「貴方がカミーユビダン君ね?」   作:クソザコぎつね

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今回カミーユ君は逃げ出す訳じゃないんで、日常回的な感じです。


家具の裏側

雨が降り出す中、ミサトは時計のアラームに起こされた。

うるさいそれを足で器用に止め、のそっと起き上がる。

 

「ハァ・・・」

 

洗面台の前に行くと、自分の髪が湿気で凄いことになっているのが分かる。

 

歯磨きを終えた後カミーユの部屋へと向かい、ノックした。

 

「カミーユ君?起きなさい、いつまで籠ってる気?たまには顔見せて〜」

 

先のシャムシェル戦後、カミーユは学校には行っているもののミサトと顔を合わせず部屋に籠ることが多くなった。

 

「もう5日ぐらい顔見れてないのよ?心配だわ」

 

応答がない。

念の為覗いてみることにした。

 

「・・・すぅ・・・すぅ・・・」

 

机に突っ伏し、カミーユが気持ち良さそうに寝ていた。

部屋を見渡すと何やら資料などが散乱し、コンピューターには謎のプログラムが書き込まれていた。

 

(・・・もう少しだけ、寝かせときましょうか・・・)

 

ミサトはその幸せそうな寝顔を見て、少し可愛いと感じた・・・

 

 

 

 

 

 

 

「・・・で、これどうしたもんかしらねぇ・・・」

 

この家にいるのはカミーユとミサト、それとペンペンのみ。カミーユは引きこもり、ペンペンは論外。

そう、この家はカミーユの部屋を除きゴミ屋敷と化したのだった。

 

「と、取り敢えずゴミは出しておきましょうか・・・」

 

棚からゴミ袋を取り出し、ビールの缶などを突っ込んでいく。

改めて凄まじい量だ、あっという間に10袋も消費されてしまった。

 

「こんなに飲んだ覚えないんだけどなぁ・・・トホホ・・・」

 

食べ終わった食品のトレーを持ち上げると、その下からゴキブリが這い出て来た。

 

「キャァァァーーーーー‼︎」

 

家中にミサトの絶叫が響き渡る。

 

「うるさい!人が寝てるでしょうが‼︎」

 

絶叫で起きてしまったのか、襖をピシャリ!と開けカミーユが怒鳴った。

 

「ビ・・・ビーちゃん・・・」

 

ミサトがテーブルに乗っかり、涙声で何かを指差している。

 

「ハァ・・・何だそんな事ですか・・・」

 

「何だとは何よ!あんな恐ろしい物見たくないわ!」

 

カミーユの視線は冷たい。

どうやらゴキブリは平気なようだ。

 

「まったく・・・」

 

新聞のチラシを丸め、装備する。

 

「無駄な殺生を・・・またさせる!」

 

最早凶器と化したチラシがゴキブリに直撃、一撃で仕留めた。

 

「あ、ありがとうビーちゃん、感謝するわ・・・」

 

「いや、まだ終わっちゃいません」

 

「へ?」

 

「遊びでやってんじゃないんだよ!」

 

それからのカミーユの動きは早かった。家具の裏に潜んだゴキブリを叩き殺し、卵を見つければ焼却処分した。

これによりミサトの家からゴキブリは完全に居なくなったのだった・・・

 




次回も日常回にするつもりです。
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エンディング

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