結構、じゃ、行くわよ、せーの!」

 

ひっくり返ってしまった車をなんとか元に戻した。

 

「どうもありがとう、助かったわ」

 

「いえ、お互い様ですよ。葛城さん」

 

「ミサトで良いわよ、改めて宜しくねカミーユビダン君」

 

「あまりその名で呼ばないで下さい・・・」

 

「んじゃぁ、ビーちゃんってのはどう?」

 

「・・・まぁ、いいですよ」

 

(父親に似て、若干頑固ね・・・)

 

ミサトは少し苦笑いするのだった。




補足 カミーユ君、何故碇が入っていないのかですが、親戚に預けられる時に親戚の名前がビダンで、外国が関係してるみたいな解釈でお願いします。

エンディング

  • バッドエンド
  • ビターエンド
  • ハッピーエンド
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