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先日とは違い雨は降って無いが、今日は湿度が高かった。
「まったく、やんなっちゃうわね」
湿気は髪の大敵だ。
カミーユの部屋へと行き、ノックする。
「ビーちゃん?起きてる?」
返事はない。念の為、襖を開けるとそこにはカミーユは居なかった。
あるのはあちこちに張り巡らされた配線と、謎の設計図らしき物だけだ。
「まさか・・・ん?何かしらこれ」
そんな中、唯一整頓された机にポツンと置かれた紙に気づいた。
「え?」
紙に書かれた言葉を見た時、ミサトは目を丸くした。
"病欠します"
それしか書かれていなかった。
「で?本当にそれしか書かなかったの?」
「そうだ。文句あるか?」
「大アリだよ!」
「うせやろ・・・」
カミーユ達三馬鹿トリオはススキが辺りを覆う野原の中、キャンプしに来ていた。
「まぁ、良いや。取り敢えず二人共何か持ってきたか?」
「「何も」」
「嘘だろオイ」
「まぁまぁ、そんな落ち込まんでも」
「そんなに気にすることか?」
「気にするよ!僕が三人分用意してなかったらどうするつもりだったの⁉︎」
「ケンスケだしなぁ・・・」
「せやせや、お前さんを信じとったで」
「ハァ・・・とにかく二人共森に行って薪を取ってきてくれ。出来るだけ多く」
「ワイに任せんしゃい!どっさり持ってくるで」
「面倒臭い・・・」
「まぁそう言わずに」
森の中、手頃な木を集めながらトウジとカミーユは話していた。
「んでな?妹がずっとエヴァの話してくるんや。毎日話すもんだから流石に厳しいわ」
「それだけ心に残ったって事だろ・・・でも二人揃ってとはな、お前それでも兄かよ!」
「その件についてはホント申し訳ないと思っとる!なんなら殴ってくれてもかまへん!」
「そうか、んじゃ遠慮なく」
カミーユの不意打ち右ストレートがトウジの顔面を襲う・・・!
「帰ったぞ」
「おぉ、お帰・・・お前ら何やってたんだ」
「気にすんな、男のケジメってもんや」
トウジの右頬には隕石でもぶつかったのかというぐらいの痣が出来ていた。
「そうか・・・薪の量も充分。んじゃ火ぃつけるぞ」
辺りもそろそろ暗くなって来ている。ケンスケは慣れた手つきで火を付けた。
飯ごうに米と水を入れ、持って来た串で肉を突き刺し、両方とも火にかけた。
「・・・夜は良いよなぁ」
「なんや急に」
「あのうるさい蝉が鳴かないから」
「毎年増えてるらしいぞ、生態系が戻ってるってミサトさんが話していた」
「ミサトさんねぇ・・・」
「あんなべっぴんさんと一つ屋根の下暮らしてるとか、お前ほんと幸せなやっちゃで」
「しかもエヴァンゲリオンも操縦出来て・・・一度でいいから思い切り操ってみたい!」
「物好きやな」
「・・・冗談でもそんな事言うなよ?」
カミーユは見るからに怒っている。命をかけて必死にやっているのだ、そんな遊び半分に言われても困るのだろう。
「あぁ悪い・・・お!そろそろ出来上がるぞ」
「待ってました!」
飯ごうからは溢れた水がこぼれおち、焼いた肉はいい焦げ具合だった。
テントに三人共、川の字で寝ることにした。
「ケンスケはいつもこんな事やってるのか?」
「ん〜まぁな!」
「こいつは筋金入りのミリオタやからな」
「あ!そういえばこの前の戦いでお前の使ってた銃、使徒には効かなかったよな」
「傷一つも付かなかった」
「それでちょっと考えがあるんだけど・・・」
この時カミーユとケンスケが考えた、とある物が活躍するというのは後の話・・・
キャンプを終え、カミーユは自宅へと帰った。
「ただいま〜」
「ビーちゃぁぁぁぁん‼︎心配してたのよ!」
「・・・酒臭いですよミサトさん」
心配だったのか、ミサトはカミーユに抱きついて離れない。
だが鬱陶しいと思いつつも、悪い心地はしなかった・・・
補足 原作だとカミーユは家事とかそういうのがてんで駄目なわけで、ファにやってもらってたんですけど、流石に自分の部屋ぐらいは掃除できるんじゃないかなと考えたので、その設定にしてます。
ちなみに料理は作る人、今はいないからレトルトやインスタントで済ませてるらしい。
エンディング
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バッドエンド
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ビターエンド
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ハッピーエンド